銀天盤 ○日記帳扉 ○前項 ○次項


2001 「師走の戦士、シワスダー2001!(前編)」


一日(土)

「内親王殿下、御誕生、おめでとうございまーす!!!」――俺等


 皇太子ご夫妻に無事、御子様が生まれましたことよ。

 それを記念して今日のひとみツアーズは皇居へ。

 メンバーは俺、ひとみ悟空、柴三郎、ヤス。途中で酒を買い込んで車中はご祝賀ムード全開。飲んで騒いで飲んで騒いで飲んで騒いで敬礼して万歳を叫び、皇居の近くでちょと静かになってもみたりする。ヘタレ。

 いやーしかしおめでたい。なんとなく暗いムードの新世紀最初の年だったけれど、最後の月に良いことがありましたことよ。素直に、ばんざーい。

 あとはとにかくお健やかにお育ちくださって、ついでに美人だと言うことないんだけどな。あはは。

 ともあれ、素晴らしく良い日でした。


二日(日) Hot Spice演習

「もう、ビニルシートはなかったよ」――柴三郎の報告


 帰宅は午前三時。のさばり過ぎだ俺等。

 今日はサバゲの日でしたが、結局持ち帰りの仕事があった俺は不参加。家で死んだ魚のような目で調べもの。

 結局これが五時過ぎまでかかってやんの。進行押してるなあ。

 夕方、結果を聞こうと思って電話を入れてみたら、鷹村さんのところで打ち上げているという。

 あの人明日帰ってくるんじゃなかったのか。とか考えながら合流。ピザを食ってはカプヌケ2。

 を、背中にこっそりここでも調べもの続行。進行押してるなあ。

 今日は十二月にしては暖かく、サバゲの方はかなり遊べた様子。良かった。

 しかし、二日連続柴三郎、良く体力が持つな。


三日(月) 鷹村会

「GOLちゃんもこんな気分だったのね」――格ゲー育成虎の穴について。柴三郎


 週はじめから図書館に詰めて調べもの。

 頭がおかしくなります。なんで世の中にはこんなに本があるんだ。

 五時で限界。今日は帰る。

 夕方から鷹村さんの出張土産を飲み干す会。鷹村邸についたらもう柴三郎が来ていた。三日連続か。凄い体力。

 ひとみ悟空が来るまでカプヌケ2で鷹村さんを鍛える。格ゲーをコミュニケーションツールくらいにしか考えていないヌルゲーマーに対し容赦なくビシビシ仕込む。

「ダメ。話になんない」

「連射しないまず」

「当たってないからそれ」

「キャンセルくらいやれって」

「対空しなきゃ」

「ゲージを考えてほら」

「すぐ飛ばないの」

「なんで出来ないかなぁ」

 などという言葉は一つも使いませんでしたよええ。

 本当ですよええ。

 そんな僕らの鬼のような嫌がらせに文句一つ言わずつきあう家主。努力の人鷹村。

 その甲斐あってか、その後合流したひとみ悟空とほぼ互角の戦いを繰り広げる。一日の努力でこんなにも上達。人間て素晴らしい。ブラボー人類。

 しかし実力が付いたら調子に乗ってきた鷹村さん。対戦中に喋る余裕が出てきてしまいました。

「いやーん。削っちゃいやーん」

「あらあらー。それはそれは」

「おっ、今のは、なかなかじゃないー?」

 等々。

 PLの怒りゲージをブチ切れさせる恐るべき攻撃が炸裂。ついついムキになって勝ち星献上。

 やるな鷹村流!

 まーしかしほんとに、みんなの腕が拮抗していると面白いです。対戦。

 あとはコントローラーがなあ。ドリキャス。


四日(火)

「多津丘君学校に住んでるの?」――学友A


 当然午前様で帰宅。さて。寝るか。

 寝て起きると昼。こっからまーた学校で調べもの。

 今日は出が昼だったので九時ギリギリまで調べもの。

 終わって帰る途中にジャンプ等、月曜発売の漫画を立ち読み。しかしヤンマガはもう見つからず。今週はカイジ見逃したなあ。

 帰宅後はネットゲーで終了ー。明日へ。


五日(水)

「これはですね……。なんとかしてください」――T崎先生


 朝起きて学校。

 今日は修論の打ち合わせ、のはずだったのだが、教授と先輩の一人が明日学会へ出す原稿が締切だとかで、ゼミは大わらわ。

 俺もその手伝いで今日は終了ー。自分の研究の万倍は辛い。何故って基礎知識ねーんだもの! ドクタやプロフェッサのやってることなんかわかるかいなー。

 などと弱音も出る出る。客観的に見てほとんど役に立ってないものなあ。

 明日は今日よりマシになろう。そんな日。


六日(木)

「多津丘さんは学校に住んでるんだね」――学友A


 昨日帰宅後、ネトゲで徹夜。就寝朝十時。

 特に何も言うことはない。yu2さんおつきあいありがとう……。

 起床夕方六時。そこから学校へ。

 九時まで調べもの。帰宅。

 帰宅途中にサンデー、マガジン、ヤンサン、ヤンジャン、モーニング、チャンピオンを一気に立ち読み。

 警察署長や大使閣下の料理人やどうだ貫一やあれやこれやが面白かったような気がするが、どれがどんな漫画だったか内容を良く覚えていない。いかん。これは良くない兆候だ。

 とはいえ今日はもう寝よう。そうしよう。サラバイ。


七日(金)

「星野阪神監督に賛成ですか? 27人にアンケート。

 YES 11人

 NO 13人

 どちらとも言えない 3人」――テレ朝名古屋支局調べ


 起床。朝食後学校へ。

 今日が終われば明日は休みなのでなんとかやった。やっつけた。

 午後、奨学金の返還説明会へ。冊子に書いてあるとおりのことをなぞる怠いビデオを延々見せられて士気低下。ぐんぐん低下。馬鹿じゃないんだから読めばわかるよ。こんなの。

 その後劉秋華がつかまったので久々にダラダラと話し込み、帰宅。

 でもやり残しがあったのでまた学校に戻ったりした。ハハ。


○今日の妹子さん

「このキンスマ、先週やるはずだったんだよ」

「ああ。特番で潰れたのか」

「そうそう。愛子がぁ。生まれたからさぁ」

 ……愛子? って。

「呼び捨てるなぁ! 様とか内親王殿下とかつけろぉ!」

「あ。ゴメンゴメン。失敗しちった」

「オマエの家族かっちゅーの! 身内かっちゅーの! 親戚かっちゅーの!」

「ほいでさ。先週やる予定だったんだけど、うちの愛子がぁ」

「うちのじゃねぇーっっっ!!!」

「うちの国だからいいじゃんよ」

 ……。

 いやまあそりゃそうなんですがね。


八日(土)

「おお多津丘よ。徹夜ネトゲ会議で死んでしまうとは情けない」――王様

 ……悪かったな。

 今日はK-1があったんですけどねえ。

 剣道の鍔迫り合いもそうなんだけど、クリンチっつーか、あの相手と密着してどうこうするアレ。

 立ち技最強を決めるんだかなんだかしらねーけど、ボクシングにキックを入れたくらいのルーリングで勝負してるんだからサー。膝蹴り禁止にしてやれよ。

 「本来」手合いの距離より近くへ寄ったなら、頭突きなり噛みつきなり組み討ちなり目つぶしなり、その状況に応じた技の応酬が始まるわけだろう。

 それを「なし」つってルールでカットしてんだからサー。クリンチ状態で回し膝うったり、クリンチからの離れ際に膝入れたり、そういうのナシにしてやれよ。

 なんだかなー。ルール上の「安全地帯」の際で色々やろうというその神経が気にくわねえ。「膝対策が出来てない方が悪い」という意見はあるだろうが、「この状況では打ち合わない」っていう暗黙の了解を無視してやり放題する方が勝つ競技に魅力はネエだろう。

 どうせ実戦的でも何でもないただの競技なんだしさ。いージャン別に。膝禁止で。

 そんな嫌なことを思った一回戦第二試合でした。

 全体的には盛り上がったし、良かったんじゃないでしょうか。破壊王マーク=ハント。格好いいんじゃないでしょうか。「魔人ブウ」とはよく言ったもんだが。


九日(日) 刑事ナッシュ

「犯罪者は死ね! 今すぐ死ね!」――任意さん


 昨日はちゃんと夜寝ることが出来た。素晴らしい。

 朝起きて運動して朝食とってからガオレンジャーや仮面ライダーを見ることの出来る喜び。

 健康な生活健康な生活。

 その後刑事ナッシュを見て昼食とって。

 合間合間に家の仕事をやって。

 非常に休日っぽく休日を過ごせた。満足。


十日(月) UP`S

「てきとーに書いたので笑ってもらえるのがサイコー」――柴三郎


 で、週はじめから徹夜明け。

 あーあ。

 朝、とにかく寝る。寝た。

 起きたら夕刻。今日は探したいCDがあるので八王子かどっかに出なければ。

 しかしひとみ悟空が誘って来たので出先を町田へ変更し、そのままツアーズ。

 そのままカレー。

 そのままゲーセン。

 柴三郎大連勝。

 帰って寝たかった。


十一日(火) 14:00共同研究室

「大神さんの、ダメ人間」――エリカ=フォンティーヌ


 が、また徹夜。

 しかも作業は昼まで引っ張る。

 しかたないので昼から寝る。

 起きると夜八時。

 良くない。この暮らしは良くない。

 「この生き方はダメですぅ……」そんな感じ。

 とはいえやることはあるので夜八時から学校へ。

 詰めて作業、帰ってきてまた作業。

 四時頃終わったので寝ようと思ったけど目が冴えて寝られない。マズイ。昼夜逆転だ。

 仕方ないので「寝たつもり」を採用。寝てないけど早起きのつもりで暮らそう。水曜日。


十二日(水) HELLSING

「アニメスタッフ死ぬか」――俺


 やあ。一ヶ月ぶり。

 この次の月、一月の12日が修士論文の提出〆切で、それまでの間日記は完全にお休みでした。

 よってこれ書いてるのは年明けて2002年の一月です。

 この日なにやったっけかなあ……。

 なんかHELLSINGにアニメオリジナルの女吸血鬼かなんかが出てきてスゲエ嫌な気分で寝た日だったと思う。


十三日(木) フルバ

「これからフルバのビデオを見るから話しかけるな」――yu2


 翌日何故か余所の大学まで呼ばれていたので、なんだろうと思いながら普通に論文書いていた覚えがある。

 この日までだったな。平和は。


十四日(金) 12:00立教大学食堂

「……。」――俺


 わりとターニングポイントの日。

 主査の先生との一時間ほどの話し合いを経て。

 修士論文の内容が当初予定の四倍程度に増えた。

 詳しいことを説明すると長くなるしたぶん伝わらないと思うので経緯は省く。

 大変なことになった。本当に。


十五日(土) 

「目が覚めたら午後九時の気分」――俺


 昨日のショックか凄い寝てた覚えがある。現実逃避。

 この日から一ヶ月、ほぼ毎日必死で本を読んでは論文構成を考える感じ。

 それでも明日は若竹の会でした。しかも十二月のスペシャル。

 なんともはや。


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