2001 「梅雨だくでお願いします。水無月(後編)」
十六日(土)
「週休二日提案」
学校へ行くといろいろと誘惑も多いし雑用も生まれてしまうので。あと単に移動時間が勿体ないということもあり。
本日は自宅学習。雑用は同じく出るけれど、住環境整備のためのものはやっといた方がいいだろうし。
ガーと本読んだり付箋差したりノート取ったりして、煮詰まると家事掃除や明日の若竹の準備。そんな暮らし。
庭のキャベツが終わった。さて、次はなにを植えようか。ガサがあって一度作ってしまえば長く食いつなげるヤツがいいんだけれど……。
やっぱキャベツかなあ。でも連作になる。さて。
十七日(日) 若竹の会
「まがわるい」
今日は和室が取れたので気楽な若竹の会。メンバーは俺、風渡、鷹村さん、柴三郎、ヤス。
シナリヲは中ボス顔見せ→大ボスという流れを、PLが時間をかけて準備したせいもあって顔見せに来た中ボスが撃破されてしまう展開。ちょっと困ったけれど、そこで時間切れになったので次回へ引いて終了。
ちょっと戦力を読み損ねていた。状況限定なしで動く魔術師二人は怖い、と。
今回タクティカル・コンバットの必要性がちょろっと問題になったが、俺はあまり好きではないのだよなあ。
理由一は時間がかかるようになること。みんなが慣れていればサクサク進むのだけれど、自分の手番が来てから初めてPCの行動を考えるような慣れてない人がいるうちは危険すぎる。
わりとベテランの人でも、HEX等を使用して戦闘を始めると「わかりやすさ」という当初の目的からちょっと逸れて、「より、有利な行動」を考える方に時間をかけるようになってしまう。戦場を想像して「右から回り込もう」と決めることと、戦場を模したジオラマを見ながら「こちらの射程内で敵の射角の死角になるところへ動こう」と考えることではどちらが時間がかかるか。自明の理。
理由二として「マンチキン発生率上昇」ということも挙げておく。
遊んだ後は一度解散し、鷹村家で餃子パーティー。メンバーは俺、鷹村さん、ヤス。
飲み食いして楽しんだのだが、ヤスを送っていった後駅のところで鷹村さんと話し込んでいたら電車を三本乗り逃がし、終電に乗り損なってしまった。
十八日(月)
「鬱リーグ開幕」
午前零時過ぎ。とりあえず鷹村家へ帰宅。
終電を乗り逃がしてまで語っていた内容だが、ヤスがいればまだしも、二人の人間が個人の見解を披露し合うだけでは発展性は低く。同じ主張に対しては同じ主張が返るだけ、という堂々巡り構築。
しかもお題は教育問題。俺専門じゃんそれ。
お互いの持ってる情報量が全然違うのに同じ見解に達するはずもなく。気がつけよ俺。鬱。
始発を待たせてもらう間にネットゲー。最近戦争が始まっているので伝言返しの数がもの凄い。それだけやっていたらあっと言う間に四時。
あっと言う間に四時。
「お前さー、自分の時間なんだから、いいんだけど、ホントにそれでいいのか?」
と鷹村さんにストレート説教を食らう。鬱。
電車が動き始めたので帰る。自動改札通れず。
昨日買ってあった切符は24:00で期限切れ。払い戻しもなし。駅員の額の所にファイブミニの空き瓶を力一杯叩きつけて周りの人をオモシロがらせようと企画し、実行寸前で握っていた瓶が割れてしまったので企画終了。
鬱。
始発電車でウォークマン音漏れ青年と一揉め。
鬱。
帰ってみたら、日曜深夜のこみっくパーティーの録画を忘れていたことにも気づく。
大鬱。
とりあえず寝ました。
十九日(火) 修論テーマ〆切
「わるいちょうこうだ」
起床。
今日は修論テーマの提出締め切り日です。
テーマ自体は先週木曜にバッチリ決まっているので、書いて出すだけ。でも先生の判子とサインは昨日貰っておくつもりだったのでまだありません。昨日は学校行かなかったし。
表に出たらダメなことをしそうな感じだったので一日家にいました。昨日は。
しかしまあ、本日21:00までに提出すればよいので、T崎先生に電話をかけて在宅を確認し、事情を話して判子押して貰いに行こうとしましたところ。
「面倒だから木曜に行ったときに押すので見逃して貰おう」
とのご提案。慣例的にそれで来てるらしく、要するに今日が提出〆切ですが、テーマの修正期間内に判子のついてある書類が出ていればよいはず、とのこと。
なんだ楽勝じゃーん、とちょっと復調気味に学校へ。
事務室に出向き、職員(新顔、知らない人)と交渉開始。以下はそのやりとり。
「本日提出の修論テーマを持ってきましたが判子がありません。T崎は木曜に判子を押すので良ければそうして欲しいと申しておりますが、いかがでしょうか」
「多津丘さん、呼び出しがあったの見ましたか?」
「いえ。本日はまず、ここへ来ましたので’(※メールボックスのある院生共同研究室はとても遠い)」
「修論のテーマのことで、本日〆切なので呼び出しをかけたんですけれど、どうなってますか」
……?
「やはりこれだけテーマ提出の期間というものを、一週間取ってあるわけですからね」
???
「あの、すいません。俺の話聞いてます?」
「……。(無回答)」
「ええと、その修論のテーマのことで、今日21:00までですよね? で、判子以外は揃ってて、判子が後日でいいならそのようにしたいと主査が申しておりまして。確認を取るなら主査の電話番号は……」
「いや、それは、いいです。そうですか。でもそれは可能なのかなぁ」
「はぁ」
「うーん……」
「あの、ダメならダメで、これから横浜まで行って判子貰ってきますので普通に九時までには間に合いますよ? それでも。だから悩むほどのことでは」
「しかし。うーん……。ちょっと待ってください」
「はぁ」
〜待機〜
「お待たせしました。今ちょっと担当のものがおりませんで」
「はぁ」
「さて、どうしましょうか」
「(君は本当にプロか)……。あの、普通に、判子貰いに行ってもいいですか?」
「ちょっとわからないんですよね」
「(なにが?)」
「どうしていいか」
「(なんじゃそりゃー)」
もうツッコむ気力もなし。
必要なのは可不可の判断のみ。担当がいなくてわからないなら「わからない。担当が帰るのはいつごろです」と言おうよ。普通に。
そんなわけで疲れるので確実を期しました。横浜へゴー。
で、「横浜ってこんなところもあるのかよ」という感じの白楽にT崎先生を訪ね、せっかく訪ねたのでついでに二時間ほど質疑応答。判子なんか絶対なくていいのに「なにをやっとるのかね君は」と笑われる。
そう言い切られてしまうと、なんかこう、やっぱり無能な大学職員のせいでかけなくてもよい手間をかけているような気がしてきて鬱。
気晴らしに駅前商店街で磯部揚げや焼き鳥、コロッケなどを買い込んで路上でビールを飲む。
くぁ。昼ビールサイコー。小売商店のお総菜サイコー。
いくぶん、気持ちを持ち直して帰途。電車で寝たらさらに気分良し。やー。総合していい一日だった。
「ちはー。テーマ受取お願いしマース」
「あら! 行って来たの横浜まで!? まぁー……。そんなこと全然、する必要なかったのに……」
「げふ。そうでしたか……。いやまあ。大事をとったということで」
「なんでそんな……。一言聞いてくれれば良かったのに」
「や。昼来たんスけど、担当の人がいなかったって」
「……誰が言った?」
「や。知らない人です。新しい人」
「ま(検閲削除)」
(検閲削除)
(検閲削除)
めっさブルー。
教訓。
働いて給料を貰っているからといって、プロとは限らない。
……ここは本当に日本かぁ?
二十日(水) 三田やん発表
「当日予定変更万歳」
ここのところ嫌なことばかりで鬱のまま今日も発表。
結果は散々。
いや。結果以前に。
今日は俺の発表のはずだったのだが。何故(検閲削除)
アブネー。悪口になるところだった。
段取り不備は誰のせいとか言えないしな。それでも時間半分取ってくれたのだからよしとしよう。
半分で発表ができなかったのは俺の不足、と。
そう考えておけば皆平和。
皆平和。
やー。そんな話はどうでもよい。ラブひな面白いネー。つーか素子もエー。
今週でエピソード終了でしたが、ショートも可愛い! 関西弁も可愛い! 感情の抑えが効かずに弾けてしまうところも可愛い! 総じてもエー。かーわいーのねー。
狙ってやってるってわかってても、それで俺が楽しく過ごして嫌なこと忘れられるなら充分だ。
あー楽しい楽しい。
二十一日(木) 本ゼミ PC作業
「マニー(ワライ)」
K松先生からお呼びだぜー。ということで学校へ。
またPC作業。しかも今度は文章編集構成。得意技だぜー。
ということで没頭。単純作業は頭を使わなくて良いので助かる。今週、ロクなことないしな。
昼食後本ゼミ。「先週とはうってかわって今日はいいこと言ってたよ」と誉められること限りなし。そりゃ先週は三時間ツッコまれ続けてただけですから……。
ハハ。
しかし、ゼミに参加といっても今までは「どうせ俺は一番知識ないし」とお客さんしていたのだけれど、先週いろんな角度、切り口からザクザク切られる中で「なるほど」という一つの感触をつかんだ。
要するに、発想なのだね。本人はどうしたって本人の考え方から離れられない。客観視って限界があるし。
だから、組み立ては稚拙であっても他の視点からの意見は大事なのね。ためになる。
ただし、他の視点から見るための他の視点や、なんの背景もない思いつきでは、その後その角度から切り込んでも全然伸びない。圧倒的にダメだ。
互いの見解を尊重できるもの同士が、しかもそれに甘えず、根拠のある意見を自分なりに自負を持って述べ合う。前提として「どっちの方が点が上」というような一元的見方をしないのは当然。
これはなるほど。アカデミックだ。
日本の普通の教育ラインに乗ってきた人間が「相手より点の高い意見を言おう」と一瞬でも思ってしまったら全然意味がなくなってしまう。そんなフィールド。
キツ。
夜、IRCでまめ先輩が新たな芸風を開拓。
インチキ関西弁プラス小馬鹿にし口調という有効連携。慣れてないyoungさんとかが不快な思いをするのではないかと心配になったが、youngさん自身も色々と俺にグサグサ来ることを言いやがったので放置。「日記」とか「類友」とか言うな。おのれyoung。
今日はおかげで大分ガス抜きができた。はぁ。
二十二日(金) 副ゼミ
「ダメダメダメダメダメ系」
ランチョン先生がサウンドレスのベルを送ってきてくれていたのだが、今週は初っぱなから出鼻くじかれっぱなしだったので載せていなかったものを。
とにかくなにかやらんとダメだ、ということで更新してみたり。
このまま煮詰まっていたらダメになるので講義後、hitomiツアーズに合流しようとしたのだが。
合流失敗。
鬱。
本当に機嫌が悪かったらしく。
ゲーセンの駐車場を自宅と勘違いして大騒ぎの若者達とリトル揉める。
相手より人数が多いからといって意気がる輩のこと、私はあまり好きではありません、という見解を物理的に表明。
めんどくせえなあ。ちょっかいかけてくんなよ。
大鬱。
二十三日(土)
「やくおとし」
あ。忘れてた。一応言っておこう。
ふざけんなアホーっ!
手前が約束ブッチしといてその後連絡なしのつぶてのくせに、なんだその態度はーっ!
こっちはきちんとアポ取って日程組んだろうが! 蹴ったなら手前がフォローするのが常識だろうがーっ!
それをやらねえから、わざわざこっちがもう一度セッティングしようとしたらーっ!
いつ時間がとれるかわからないからその時々連絡してくれと抜かしたのは手前だろうがーっ!
それが貴様、いざ電話をかけてみればーっ!
「急に連絡されても困る」だとぉっ!?
シねーっ! シんでしまえーっ!
人の恩義を知らぬクズめぇーっ! 常識を持たぬニューエイジ人類めぇーっ!
つーか手前の思考様式は理解できねぇんだよ阿呆ーっ! 圧倒的に阿呆ーっ!
なお、以上は大学院のこととはなんの関係もありません! これでよし!
今週はダメだった。圧倒的にダメな週だった。ダメダメだった。
今日はもーはよ寝よ。寝て明日早起きして選挙行って、それからやり直しだ。
あーろくでもない。あーろくでもない。
やっぱ梅雨はダメだわ。
二十四日(日) 都議選投票日 こみパ
「自民か……」
選挙。
小泉改革を応援とか、小泉旋風を追い風にとか、トンヌラなこと言ってヤガル最大与党に「勘違いするな」ときちっと言うためにも、とにかく自民に大きく勝たせてはいけない選挙であるわけですが。
なにがどうあろうと宗教は論外。理由=論理なしで政治を語るから。となるとこの一票を死に票にしないためには、民主か共産だよなあ。などと。
理詰めで考えていくと入れるところ決まってくるのよね。あとは教育施策を聞いて決めよう。
てな感じでネットで情報収集して投票へ。たぶんこういう考え方での投票があんまり意味のない結果が出るのだろうなあ、と半分は投票前からがっかりしながら。
投票場所は母校だったのだけれど、懐かしく思って中を歩いたりすると不審者と間違えられそうな嫌な世相なのでとっとと退散。昼は冷やし中華食って家事とか。
買い物に行こうと思ったけれど車は母上が乗って行ってしまったので遠出不可。新聞スクラップとかメール返信とか細かいことをちょこちょこやって午後終了。あ。今年は梅酒漬けるの忘れたなー、と思い、Cozyの家でももう梅は落ちちゃってるだろうから貰いに行けないなー、じゃあCOOPで買ってくるカー。でも車ないやー。終了ー。
ナイター見ながら夕食はゴーヤチャンプルー。小宮山は頑張ったけれど巨人打線の一発勝ち。
熱中してたら時宗見損ねてブルー。そういえば昨日のNHKスペシャルを見損ねたこともかなりブルーだったと思い出して凹む。美空ひばりー……。
速報を見る限りではなんか自民かなり勝ってそう。うーん。
でも投票率が50%越えたの? だったらまあ。民意がこれならしゃーないか。
しかし、首都の選挙投票率が半分かぁ。
二十五日(月) K
「あれ。こちらはどちらさんでしたっけ」――K谷先生勘弁してください
来月三日が中間発表原稿締切で、今週からそれ向け週間です。
煮詰まりアンド作業。更新停止。
ああ。めろんちゃん企画が。
夜、久々に月曜の道場に出たら知らない人間扱いされた。
二十六日(火)
「情報ソースが任意さんだけというのはどうか」
非接触空間。
読書マシーン。
以上。
二十七日(水) 三田やん講義
「やってらんねー水曜」
講義?
そんなもんサボりじゃボケぇー。
二十八日(木) 本ゼミ 稲垣ゼミ
「呼び出し曜日」
大学時代のゼミの集まりです。
集まったのはI垣先生と俺、そしてスウェーデン留学帰りのA原君。
A原君のスウェーデン留学話を聞くだけ聞きつつ、うまーい生ビールを飲むだけ飲むというゴージャスかつ素敵な会合でした。ごちそうさまー。
二次会は八王子のアイリッシュパブで飲み飲みです。
ギネス万歳。素敵な会合でした。
しかし実際に外人の人がたくさんいる異国風PUBは独特な雰囲気です。婦女子とダンスダンスダンスのノリノリなお客さん達を見てちょっとだけヒいていた俺と嬉々として踊りの輪に加わっていたA原君のコントラストが素敵。
二十九日(金) 副ゼミ
「作業作業作業」
学校で作業。
衛星講義に出て。
そして作業作業作業。
三十日(土) 講習会
「ねるひまをくれ」
講習会?
そんなもんサボりじゃボケぇー。
今月の概観はなし。
バトル続行。