2002 「ちょー弥生(後編)」
十六日(土) 台風上陸
「ダル」――GOL
来た。
来てしまいました。
来てしまいましたよ。台風が。東京上陸です。
とりあえず夕方から町田で飲み会をやって迎え撃ったはずですが、メンバー全員基本的に討ち死に。というかエー。まめ先輩。一応たまに会う、普段離れて暮らしている後輩に対して。
「よお」以外に挨拶なしというのはどういうことか。
もっとこう、積もる話とか……。と言ってる間にも柴三郎のスクリュードライバーを勝手に飲んだりといった。
悪さばかり。
13期生ワルワルチームはノリノリのやり放題でした。大丈夫なのかこの人達は。
そして久々に会った河邑は「父親としての心構えは?」と聞いたら「構えるってことは平常心じゃないってことだからもうダメなんですよ」「オー」などと。すごい落ち着いているかと思ったら。
「ひそひそと内緒話をして人の気分を害する伝言ゲーム」とか主催していやがった。飲みの席で。君ら高校生の飲み会か。というか言いたいこと言い過ぎ。やりたいことやりすぎです。無法地帯です。
か。
かわらねえ……。
でもつまんないギャグに対してシベリアのように厳しいところは非常にグー。引き締まります。
十七日(日) 若竹の会
「わ、わ、わ、笑い死ぬ……」――yu2
そんなわけで昨日上陸した台風をお迎えしての若竹の会。
本日はまめ先輩には「神」をやってもらい、フレッシュパワーでマンネリ打破を狙います。
しかし残念! 今日は台風の他にハリケーンも来てしまいました。
つまりシナリオ瓦解。
ゲスト参加のまめ先輩はキャンペーンの途中へポンと入ったことから、いくらなんでも情報不足だということで苦戦していたそうですが。とりあえず傍目にはそうは思えなかったな。つーか神。
神・大神官・神官のスリートップが揃ったパーティーは強かった……。上の世界の時点でバラモスゾンビを出すくらいのズルを試みたがあっさり撃破。ハリケーン暴れすぎ。
ゲーム後ー。
皆で町田へ繰り出し焼肉ー。まめ&磯野パワーで、とりあえずyu2撃沈ー。
笑わせすぎ。つーか俺も横隔膜やばかった。帰りの車運転中何度か急にお腹がつるし。非道っ。
そんな台風直撃でした。
十八日(月) 歯医者失敗
「目を閉じるのが恐い……。
目を開けてるのも恐い……」――彩木あや
そう。歯医者。
この月末からまた旅行なのでそれまでにはキチッと歯を治しておきたいのだけれど、今日は学校にバイトに行ってうっかりしていて歯医者のことを忘れてしまっていた。
良くないなあ。歯って気合い入れて一気に直さないと絶対ダラダラするから。参った。
2巻あたりから段々とこの物語の「冥さ」が顔を見せ始める。
それは物語の核心に触れる学校にまつわるエピソードであり、それ以上に登場人物達の心の中の暗さである。
よって特に印象的なのは単に暗いのみで終わらなかった美咲のエピソードであり、またその回を見ると作者の絵柄がこの作品の印象をライト(風に見える)に留めることに大きく貢献していることがわかる。
この話でもう少し別の絵柄だったらどういう作品になっていたのだろう。とてもアフタヌーン臭い感じになっていたのではないかという気はする。
とにかくお勧めなのは間違いない。漫画好きの貴方に。
十九日(火) 飯田橋
「お前は、能力はないからなあ! ハハ!」――I垣先生相変わらずあんまりです。
本日は、ヲベロンのお膝元こと飯田橋に大集合。
I垣先生と、後輩にあたるT某大学を今年卒業された方と三人で、卒業祝いというかなんというかそんな感じの集まりです。
集合してすぐ、俺が法政大学の位置を真反対に思っていたことが発覚したり。ちょっと散策のはずがI垣先生の歴史探検ツアーになってたり。江戸末期に飯田橋付近の土地を買い占めてた業者の職種とか知らないよ……。ちゃんと歴史発見しておけば良かった……。
そんなわけでこの飯田橋はI垣先生にとってはわりと馴染みの深い場所だったようなだが、案内してくれたお店が潰れていて先生呆然。
「田原屋ってのは、芥川の時代から有名だった老舗なんだけどねえ。田原屋の潰れる時代かあ……」
かなり意気消沈されてしまった。
その後、近くの飲み屋に入って飲んだり食べたりしつつ。後輩の彼が劉秋華とバッチリ同郷だったことが判明したり、研究を続けながら教育実践にも絡んでいきたいというバリバリの実力派だということが判明して居心地が悪くなったりした。
I垣先生はわりに食べ物の味に厳しいので。あの、俺も自分でもかなり色々煩いんじゃないかとは思ってるけど。IHARONとか俺とか鷹村さんとかてーとくとか現代さんとかって仲間内多いな! 食べ物に厳しい人!
でもI垣先生は結構かなりです。飲んだ店のビールが気に入らなかったのか、ラーメン屋に入り直しました。素敵。
I垣会は解散で、残った学生二人で新宿でちょっと飲んで解散。大学院生活について色々質問されたのだけれど、ハッキリ言って行った場所によって全然違うと思うので、あまり有益なアドバイスは出来なかった。残念。
二十日(水) 日本学術会議
「エスプレッソもおかわりできますが?」――え? そうなの? さすが都内の喫茶店だ……。
学術会議受付のバイトー。
乃木坂まで行って知らない人がたくさん来る会場で粗相のないように働くというのは、やたらと緊張した。
終わった後、喫茶店で皆でグッタリとコーヒー飲んで黙り込み。
その後飲みに行こうという元気もなく解散。俺だけじゃなく、みんな結構憔悴してたなあ……。
二十一日(木) 春分の日
「秘密」――近藤陽子
昨日、一昨日の疲れのせいか起きたら昼過ぎ。
ぐったりしていたが、祝日ということで家族に使い倒された。
木々津克久 『おどろ〜陽子と田ノ中の百鬼行事件簿〜(1)』 講談社 2002
これなんだっけ。マガジンスペシャルかなんかに連載してたのだっけか。
とにかく、連載中から読んでいたのでコミックスを買ってみた。以上。
内容は、サブタイトル見ていただければ。とりあえず読んでみれば、俺は買うだろうと皆納得してくれるような感じです。あとせっちんなら「ふーん」くらいは言ってくれるかも。
凄い面白いってわけではないし、凄い絵が上手いってわけではないし。というか萌え系好きはどうかなあ。
あと残念なことに凄い考証が深いというわけでもない。まあ、趣味で読む漫画です。
なんか好きなんで。このテーマだし。ということで。全然誉めてないみたいだなあ。これ。
とりあえず地域の伝承に踏み込んで漫画で描いたというのが偉いと思う。意欲作。ということで。一巻で言えば函館の話は結構良かったのではないかと思う。
あ。あと八王子城趾のレポートがあったので地元民としては面白かった。マル。
二十二日(金) 歯医者
「はいよく頑張りました」――先生、小学生じゃないんで……。
なんと。素晴らしい。
普段はなんだかんだで最後まで治療しないうちに行かなくなってしまう歯医者ですが。
今回ばかりは根性が違ったのでしょうか。先生から正式に「治療終了」というお墨付きが出ました。
これは、本当に小学生時代以来の快挙ではなかろうか。ハラショー。
これで心おきなく旅行に行けます。虫歯持ちで長期外出はやはりちょっと嫌なものなのです。
二十三日(土) どたのみこん
「アレレー!? 帰れなくなっちゃヨー! ヤバイ!」――鷹村さんinUO
週末は鷹村家で飲み会です。
だいたいこういう時に鷹村さんのPCを触らせて貰うのだけれど、とにかく回線が早い。うちもニッパッパ時代に比べればかなり早くなったのだけれど、いいなあ常接。
そしてやはりというかなんというか、これだけの環境がないとUOは難しいのだろうなあと思う。見ていても。重そう……。そしてあまりにも殺されてます。UO。これがPKか……。
って単にモンスターに殺られてるだけですか。ドウイウコトデスカそれは。
二十四日(日) 墓参り
「じゃッ、休み明けにっ!!」――伍十サトル
鷹村家で起床。
ねむねむ。しかし今日は朝から墓参りがあるのでとりあえず家に変える。
横浜線で寝たのでなんとか車も運転できて、お墓参りも終了。
親戚一同で食事をして解散。なんか午後遅くに食べたので夕食採る気もせず、そのままダラダラと一日終了。
ま。たまにはね。
異色の学園ものゴルディアス、ここについに未完。
というわけで最近大プッシュしていたゴルディアスですが、人気か。やはり人気が出なかったのか。三年間の学園生活のうち一年目が終わった時点で一旦終了であります。
まだ途中の物語について色々語るのは良くないので内容はとにかく読んで。1,2巻が面白かった人なら損はないし3巻からいきなり読む人もいないだろう。
そして読んだ人は是非俺と伍十サトルについて語り合おう。脇役好きの俺の血が騒ぐ。こんなにも素敵な脇役。まさに脇役of脇役の称号を与えるに相応しい彼なくして3巻は語れない。
なんて偏った書評だ。
二十五日(月)
「明日は早いのでよろしく」――母上
昨晩は変に早く寝たせいで日付変更頃に目が覚めてしまった。
まあ休みだしってことでネットなどしてから寝て。
すると目が覚めたら17:00。
まあ月曜だしということで立ち読みに出かけ。
明日が早いので就寝。
ま。たまにはねって二日連続かオイ。
二十六日(火) 早朝母送り
「ほら〆葉。和尚の日頃の行いが悪いから出発が雨だよ」――伯父さんちょっと
祖母と母が関東八十八カ所巡りというツアーに出かけます。
朝五時半集合で。
そしてバス発着所まで送りに行くのが。
俺。
準備含めて四時起床って、それは普段なら下手するとちょっと夜更かししてると来てしまう時刻なんですが。
一応前日は早めに寝たけれど、それでも眠っ。ネムムムム。
朝から元気な祖母に押されっぱなし。どこのコンビニのおにぎりが美味いか議論に参加できず悔やまれる。祖母的にはローソンが一番らしいが、どうなのだろう。
ま。ローソンでおにぎりだけ買ってバス発着場へ。二人を見送って帰宅。
あまりにも眠かったので寝直したら、目が覚めたらまた夕方。
たまにはっつーか三日連続カヨ! 昼起きろ! 俺!
二十七日(水) Kanon最終回
「なんだ、見てないのか」――yu2
この日は、アニメ版のKanonの最終回だったわけですが。
時間も凄い時間だし、なんか三本いっぺんに放映だかで長かったし。
そんなわけで録画予約をして安心して寝たのですね。
ところが油断していた。後日見てみたら、一時間半だかに渡って延々と、なんだか映像のヒネ曲がった感じの、海外の放送みたいな、いかにも深夜にやってそうな番組が入りまくってるのですよ。
Kanonの「み」の字もありません。「み」なんか元からないけど、それにしたってなんですかこれは。
俺はこの年にもなってビデオの録画予約を失敗したということだろうか。あまりにも初歩のミス。
そんなわけでアニメ版のKanonに対して、肯定することも否定することも、斜に構えて茶化すこともリスペクトすることも。
何一つないまま終了。
何一つない。どうしようも、ない。
二十八日(木) 学校
「もー温泉入った。つーか食い過ぎた」――ヤスめ
旅行出発前日。
というか今回の旅行は前半を鷹村さん、ヤスと一緒に行動するのだけれど、二人はすでに今日出発してます。俺は今日、事前に学校でゼミの予定が入っていたので合流できませんでした。
そんなわけで二人が長野で楽しく温泉に入ってる時に、俺はゼミでボッコボコ。
実に理不尽だ。
そして夜、IRCでyoungさん相手に直接旅程を聞いている俺。
大丈夫なのか俺。
しかし、久々だなあ。夜行でなく普通に旅行に行くのは。いつ以来だろう。
そんなわけで明日から、春の旅行開始です。