銀天盤 ○日記帳扉 ○前項 ○次項


2001 「文月マーケット(前編)」


一日(日) Hot spice演習

「銃撃ちてー」


 うげひょひょひょろろ。

 皆さん楽しんでらっしゃるんでしょうなあー。


二日(月)

「リミーット。リミーット」


 はい集合ー。

「……お?」

「久々の脳内会議?」

「お懐かしいですネー」

「ダル」

「しかし、今は忙しいのではないのか」

 はいそうです。さあーみんなでー、考えようー。

「嫌な予感がするなあ」

 明日が書類提出〆切です。明日出した書類で13日の中間発表を行いますので、ある意味明日が最後です。デッドラインの最終線です。

「……それで?」

 現状ゼロページ。

『考えてないでやれよ!』

 あい。


三日(火) 中間発表書類〆切

「りたーんおぶみらくる」


 奇跡は再び来る。

 書類が間に合いました。

 東芝林間病院のロビーで質問受けてくれたTア先生に一生頭が上がりません。

 夜は泊まりで酒を飲み倒れ寝。


四日(水)

「燃え尽きた」


 しかし学校でバイト。

 働かざるもの電導最終回見るべからず。


五日(木)

「今日は休講」


 しかし学校でバイト。

 働かざるものダンガイオー最終回見るべからず。


六日(金)

「今日も休講」


 息抜きにhitomiツアーズ。

 カレー万歳。


七日(土)七夕 夢の宵七夕男飲み会

「復活の青い彗星、S.Yさん登場!」


 通称『塾長』。

 かつての我々の仲間内格ゲー対戦において、全盛期の俺、GOL、せっちんを相手になんか良くわかんないほどイロモノキャラやあんまり強くないキャラや強いキャラの強くない戦い方で旋風を巻き起こし続けた男。

 あいつがうわさのS.Yさんです。今日ここに復活。

 正確には就職後の地方営業から帰ってきたわけですね。セッティングはてーとく。


 そんなわけで久闊を除しつつ町田の飲み屋で飲みました。ベルギービール店からアイリッシュパブへ梯子。素晴らしい日でした。ビール旨!

 メンバーは俺、S.Yさん、てーとく、現代さん、馬吉さん、鷹村さん、あと何故かヤス。それと白ビールと黒ビール。

 ビール旨! 会話ヤバっ! 塾長大変っ! というオーラが出っぱなしでしたね。素敵でしたね。とりあえずてーとくにはレッドカードをあるだけバラ撒いておこう。


「それにしてもみんな変わってないネー。話題とかも、このメンバーだと「帰ってきたなあ」って感じがするよ」

「塾長はどんな暮らしだったんですか?」

「僕? 僕は色々と。仕事が大変だったよー」

「仕事の他は?」

「いや、特には。○2の発展系で○○○○が○○いる○○○○の○○○ーやってたりするくらい」

『あんたが一番変わってないアンタが』


 つーか継続やん! コンティニュアル趣味やん!


八日(日)

「のみすぎです」


 二日酔い幸せ全開日。

 しかし夜に鷹村さんから連絡。

『IHARON今うちに来てるよー』

 レアキャラGET! ナイス速報!

 電話で呼び出し攻勢。とにかくネットを繋ぐか出てくるかしろ貴様ということで水曜に会うことに。


九日(月)

「肋骨がイテエ」


 全然運動しないでずーと作業ばかりの日々が続くので身体がガタガタ来始めてます。

 早くこんな暮らし終わらせたい。

 そして学校でバイト。これでも気分転換になります。


十日(火)

「梅雨明けはまだか」


 講義もないし家で閉じこもり。

 閉鎖モードは書くことがなくて辛い。


十一日(水) 三田やん講義最終 IHARON会

「なーんて思ってもいませんけどね」


 あー腹立った。

 しょうがないのでIHARON、鷹村さんと飲み直しつつこみパのビデオとか見たりして機嫌なおしましたとさ。


十二日(木) 本ゼミ前期最終

「昨日の日記は削除削除削除」


 ふつかよい。

 体調戻して翌日に備えました。


 夜。

 どこかで消防車の音。わりと近い。すると一階から母上の呼び声。

「〆葉ー。お祖母ちゃんちの隣が火事だってー」

 ズバリ震撼イベント発生。明日は中間発表なのに!

 幸い怪我人もなく延焼もなしで済んだけれど、従兄弟の面倒見たり色々手伝ったり炊き出しがあったり後かたづけがあったり……。

 結局翌日まで一睡も出来ず。

 もの凄い体調で中間発表を迎えることになってしまった。


十三日(金) お盆 中間発表

「エッセイ書いてる場合じゃないよ」――本日の厳しい一言


 中間発表終了。

 全然気が安まらねえ。

 バトル続行ですか。

 発表後の打ち上げ飲み会。

最前線で戦っている社会人:9

学生:1

 終了ー。

 思い出すと凹むので思い出さないことにしつつ先へ。


十四日(土)

「いつにもゲームをやってない」


 あー。やっと抜けた……。

 今日は久々に開放感あふれる日だったので、とりあえず今まで止めていた日記を再開一気書き。

 四月の日記、旅行記、五月の日記のうち何故か欠けていた一部、六月の日記の続き、七月の日記、と全部埋めて今日までのぶんを終了ー。

 やー。良く追いついた。うん。


十五日(日) 若竹の会

「セゾンのCMの素な感じがいい」


 昨日告知の若竹の会。それでもなんとか人が集まって良かった。

 朝起きて準備。一応ネットに繋いでメールチェックなどをしているとICQに鷹村さんがいる。


「早いッスね。どうしましたか」

「あははー。仕事だよー」


 人生泣き笑い。とりあえず片が付いたら来てくれるというのでお待ちしてますということで落ちる。

 お盆中であり今日は車が使えないので徒歩で堺市民センターへ。メッチャ暑い。もうダウン寸前。

 で、午前中いっぱい誰も来ない。畳の部屋で寝ていた。伸び伸びー。しかしやや虚しい。


 昼頃Cozy到着。

「鷹村さんは長野です」

 一名欠席決定。合掌。

 二人で食事しているとヤス登場。hitomiがもうちょっとで来るというのでダベり待ち。俺は昼からビールが入っていい気分。でもモルツはやっぱちょっと薄いなあ。これだけ飲む分には水みたいでいいのかもしれないけれど。

 シナリオ開始。本日はPL三人主役欠場なので無理も出来ず伏線回収に終始。IHARON、あつこ、風渡。一人も来ないとさすがにキツいと実感。しかしPL諸氏からは柴三郎がいないのがキツかったと意見が出る。なるほど。キーマン不在でもベテランがいれば安心して話が進められる、か。

 ゲーム終了後は小山のお好み焼き屋へ。慣れない広島風に手間取るヤスに先輩面で指示を出し疎まれる。しかし生ビールでご機嫌。

 でもモルツはやっぱちょっと薄いなあ。これだけ飲む分には水みたいでいいのかもしれないけれど。


 合唱の練習に行くhitomiを見送り、橋本で解散。Cozyを見送ったあとヤスと二人でノジマに寄って、その後ヤスも送って徒歩で帰る。途中でダイエーのロッテリアに寄り土日半額のてりやきバーガー。あとマンゴーシェイク。

 ロッテシェーキは旨いなあ。量少ないけど。あとマンゴー好き。

 てりやきバーガーが偉く甘かったことにショックを受けつつ帰宅続行。一時期「俺は椎名繭」というくらい食いまくったときに飽きてしまったのだろうか。

 本屋にも寄ってしまって立ち読みなどして帰宅。良い休日でした。


石田依良 「池袋ウエストゲートパーク」 文芸春秋 1998

 今日の帰りに本屋でなんだか目に付いた文庫。手にとって一時間で立ち読み。

 ハッキリ白状するが、俺はこのタイトル自体は記憶にあったのだけれど、中身は要するに関口宏が司会で、金貨を取り合った末にダーツを打ってはパジェロを狙い、エアホッケーをやるような感じでいた。

 全然違うでやんの。

 人の息吹がする「街」を扱った小説。リアルな描写がココロに痛い、のは最初のころだけかなあ。読み進めるに従ってどんどんファンタジー要素が増えてきて、安心してフィクションとして楽しめるようになる。

 適度にリアル。適度にフィクション。適度に重く適度に考えさせるが、決して我々の心までは踏み込んでこない、礼儀正しいエンターティメント作品。楽しめた。

 ドラマにもなったのか。なるほど。


銀天盤 ○日記帳扉 ○前項 ○次項