ディナーショー報告

L’hortesia de Juin

 (オルタジア・ドゥ・ジュアン)
                   
1997年6月 9・10日:(大阪)HoteL Hankyu InternationaL

  1997年6月 14・15日:(東京)Palace HoteL  

≪出演≫

轟  悠

美穂 圭子    松雪可奈子

紺野まひる   麻夏せれな

 

光と時の流れで表情を変えるあじさいの花々。

華やかに色を変え咲き誇るその花園の扉を、

今宵、ひらきましょう.!



夜の花園。
聞こえてくるのは、軽快なジャズナンバー「FOUR  BROTHERS」
四人の夜の女神達が歌う中、銀色の、星の光を集めたスーツで
われらがトムさんの登場です。
”永遠に輝く夢を あなたにとどけよう”

大人の魅惑的なショーのオープニングを告げるこの曲から続いて
「ROUTE 66」 「TOO  YOUNG」
いま青春を生きているあなたなら、どう聴くのでしょう。
わたしはね、そう、甘酸っぱいオレンジ。
青春の煌めきは オレンジ色 かな。


ここでトムさんのご挨拶。
6月という季節を、暑い夏の前に、大地、そして人々の心も潤す、
とてもステキな季節だとおしえてくださいました。
次は、そんな優しい6月の雨にちなんだ歌をミニ ドラマ仕立てのメドレーでどうぞ。



カラフルなドレスの娘達が行き交う 昼さがりの街角。
突然の激しい雨が降り出す中、傘を持たない一人の青年が歌う。
悲しみを流す雨の唄。
やがて小雨になって、街を行く娘達と青年のちいさな出会いと別れ。
(悲しき雨音・雨に唄えば・他)
白いトレンチコートと、カラフルなドレスが良いバランスです。
その、白いコートの下は、 ミントグリーンのスーツでした。
「シェルブールの雨傘」にあわせて
黄色いドレスの紺野まひるちゃんと踊る姿は絵のような美しさ。


メンバーそれぞれが、「雨の思い出」を語り合う、なごやかなトークタイムから、
日本の雨 「城ヶ島の雨」を・・ということになりました。

白いハッピをかけて、片手でサッと番傘を開くと、
もうそこには さっきの都会の青年は消え、凛々しくいなせな若衆ぶり。
傘の扱いがとってもイキなんです。
イヨッ!日本一!!


「I DON’T KNOW HOW TO LOVE HIM」
甘くせつない恋心を歌う女声コーラス、さすが雪組精鋭メンバーです。
そして、再び舞台中央に 今度は・・・。

格調高い 黒燕尾で、ミュージカルナンバー「SUNSET BOULEVARD」
昂ぶる感情とそれを抑圧しようとする切なさ。
冷たい孤独と熱い情熱。
そうした複雑な想いを、感情に流されず、計算し尽くしたように適格に表現するって凄い。
秀逸としか言いようがない。
もっと多くの人々に是非聴いてもらいたいです。



深い感動に包まれた会場を、
一転して今度は真っ赤なドレスも華やかに、ラテンナンバーが炸裂します。
「AMOUR」
客席後方からのご登場に、場内興奮の渦うずウズ。


そのままバンドメンバーの紹介になるのだけど、
”わたしも こんなふうに紹介して!”って言いたくなるような
カッコイイお名前の呼び方っていうか・・。表現難しいナ。
ともかく エンターティナーなんですねトムさんは。

そしてお待ちかね宝塚メドレー。

「JFK」の「レクイエム」ってこんなに心を打つ歌とは知りませんでした。
”私には夢がある。いつかこの国で、肌の黒い子と白い子が同じテーブルにつく日が来ることを”
キング牧師が切願したそのメッセージが強く伝わり、心が震えました。
歌い終わり、
その美しい指先で”会衆”に十字をきる姿はまさに神々しく、
一瞬、会場の空気も時間も止まって昇華したかのようでした。

「僕は君が好きだ・・・スカーレット」
さっき伸びた背筋が、腰のあたりから溶けそうになっちゃうバトラー様のこの科白
夢見心地で聴く「愛のフェニックス」

「おぉっと!きれいなねえちゃんがいるぜぇ さ、笑って」
・・はいチーズでございます。
もう 嬉しくてかたまっちゃいました。
あの、「なぜかって? いえぃっ」がまた、観れるなんて。
ルキーニにまた会えるなんて。あの、あの・・。(「KITSCH」
エリザベート皇后に送る写真を2枚ほど撮られて、客席も大騒ぎ。

「額田王妃、わたしはそなたに恋してしまった。」
”わたしは あなたが欲しい”(中大兄皇子「恋歌」
えっ・・そんな・・私には夫が・・でも、喜んで・・・。

「海は 一度結んだ心を 離しはしない。 おまえ達の笑顔は 俺が守る!」
おうさっ ふなおさ!どこまでもついて行きますぜ。
なんだか泣けてきちゃうこの曲「紅蓮に燃えて」
最高でしたアナジ。 


白いロングドレスの女性達がうたう「MOON RIVER」の舟で、
思い出の世界から戻ってみると、
こんどは淡い水色の そう、紫陽花色のタキシードで、
「STAR DUST」を歌われました。
それがネ、ステージに造られたステップに腰掛け、優しいまなざしで歌われるん。
王子さまみたい。
あじさいのフェアリー。
私、おやゆび姫。
うっとり。

そしてラストは・・・
「人は、喜びと悲しみを繰り返し、自分の信じた道を歩きます。
高く、そして高く。HIGHER & HIGHER !」
誇りたかく、夢をかけて翔びたとう。より高く。


アンコールに応えての曲は「明日に架ける橋」です。
ひとすじのスポットライトに照らし出され、
シルクハット、肩に掛けた羽のショール、
すべて純白の衣装に身を包み佇む姿の美しさ。
音楽が始まり、祈るように心を込めて歌われるのを聴きながら、
どんなお気持ちでこの曲を選ばれたのか思わずに居られませんでした。
ひたすら宝塚の舞台に情熱を傾け、
今、
さらに夢に向かって橋を架けようとしている彼女の、
明日への強い意志と、希望を、共に祈る気持ちで聴いたのです。



 トムさん素敵な夜をありがとう
6月が大好きになりました。

当初、曲目のご紹介で精一杯の私に代わってご報告くださったみなさまのお便りです。

Macsさんから


ディナーショー、素敵でした。本当に・・・・
なんだか落ち着いて見ていられなくて・・・特に2日目なんて、最前列のセンターだったものだから、
ふっと流れてくる視線にもうどきどきしていました。
前回のディナーショー(この時は1番テーブルだったんですよ!)の時にも思ったのですが
轟さんって本当はとてもたくさんの色を持っている人なんですよね。

舞台では強い役ばかり回ってくるのでそのイメージが定着してしまって、
たまに弱い役をやると、観客は自分の持っているイメージとのギャップに違和感を感じてしまう・・・・
でも、こうやってディナーショーなどで様々な色の轟さんを見ていると、
どんな色にでも自然に染まれる人だということがよく分かります。
強い圧倒するようなイメージは勿論のこと、
繊細で柔らかいイメージ、
まるで少年のようなキラキラしたイメージ、
知的で気品のある大人のイメージ・・・・
すべてぴったりはまっていましたよね。

そしてとにかくあの歌唱には圧倒させられます。
ディナーショーはそれぞれのスターさんが自分の持ち味を生かして観客を魅了するものですが、
轟さんのディナーショーはとにかく
”歌を聞かせ、歌に酔わせ、歌で圧倒する”・・・・そんなショーでした。


オペラオオペラさん

やうこさま、お元気ですか。
今日は、雨がシトシト降っております。
私にとって雨に濡れるあじさいは、愛しくて、そして、ひどきわ美しい(^_^)
そう、まるで、轟さんのように....。
6月15日、私も轟さんのDSを楽しませていただきました。
考えてみれば、昨年の6月、彼女のルキーニに出会って、凄い、凄いこんな方が宝塚にいるなんてと思ったのでした...そして、迎えたDS。
やはり、なによりうれしかったのは「キッチュ」(*^^*) もう一度、生で聴けるとは、
期待をしていなかったので、出会えて、聴けて、本当に幸せを感じました(*^^*)
でも、ちょっと心配も。もともと細いお顔とお身体が、ますます細くなられたようで....。
7月公演は、蒸し暑いですし...。


K子さん

 でででなーしょー 行ってまいりました。
同じ空気すってたなんて...思い返すだけで、なんかうれしいデス〜!!
なんだか、今とってもしんみりとした、さみし〜い気持ちなのは、何故?
14日あんなに興奮して感動して、心に染み入った轟サンの歌の数々...
あ〜  なんか気が抜けてしまったとでもいうのでしょうか??
14日終わった後、なんだか無性に胸がきゅ〜んんんっと痛んだ。
嬉しすぎたあまり、その後がなんとも切なくって、
涙が込み上げてきて、
暗〜い空を見上げながら、幸せ感をかみしめてしまった。
待ちに待っていたものが、
今年の大イベントが終わったのかって...
嬉しいはずなのに、楽しかったはずなのに...
あのお方と一緒にいられたそれだけで、感動ものなんです。私にとっては..     
ショーが、あまりにも強烈に私の心を打ったから、
その後の空しさが襲ってきたのかも...
 懐かしくって、胸が痛かった宝塚メドレー
 轟サンの魅力満載ですネ!
どこを切っても、轟サン一色 
当ったり前だけど、
そんなことが私にとってはなんと恐れ多いことか...
 だって、轟サンを思うとき、やっぱり、雲の上の人って感じなんですもの。
あのお美しさゆえに...
触れることのかなわないお方って印象が強くって...
でも、だからなお更、惹かれてしまうんです。 その未知なる魅力に...
不思議なお方デス。
 今、頭をかけ巡ってる曲 
それは、アンコールの「明日に架ける橋」です。
しっとりと大人のムードで、歌いあげてくださいましたね〜。
思い起こす度に、ジーンときてしまうんですヨ〜。
あの時のお衣装も、白で羽のショールと帽子ステキでした。
も〜〜うしびれた。まいりました。 降参ですよ。まったく!!  
        しっかり観ていたつもりでも、思い出せない箇所があるんです。             
結構舞い上がっていたと思うので...
どの場面も味わい深くって、あのお声たまらなく魅力的ですね。
また観たい!!
でも、あの時のあの感動は、私の心に深く刻まれて、決して忘れる事はないでしょう。 
 下級生との会話も、とっても微笑ましくって...
雨の想い出で、苺柄の傘をなくした麻夏せれなサン、轟サンに苺の絵描いてもらえるなんて、  
いいなあ〜!!  
あ、そうそう 宝塚メドレーの「キッチュ」の時、写真をとったり、美人を探したりしたあの時に、前の方の席にいた方で、轟サンが、「楊貴妃のような美女ですね〜 は〜い 立って下さい。」なんて言って、その方を立たせて、その方、お客さんの方を向いてお辞儀をされてましたが、
どなただったのか、ご存じですか?(14日です)
轟サンのお母様?な〜んて後から思ったりしたんですが.. 全然違いますか? 
            関係者の方ですか? もしわかったら教えて下さい。                  
 では、又また人様にお見せするには、あまりにも貧弱な表現力で、なんだか私の持てる力では到底、あの感激の状態を表現しきれません。ゴメンナサイ!! そして、又長文になってしまいました事、お許し下さい。                                                   
やうこ様 どうかこのままあのページにのせないで〜〜!!と懇願するK子で あります。(適当にカットして頂けると有り難いです。  なんか長いと ちょっと顰蹙かっちゃいますよね!? 読んで下さる方を疲れさせちゃあ心苦しいですから...)                                  大阪で歌われた曲と東京での曲、変わっているようですね。     オベラ座の怪人「ザ・ミュージック・オブ・ザ・ナイト」聞きたかったデス。 それと「ザ・シャドウ・オブ・ユア・スマイル」   
 この2曲、東京のプログラムに無かったようですが、この替わりは何になっていたのですか? 
教えて下さい。      
まひるチャンのお母様とご一緒のテープルだったなんて、わあ〜ドキドキしちゃいますね。
 轟サンのこと、そうですか〜 深いやさしさを持った方ですか〜。
 そうですよね〜そういうお話って滅多に聞けないから、とっても貴重ですね。    
 私、14日なんですが、まひるチャンによく似たお方を、お見受けしたのですが(サーモンピンクっぽい色のワンピースを着ていらした方)お母様カナ〜 なんて一瞬思ったんですが違いますか?     
それでは、この辺で失礼します。お身体を壊されないよう、HP更新頑張って下さい!                          1997.6.19 K子でした。      
*大阪のショーをプログラムのまま書いてしまいました。実際は東京と同じでした。
(それに、改行がヘタでごめんなさい。本文はちゃんとなさっているのに。)


Macsさん

  私は今まで、他のスターさんのディナーショーにも何度か行ったことがありますけど、   
今回のディナーショーは特別でした。
”楽しかった”とか”面白かった”という感じではないし、”感動した”というのも何だか足りない・・・・ 
(鳴呼、自分の表現力不足が情けない・・・・)
一緒に行った友人達は”宝塚メドレー”でアナジのテーマ曲が流れ始めると、
溢れる涙を抑えきれなかったようでした。
私は・・・我慢しました。
  ファンをこんな気持ちにさせられる轟さんはやっぱり凄い!と改めて思ったのです。        
     キング牧師の歌・・・そう、私もようこさんと同じ気持ちでした。             
   あの当時も圧倒されましたけど、それ以上のカリスマ性を感じました。            
   強い意志と大きな希望を秘めたまなざしは崇高ささえ感じる程でした。          
       ラストの純白の轟さん。          
なんだかいろいろな雑念をすべて洗い流したような透明感のある瞳の美しさは、
とても眩しかった・・・
きっと今、本当に精神的に辛い時期だと思います。
周りからの雑音も多いでしょうし。
そんなものを全て乗り越えられたようなまなざしでした。
本当に強いお方です。
ただ、時々そんな轟さんが痛々しく感じる時もありますけど・・・
う〜ん、何だか言ってることがおかしいですね。
どう表現して良いのか分かりません。ごめんなさい。 



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りません。ごめんなさい。 

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