鈴木猛史のコラム

無農薬だからという間違え

2004.2.2.
 農薬の使用不使用にかかわらず、普通にお茶を飲む分には残留農薬の心配はありません。静岡では食べても大丈夫という国内の茶栽培の最高レベルの厳しい基準に、農薬の使用を決められています。

 無農薬で栽培している私が言うのですから信頼して下さい。

 以下の文章は、あるところで見たものです。
|(前略)一般的にお茶を育てるのに数回から10回以上も
|農薬を散布します。お茶は畑でとれてから製品となるまでに
|『洗う』という行程がありません。ということはお茶の成分
|以外に残留農薬も一緒に飲んでしまうという(後略)

 上の文章は完全な間違えです。
そもそも
  • 残留農薬が問題ないように基準を設けていること。
  • それがお湯で簡単に溶け出すことはありません。
  • 『洗う』という行程があっても、農薬には意味がないです。

 ですから、普通に国産のお茶を飲むにあたって、残留農薬はご心配なく。そんなことよりも、無農薬でやることは、
  • ちょっとした工夫で使わなくてもできるから、
  • ちょっと他のこと(二番茶が採れない)を我慢すれば、
  • 散布する農家の健康や苦労に思いをよせて頂けるなら
 そんな風に応援していただけると、私はうれしいです。

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