Windows2000 コマンド



Windows 2000 でコンピュータのコメントを設定するには

Windows 2000 で、コンピュータブラウザや NT のサーバーマネージャに表示されるコンピュータの名前の後ろのコメントは以下のように設定します。

1. 「マイコンピュータ」を右クリックして、[管理] をクリックします。
2. [コンピュータの管理(ローカル)] を右クリックして [プロパティ] をクリックします。
3. [ネットワークID] タブをクリックして「コンピュータの説明」で設定します。

NT4.0 と同じく、コマンドプロンプトから net config server /srvcomment:"コメント" でも設定できます。
net config server の詳細は、コマンドプロンプトで net help config server を実行して表示される説明を参照してください。

このコメントは、各 OS では以下のように設定します。
NT4.0:コントロールパネルの「サーバー」
Windows9x/Me:コントロールパネルの「ネットワーク」の [識別情報] タブ
Windows XP:コントロールパネルの「システム」の [コンピュータ名] タブ



管理共有 (C$ など) を使用禁止するには

Windows NT/2000/XP は全ドライブのルートに管理共有 (ドライブレター$) が設定され、管理者名とパスワードがあれば全ディスクをリモートから操作することが可能です。(ただし、XP Home Edition は標準で管理共有が設定されていません。)

1. [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から regedit を起動します。
2. HKEY_LOCAL_MACHINE \System \CurrentControlSet \Services \LanmanServer \Parameters を開きます。
3. [編集]−[新規]−[DWORD 値] をクリックし、AutoShareServer を作成します。

(AutoShareServer は Server 以上で有効です。NT Workstation や Windows 2000/XP Professional では AutoShareWks を作成します。)

4. AutoShareServer または AutoShareWks のデータを 0 に設定します。



ネットワークコンピュータに登録されないようにするには

Windows9x/NT4 の「ネットワークコンピュータ」や、Windows 2000/Me/XP の「マイネットワーク」に自分のコンピュータを表示させたくない場合、次の手順で構成を変更して下さい。

1. [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から cmd を起動します。
2. 次のコマンドを実行します。
C:\>net config server /hidden:YES

レジストリを変更する場合は、以下のように設定します。

1. [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から regedit を起動します。
2. HKEY_LOCAL_MACHINE \SYSTEM \CurrentControlSet \Services \LanmanServer \Parameters を開きます。
3. [編集]−[新規]−[DWORD 値] をクリックし、「New Value #1」を Hidden に設定します。
4. Hidden をダブルクリックし、値を 1 に設定します。
5. Windows を再起動します。

設定後、コンピュータの一覧から最大1時間後に削除されます。



コンピュータをロックするアイコンの作り方

Windows 2000 は、Ctrl+Alt+Del で表示されるセキュリティダイアログで「ロック」をクリックすることで、コンピュータをロックできますが、これを1クリックで実行できるアイコンを作成できます。

1. デスクトップを右クリックし、[新規作成]−[ショートカット] をクリックします。
2. 項目の名前に " rundll32.exe user32.dll,LockWorkStation " を入力し、「次へ」をクリックします。
3. ショートカットの名前にロックなどと入力し、「完了」をクリックします。

注意:LockWorkStation は大文字小文字を区別します。



ファイル共有で、だれがファイルを使っているか確認するには

ファイル共有サービスでファイルを公開している場合、どの PC のだれがどのファイルを使っているか次の手順で確認できます。

1. [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から cmd を起動します。
2. 次のコマンドを実行します。
C:\WINNT>net file

次の手順でも確認することができます。

1. 「マイコンピュータ」を右クリックし、[管理] をクリックします。
2. [共有フォルダ]\[開いているファイル] をクリックします。



CD-ROM の自動起動 (AutoRun) を禁止するには

Windows 2000/XP で、CD-ROM や オーディオ CD をセットした時の自動再生 (AutoRun) を禁止するには次のように設定してください。

1. [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から gpedit.msc を起動します。
2. ローカルコンピュータポリシー \コンピュータの構成 \管理用テンプレート\システムを開きます。
3. [自動再生機能を無効 (オフ) にする] をダブルクリックします。
4. 「有効」に設定して「OK」をクリックします。

以下のような方法でも自動再生をとめることができます。

1. [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から regedit を起動します。
2. HKEY_LOCAL_MACHINE \SYSTEM \CurrentControlSet \Services \Cdrom を展開します。
3. 右の AutoRun 値のデータを 0 に設定します。

XP の場合、CD-ROM ドライブのプロパティでも設定できます。

1. エクスプローラで CD-ROM ドライブを右クリックして [プロパティ] をクリックします。
2. [自動再生] タブをクリックし、ドロップダウンリストで「音楽 CD」を選択します。
3. 「実行する動作を選択」にチェックし、「何もしない」を選択して「OK」をクリックします。 



Windows 2000 で DOS 起動ディスクを作るには

BIOS アップデートなどで DOS の起動ディスクが必要になることがありますが、DOS や Windows9x が起動する PC がない場合でも、次の方法で MS DOS の起動ディスクを作成することができます。

1. Windows 2000 を起動します。
2. CD-ROM ドライブに Windows 2000 CD-ROM を、FDD に空のフロッピーディスクをセットします。
3. [スタート]−[プログラム]−[アクセサリ] から「コマンドプロンプト」を起動します。
4. 以下のコマンドを実行します。
C:\>R:  (ここで R は CD-ROMドライブのドライブレターです。)
R:\>cd VALUEADD\3RDPARTY\CA_ANTIV
R:\VALUEADD\3RDPARTY\CA_ANTIV>MAKEDISK A:

これでフロッピーディスクがウィルススキャン用 DOS 起動ディスクになりますが、起動時にウィルスチェック画面を起動させないために、Autoexec.bat を編集します。

1. エクスプローラで A ドライブの autoexec.bat ファイルを右クリックし、[編集] をクリックします。
2. メモ帳が起動するので、最初の 2 行を残して削除します。
3. 変更を保存してメモ帳を閉じます。

参考:Windows 2000 に sys コマンドや format /s コマンドはありません。
format /s 相当のディスクにするためには、上記手順で作成したフロッピーディスクから、io.sys、msdos.sys、command.com 以外の全ファイルを削除します。


または、FDD から起動し、HDD内のWindows 2000 を起動する場合(Boot.ini が壊れた時等)は、次の方法で起動ディスクを作成することができます。

1.FDD にからのフロッピーディスクをセットします。
2.エクスプローラを起動する。
3.「ツール」→「フォルダオプション」→「表示」タグをクリックする。
4.「ファイルとフォルダの表示」の下の「すべてのファイルとフォルダを表示」にチェックを入れる。
5.「登録されているファイルの拡張子は表示しない」のチェックをはずす。
6.「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)」をクリックし、 警告ダイアログが表示されますが
  無視して「はい」ボタンをクリックする。
7.「適用(A)」ボタンをクリック後、「OK」ボタンをクリックする。
8.「ローカルディスク(C:)」をクリックする。
9.下記のファイルをフロッピーディスクのルートににコピーする。
   boot.ini
   bootfont.bin
   ntdetect.com
   ntldr
   bootsect.dos (Windows95/98 などとデュアルブートにしている場合のみ必要 )



システムのプロパティに表示されるメーカーロゴとサポート情報

メーカー製 PC を買うと、コントロールパネルの「システム」にメーカー名・機種名が表示され、メーカーロゴ、サポート情報ボタンがあります。
この情報は Oeminfo.ini と Oemlogo.bmp で構成されています。(%Windir%\System Windows NT/2000 の場合は %Systemroot%\System32 に置いてください。)

Oeminfo.ini

[General]
Manufacturer=<製造者名>
Model=<機種名>

[Support Information]
Line1=<サポート情報 1行目>
Line2=<サポート情報 2行目>
Line3= 以下続く...

Oemlogo.bmp
幅 210 高さ 105 ピクセルまでのビットマップ画像。座標 (1,1) の色が透過色になります。 Oeminfo.ini の存在が前提です。

<例>
[General]
Manufacturer=日本IBM
Model=ThinkPad600-41J(2645-41J)改

[Support Information]
Line1=Original
Line2=CPU PentiumU 233MHz,Disk DYKA-23240(3.2GB)
Line3=Remodeling
Line4=CPU PentiumU 366MHz,Disk DJSA-220(20GB)



シャットダウン時に応答しないプログラムを自動終了させるには

Windows 2000の終了時に、応答しないプログラム(ウイルスチェックプログラム等)が存在すると、[プログラムの終了]ダイアログボックスが表示される。<すぐに終了>ボタンをクリックすれば、再びシャットダウン作業が続行されるが、この操作が不要ならばレジストリの変更で自動的に終了させることができる。

  1. [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から regedit を起動します。
  2. HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktopを展開します。
  3. 右の"AutoEndTasks"の "1"に設定します。

自動的に強制終了させず、[プログラムの終了]での待機時間を指定する場合は、同じHKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktopの "HungAppTimeout" キーの値をミリ秒単位で指定する。初期値は5000(5秒)。



イベントログに6008(以前のシステム シャットダウンは予期されませんでした。)

サービスが終了する前に、シャットダウンされると発生するようです。レジストリ エディタで以下の値を編集し、シャットダウンまでの待機時間を長く設定すればOKのようです。
サポート情報ではウイルスチェックソフトとありますが、入っていなくても発生するようです。

キー名 : HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Control
値の名前 : WaitToKillServiceTimeout
データ タイプ : REG_SZ
データ : ミリ秒 (デフォルト値 20000 )

20000ミリ秒(20秒)から30000ミリ秒(30秒)に変更してみてください。私はこれで回避できました。

参考:Microsoft 技術情報 JP184124 [NT] サービスが実行中にもかかわらずシャットダウン処理が完了 



ドライブレターを変更する方法

論理ディスクマネージャで変更します。

  1. 「マイコンピュータ」を右クリックし、[管理] をクリックします。
  2. 左側にある記憶域の [ディスクの管理] をクリックします。
  3. 右側に論理ディスクマネージャが表示されるので、ドライブのタイプによって以下のように変更して下さい。

ハードディスクドライブの場合

  1. 右下の領域に表示された青い基本区画もしくは論理ドライブ部分を右クリックして [ドライブ文字とパスの変更] をクリックします。
  2. 「編集」ボタンをクリックしてドライブレターを変更します。

CD-ROM ドライブなどの場合

  1. 区画が表示されないタイプのドライブの場合、CDROM 0 などと表示された部分を右クリックして [ドライブ文字とパスの変更] をクリックします。
  2. 「編集」ボタンをクリックしてドライブレターを変更します。

私はCD-ROMドライブを "R" にして、使用しています。




Create:2002/07/23   Last modified:2009/10/02
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