第3回 そろそろ禁煙してみませんか?

第1回 女性の喫煙率
第2回 受動喫煙
第3回 そろそろ禁煙してみませんか?
第4回 現代タバコ事情
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 ホームページに、最近こんな便りが届きました。「これで禁煙一ケ目。皮膚のハリが戻つたし、階段を上る時の息切れや、夜中の咳や痰がなくなりました。がんばります!」タパコを吸っている皆さんの中にも、「そりゃ、できれば禁煙したいけど…」と、少なからず禁煙に興昧をお持ちの方もおられるでしょう。喫煙者の7割ができれば禁煙したいと思っている、という統計もある位です。受動喫煙の害が分かってきたため、周囲に迷惑をかけるならば禁煙に踏み切ろう、という人も増えています。そんなあなたやあなたのご家族のために、今日は簡単な禁煙のコツをご紹介することにしましょう。

 まず、減煙法か断煙法かということ。禁煙の成功率が高いのは断煙法です。きっばり止めるのは少し勇気がいりますが、「吸わない」と諦めてしまえば後が楽です。だんだん減らしていく万法は、10本位まではなんとかなりますが、それ以上減らすのは、よほど意志の強い人でないとかえって難しいのです。なにかの記念日や区切りのいい日を禁煙開始日に決め、それまでの間は、どこでもいつでも吸っていた習慣を改めて、喫煙場所を1カ所に決めましょう。家の外や換気扇の真下等、楽しく吸えない場所を選ぶのがコツです。

 吸っている自分にいやけがさしたらもうこっちのものです。家族や禁煙経験者に応援してもらうと、がんばりがききます。非喫煙者の方も、今まで迷惑したからと冷たい目で見たりしないで、どうぞ「よくがんばっているね。」と暖かく見守って下さい。喫煙習慣を断ち切るのには、大変な努カがいるものなのですから。

 そして禁煙に成功したら、くれぐれも喫煙者の「そろそろ、1本ぐらい大丈夫だろう?」の誘惑に乗らないように。喫煙者の中には、禁煙できない自分を認めたくなくて「いつでも禁煙できるけれど、今はタバコをやめる気はない。」等とうそぶきながら、内心タバコをやめたあなたを羨ましく思っている人も多いのです。

 もう口臭を気にしなくてよいし、食事もおいしく、呼吸も楽になったことでしょう。タバコに縛られない生活を大いに楽しんで下さい。そう、あなたは、禁煙で得た健康と自信が、何物にも代え難いあなたの宝になっていることに気づき始めていますね。

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