<Lesson #3>
'02.9.15 曇り
秋らしくなってきた?
今日は,寄せ書きの日。さっさと書いて会場へ入る。カメラマンがいる。プログラム用のスナップを撮ってる。
しまった,もっといい服を着てくるんだった!
アンケート用紙も設置されていた。ちょっとひねった事を書いて,今年も掲載を狙おう!
今日は花月先生,山本先生とも出席。
今年初めてってこともあって,自己紹介から始まる。
4月から8月まで,イタリアでおいしいものを食べて過ごしてきました…って,いいねぇ。
最初はやっぱり発生練習から。
「発生練習のレパートリーは二つあります。けど,今回は新製品。”あ”でいきます。」
「こーへーさん,いいですか?」って,おい,名指しかい!
#はい,おっけーです。
”あ”というのは,案外難しいんだそうです。確かに,母音のひとつでもあるから,色んな”あ”がありますもんね。
「ええ声を心がけてください。しわしわスイカよりも,つるつるのスイカのほうがいいでしょ,だから,つやつやの
ええ声を使ってください」だって。
それと,レガート。これ,イタリア語だそうな。一連の音を切らずに続けて滑らかに,との意味。
反対語がスタッカート。おぉ,なるほど。次の音(演奏)につながるようになめらかに,との意味。
”あ”の次は,得意技の”ま”。柔らかく,レガート,レガート。
”パ”にいくのかと思ったら,出し惜しみされてました。次回以降のお楽しみです。
「えーと,何処やったんですか?」
…あのぉ,申し送りってこと,やってないんですかぁ?って思ったりしましたが…
ありゃ,目が合っちゃいました。
「10ページ,Dは終わりました。12ページ,Eは終わりました。それと,Mもやりました」と云う。
「あぁ,Kusse〜はまだです」
「僕もね,1年ぶりなんですよ,第九。皆さんと一緒に勉強ですわ,ははは」
ってことで,10ページ,Dからおさらい。
いかんなぁ,出だしが合わないばかりか,音もばらばら,ずれまくり。たった8小節なのに。
1拍,3拍の音を立てて,とのこと。
あまりに合わないんで,全員,手拍子で練習。パート毎に手拍子と歌詞を入れて歌う。
「奇数月の方,手拍子で」
だんだん合ってきます。そこで,もう一度,皆で歌う。あぁ,なるほど,合うじゃないですか。
そんでもって,Bruderのところ,意識的に,わざとらしく音を立てて歌え,と。
次は12ページ,E。
ここもかなり指摘されました。
「元々の音(我々の声)が小さいんで,dim.は今は余り意識しなくてもいい,大きく歌うことを考えて。」
まずは,なんとなーく,小さくなったと思えばいい,って云われました。
#果たしてこれ,いいんでしょうか…だめぢゃん。しっかり声を出さないとね。
テノールはもっと元気よく,今の5倍の大きさで!なんて云われちゃいました。
それに,”nur”のところ,ここだけ気張って高い音を出そうとしないこと,前と同じラインで丁寧に出して,とのこと。
上から見て,聴いてるとやっぱりわかるんですね…気張ってました,わたし。
次は初出の15ページ,G。
ここは高いところが連続して,難しいところです。
「高いところを丁寧に。歌詞通りの母音を出す事よりも,音程を合わせるように気をつけて。」
ここはホントは結構速いところなんです。
昨年は明石先生が担当されて,「鉄橋鉄橋鉄橋って書いとき!」って云われたところ。とにかく覚えて突っ走れ!ってとこでした。
今日は,かなりゆっくりとしたペースで練習。
先生曰く「よくこんな難しいところ,覚えられますね?!って知りあいの指揮者に聞いたら,難しいから覚えないとだめ,
見てたらできん,だってさ。」
なるほど,云われてみればそうですな。それにしても,合わない。ゆっくりなのに,合わない。
そのうち,先生,山本先生に「伴奏はいいから,パートのメロディを弾いて…これってね,ピアニストのプライドを
傷つけるようなことなんですけど…」ですって。う〜みゅ。
この部分って,2枚目にならないとだめだそうです。どうやって2枚目になるのかって?
ぬけぬけと,間違っても涼しい顔で(笑)。とにかく,覚えて一気に駆け抜けるって事ですね。
ようよう,合ってきたとき,「ぼくね,歌手になる前は指揮者になりたかったんですよ。けど,ならなくてよかった!」だって。
はぁ,それほど合ってなかったのね。わかってたけど。
テノールパートもかなりやられました。奇数月生まれの人!偶数月の人!…「奇数月の人,ダメ!」って,
#あたし,奇数月なんですけど。
せわしないところの後の,”und der〜”は結構きれいに大音量だった様に思います。
陶酔,とまではいかないまでも,いい感じでした。
ソプラノ,325小節目の”steht”とのところ,「待ってました,この音を待ってました!!」って感じで,
パンとだそう,とのこと。「これ以外は休んでてもいいから…」って,あかんがな!
最後の”Gott”は結構きれいでした。「〜っト!」のあと,CMが入るくらいのつもりで,って。
そやけど,どんなんや,それって?(笑)
一通り,パート後との練習を終えての一言。「…アルト,自主解散!」…かわいそう…(笑)
「ドイツ語,難しいですよね…以前,ドイツ語のオペラをやったんですけどね,覚えましたよ。
発音とかどうやろ,って思ってたら,終演後ある人から”完璧でしたね,発音”った言われて…
まぁ,なんとかなるもんですよ」って,なんとかなるのかな,我々…
最後は,初回から2回欠席したお詫び(笑)からか,208小節から今日練習したところをぶっとおして歌う。
「えーと,アタマからやります。終わったら,出口で賽銭箱持って待ってますんで,\50〜\100,ガムでも
キャンディーでもおっけーです,入れてください」って,去年は一人10円じゃなかったっけ…値上げ?(笑)
途中,危ないところがいくつもあってひやひやしましたが,止める事(止まる,じゃない(笑))なしに最後まで。
まぁいい気分ですね。