<Lesson #8>
'02.10.20 曇り。
今日は,欠席の予定でした。
町内会の運動会で,リレーの選手に選出されており,レッスンには行けないはずだったのです。
しかし,真面目に走ったにもかかわらず我らの町会は予選敗退,午後の決勝は出なくても
いいことになりました。…よし。(小さく,他に悟られないようにガッツポーズ)
ただ,町会長から「弁当配るから,それまでは待ってて」と言われ,AM中は運動会を観戦。
お昼に弁当を貰ってから,そそくさと帰る。
…んー12:00か。今から着替えて,電車で行けば,まず間に合わんな。バイクだ(笑)。
”やわ”km/hから”ゆわ”km/h程度のスピードで走る。いけませんねぇ(笑)。
ネズミ取りと追尾にだけは気をつけて走り,12:25には練習会場に到着。
ま,間に合った…
<今日のメニュー>
今日の先生は有元&山本ペアです。
10分ほど遅れて発声練習からはじまる。
まずは「ま」。次に「ば」。
この「ば」というのは,唇を合わせて発音するケースの練習の様です。
次は「ろ」これは巻き舌の練習を兼ねてる様子。
今日のスケジュールの発表!
1.各パートを二つに分けて歌う。
お休みの人は,周りの音をよく聴くことができる。
歌う人は,お客を前にして歌う練習になる。
という効果があるそうな。
2.各パートのなかに,違うパートの人を二人ぐらいをコンビにして,散らして配置して歌う。
これをすると,歌えないところがはっきりするそうな。
う〜みゅ,一つ目はともかく,二つ目のはなぁ…ソプラノの中に配置されようもんなら,
ソプラノで歌っちまうぞ!
#引っ張られたら,だめぢゃん…
さて,いかなる事になりますやら。
<なぜに”ういろう”?>
さて本題。今日はP41,730小節目,Rからやりました。
バスからpではじまるところ。バスの人数が少ないんで,前席側に集めてから練習です。
ここは,なにかに取り憑かれたように歌うんだそうな。
で,伸ばすところはきちんと伸ばすこと。例えば音の長さが次のような場合,

この赤いところのように,音符の長さ分,引っ張らないとダメなんだそうですが,

こんな感じにしか聞えないので,意識して歌うことが必要。
何故か”ういろう”を切って,所々抜いたようにもとの厚みにまま,長さを保つ様にとの事でした。
アルトは,738小節の”Such'”の入りをかなり訂正されてました。息をしっかり出して,口の空いた状態で,と。
<強いソプラノ>
745小節の”〜zelt!”は短くパッと切り,次の”Bruder!”の”Bru-”は弾けるように,
”-der!”は「でぇる!」と言うぐらいの気持ちで,”!”は,ぶつっと切って呼びかけて反応を待つ。
そしてもう一度”Bruder!”と呼びかけるんだそうな。
で,音程が変わるパートのアルトとテノールは,意識的に強くしないとソプラノ,バスに負けるらしい。
まぁ,ソプラノのパワーは強大ですから…と思っていたら,
先生も「このクラス,ソプラノが強いですね。…若いのか?」
#なんせ,花月組みですから。(笑)
ここからは高いところが,しかも長く続くところです。
「ほらほら,テナーは苦しまない!」ってなこといわれても…ねぇ
…やっぱり小生にはテノールはきついんですかねぇ?
おしりの方,”〜Vater wohnen”のところ,テノールは一刀両断にされます。(笑)
「…ハモってないね。まぁ,こんなもんでしょ」
最後の”nen”のところ,ソプラノは「羽根をつけて飛んで行くつもりで」。
ソプラノが一番長く残ってちょうどいい感じになるようです。
<5度>
このあたり,音楽学(っていうのか?)的には「空虚(空隙)5度」…って聞えたけど…なんだそうで,
3和音の真ん中が抜けてるらしいんです。で,楽器でいえばホルンの音。あーわかんねぇ!
しかし,そいうえば,この間見たTVでやってたぞ…19世紀までの音楽では禁じ手だとか。
で,あのゴジラのテーマで有名な伊福部 昭は多用しているそうな。
もちろんゴジラのテーマもこの5度の上に成り立ってるらしい。
「こんな感じ,こんな感じ」ってことで,”テノらー・マサ”さんだと思われる方が,
先生に壇上へ引っ張り上げられて,聴かされてました。
壇上では結構いい感じに聞こえるそうです。
なんにせよ,「自信を持って歌うこと」なんだそうです。
しかしなぁ…
うーん,花月先生はアルトを,有元先生はテノールを徹底的に指導して戴いてますね,
この大阪Gクラスでは。
<究極の横入り>
次はP46,795小節,Sです。
ここはソロの中にコーラスがいつのまにか入ってきて,いいところをコーラスが乗っ取ってしまうという
「究極の横入り」です。先生曰く,ソリストがお膳立てして,いいところをコーラスが持って行く。
そのあとソリストはめんどーに(笑)歌い上げるところなんだそうです。
それから,Prestissimoに入る直前の”Flugelweilt”の”elt”を最後に誰がいうか,ソリスト間での
探り合いがあるという所でもあるそうな。
アタマに”cresc.”というマークがあるわけですが,
アタマからだんだん大きくなるよりも,
Deine Zauber
Deine Zauber
binden wieder
binden wieder
was die Mode streng geteilt !
という感じで,最初のDeine Zauberはささやくようにいうものの,次のDeine
Zauberはぴしっと歌うこと。
”(str)eng geteilt”のところ,「えんげったいると」ではなく,「えんぐげったいると」なんだそうです。
<音楽と数学・物理は同じ?>
次の”Alle Menschen”の出るところ,なかなか揃いません。最初が休符なんですね。
佐渡練では「ポン!あ」を繰り返しやりました。今日もそれをやりました。
で,何を思ったのか,先生,いきなり「ポン(休符のところ)」で秘密兵器(?)の「夏目漱石」を出す…(笑)
「ん!,あぁ?!」ってとこですね。
#残念ながら,効果はいまいち。近頃の奥様方は,留任が決定している”福沢諭吉”でないと…(笑)
#後ろの方々は,何を持っているのか,わからなかったんでしょうね。
”Alle”はもちろんなんですが,そのあとの”Menschen”もしっかりと音を出すこと。
オケ(伴奏?)の譜面には”Men”に相当するところに
f がありますよね。
P48,812小節,”sanfter Flugelweilt”,アルトはもっと色っぽく歌うことが求められていました。
ソプラノは小さな音符(=装飾音符というんだそうな)のところでいくつか指摘がありました。
実の音を歌うのが正解で,これをしっかり出すこと。それに装飾音符を付加するように,と。
物理法則にしたがって,エネルギーの高いところから低いところへ。…えーと,運動量保存の法則だっけ?
「音の自然落下」と先生は形容していましたが,高い所から落ちて行くように,自然な流れで装飾するんだそうです。
ってところでほとんどの時間を消費,今日の予定であったパート分割&席替えは全くできず((^。^;)ホッ),
フーガから通して歌いました。時間があれば止めるんだろうな…っていう顔をしながら指揮する先生。
ずんずん進んでフーガは終わり,Rの部分。ソロのパートを先生は自在に歌い,Sに突入。
P48,814小節までやっておしまい。
「中途半端で気持ち悪いね」
#途中,止められたんだけど…どこだっけ??
で,宿題が出ています。
Prestissimoのところ,早口言葉のつもりで歌詞を覚えること!