Mac改造大作戦
8.私のMac近況報告!

 ●マイクロドライプリンタ購入(ALPS MD-5000

 そろそろ年賀状のシーズンである。私は自分の撮った水中写真を年賀状素材として毎年年賀状を作成しているが、3年前から写真プリント年賀状を止めてパソコンによる画像処理をし、インクジェットプリンタで印刷した物に切り替えた。
 グラデーション処理やシャドウ、特殊効果など自分の思い通りになる点は良いのだが、使用するプリンタの特性から写真の印刷品質が落ちてしまう事はしかたがない事であった。

 先日MacOS8.5を買いに秋葉原LAOX Mac館へ行き、店内を覗いている時にALPS MD-5000のデモを行っている場面に出会った。たまたま客が持ち込んだ写真データをプリントしている場面だったのだが、ハーフトーングレー階調を多く含む写真に多少のムラが出てしまった点はしかたないとして、その仕上がりには驚いてしまった。
 普通紙に印刷し光沢仕上げ処理をしたのだが、一見写真カラープリントと見間違うほどの仕上がり。肉眼で簡単にドットの見えてしまう私のインクジェットプリンタ(HP DJ850C)とは雲泥の差である。

 最近のプリンタ技術進歩にプリンタの買い換えを検討中。A3サイズのプリントの出来る物を中心に検討していたのだが、一度ALPS MD-5000の画質を見てしまうと大変迷いが出てしまう。そこで自分のプリンタの使用状況を検討してみると、写真データのプリントアウトがメインである事が判明。そしてフラッシュゴールドインク等の特色印刷も同時に行える事もあり、それならばとALPS MD-5000の導入に踏み切ったしだいである。今回は予算の都合からカードでの購入予定なので、いつもの秋葉館へは行かずデモを見たLAOX Mac館へ直行。ついでに印画紙並のプリントが出来る昇華スターターキットも購入した。

 現在使っているインクジェットプリンタ(HP DJ850C)は、3年前にインクジェットとしては最高画質、最高速、高コストパフォーマンスで選択したのだが、さすがに過去のプリンタとなってしまった。しかしまだこいつを押入にしまうわけにはいかない。先日導入したソフトウエアRIP の専用ドライバが使えるので、ポストスクリプトデータをプリントする際には無くてはならないプリンタなのだ。
 そしてALPS MD-5000はSCSI接続、HP DJ850Cはプリンタポート接続なので両方つないでおく事にもまったく問題は無い。結局スペースを広げて2台のプリンタを並べて目的に応じ使い分ける事にした。

 ホームページで紹介している水中写真の高画質データを、普通紙光沢仕上げと昇華プリントでテストプリントを行ってみた。A4サイズに100dpiの画像をPhotoShopで開いてプリント。結果は大変満足の行く仕上がりである。普通紙でも今まででは考えられないほど写真プリントに近い仕上がり、さらに昇華プリントではより鮮やかに色が再現され、しかもドットが無いまさに写真プリントそのままの出力なのだ。難点は1色づつ印刷されるのでプリント時間がかかる事と結構音がうるさい点だが、目的に合わせてインクジェットと併用すれば素晴らしい仕上がりの写真と簡易カラー印刷の両方を使える。(MacOS8.5での動作確認は検討中との事だが、私の場合問題なく動作した事を報告しておく。)

 来年の年賀状はALPS MD-5000で官製年賀状に印刷した物を作る予定である。いつもの水中写真がまるで写真プリントのように再現出来るだろうし、フラッシュゴールドインクで金箔押しを施してみるつもりである。最近のコンシューマ向けプリンタへの技術進歩にはまったく脱帽である。


   MD-5000最適解像度探求レポート
注  意
当ホームページに掲載されている内容により発生した故障、事故などの利害関係につきましては、当方は一切責任を負いません。Macの改造は個人の責任において行ってください。
また、Apple社の保証期間内でも個人の改造により保証が無効となる場合がありますので、十分ご注意ください。


インデックスへ   伝 言 板 へ


tomokazu@venus.dti.ne.jp

(1999/2/1より.or.jpドメインは上記.ne.jpドメインへ変更されます。)