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2001 「いまはもう皐月(前編)」


一日(火)

「ダラダラ曜日」


 今日が連休の谷間ですが。

 我等が某美林学園は、明日に開講記念日の代休を持ってきてしまっているのですね。

 てーことは今週で休みじゃない日は今日一日だけということでして。結構な数の先生方が、今日は休講にしてしまっているのです。

 つーわけでまあ、閑散として活気のないキャンパスで一日、のんびり図書管利用などしておりました。


 しかし、今日指摘を受けて気がついたのだけれど、一冊だけまだ返却していない本があるというのだけれど、おかっしいなあ。記憶にないぞ。借りた本は全部まとめて運用しておいて、まとめて返してるはずなのだけれど。

 どういうことだろう。


二日(水) 開講記念日代休

「連休天気悪いね」


 さて。休みの日は学校が開かないのですが。

 だからといって連休中ずーと家にいるのも阿呆です。今日は映画ですよ映画。

 といっても近場ですが。新百合のワーナーで「隣のヒットマン」を見てきました。

 ダイ・ハードの主役としてヒーローのイメージが強いブルース=ウィリスのちょっと違ったところが見られることと、お話が面白いということで。ライト系が好きな向きにはお勧めできる映画化と思います。

 ただ、ヒットマンという単語がタイトルに入っているわりには、それっぽいシーンは「レオン」とかに比べても薄いので、バリバリのガンアクション好きとかにはちょっと物足りないかも。

 まー御ふらんすさんが好きな映画とかは、出てくる兵隊さんがみんなミンチになって終わるやつばっかりだろうから(※偏見)一般人には逆に薦められないだろうから、これはこれで。


三日(木) 憲法記念日

「憲法記念した?」


 本来はゼミのある日なのだけれど、まあ休み。

 来週に向けて準備とかしようにも学校が開いていないので図書館が使えない。

 これはわりと痛いのだなあ。市立図書館とかではなかなかマイナーな本が置いてないし、都立や国会図書館に行くのは遠いし人多いし勘弁。

 などと思っていたら妹子が、いよいよ一人暮らしということで明日、その荷物のうちいくらかを運んでしまおうということらしく。そのための荷造り作業にかり出される。

 あれをこうーせいどれをどーせいと支持を受けながら、重い物を運んだり運んだり運んだりしていると一日終了。どーでもいいが、絶対一人暮らしに切実に必要そうにない物が多いような気がするのは気のせいだろうか。

 なくても生きていける物は、極端な話後でもいいんじゃなかろうか。荷物多すぎると大変だぞぉ。


四日(金) 国民の休日

「待機要因」


 第一次妹子引っ越し。

 しかし、母上が張り切ってしまってシフト変更。俺の任務は自宅待機に。

 ……。

 暇だ。スパロボ外伝でもやろう。

 ……。


「あの、母上? 状況どうなってますか?」

『――波の届かないところにあるか……』

「あー。〆葉です。連絡ください」


 ……。

 こりゃ今日は待ち惚けっぽいぞぉー。

 予感的中。結局23:00まで連絡なし。日用品や家電の買いそろえなども行ったりで、忙しかったのもわかるけれど、一報くれれば俺もちょっと出かけたりしたかったよ……。


五日(土) こどもの日

「嫉み会」


 えー、知人に彼女が出来たので、今日はお披露目でした。招かれ客はやさぐれ全開です。

 僕は明日がサバゲーだったのでそれほど飲まなかったつもりでしたが、最終的にはいろいろボケをかます程度には酔っぱらっておりましたので、他の参加者さんの中には一部トンデモネー被害者の人もおられました。

 被害ですよそれは。ツレに突然彼女が発生! こんな激烈な天災はなかなかありません。妬めー。嫉めー。

 ……。

 あ。ヤヴァい。自分が恐ろしく矮小な人間に思えてきて、これがまた気分がいい! なんとかしないと!

 ダメ人間だもの。


六日(日) Hot spice演習

「成瀬攻防戦」


 今日は成瀬でサバゲーです。

 成瀬の奥深くに何故か存在する通称アルデンヌの森。「相原みてぇ」と漏らして失笑を買ってしまったこの場所が、僕らの七日間戦場でした。

 森は初参戦なので、三回戦やって被撃墜一、撃墜ゼロ、というのはまあ納得の数字です。パートナーのCozyのツレには迷惑かけたけれど、まー許せ許せぇー。はっはっは。


 演習後は食べ放題の店で、今日はしゃぶしゃぶ。

 ノーコメント。


 ノーコメント。


七日(月)

「伊集院のラジオは面白いが夜遅くて健康にいいのか悪いのか」


 連休明けの休みボケでいまいち調子の出ない一日。

 こういう日はペースダウンで乗り切ろう。オー。

 そして特になにもしないまま終わった。

 おしまいだ。


八日(火)

「昨日のテーマは健康に悪いに決定」


 前日深夜ラジオ聞いて寝坊の夜明け。

 火曜は講義もないので学校へも行かず。

 そして特になにもしないまま終わった。

 おしまいだ。


九日(水) 第三ゼミ

「深夜ラジオ以上に健康に悪い講義」


 水曜の講義は本当に辛い。

 メンバー的なものなのでなにがどう悪いとかは言えないのだけれど。

 そして今日もとくになにも得るものなく終わった。

 おしまいだ。


十日(木) 本ゼミ

「タイミング悪っ」


 さあ本ゼミだぁ、と意気込みも空しく。

 本日風邪にて倒れる。

 おしまいだ。


十一日(金) 副ゼミ

「当に何処吹く風」


 あれ。

 一日寝たらあっさり直ってしまった。変な風邪だ。

 今日は衛星講義。まだ機械の調子が悪いのか新宿校舎の板書等がうまく入ってこない。

 資料不備の状態で受ける講義は結構ストレスになるなあ、と感じるコトしきり。


十二日(土) K どたのみこん

「ヲベロンさんサブカル過ぎです」


 楽しい週末は鷹村家で飲み会です。

 メンバーは俺、鷹村さん、ヲベロンなど。

 しかも翌日まで続行。


十三日(日) 続・どたのみこん

「ヲベロンさん妙なマンガ持ち過ぎです」


 朝起きて討ち死に共を後目に俺一人公園で体操などして素敵暮らし。

 しかしヤツらは全く起きてきません。毎度のことですが一人で寂しい。

 昼過ぎに幽鬼のように立ち上がった彼等と食事をとって、そのままドライぶー。

 尾根緑道で睡眠。結局また寝るのかい。

 よく寝たあとは町田で解散。優雅に無駄な日だった。


十四日(月) K hitomiツアーズ

「狩人の時間」


 前二日でちょっと調子狂ってきていたので取り戻すべく、今日は早起きして普通に暮らす。

 主にやったことは日記書きとか。でーっとやり続ける。


 夕方から道場。居合道三段の免状が来ていたので貰ってしまった。三段ねぇ。実感ないわ。


 で、やっぱり久々の出だったのでちょっと居残りでフラフラするまでやって、家へ帰ってさぁ風呂入って寝よう! というときに素敵留守電が。


「hitomiデース。電話くれ」


 しかも母上からも言われたし。「hitomi君から電話あったわよ」て。なんじゃらほい。


「うーす。どしたー?」

「ローソンへ来い」


 hitomiツアーズ開幕! 俺&hitomi&柴三郎。今日は時間も遅いし、ワンツーチへ行ってチャーハン食べるだけのツアーです。

 その予定でした。が、せっかく八王子まで来たのでトマトへ寄ってちょっとゲームを。

 ここでバーチャロンみたいな感じで対戦の出来るガンダムを初めて見て結構びっくり。こんなゲームが出てたんだ。しかしビームライフル遅いなぁ。絵は格好いい。

 で、ストゼロ3アッパーというのが置いてあったので、これならまあ乱入されていきなり死亡! ってこともないだろうと思いガイでゲームスタート! ゼロ3は登場キャラがとにかく多くて、お祭りみたいなものだと思っているのでバランス云々はあんまり気にせずに遊べる良いゲームです。

 つきあいのいい柴三郎が乱入してきてくれたので、久々に格ゲー対戦。大層面白かったが、ちょっとゼロ2とは違う感じのゲーム性になれていない柴三郎を早さで攪乱して勝とうと思って返されるのがムカツク。対応早いんだよ貴様。その置き中パンチ、ガイにもくれヨ!

 最終的に柴三郎のザンギエフに負けてしまった。俺、ザンギ使いのはずなのにレバー入れ長い足払いの存在をすっかり失念していたよ。まさに切り札を最後まで出さない柴三郎に乾杯。柴三郎曰く。


「いや。単に忘れてた」


 ビバ忘却! チキショー!


 その後、プライズマシンにハマって「UFOキャッチャーでワッカを拾って、それを物落とし坑の近くにある杭にかけたら大当たり」という無茶ルールのキャッチャー輪投げに大金を突っ込む素敵コンビを横目に冷やかし三昧。

 で、カンカンに暖まってきたあたりで「柴三郎くーん。僕あれが欲しいなー」と「ラブひな」のグッズのあるマシンへ。「あぁー!?」とか言いながらも二千円を投入してGETGET! 素敵! 柴三郎!


「二千円払えよ」

「なんのことやら」

「三千円返せよ」

「すいませんすぐに」


 今日のミッションはこれでおしまいと、狩りの気怠い達成感と共に煙草ふかす柴三郎。hitomiはまた人生相談電話かなんかかかってきて大変そうだった。

 帰宅後、まーせっかく色々テンション上げて貰ったのでそのぶんちょっと頑張ろう、ということで止まっていた日記とかを書けるだけ書いてみたり。


十五日(火)

「世田谷混む混む」


 妹子のところに車で家具等を運んだりする日誕生。

 遠っ。

 つかれたー……。一日これで終了ー。


 帰りに母上を連れて万豚記へ。チャーハンとか食べた。

 祖母が海鮮丼が好きなので今度連れてこよう、と言っていたけれど、このボリュームは年寄りには厳しいんじゃないかなあ……。


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