<Lesson #10>

11/3,晴でもなし,曇りかな。

先週の練習以降,どうも調子が悪く,会社でもフラフラ状態。
観念して医者へにかかり,さすがにダメ〜!と会社も休もうと連絡を入れたら,
なにやら仕事上でややこしいことになってる上,会議やなんやで休めず。
悪寒と洟垂れ&ゲホゲホ状態なのに…(^^;;)
さすがに定時で帰り,薬を飲むためだけの食事を採り(苦笑),就寝…

という一週間を過ごし,だいぶ復調したとはいえ,鼻,咽はまだおかしい状態で
迎えた10回目の練習日。


<テノール I,II>

そろそろ座席券配布の頃で,一部のクラスでは始まっているようです。

我らが大阪Gクラスは先々週くらいからその準備のため,受付時に
「テノール,I と II がありますが,どちらでしょうか?」
と聞かれていました。しかしながら,マーチのところはまだやっておらず,
「すいません,まだ決まってません」としか答えようがありませんでした。

でも,来週は座席券配布なもんで,今日の受付では,
「まだ,その箇所はやってないんですが,昨年の例だと”好きなほうやって!”と
なるでしょうから,取り敢えず,I にしときます。」
となんとも
無責任な答えをしておきました。(笑)


<ピンチヒッター>

今日は有元先生じゃないことは知ってのとおり。
花月先生はといえば…オペラの本番があるというインサイダーな(笑)情報を入手しており,
別の方が来られるということだけは知っていました。

今回は,
磯野先生という方で,昨年今年通して小生ははじめての先生です。
ピアノも藤沢先生という方で,初めてでした。
磯野先生,なんでも,講師として皆勤なんだそうです。
ピアノの先生も同じく,だとか。いやはや,スゴイです。

#後で調べたら,大阪音楽大学名誉教授とのこと。またまた,スゴイ,です。


<いやぁ,それほどでも…>

先ずは軽く体をほぐす。そして呼吸法の練習。
肩を上げずに一杯に活きを吸って,5回に分けて全て吐き出す。
肋骨の最下段あたりに手をあてて,横隔膜が上がってくる様を感じながらしっかり吐き出す。

そして発声練習。
「ま」「ぱ」「ば」「まめ」「となりのビアガーデン」「まつたけどびんむし」のいずれでもなく(笑),
とくに言葉の指定はなく…多くの方は「あ」だったように思います…音程を上げて,下げて,をやりました。

「高い音は決して無理して出さないこと。のどを痛めますよ,とくに練習の最初ではね」

初心者クラスとは言え10回目ということもあり,「少し残っているところをやって,全体をさらって行きましょう」
ということで,今日の方針が決定。

磯野先生,「
このクラス,発声が大変よくできております」とお褒めを戴きました。

いやぁ,それほどでも…f(^^;) (←おい!)
#なんせ,花月&有元組ですから!


<起立!>

P52のPrestissimoから。
全員起立!やっぱり立って歌うのはいいですね。相応に緊張感が出ます。
パートごとに練習するときは座らせてくれますが,通してやるときはこの方がいいように思います。

早速,”Millionen”で指摘を受けます。
「ミリオーネン」ではなく「ミッ リオーネン」のイメージで。
”W”の部分は,下唇を噛んで発音すること。とくにここはやたらと速いんで適当になりがちなんで,注意すること。
”Kus”も「クス」ではなく「クゥース」のつもりで。

この後の”der ganzen Welt !”は,テノールだけ下がります。
で,テノールだけのパート練習のとき「ん〜,
低い人がいますね…」何度やっても,首を傾げて「ん〜…」
お手本,ということで歌ってくださるんですが…それ,ソプラノですよ…って感じの雰囲気がテノールパートから
漂ったのか,先生,楽譜を確認。

失礼しました!そう,下がるんですよね,ここ(笑)」

というひと幕もありました。


<アルト,絶好調?>

そして有元先生のご指導戴いたところを超えて,P53,869小節以降。
今日の
アルトは絶好調? 磯野先生から「難しいところの方がよくできますね。」
でも,「何度やっても音程の取れない方がいらしゃいます」

このあたりは息継ぎがしにくいところで,
「ブレスは自分で決めてやってください。少々休んでも大丈夫(笑)。リズムが狂わない程度にね」
とのことででした。


<そうでしょう,そうでしょう>

P54,879小節〜。今年の初出,未開の土地です。
高いところが出てくるわ,上がったり下がったりするわで,大変なところです。

「(声が)出なかったら,裏声でいいから。オクターブ下げたりするのはだめ!」

P55からは,ff,sf を意識すること,しっかり出そうという意識を持つこと,といわれていました。

895小節から2回続く”gan-----------zen”のところは,
「実際はもっと速いんですが,
音をつなぐよう注意すること」
と言われました。

テノールのパート練習のとき,
素晴らしい声をお持ちの方,2〜3人,いらっしゃいますね」
#そうでしょう,そうでしょう。
自分じゃないけどね。(笑)

全ての人ができてるわけじゃないですけど…」
#そうでしょう,そうでしょう。
自分かもしれないけどね。(笑)

アルトは,「1箇所を除いて,素晴らしい!」
やはり今日は
アルト絶好調の日ですね。
その1箇所とは897小節目の終わり,下から一気に上がるところ。901小節もそうですね。
アルトに限らず,テノール,バスとも一気に上がるんで,非常に難しいところです。

P57,915小節目から。
”Tochter”の”Toch”まではPrestissimo,そのあとはMaestosoで遅くなります。
そして,それまでは ff ののりできて,”Elysium”からは p になる。
”Elysium”は遅れないように,との指示が飛びました。

たしかに,
速度と強弱がごっちゃになってて,弱いと遅いが一体化している感じはありました。

また,「音程がいろいろありますね,のびのびしすぎ!」なんて,いわれてしまいました。
最後の”funken”は「ふんけん!」と一気に歌うのではなく,「ふん-けん!」と気持ちだけ間を
置くような感じとのことです。

このあと,P46,S,795小節〜をおさらいしました。…えーと,どんなこと,言われたっけ??

笑えるネタも結構あったように思うんですが…記憶が飛んでる…

#風邪の所為?病み上がりだから?単に”ぼーーーー”としていた?
#いやいや,自分のパートに集中していたから,ということにしておこう。ウン。


<おさらい,一気!>

じゃぁ,アタマからさらいましょうか,ということで,P9の男声”Freude !”から。

P10,D,257小節〜。テノールは上がったり下がったりがあるんですが,下を犠牲にしてもいいから,
上をしっかり出すように,そして,テンポを急がないこと。

P12,E,285小節〜。ここは一発OKを戴きました。

P15,G,313小節〜。ここも概ねOKでした。
322小節からの
スタッカートですが,一万人の第九ではあんまり気にせず歌われているとのことでしたが,
原則としてはやる,とのことです。
最後の”Go------------tt !”,結構きれいでしたね。先生も意識してかかなり引っ張りました。

P20,411小節〜。マーチ。実はここ,初出なんですよね。
小生は2回目だからどっちを歌うかを決めてましたが,全く初めての人は,
どちらを歌うか戸惑ったことでしょうね。

#でも,形になっていたのは,なぜ?(笑)

”freudig”=「ふろいでぃっひ」の「ぃっひ」を早く切りすぎとのこと。
もう少し伸ばしてから切る様に。「ふろいでぃっ-ぃひ」って感じかな?
それと,”zum”も,「ツム」ではなく,「ツーゥム」という感じで,という指導が入りました。

P25,Mでは,
「(譜面を)外して!」との檄が飛ぶ。これといった指摘はなかったように思います。

P31,631小節〜。ポンと出ないこと,と指摘されました。
また,635小節の”Ahnest”のでだし,「…大きすぎ。ここはppですよ」

P33,650小節〜。ここは初めてやったとき「あまりといえばあまりの仕打ち…」と花月先生に言われたところ。
磯野先生は「言葉を覚えておけば,あとは棒を見ておればいいんです,ちゃんと合図しますから」
おお,なるほど。ちゃんと振ってくれてますね。

P34,655小節〜。フーガのでだし,「自信を持って!」と言われました。
それ以外は特に指摘はなかったような気がします。

P41,734小節〜。テノールは,”(Ah)nest”が
早すぎ,そして,”du(den)”が遅れてると指摘され,数度やりなおし。

P43,758小節〜。”ein”のところ,クレッシェンド-デクレッシェンドはかなりテクニックを要するところなんだそうですが,
しっかり意識して歌う様に,とのこと。

P47,809小節〜。4つ目の”Alle”,もっとしっかりと出すこと。
次の”(Men)schen”は p であること,次の”wer(den)”はクレッシェンド,とめまぐるしく強弱が変わるんで,
よく意識しながら歌うことが大事だそうな。

あとのPrestissimoは,今日やったばっかりということもあって,すんなりといったようです。

#あうぅ,面白くねぇ書物になってるなぁ。淡々とやったことを書いてるだけ…
#この間にも色々あったはずなのに。


<褒められた大阪G>

磯野先生のお話も,花月先生,有元先生同様,テンポよく,楽しいものでしたが…
いけませんね,その場では大笑いしていたのに,すっかり忘れてしまっている。f(^^;)
第九を歌う心構えのようなことも仰ってたのに…
あかん,忘れてるよ

指導の方法はかなり違う印象を受けました。
花月&有元両先生は,どちらかと言えば,
「だめじゃん…だから,ほら,そこをもう少しこんな感じで…ほら,できたできた,ぐっど!」ってな具合に,
上から引っ張り上げてくれるような感じかな。

磯野先生は「いいですよ,いいですよ,でもそこをね…こうすると…いいでしょ,ほら,いいでしょ」ってな具合に,
下から押し上げてくれる感じ。

#わからん!って?
#少なくとも,我々大阪Gの面々が
今までになく(笑),予想外(爆)に褒められたというのは事実。
#褒めてうまく乗せていってくれるんですね…

あと,棒の振り方が全然違う様に感じました。
磯野先生は必要最小限しか振らないって感じで,かなり集中して見てないと合わせられず,
慣れるまでに多少の時間を要しました。
どの先生の振り方がいい,わるい,とかではなく,結局は
よ〜く棒を見ておく必要がある,ということ。

体調的には「エネルギー充填,60%」な状態だったこと,鼻詰まりだったことなどで,結構疲れました。
やっぱり体調を整えないとダメですな。

帰りに,磯野先生にサインを戴きました。まぁ,サインというより寄せ書きしていただいたという感じですね。
ペンを返してもらい,さぁ帰ろうかというとき,やはりサインを貰いに来られた方が,
「こーへさん,ペン,貸して!」「ん?(なんで小生の名を知ってるの?)」

#う,HNと顔が知られてるよ…(笑)
#サイン,練習しとこうかな♪ ←おいっ!


・・・・・・