仮面のロマネスク ・ ゴールデン・デイズ 


K子さまのかんげき日誌

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ペリカンさまのご感想

オペラオオオペラさまのご感想

Macsさまのご感想

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K子さまのかんげき日誌より  

 

   <宝塚大劇場編>

−− 4月の中旬に大劇場へ行ってきた時の観劇(感激)日誌です。
(行って来た直後に書いたものなので、今読み返すと??と疑問な箇所もありますが、あしからず...)タイミングが悪くて、白けさせてしまったら、お許し下さい。
 東京公演を見られた方、感想塗り替えて下さい!!  

仮面のロマネスク
19世紀のフランスの貴族社会が舞台ですが、芝居の始まりの演出なかなかお洒落です。
 メルトュイユ邸での夜会のシーンでは阪急HPのメールでもどなたか言ってたように、目が2つじゃ全然足りません。6つ位ほしいと思います。 一度にそんなに沢山の人出さないで〜〜って感じですか...
見るの忙しいけど、結構楽しいです。 ここだけでも何度か観たい!!

あまり細かいところは、省略しますが、高嶺ウ゛ァルモン ウン!はまってる役だと思います。
本人も難しいと言ってたように心の中と裏腹な言動をとるところが、観ている方にもよく解り辛い。 その辺のところで結構苦労があるんじゃないかな。
観ている方は、きっとここらへんで解釈が人それぞれに分かれるんだとも思う。 

でも、高嶺ウ゛ァルモン 目の使い方上手いよ〜。 星奈トュールベルを誘惑するところなんぞ、ゾクゾクする。
 そして私の心をくすぐるのは、きゃ〜エッチって声が出そうな位の興奮を与えてくれる、上着を脱ぐ動作。(勿論、女性を誘惑する時ね)
ここっこれって厭らしいですね〜。 

そして、それに応えるかのように、星奈トュールベルも凄い。今回やっと実力発揮が出来たかなって思う役をもらえた感じかな〜。 揺れ動く心をうまく表現してて、すごく良かった。 

花總メルトュイユは、高嶺ウ゛ァルモンとの心の絡みが、(ここは難しいんだろうけど)、なかなか芝居達者でいらっしゃる。 ゆきちゃんも悪い奴なんだけど、その上をいっていると私は思った。

高嶺ウ゛ァルモンが花總メルトュイユに「ゆりちゃんトュールベルを手にいれる事ができたら、ご褒美に私をあげるわ」っていうところがあるんだけど、色っぽいですね〜。 

高嶺ウ゛ァルモンは、結局、星奈トュールベルも貴咲セシル(ダンスニーが恋する相手役・私が替わりた〜い役:出来るわけないだろ!!ごもっとも。)のことも誘惑して自分のものにするんだけど、事の起こりは、全てこの花總メルトュイユのこの科白から始まるんですよ〜。 

悪い女なのに、あの品の良さがそれらを包み隠してしまうのね〜。高嶺の花って持て囃されてる女性なんですよ。 花總メルトュイユも、いろんな男と付き合うんだけど、やっぱり、高嶺ウ゛ァルモンが1番って心の底で思ってる。それが凄く良く伝わってくるお芝居をしている。 

なんと、轟ダンスニーにまで手を出すんですよ。信じられる?? あの純真無垢な轟ダンスニーが、親切にしてもらった事を恋だと勘違いしてしまい、上着を脱がされてしまうのよ〜〜。きゃー エッチ!!(いやこの表現は的確ではない。上着を脱がされたか、自ら好んで脱いだかは定かではない。私の主観がめいっぱい入ってます。ダンスニーの清純さをあくまでも最優先に考えてしまったが、いや待てよ。清純そうに見えても彼だって所詮おとこよね。きっとくるものは拒まなかったはず。失礼!!) 
 
轟ダンスニーは、とってもかわいい役です。とこんな表現をしてしまうと失礼かしら...
生真面目な22才の男爵をやってるんだけど、セシルに芽生えた恋心を、見てる方がじれったくなるような、一途に貫き通そうとするその姿を見て、やっぱりかっわいい!って言ってしまう。
声が、若さを出そうとしてると思うんだけど、いつもに比べてキーが高い。
彼女ハスキーな声ゆえに、ちょっと聞き取り辛いところがある。 
けど、すごく顔の表情やしぐさによって、この役の誠実で、純真な心を持った人物像を作り上げている。  お笑いに走っているとか、なんかぱっとしないとの阪急HPでの感想は、いやいや違〜う!!って叫びたい気持ちです。 
でも、結構笑いをとってしまうのは、彼?がでると何かやってくれるって期待の表れ? 実際すごく笑えるとこあります。ウン 真剣にお芝居してるんだけどそこの科白がいけないのよ〜。 でも反面笑えてうれしいけど... 
演じるのには、結構難しい役どころだと思う。 本人も、さらっとやってしまえばやれないことはない簡単そうに思える役だけど..と言っていたような..。出番は、少なそうに聞いていたけど、結構出ている。(超ファンモードで、出ている所は見逃さないからかも!?)  

和央さんは、ジェルクール伯爵(将軍)でセシルの婚約者。だが、忙しいせいか貴咲セシルと一緒にいる場面がなかったような...セシルのお相手はほとんど轟ダンスニー。 
そうそう和央ジェルクールは、花總メルトュイユの元恋人で、今回彼が貴咲セシルと婚約した事で、花總メルトュイユが、なぜか復讐の為、高嶺ウ゛ァルモンに貴咲セシルを誘惑するように依頼するんです。 
そして貴咲セシルは、いとも簡単に高嶺ウ゛ァルモンに操を奪われてしまうことに...かわいそうな轟ダンスニー。 
和央ジェルクールと轟ダンスニーはライバル同士なので、一緒に出る場面でのお互いの、嫉妬している表情や態度がおもしろく観られます。 

 いしちゃんの他に主要な方々も書かせて頂きました。 
 このお芝居の全体的な感想としては、内容が少し込み入っているので、観れば観るほど味わえる作品だと思う。色彩的にも、とっても奇麗な舞台なので充分楽しめます。
観るたびに違う受け止め方も出来るし...。 
そして、ラストシーンを尻切れトンボと言ってた方がいたけど、私は、あの余韻を持たせた終わらせかた、好きです。
とっても美しい光景(高嶺ウ゛ァルモン、花總メルトュイユのラストダンス)にしばし時を忘れてぽーっと余韻に浸れました。  


 さてさてお待たせしました。誰も待ってないって?! そう言わずに、ショー「ゴールデンウィーク」じゃなくって「ゴールデンデイズ」についてちょっと書かせて下さい。
 オープニングが強烈! 舞台構成が、とっても斬新で、気に入ってます。
そのタイトル通り、ゴールド一色、舞台前の幕の開きかたが凝っている。 
そして、もちろん全身ゴールドの衣装に身を包んで、男役さん達の大階段上での群舞だ。 
超豪華絢爛!! ミラーボールが回り、目がチカチカするって感じ。(二日酔いの方ご注意!!)

 アメリカン・レヴューだそうな。ゴールデンデイズその名の通りかわいい娘!じゃなくって今、光り輝やいているっていうレヴュー。 

全体的に、超サービス精神旺盛って感じるのは、娘役さんダルマ姿に近い衣装が目立つんですよ。中でも、はなちゃん下半身スケスケの白い衣装をまとってのダンス いろっぽすぎるう〜!! 目が釘付け(超おやじモード)状態です。

 長くなったので、最後に超いしちゃんファンモードで書いてみます。上下、赤の衣装での場面で、いしちゃんの久しぶりのカッコイ〜イダンスが観られて超満足でした。 (最近のショーではそんなにダンスが多くなかった気がする。)
1回目観たときに、も〜うう ダ ダ ダンスで足が顔近くまで上がるのを観て、ひょ〜え〜ってひどく興奮してしました。
 兎に角、今回のショーでいしちゃん出番かなり多くて汗いっぱいかきながら、必死に踊ってくれるんです。 う〜ん 大満足でした。

 そして、最後にこれだけは言いたかった!! 中でも私の胸を打ったのは、初舞台生のロケット。
人間、一生懸命に何かをやってる姿って、なんて美しいでしょう。 
必死にあげているパンパンの足、初めは皆さん、ふくよかなんですよね。 懸命に作っている笑顔それら1つ1つに私は大いに感動させられました。


★長文で、しかも読み苦しい点多々あったかと思いますが、お付き合い頂きまして、有り難うござい ました。 もうすぐ始まる東京公演が楽しみですね。                                 1997.6.23 K子でした。



ラディシュさまのご意見


今、東京では「仮面のロマネスク」が公演中ですね。 私は宝塚に住んでおりますので、大劇場で4回観ました。 
 「この作品は宝塚で上演するにふさわしくない」というのが第一印象でした。
 研一生のお披露目公演でもあり「清く、正しく美しく」と歌ってから始める作品として非常にミスマッチな気がしました。
 いくら表面的な美があったとしても、他人を傷つけたり、陥れたり・・・の人達には感情移入できないし共感は持てません・・・特に宝塚の舞台では。  今の世間では稀少価値とも思えるほどのシンプルな愛や一途な人達や正義にテレずに生きる人々・・・要するに宝塚ぐらいにしか存在しないような種類の人々を見せてほしい・・・オリジナルの脚本の場合は・・・せっかく宝塚なんですから、そういった非凡なキャラクター(笑)を観たいと思います。
 自分を偽って生きる人や他人の痛みに想像力が働かない人は、宝塚でみなくても、世間や他の舞台や映画やテレビドラマに溢れていますし、他の舞台等でなら、なかなか面白い話で、何度も映画化されたのが納得できますけど。
 脚本については、無理に「時代背景を説明したい」みたいな部分を作ったせいで散漫になってしまった感がありました。
 そして、ほんとに無理でしょうが演技者の個性を考えて、ヴァルモンとダンスニーのキャスティングを入れ替えられれば作品としてのレベルは確実に上がったのに・・・・と思いました。


ニコルの姉さまのご感想

高嶺さんのさよなら公演、正直なところ、えーっ?って感じでした。こんな浮気で色じかけばっかりのお話、嫌いです。 舞台だから、いいじゃない、なんてもんじゃない。 ああ、「清く、正しく、美しく」の宝塚は何処へいっちまったんだろう。
 この頃、柴田先生は???。チェーザレも、妹との恋だし、筋を追い過ぎて、消化不良だったし。今回だって、だから何が言いたいの?全く、テーマが見えてこない。
原作ものは、好きだけど、この話は宝塚ワールドに反します。それとも、近頃は不倫が増えて、ごくオーソドックスだとでも言うのでしょうか。 私は貞淑な古典的妻なのかな。
そりゃ、妄想では、やうこ様はトド様に心の不倫しちゃってるし、私だって、ノン様には・・・・だけどさ、あんな風にいくらカッコイイからって、次々女の人にあんなことするなんて、いかん!!!。許せん!!!。男尊女卑だ。 一度だけの過ちというなら、許せるけれど、あっちも、こっちも、純真な乙女まで・・・・とても許せない!。
まあ、そこへくると、トドちゃんは、一筋だし、高めの声も、皆が言うほど、私は、可笑しいとはおもいませんでしたよ。そりゃ、もちろん、トドちゃんの持ち味、あの妖しげな(or怪しげな)魅力は、全く生かさせていないけれど、私、あの手の純情青年は好きです。たまには、いいよ。可愛いし、笑いを取って客席にウケテいました。本人と役柄のミスマッチさも楽しいし、笑っちゃったよ。 



ペリカンさまのご感想





今日「仮面..」2回目観てまいりました。
今日はVISAで当たった前から5列目という嬉しいお席でした。
私今回つい見ほれてしまうのがメルトゥイユの衣装で、今日は5列目からオペラグラスを使って細かいレ−スの美しさなどを堪能してまいりました。
何着あったんでしょうね。数は数えてませんけど。
宝塚の舞台に相応しいかどうかは別として、私はとても面白い舞台だと思っています。
あの時代貴族は、ああいう風に正式な結婚は結婚として、浮気というか恋を楽しんでいたんですよね。それが粋っていうことだったんでしょ。
メルトゥイユとヴァルモン本当はお互いに愛しているのに、それぞれプライドが強くて自分の方から「愛しています。」なんてストレ−トに言ったりは絶対できないのよね。
第一そんなのは粋じゃあないでしょ。
それと対局にあるのがダンスニ−とセシルのカップルです。ただただストレ−トなふたりです。
ただ、ダンスニ−くんのメルトゥイユに誘惑された後の「親切にしていただいたのを恋と間違えた..」(こんな風のこと言いますでしょ。)そしてセシルに会いに行っちゃうのかな。
これってダンスニ−くんが単純馬鹿に思えてしまってちょっと轟さんにお気の毒な気がしました。それまでの轟ダンスニ−はさわやか青年で好印象なのに。
メルトゥイユはなちゃんはヴァルモンとの場面での感情の発露が見事でした。
ヴァルモン高嶺さんはあちこちうろうろの色男ぶりが、ちょっと器用貧乏っぽく見えました。
メルトゥイユに押され気味で、もっと感情爆発してほしいです。
お家の中で大工さんが仕事をしている時に、宝塚ビデオを見出した友人「結構やばい場面多くてつけてられなかった。」っと。案外「清く正しく美しく」ないもの多いかも。
実際の男性が出てくると、とても生生しくて見てられないけど、男役だから見てられるってところあるんじゃあないですか。
やうこさま、私はダンスニ−さまのヘヤ−スタイル、ビデオで拝見した大阪ヴァ−ジョンのほうが好きなんですけど、やうこさまは東京ヴァ−ジョンお好きですか?             




オペラオオオペラさまのご感想




「仮面のロマネスク」 前ふりです(^^;;
原作は、ラクロ作の「危険な関係」
わたしは、日本での舞台初演を観ておりますが、しかし、その時、ヴァ ルモンを演じるはずだった
役所さんが休演されたため、印象の薄いもの になってしまっております。

なぜなら、私にとって、舞台「危険な関係」は 無名塾出身の役所さんが 無名塾をでられてから久しぶり、初めての舞台ということで、とても期待をしていたからなのですが...もうこれは、個人的な思い入れで、役所さんがでないということで、ショック状態でした(; ;) なぜなら、無名塾時代の彼の舞台を観ていたので、映像で活躍後の成長した姿を観たかったから....。
ちなみにメルトィーユ夫人&トゥールベル夫人は麻実れい&手塚理美さん だったと記憶しています。ダンスニー&セシルは、誰だったか、覚えておりません。

わたしが、この舞台化以前、「危険な関係」というラクロ作の禁断の書が あるということを知ったのは、これは、プログラムに小藤田さんは、書かれていませんが、「エマニュエル夫人」で有名なシルビア・クリステルが主演した「危険な関係」(映画名は、違っていたかもしれません)というフランス映画の予告編を観たからなのです。
この映画では、クリステル扮する「トゥールベル夫人」が主人公になって いたと記憶しています。
残念ながら、本編は、観ておりません(^^;;
なぜなら、シルビア・クリステルは好みとはいいがたい。

舞台で、思いきり悲しい思いをしまして、その後、グレン・グロース主演 で映画化された「危険な関係」を観ることができました。
わたしは、グレン・グロース&ミッシェル・ファイファは好きな女優さん なので、あの映画をみながらメルトィーユ夫人&トゥールベル夫人の演技に思いきり涙し、特に、なぜか、ラスト、メルトィーユ夫人に感情移入して、泣いてしまいました。
素直に生きることができない彼女の空しさに涙だ ったのですが、
さて宝塚版、 危険な関係「仮面のロマネスク」はといいますと ある意味で危険な関係をより危険にしてしまった感のあるものでした。
なぜなら、ラクロ作「危険な関係」は、まだまだヨーロッパのキリスト教 的精神世界の領域にしっかり収まっている最後を主人公達に与えているからです。
まぁ、禁断の書といっても書かれたのが、1700年代ですから。
夫を裏切ってしまったトゥールベル夫人には、病気死を。 そして、ゲーム感覚で、人の人生をかき回したヴァルモンは決闘による死、同じく、メルトィーユにも制裁を与えています。

ところが、宝塚のヴァルモン&メルトィーユには、何らの制裁も与えられず、人を破滅に追いやったことを悔いることもなく、なぜかひたすら、二人だけの世界(^^;;愛だ恋だと歌って、踊っていらっしゃる。いやぁ、現代の自分勝手な人達を皮肉っているのかしらぁ(^^;; と思っていたらそうではないとのこと。あらぁ(?)の私の頭。
確かに花総さんの衣装はきれい、色気はないけれど、気品ありですねぇ。
最後、センター取りでの存在感も抜群。
高嶺さん、ちょっとかつらに問題ありですが、目線に色気があるわぁとか、 星奈さん、人妻の苦悩が素敵とか。ダンスニーは可愛いわぁ。奇麗(これが、ルキーニをやった人とは思えない。)とか、2階で観ると照明がきれいとか.... なんか意味もなく出てくる、民衆は、単に最後のヴァルモンの「負けるとわかっていても、王のために死ぬ」というためだったのぉとか......そういう風に観劇するものだったのだと発見してしまいました(^^;;
しかし、これって心理劇の筈....。
どうせ上演するなら、もっと小さな劇場で、宝塚はバウという実験的な劇場をお持ちとかですので、そちらで、もう少し、濃密な劇として観たかったかなという気がいたします。そうすれば、それぞれの心理のあやが見え隠れなんていうものが感じら、生きる立場や、状況が把握できたのかしら...なんて思えて。
なんか、取り止めのないものになってしまいましたが、まぁ、私の素直な感想なのでお許しを....m(__)m 長くなってしまいましたので、ショーの「ゴールデン・デイズ」については、次回ということで、ショーはとってもお気に入り(*^^*)

遅くなりましたが、ショーの感想です。もう、これは、大好きなショーになりました。
何より、うれしいのは、雪組は、素敵な娘役さんが、多いということ。
確かに、宝塚は、男役さんが、中心かも知れませんが、やはり、覩る側からすると女性が美しくなけれが、男役さんも映えないと思うのですが(^_^)
プロローグ高嶺さんのの伸びやかな歌声から始まって、花総さん以下の、女役さんの麗しいダルマ姿(*^^*)。
そして、ア・カペラの轟さんの素敵な歌声。できるなら、この場面地声で、聴きたかったですねぇ。友人は、事故って、マイク壊れてくれいないかしらなんてことを申しておりました(^^;;

ハーレムナイトここは、もう轟さんの妖しい魅力が、満載。きざで、そして、死の世界に翻弄されるその姿は、セクシーですねぇ。
轟さんは、手が大きく、指が細くて長いので、銀橋で、ダイスをふる手が、映えますね。
そして、えびらさんの大人の魅力。また、星奈さんのセクシーな目線のファムファタルと三者の魅力に溢れていて、こういった物語のある大人のショーといった感じは、大好きなので、どこを観ていいか迷うぐらい(*^^*) 五峰さん以下のの色っぽいダンサーやギャング達もカッコイイシ最高。
ジゴロトリオでは、楓さんのダンスのキレの良さが目につきました(^_^)

ラスト・ドリームさわやか高嶺さんの本領発揮という感じでしょうか。ブルーの衣装が、お似合いで、美しいこと。またまた、ダンサーの五峰さんの目の使い方が、セクシー。
目は、口ほどにものをいいと、よいわぁ(*^^*) また、花総さんとのデュエット、もうきれいですね。
しかし、なんてスタイルがよいのでしょうか、シースルーの白いドレスは、女性の私もドキドキしてしまいました(^^;;

ブロードウェイ・メロディここでは、轟さんは、オケ・ボックスからのご登場ですが、オケの方にちゃんと挨拶されているのね(^_^)
星奈さんと轟さんて、とっても都会的で、大人のカップル。娘役のオレンジや黄色のお衣装が、男役の黒エンビに映えて、お洒落〜(*^^*) な場面です。
ちょっと、高嶺&花総さんで同じようなデュエットが続くのが不満といえば不満。

ル・ジャズ・ホットもう、熱く(暑く)クールビューティな轟さん、始めにあまりの派手さとかっこよさに悩殺されてしまう私です。完全に目がハート状態(*^^*)
友人が、轟さんの姿をみて、一言「はでー」私「いいのよーあの派手な衣装に顔が負けていないんだから」という会話をしてしまいましたわ....しかし、踊りに踊っていますね。
轟さんのダンスは、決して技術的に上手とは、私は、おもえないのですが、観客にアピールするという意味では、魅力的(^_^) きっと、誰よりも踊り込まれたのでしょうね。
群舞をひきいても貫禄充分でしたわ。
また、高嶺さんの熱唱に拍手。

イントロダクション&ロケット和央さん、身長が高い。白い衣装が、お似合いね。
ロケットは、ちょっとふらつき気味の方もいらっしゃいましたが、でも元気がよくて楽しいわ。
フィナーレあっという間のフィナーレで、高嶺さんにからむ、星奈&五峰さんに悩殺。素敵(*^^*) それに続く、和央さんのかっこよさ。男役人を率いてのダンスは、長身をいかして視せてくれます(^_^)

そして、トップトリオによるサヨナラ場面。しかし、きれいなトリオですねぇ。金に白の衣装が、映えに映えるトリオです。7月で見納めというのが寂しいという気がいたしました(-_-)
残念だったのは、私が観た時は、いつも高嶺さんが、お疲れ気味だったこと。
フィナーレでは、ちょっとヨロメイテいらして、無事、千秋楽を終えられてほっとしております。
東京でのV&Vは、覩る予定をたてておりますので、ぜひ、体の調子をなおしていただきたいな。
また、前回、キングを演じられた草刈さんが、今度は、おかまさんですよねぇ。それは、もっと楽しみだったりしますもの(*^^*)
高嶺さんの今後の活躍を期待して、ショーの感想を終わりにしたいと思います。
あっ、もちろん、轟さんの活躍も...どんな麗しいゴーストさまでしょうか。



Macsさまのご感想




このお芝居。視覚的にはとても楽しめます。衣装も豪華ですし、主役お二人の美しさも文句なし。
また、モラルだなんだは私にとって全く気になるものではありませんでした。(この辺り、古くからの宝塚ファンの方とは意見が違う・・・)
では、どこが納得できなかったのか。
ストーリー的な部分ではオペラオオペラ様が感想のページで書いていらっしゃることにほぼ同感です。「危険な関係」という小説の反道徳的な要素を取り上げながら(中途半端ではありますが)、結局は宝塚らしい純愛物に落ち着けてしまったところ。これが一番納得できない部分です。

いろいろ波乱はありましたが、その分深く結びつき、あの後幸せを掴むであろうダンスニーとセシル。この二人は良いのです(ファンだからではありませんよ(笑))。
結局はメルトィユによって操られていた人形のようなものですから。
でも、自己の欲望の赴くままに、人を弄びながら生きてきたメルトゥイユとヴァルモン。
もしかしたら二人共あの後死んでしまうのかもしれませんが、お互いに対して被っていた仮面を外し、お互いの本当の気持ちを確かめあう・・・状況はどうであれ、究極のハッピーエンドです。
そして、様々な恋に身を委ねながらも、いつも心の深い部分では相手を求めていた・・・形はどうであれ、究極の純愛です。でも、この二人は全く考えていないのです・・・この二人によって破滅させられてしまったトゥールベルのことを。
確かにヴァルモンは修道院に入ってしまったトゥールベルを探し出し、罪を償おうとしたかもしれません。
でも、あのラストシーン。メルトゥイユと二人でただただ歓喜に身を任せ、ひたすら踊り狂うヴァルモンの頭の片隅にでも、トゥールベルのことがあったでしょうか?きっとなかったでしょう。
観客はこの二人の息を呑む程美しく情熱的な表情や姿に騙されてしまいますが、結局この究極だとも思える愛は、一人の女性の不幸の上に成り立っているのです。
この作品ではそんなことを完全にどこかへ追いやってしまったのです。何が何でも美しい純愛物・・・という部分がどうしても納得できなかったのです。
でも途中からは頭を切り換えました。あのラストの”二人だけの舞踏会”はヴァルモン&メルトゥイユのためではなく、高嶺&花總のために用意されたものだと・・・。
そう思って観れば、あのラストシーンはサヨナラ公演としては最高と言えるシーンでした。
この辺りが”サヨナラの柴田”と言われる由縁なのでしょうね。

そして演出で気になったのは、やっぱり市民の群衆のシーンでしょうか。
これは柴田先生の良さでもあるのですが、どうしてもきっちりと時代背景を描こうとされるんですよね。今回も様々な立場の階級の人達を登場させます。
ただ、それらの人々がきちんと描けていない気がしました。
特に市民達に関しては、おまけ扱いです。だから、市民達のシーンで、お芝居の流れがぶつりと途切れてしまったように感じました。
この辺りも、イマイチお芝居にのめりこめない要因でしたね。

この作品に対してはいろいろ意見があり賛否両論でした。
でも、これだけ言っておいて何だと思われるかもしれませんが、私は良かったのではないかと思います。
何故なら、高嶺ファンがみんな満足しているから。
私の個人的意見として「サヨナラ公演はとにかく退団する生徒さんとそのファンのためにあるべき」だと思っておりますので、そういう意味ではこの作品は素晴しい作品だと言えるでしょうね。
と、これが私の「仮面のロマネスク」を観ての感想です。


K子さまの千秋楽ご報告


雪組の千秋楽は、アドリブが面白いと以前から聞いていましたが、それが、実感できました。
アドリブが入るような隙があまりないようなストーリーかと思いきや、かなり笑わせてもらいました。
阪急HPでも確か紹介されていましたね。
特にヴァルモンとダンスニーのあの2人のやりとり、も〜う最高でした。
ダンスニーが年を聞かれ、「22です」といった後のヴァルモンのアドリブ「サバよんでるんじゃないか?」には大爆笑でした。そして、「おりをみて君と会せる事も出来る〜」のあとダンスニーが「嘘ついてませんよね」って。も〜うまたまた笑いの渦でした。
轟ファンの方はご存じのことと思いますが、アドリブお上手ですよね。
頭の回転がなんて速いのかしら...大いに笑わせてもらいました。
その他の方々も、さっすが絶妙のタイミングでアドリブを入れる。恐れいります。「芝居の雪組」健在って、改めて思わずにはいられなかったです。
轟サンちょっと声つらそうかな〜って感じました。結構ハスキーな声が目立った気がします。
でも、根性でのりきっていられました。またその姿が感動的なんですね。
いろいろな思いが私の中に蘇ってきて、それこそ、ユキチャンさよならを意識しないように...なんて思ってもそれは、到底無理なことでした。
メルテュイユ邸を出て行かれる泉ロワールや翠ウ゛ィクトワールの場面あたりから、悲しみを徐々に感じ始め、絶頂に達するのは、やっぱりラストのヴァルモン、メルテュイユ2人だけの舞踏会ですね!
ゆきチャンは、「笑って送ってくれないか」なんて平気?!で言ってくれたりするもんだから、も〜うその言葉で一気に悲しみが込み上げてしまいました。
HP上では、この場面について色々な議論がされているようですが...あえて難しい解釈は考えずにこの時は、観ていたと思います。ご容赦を!

ショーでは、皆の力の入ったダンスに組の一体感を強く感じました。うるうるしながら、観ていたので、細かいところよく覚えていません。
ショーの中で好きな場面は、ブロードウェイメロディ轟サンの銀橋から始まって、ストリート〜セントラクパーク〜マンハッタンの夜で、はなチャンが去った後のゆきチャンがしょんぼりするところから、音楽が始まって、銀橋へ向かう時、下手袖と上手袖に手で合図して、皆が出てきて勢揃いするところ。
ここが、ゆきチャン率いる雪組ここにあり!ってなんともいいがたい、こう奥の深〜い何か..やっぱり愛かしら..を感じてしまいます。ゆきチャンと雪組生達の間の...ゆきチャンの何気ないしぐさ(手のカモンって言うような合図)なんだけど、印象強くて、最後にはここが私の中でクローズアップされていきました。とっても好きなワンシーンです。
この後の銀橋にずらっと並んで、歌い踊る42nd Streetの場面もお見事!!
黒燕尾って、やっぱり宝塚の伝統ともいうべき、男役の基本でしょうか。すってきですね!
他の場面ももちろんそれぞれ思うところあるんですが、今の私の中では、このショーの中のベストシーンかな?!
オープニングのゴールデンサンライズ、ハーレムナイト、ル・ジャズホットもやっぱり好きですけど...ってことは、このショー好きな場面ばかりってこと?こういうショーも珍しいです。私の中では...今までの中で1番気に入ったショーになりました。
皆の最後の力を振り絞るようにして光り輝くダンス、歌1つ1つが凄く深みを増して調和している。迫力満点!! 楽しくて、エネルギーを沢山もらえたショーでした。
大好きなショー しかもラストが観れた喜び、かけがえのないものとなって、私の心に残っていくでしょう。
そして、さよならショーでのゆきチャンは、夜空に輝く星のように、眩しく煌いて笑顔で力いっぱいの歌声を披露してくれました。
それから、最後は退団者の挨拶ですが、退団者が階段を降りる時にかかる「すみれの花咲く頃〜」のメロディが私の胸を詰まらせて、ずっと涙が止まりませんでした。
そんな中、退団者を見守る轟サンやや下向き加減だったのが、凄く印象に残っています。
轟サン 今何を思っているんだろう?? って考えてみたりして、その光景がよけいに私の胸を締付けていました。いろいろな思いが私の脳裏をよぎって心配になって...轟サンずっと応援してるからね。頑張れ!! って心の中で叫んでたんです。
いつもの舞台上での毅然とした男っぽいイメージが強かったので、この時改めて、轟サンの隠された一面を垣間観たようなそんな思いでした。
そして、同期のいらかサンのご挨拶の時に、側に寄って励ましていられました。
それと、ゆきチャンへのお花を、轟サンがつけてあげるのを少し緊張しながら、見守ってしまったのは、確か大劇場では少しお時間かかってしまったようなので...(笑)でも、そんな心配をよそにスムーズでした。ホッとしたりして...
最後に皆さん並んでの「♪すみれの花〜咲く頃〜 ♪」大合唱。轟サンの涙は、実はわからなかったのです。ただ、轟サンの隣にいた貴瀬ゆうサン?が号泣されていたのを良く覚えています。(ゴメンナサイ! この時には既に双眼鏡を通してみても、ボヤけて見えない状態だったので...役に立たない観劇報告者でした。お許しを..)
感動的なセレモニーを観ることができて、言葉にならない幸せ感味わっていました。
観ることのできなかった方、ごめんなさい!
それから、退団者のパレードの後、他の雪組生達が続々と帰られる中、沿道に残っているファン達が公演の終了を労ってか、雪組生1人1人に「お疲れ様でした〜。」って大きな声をかけられる姿が実に感動的でした。りんごサンは、そんなファンの言葉に「未だ、やめないけどね〜。」ってにこやかに応えてくれていました。うれし〜い!ああいう時のファンの一体感って、熱気あって恐いくらいですね。
でも、気持ちは皆一緒ですものね。ゆきチャン 大変お疲れ様でした。
そして轟サン いつも私達ファンが一緒だって事、忘れないで下さい!振り向けば、私達がきっと見守っていますよね。
やうこさん!! また長〜くなり、しかもいつものように拙い文面ですが、状況が少しでもわかって頂けたら嬉しく思います。それでは、明日から夏休みに入りま〜す。またメールさせて下さい。




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