メグ・ライアン
Meg-Ryan
『フレンチ・キス』のメグ・ライアンは歴史の先生。ある日のこと、愛するフィアンセがフランス美人に夢中になりました。彼を追ってパリへ向ったメグのとりあえずの味方は、ケチなチンピラの中年男。ところがパリに着いた途端、全財産を盗まれてしまいます。
ジーンズに白いシャツ。ベストと紺のジャケット。これ一着の着たきり雀。どんな変化をつけるかは、まずはセンス次第。
彼女のシャツのボタンは首までがっちり。お色気ゼロのとっぽさに相棒があきれます。「ボタンを首まではめるのは、人生をおそれている証拠だ」。
ガードの固いメグですが、相棒と恋人奪回作戦をねるうちに、気持ちも着こなしもオープンになります。まずはボタンを外しました。青いサングラスをかけ、ジャケットを腰に巻きます。たらしたシャツは風をふくんでふんわり。センスって、生き方だったんですね。
ついに勝負の夜。メグは思いきりドレスアップ。ウェストから上はタイトなレオタード風で、スカートがフレアーになったミニのワンピース。でも、アクセサリーがない。
ここで相棒がとり出したのが、10万フランのダイヤのネックレス(実は盗品)。胸元でぴかりと光るダイヤモンド。
ゴージャスな一点豪華主義がコケティッシュなレディを生みました。
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