<Lesson #11>
11/10,晴。結構暖かい。あんまり厚着してこなくてよかったよかった。
他のクラスではレッスン最終回を終えたところもある様です。
ウチのクラスも,今日を含めて2回のみ。早いもんですね。
で,座席券配布がありました。
小生は…なんとアリーナ席!
いやぁ,日頃の行いがいいんですかね。(←いや,どうだろ?(笑))
この席って,嬉しくもあり,怖くもあり,ですね。
席に見合う技量の無いのが,たまに瑕。(--;;)
さて,今日はレッスン前に仲間内で密談。
A:「のぅ,越後屋」
B:「なんでございましょう,お代官様」
A:「そろそろ山吹色の菓子が食いたくなってのぅ」
B:「それはそれは。明日にでもお届けに参りましょう。その代わりといってはなんでございますが…」
A:「件の話じゃな,任せておけ。…にしても,おぬしも悪じゃの」
B:「お代官様こそ…」
A,B:「ふぉ〜ほっほっほっほ…」
ってな話はしておりませんが…密談は順調に進んでおります。
おっと,だいぶ話がずれました。
<テノールI,II決定>
今日は花月先生,山本先生とも出席。上の回廊からの登場です。
実は今日のレッスン,あまり細かくは覚えていない,というか,ほとんど
楽譜を見なかったんでメモを取れなかったんですね…
とはいえ,メモを取って,覚えている範囲で書いていきましょう。
まずは発声練習から。
そういえば花月先生のレッスンでは,軽く体操というのがないですね。
「ま」の発声から。あとの音につなぐ,つなぐ,つなぐという感じで,決して
咽をしめずに遠くに飛ばす様に。
#今までの先生も,言い方は違えど同じように仰ってました。
次いで「ぱ」。これは軽く楽しくということで,同じ音階で2度繰り返しての練習です。
これ,結構疲れるんですよね。そういえば,昨年は3度繰り返しというのもやったなぁ。
発声練習を終え,練習本番です。
いつものように(←いつも,になってるよ…),「こーへーさん,どこやりましたっけ?」
「一通りやりました。ただ,マーチの所でI,IIの切り分けをやってなくて,ちゃんとした
練習はやってません」と答えると,
「じゃ,Iで歌った方!(挙手)」「IIで歌った方!(挙手)」「…じゃ,これでいきましょう!」
なんといい加減な…(笑)
#他のクラスはどうなんでしょう?偏りが多かったりすると…?
<だって…>
えーと,順序が頭ン中でごっちゃになってるんですが…頭からおさらいです。
で,ホントにアタマのバリトンソロ。
「じゃ,こーへーさんにやってもらいましょうか!」
思わず,「じゃぁ…」と立ちあがろうとするのを抑えて…じゃ無くて,冗談抜きにびびりました。(^^;;)
#そんなところで,小生をいぢらないでください!(笑)
P10,Dから。
それに先だって,「ここ,どんな気持ちで歌いたいですか?」「こーへーさん」
「!…っていわれても…最初の出だしなんで,とにかく滑らない様に…」
…場内の失笑をかう(--;;) だって…ホントのことなんですから。
他,ソプラノ,バス,アルトと指されて,それぞれが答える。
「神に抱かれるような気持ちで…」(だったかな?)
「とにかく,みんなに遅れない様に」とかのコメントが出ました。
「そう,そんな気持ち全部まとめて!」
何度か手直しされましたが,258小節目”binden”のところ,ぴったり合わせる様にとのことでした。
続いて,P12,E。
ここも色々と言われましたね…間違いを恐れない,積極的に忘れる!
何度もやって,覚えているものだし,案外言葉は出てくるもの。
今は練習だから間違いを恐れてはダメ,忘れるんなら今の間に積極的に
忘れましょう,と言われました。
P13,290小節目のdim.の箇所,「すーっと逃げて行く」ようなディミネンドではなく,
「そーら追いついた」って感じのディミネンドにすること。
<リミッタ解除!>
P15,G。
でだしの”Kusse”,ここは何度もやりました。とにかく,遅い,と。
315小節目,”einen”の”ei”でリズムを戻すこと。とかく,走りすぎやすいって事でしょうか。
なんでも,
「リズムがわからなくなると言うのは仕方が無い。けれど,今はピアノで伴奏しているから
まだマシであって,これがオケだとさらにわからなくなるよ。リズムはどこかで必ず確認すること。」
なんだそうです。
321小節目からの”und der 〜”の箇所,パコーン,パコーン,パコーンと歯切れよく出すこと。
329小節目の”vor”から次の”Gott”までに,しっかりと「ためる」こと。
パコーンと出ることが肝心ということですね。
ff がそこここにあるわけですが,最大限の声を出して,さらにそのもっと上のもっと大きな声を
出さなくてはならない,と。
曰く,「皆さん,高速道路を車で走りますよね。高速道路で100km/hで走ってる感じなんです,
いまのは。これをですね,180km/hを超えるくらいのスピードで走るつもりで歌ってね。
そう,”よっしゃ!パトカー,振りきったぞ!”って言うように(笑)。ある一線を超えた所に
芸術の感動があるんですよ」
#180km/hか。国産車じゃリミッタが効いて,これ以上でませんね。リミッタ解除しなくっちゃ。
#でも,ホントにやると,「そこの車,左によって止まりなさい」だな。
<統制の取れた酔っ払い>
さて,P20,411小節,マーチ。
かなりいい加減(笑)に決めたIとII。
案外そのいい加減(えー加減)さがいい加減(よい加減)なのかもしれません。
というのも,「統制の取れた酔っ払いの行進」。
よたよたしてはいるものの,要所要所はぴっと合ってる。そんな感じが必要なんだそうです。
たとえば,”(Lau)fet”,”(Freu)dig”といったところは,ぴっと合わせないとだめらしいんですね。
P25,M。
ここは, sf をしっかり意識してパンと出すこと。550小節の”(Elysi)um”やP26,558小節の”(Heilig)tum!
”は,
伸ばさずにスグ切ること。
P27,574小節の”weilt”は意識的に少し長く歌って,次に続く意気込みを見せるような気持ちであること。
P28,590小節の”weilt”は,歌いきった達成感を出してもらって結構(笑)だとか。
ここは山が二つるから,「二つ目の山を登るために,一つ目は体力温存」なんてちんけなことを考えずに,
一つ目の山は頑張る。二つ目の山はもっと,もっと頑張る!つもりで歌いきれ!と。
<時には歌わないことも>
P28,591小節。
ここは緩急が大事。それも明らかに緩急をつけることが必要です。
616小節,”lieber”は,レガートにすることで次の”Vater”が活きてくるんだそうです。
また,619小節の”Bruder”のあとに休符があるんですが,「音楽を止めない」ように。
うーん,難しいぞ…。
626小節,”wohnen”のところは,楽譜にはありませんが,ディミネンドをかけてあげると,
すぐあとの静かなところがきれいに聞こえるんだそうです。
歌わずに山本先生のピアノだけを聴きながら…皆さん,納得。
<何か,わかんねー>
P31,627小節から。ここは,ほそーい糸を手繰り寄せるような感じで,何かわからんような
でだしでいいんだそうです。
632小節の”nieder”は,「とぼ,とぼ」って感じぐらいがよいそうな。
で,早速練習。「素晴らしい!何かわからなかった!」
635小節目,pp からはじまる”Ahnest”。ここは「大きすぎ!」と注意されました。
ちょうど先週も同じ注意をされましたね。…学習能力,無し?
642小節,”(Sternen)zelt !”は短く切らないで,心持長く伸ばしてちょうどいいそうです。
P33,647小節からも,「何を言ってるのかわからないくらいがよい」んだそうです。
そして,P34のフーガ。
とおもいきや,時間切れで一度流して歌って「やらないと気持ち悪いでしょ,来週はここからね」
ということで終了しました。
<時間が無い!>
だめですね,終盤になると,どうしてもやったところをベタ書きするだけになちゃいますね。
今回もかなり笑わせてもらったのに。
途中,どうしても指揮や伴奏に合わずに先走りしてしまうところがありましたが,
さすがに皆さん11回目,棒を見て,伴奏を聴いてることもあって途中からうまくズレを
補正していましたね。
花月先生の顔を見てると,「あ,すべりかけ…っと,戻った戻った,あー,止められた」って
いうのがよくわかります。(笑)
しかし,止められてばっかりですよね…次回が最終回,もう時間が無い!
そういえば,なにやらビデオカメラを回していた方がいましたね。
所謂ホームビデオでしたが…デジタルタイプなんで,ある程度の画質はある…
もしかして,MBSなの?