Cinemaなおしゃれ・3

センスよく、コケティッシュに

メグ・ライアン

Meg-Ryan

 『フレンチ・キス』のメグ・ライアンは歴史の先生。ある日のこと、愛するフィアンセがフランス美人に夢中になりました。彼を追ってパリへ向ったメグのとりあえずの味方は、ケチなチンピラの中年男。ところがパリに着いた途端、全財産を盗まれてしまいます。

 ジーンズに白いシャツ。ベストと紺のジャケット。これ一着の着たきり雀。どんな変化をつけるかは、まずはセンス次第。

 彼女のシャツのボタンは首までがっちり。お色気ゼロのとっぽさに相棒があきれます。「ボタンを首まではめるのは、人生をおそれている証拠だ」。

 ガードの固いメグですが、相棒と恋人奪回作戦をねるうちに、気持ちも着こなしもオープンになります。まずはボタンを外しました。青いサングラスをかけ、ジャケットを腰に巻きます。たらしたシャツは風をふくんでふんわり。センスって、生き方だったんですね。

 ついに勝負の夜。メグは思いきりドレスアップ。ウェストから上はタイトなレオタード風で、スカートがフレアーになったミニのワンピース。でも、アクセサリーがない。

 ここで相棒がとり出したのが、10万フランのダイヤのネックレス(実は盗品)。胸元でぴかりと光るダイヤモンド。

 ゴージャスな一点豪華主義がコケティッシュなレディを生みました。

 


イラストの画像をクリックすると、より大きな画像でお楽しみいただけます。

ただし、営利目的での無断転載・複製を禁じます。