銀天盤 ○日記帳扉 ○前項 ○次項


2001 「文月マーケット(後編)」


十六日(月) 15:00教職説明会

「嬉しいねえもうねえ。ホント嬉しくてね、死にそう」――丸山茂樹


 日本人がアメリカのプロツアーを制したぞー、っと。おめでとう!

 さて。若竹も終わったし新週開始。しかし暑いねぇー。

 今日は送り盆なので午前中はそっちで忙しかった。それにしてもお墓までじりじりする暑さだ。

 午後は久々に「でうら」にラーメン食べに出て、その後学校へ。バイトして帰宅。

 相原の山を移動中、なんかオニヤンマが飛んできて車のワイパーに挟まってジタバタしていたので車を止めたら助けるまでもなくちょっと飛んで横の葉っぱに止まっていた。無事、なのだろうけれど近寄っても逃げない。三半規管をおかしくしたのかなんかだろうかとちょっと心配になったが、見ていると休んでいるだけっぽいのでじゃあねと別れた。

 しかしオニヤンマは相原でも今日び珍しい。ジャガグラの奥の田んぼが潰されて以来、ヤゴが住めるような環境はこのへんにあったかなあ。などと考える。

 オニヤンマといえば新潟であって、父の田舎に遊びに行くと規則正しく巡回する警備員めいた姿を追っかけていたものだった。

 そんなわけで無根拠にあれは父であったかと推察。俺的にはそれでオッケー。

 お盆の最終日に、送り終わってから慌てて会いに来た上にワイパーに突っ込むあたりがあまりにもそれっぽい。さては酔ってやがったか。ヤレヤレです。

 帰宅後、盆疲れが出たのか寝てしまった。起きてちょっと運動したあとビール。

 今日はキリンクラシックラガーの瓶の数日おいたヤツです。えぐみがゼロで、モルツのように飲みやすい。しかし飲み終わったあとにほろり、とほろ苦さが残る。まさしくかつてのキリンビール。

 父が飲んだ時代のビールか。などと。


十七日(火)

「コミケのカタログ出てるんか」


 前日伊集院のラジオを聴きながら四時頃までネットやってしまったので寝坊。

 午後からだけ学校に行くのも効率悪いので、今日はダルダルく家で家事やって過ごす。

 それにしても今日の巨人×阪神は伝統の一戦の名に恥じないよい試合だった。

 阪神一気に四位だよ。まだまだ、これから!


十八日(水)

「……え? FF10って今日だったの?」――俺


 しかもワンダフルみて気付いてるし俺。どういうことか。

 今日も巨人×阪神が白熱。そして武蔵丸がはじめて負けて相撲もちょっと面白し。


 スポーツといえば一つ言っておかないとならんだろう。

 アメリカオールスターゲームで、イチローがヒット出塁したのを見てた人はいるだろうか。内野安打風のあたりを足でヒットにしてしまったあのプレイ。テレビで見ていた俺のセリフ。


「早っ! 早っ! 早っ!」


 ……。

 これがwebサイトで文章を書いてる人間のボキャブラリーでしょうか……。

 続く。


十九日(木)

「しょくあたり」


 まあそういうことです。

 皆さんもこの時期は、勿体ないと思ってもちょっとでも危険な香りのする食料はあっさりと捨てましょう。

 あー。ぎぼちわるい……。


 木曜18:00からテレ東系でやっている「フルーツバスケット」は結構オモシロイので、暇があったら見てみても良いかもしれません。たまに登場人物を蹴りたくなる瞬間がありますが。


 最近選挙に向けて朝日新聞でピントの甘い世相をすくったつもりの特集記事が多く組まれておりますが。

 その中から一編。奥多摩の


二十日(金) 丸山町会盆踊り

「ケイゾク」


 ほぼ一日、布団の中でのたうち回っていました。

 或いはのたうち回る余力すらなく、せめて水分を補給しないとヤバイのではないかと思いつつも下へ降りて水を飲む気力もなくぐったりとしていたり。

 そんなんで寝たり起きたり嫌な夢を見たり見たり見たりして、午後になってようやく多少なりとも復調。ヨーグルトで食事採ってなんとか動く。

 今日は盆踊りの日なので神社へ行って土用餅を買うという任務があり、とにかくなんとかこれを終わらせる。帰宅してまた家でぐったり。

 ちょっと休んだ後起きて、カレー作って食って風呂入って浴衣に着替えて盆踊りへ。生ビールがモルツだったのでブチブチ言いつつ紙コップだったのでブチブチ言いつつダラダラして帰宅。

 やっと人心地。胃の方もおさまったらしく。

 ホントに食べ物には注意しましょう。皆さんも。


松名江俊 「史上最強の弟子(2)」 小学館 2001

 阿呆らしくも面白くためになる格闘マンガ第二巻。

「こうなったらアパチャイ、その健一の相手、ぶっ殺してくるよ! ……シャァーバダバドゥーッ!!!」

 だいたいこのセリフですべて表せているので良し。熱いです。


松名江俊 「史上最強の弟子(3)」 小学館 2001

 馬鹿らしくも男らしい格闘マンガ第三巻。

 話がダルくて意外と見所がない。「ムエタイ十級」くらいだろうか。


ふなつ一輝 「華麗なる食卓」 集英社 2001

 最近かなりお気に入りだったヤンジャン連載のカレー漫画。「食わせもん」と同一視してる人は蹴ります。

 どう考えてもウリは萌えキャラ系のヒロイン及び女の子であってカレーはそんなでもないのに、毎週必ず律儀にレシピを一品載せており、そのせいでたまに話が変になっているあたりがご愛敬過ぎる。

 でも女の子が可愛いので概ね良し。

 絵的には描いてる人が見れば一目瞭然なのだろうけれど、イー感じでトーン等に頼って手ぇ抜いているところがたまに見受けられるが。

 でも女の子が可愛いので概ね良し。

 概ね良し。


賀東招二 「終わるデイ・バイ・デイ(下)」 富士見書房 2001

 うわ。こんな古い本も書いてなかったのか。ここのところ全然読書メモしてなかったな。

 えー、フルメタルの上下巻の下の方です。上巻であれだけ伏線張りまくりの主人公ドツボ入りまくりので引いておいて、きっちりそれらを回収して終了。「うまいなあ」。そんな感じで。

 クライマックスはわけわかんない風に格好良かったのでそこは凄いのですが、インフレ開始! という嫌な予感も。あと上巻であれだけ鳴り物入りで登場したベルファンガン=クルーゾーの立場は消滅しました。

 やっぱり通しで読んでなんぼだと思うのですよ。分冊にしない方が良かったんじゃないかなあ。


二十一日(土)

「そんなのは簡単だよ。練習すりゃいいんだよ。目標持ってな」――(「強くなるためにはどうすればいいんですか?」と聞かれて)ガッツ石松


 うわぁぁあああああああーっ!!!

 うぎゃあぁああああああーっ!!!

 今日、ドリマガだかなんだかを立ち読みしたらなんてことでしょう!

 DC版こみパの新キャラ、御影すばるさんはなんと!

 うぎゃあああああーっ!!!


 あうー。あうあうあうあうあうあうー。またもや先を越されたー。キャラ被りすぎやっちゅーねん……。

 ぐはぁあああー……。誰でも考えつくんかいかぁ。オタク+古流柔術……。

 しかも大影流だそうですよ。明らかに大東流を意識してますよ。あぁああああー……。

 あああああああー。

 もー俺がこれからなにをどう書いても「なんかすばるちゃんに似てるネー」と言われて終わりなのかと思うと。


 生きる気力を失っ た。


 しかたないので藤井隆をけなします。大嫌いです藤井隆。

 まさにヤツがいると花は枯れ鳥は落ち魚は隠れ日は陰ります。それほど嫌い。早く消えてしまえ。

 あぁあああ……。


二十二日(日)

「藤井隆のせいでポケモンの映画まで嫌いだよ」


 暑い一日だったー。しかし家で作業。

 相撲もオールスターもあっていい日だったけれど、フジの24時間テレビだっけ。アレは悲惨だった。

 生放送だと芸人の全方向的質がモロに出るな。若手がやはり所詮若手であるというのが馬脚現れすぎ。いっそ泣ける。


 夕刻からhitomiツアーズ。鷹村さんも一緒に、八王子で広島風お好み焼き食べてゲーセンで遊んで帰宅。俺以外の二人はソバ二倍を頼んで「くいすぎだー」「ちょうしわるいー」を連発。

 食い過ぎはいつものことだからいいか。別に。


 しかし御影すばる……。まだ言うか俺。


二十三日(月) 副ゼミレポート〆切

「ビール一日一本ペース」


 今日も暑い一日だった。

 そんな中、必死で書いていたレポートが「必要なかった」とわかり一気に脱力。なんということだ。

 そういえばこの講義、単位自体は去年取っちゃってたんだよなあ。なんで忘れてたんだろう……。


小野不由美 「華胥の幽夢」 講談社 2001

 南天盤でIHARONとまめ先輩が紹介してたので気付きました。12国記最新刊。学校帰りに立ち読み。一時間くらいかな。

 短編集なのでザクザクした読後感なのですが、明らかにシリーズのFAN向けの作品ですね。登場人物の背景設定を知らないとほとんど面白いも面白くないもない感じ。

 シリーズFANには嬉しい感じの、特に俺のような脇役好きには、IHARONも言ってたけれど月渓ですよ。たまりません。

 時期的にも前作から新シリーズ風の流れの中、これまでの作品のエピソード系を概観して一区切りつけ、さてという感じで先へ繋げていく作りですので、本編と離れての短編集ではなくこの段階で読むべきものなのでしょう。楽俊とか、忘れられてなくて良かった。

 12国記の世界は陽子登場が一つの鍵となって、いや、高里君もか。海客の人達が「天意」とも言われる世界秩序そのものに対して挑戦していくような流れになるのではないかと思うが、これまでがとりあえず、世界を描いてきたプロローグ。これからが本編と考えることも出来るだろう。

 まあ、楽しみではあります。やや説教臭いところは無視して読もう。この際。


二十四日(火)

「日本のオールスターも結構面白いよ!」


 どういう陽気だ。

 水分補給して熱中症を防ぐ心づもりでいると汗がダラダラ。それで冷房の効いた部屋にいると体を壊す。タマラン。

 今日はガッコで作業バイト。久々にステーキのどんにご飯を食べに行ったら、まあサービスの落ちてること落ちてること。バイトのお姉さんが足りなかったのかしら。

 はじめに来るはずのランチスープはランチが届いてから来たし。おかわりは待ってても誰も聞きに来ないので自分でレジまで申告しに行ったし。こんなもんですか。本当は。

 がっかりしながらダラダラと午後の作業。郵便代などを立て替えてしまったので金銭的危機です。いいのか俺。今週はドリキャス買わなきゃいけないんだぞ俺。

 そういやDC本体て何処でなに買うのがお勧め? ヨドバシで普通に買えばいいのかな。

 帰りにちょっと足を伸ばして多摩センター通り沿いの酒SHOPでビールなど物色。サッポロの黒ビールの小瓶(良く置いてあったよな)とギネスを買って、WILD-1でTシャツ買って退散。なんで急に散財したんだ俺。


 あ。27時間テレビだったんだね。あれ。失敗。


小野不由美 「黄昏の岸 暁の天」 講談社 2001

 昨日一冊やったのでついでに。

 これは講談社文庫版の方。やぁまだぁー、の挿し絵がない方です。IHARONに貰った。

 12国記の折り返しとなる、やもしれぬ巻と言うよりは、「魔性の子」一冊分という伏線を仕掛けておいてやっと回収しやがったなコラ、という感想の方が先に出るであろう一冊。あ、当然ながらシリーズFAN以外は読んでもわけワカランです。

 なんにも解決してない繋ぎの話なので内容については触れません。「ああ。やっとまた動き出したか」そんな感じで。海客好きの俺にとってはせっかく出会った陽子と高里君がもっと日本の話をしないのが残念でもあり小野不由美らしくもあり。


二十五日(水) 土用丑の日

「鰻は昨日食ってしまった。しくじった気分」


 遠雷。

 が、雨はそれほどでもない。程良いお湿り程度。

 ちょっと離れたところではかなり降ったらしいのだけれど。家のあたりはそれほどでもなかった。

 昨晩はなんだかで五時頃までネットにいたので今日は昼起床。雨の気配を気にしながらPC作業などしているとhitomiからツアーズのご招待。

 今日は江ノ島だかの花火大会に行き損ね記念ツアーズとのこと。Cozyヲベロンを誘ったがCozyは試験中でダメ。ヲベロンを拾って深大寺へ。

 蕎麦を喰らい盆踊りを冷やかしてから向ヶ丘遊園のカレー屋へ。腹ごなしにちょっとゲーセンで遊んだときにhitomiがプライズマシンでボディーボードをGETしてヲベロンに突っ込まれていた。

 カレーは普通に辛かった感じで。その後ヲベロンを落として帰宅。


 今日は久々にヲベロンと一緒だったので「サンキュウオモライサン!」などと気安く声をかけてスキンシップを図ったが、「今は携帯の話をしてるんですよ」等の冷静で血液の温度のない受け答えに撃沈。

 明日はDC版のこみパを買うわけだが、DC本体をまだ持っていないのでどうしようかとお悩み中。


 とか言ってたら今、いきなりの集中豪雨。スゲエ。日付変更直前。筑紫さんの声が聞こえねえよ。


 追記。

 あのあと落雷かなんかでブレーカーが落ちてPC危機でしたよ。今のところ平気、か?

 電気止まるとなにも出来ないんだなあ、夜は。と変なことに感心。

 せっかくだから稲妻でも見ておこうかと窓から夜の空を見上げてみたが、東西南北どちらの方向にも見えず。雷鳴はひっきりなしなので天頂の高い方で鳴っているのだろうか。などと考えつつ。


 最近はこういう集中豪雨というか、空梅雨プラス水害というケースが多いような気がする。例えば平成ベビーのみんなにとって、梅雨の長雨とか、そういう表現はもう体感できないものなのだろうか。

 梅雨という言葉一つ取っても、何千年という間日本の六月には雨が降るものだ、というある種のサイクルがあったのだろうと思う。それがたかだか俺が生きている間程度の短い時間で変化しているのだとしたら、大いにあわてふためくべき大変な異常事態だと思うのだけれど。


 うわ。また落ちた。雷凄いな。

 ええと、なんの話だっけ。そうそう。

 環境を資産だと考えたとき、我々は自分の貯金を食いつぶして暮らしているときにはなんか不安になったり、仕事を探したり、せめて収支がとんとんになるように手を打たないと気分が悪いと思うんだ。だってそのままだといつかは貯蓄がゼロになって死ぬんだから。

 そういう意味では、京都議定書とかそういう型にこだわらず、とにかく今のやり方ではどうかと、みんな思わないのだろうか。話がでかすぎてピンとこないのかなあ。

 季節感を失わせるほどの環境の激変がたぶん、人間の営為のせいだってんなら、手を打つべきだと思うのだが。

 ってなー。夜中にネットで電気食ってる俺に言う資格があるかって話になるよな。とほー。


二十六日(木) DC版こみパ発売 ニュース23で七党党首討論会

「私が靖国神社に参拝したって、日本は平和国家なんですから、関係ない」――小泉純一郎


 本日はDC版こみっくパーティーの発売日ですよ! 仕事中のヤスに電話して新宿のソフマップで予約させたソフトを引き取りに行く日ですよ!

 しかし電話一本計画終了ー。

 昨日の雨のおかげで多少は過ごしやすい日だったとはいえ、一日中家でPC作業。編集。

 ぎゃー。俺のオタクライフがぁー。

 明日は明日で学校に用事があるので、これは結局明後日の銀天オフの時に取りに行くより他ないなあ。

 ああ。それまで残っていてくれよ。俺の初回限定版ソフマップ時計付きこみパよ……。


 22:00よりニュース23で七等党首討論会。

 概ね、小泉総理を攻撃する野党側と民主党鳩山代表を攻撃する与党側に別れての議論になった感じだが。

 野党側が鳩山代表の根拠レス発言と足並みの悪さでガタガタしているのに対し、さすが自公保。l結束堅し。

 迂闊なことを言わないように一般論、概念論に徹する総理と、大物ぶってピント外れに偉そうな発言を行い、的を逸らす公明党、神崎。そしてチョロチョロ動いてはチクチクと刺して回る僕らの千景しゃん。

 手堅い。

 まともなことを言い過ぎて相手の揚げ足取りにまできちんとつき合う土井さんが見ていて気の毒。オザワルドは基本的に黙っている。喋るとまずいとわかってやっているのだろう。流石だ。

 あと、共産党の志井さんてのは、いくらなんでも真っ直ぐすぎる。このメンツの中では明らかに貫禄も経験も議論の技術も不足不足。狙ってくださいと言ってるようなもんだ。他の野党党首全然助け船出さないし。

 特に小泉首相にかみついたときに、自分のロジックの矛盾を指摘されても、訂正も謝りもせずに「とにかく最後まで聞いてくださいよ」を繰り返して、自分の意見を言うだけ言ったらああスッキリ。その後反論等せず、というこの姿勢はよくない。

 議論としての筋を通して、本人は気分良いかもしれないけれど、周りのお客さんが見ていて明らかに「あいつはダメだ」ムードだわいな。

 テレビ討論慣れしてるかしてないか、というのがかなり如実に出てしまったなあ。筑紫さんの司会進行は決して下手でなくて、自公保ガーディアン千景しゃんが喋っているのを穏やかに制して首相に直接話を振ったりしていたのだが、野党側そのチャンスを生かせず。

 特に中盤以降明らかに見た目ふてくされていた鳩山代表はなんじゃありゃ。


 今23:00だからまだ続くのだろうけれど、これは先が見えたかなあ。

宇河弘樹 「朝霧の巫女 〜平成稲生物怪録〜」 少年画報社 2001

 キングオブ俺の好きな漫画家ランキングかなり上位に位置するウガワさんの登場です。

 現代日本ちょっとファンタジー要素世界を舞台に、萌えキャラ満載でお送りします。と見せかけてやはりウガワさんなので敵役や雑魚キャラに渋好み多し。

 不満はまず話の立ち上がりが遅いこと。作風もあるのだろうが、一巻まるまる使ってまだプロローグも動いていない感じ。あと、あまりにもギャル萌えすぎるというか、この世界ならもっと渋カッコイイストーリーはいくらでも組めると思うのでその点は残念。

 OURS本誌連載などを見るとこの先どんどん真面目なストーリーになりそうなので、今はこんなもんでよいのかもしれないけれど。

 ところで、稲生物怪録という原作はどこかにあるのかな。




追記

 ダメだこりゃ。

 結局、ニュース23で呼んだパネリストやジャーナリストが一番いいことを言っている。争点を明確にしてくれと、要するにそういうことをみんな言っているのに、与党は「俺達は改革をやる」野党は「俺達も改革をやる」。お互い息巻いてるだけジャン。

 最後まで野党足並み揃わず。鳩山かっこだけ。土井さん沈黙。オザワルド様子見。志井さんだから、正論をでかい声で言い続けたって議論には勝てないんだって。だんだん後半聞いてて腹立ってきた。もっと上手くやってくれよ共産党……。

 こりゃ自民圧勝かなあ。とほー。


二十七日(金) 大学院卒院生追い出し会

「またでじこのアニメがやるそうで。八月二日あたりとか?」


 時間間違い。学校に行ったら追い出し会はとっくに終わった後でした。残念。


「ところで多津丘君これ持って帰る?」

「ってまた根生姜ぁーっ!?」


 前も書いたかもしれませんが、仕切りをやる人がとても手作りな感覚の好きな人で、こういう会合には珍しく農協の箱入りの根生姜をどっさり買ってきて出します。つまみに。

 当然大量に残る。

 ああ。


 予定より全然早く学校を出ることになってしまったので、ちょっとブラブラ歩いてみる。いつも気になっていて常磐の日枝だ神社に行ってみて、そのまま矢部駅の方へ出る。

 駅前でやきとりを買って、ビールの大瓶を買ってきて飲み食い。ああ。

 お兄ちゃんダメな人みたい。

 そのままフラフラと淵野辺の方へ戻り、IHARONがよく勧めていた大石屋というラーメン屋へ。

 なるほど……。IHARONが「ちょっと味が濃いかも」と言っていただけあって、旨いんだけど重い。特にチーズいらない俺。あと麺堅めの方がいいかな。あとニンニクチップもいらなかったかも……。

 旨いんだけどあっさり味が好きな人はキツいかも。そんな大石屋。

 食後は懐かしのゲーセン、トマトへ行こうと思ったらあそこ潰れたのね。存在せず。

 しょーがないので矢部まで戻って帰宅。

 しようとしたら電車が橋本止まりでまた歩くことに。今日はちょっと歩き過ぎだぁ。

 帰宅途中、良く寄るビデオ屋でDCソフトのワゴンセールをやっていた。センチ2新品1800円カー。

 まあ、これが底値だろう。という気分で買ってみました。DC本体ないけどね。どうせ買うし。

 しかしこみパの発売日は結局8月5日だかまで伸びたそうで。教えて貰ってなかったら明日行っちゃうとこだったよ。恥かかずに済んだ。

 さあ明日はオフ会だー。


 付記1。上田中さん明日不参加とメールが。残念。

 付記2。OURSの増刊が出ていて、昨日紹介したウガワさんの作とかやまむらはじめとかも載っていたのだけれど。

 全体的につまんねえんだよなあ……。買おうかどうしようか……。


木村紺 「神戸在住」(現在1〜3) 講談社 2001(3巻)

 ぐわ。これを紹介し忘れていたのか。なにをやってたんだ俺は。

 アフタヌーンで連載されているエッセイ風漫画というか私小説風漫画というか。

 人と人が生きる街の息吹を描く作品。Niea_7とも似た……、ってあっちも紹介してないやん俺!

 俺にとってそもそも、この作品を読み始めるきっかけとなった「地震」を収録した3巻が出たのでここで。

 そう。兵庫県南部沖地震。

 新聞社の出したドキュメンタリー系とはやや異なった視点であの震災を描いたシリーズは三巻のメインであり、というか三巻までの全体の話の中でも大きなウェイトを占めるエピソードになっております。

 三巻に限って言えば25話の扉絵がすべてでしょう。ここをこういう風に描くのは……、まさしくイメージの成せる技というか。神戸という街を再構築して描き出す作者の感覚・感性が好きです。

 それはとてもあたたかい。とても人が好きになる。

 単にダルいと思う人もいるだろうけれど、少なくとも震災の描き方はファンタジーに堕してはいない。地に足はきちんとつけてある。

 でも寒々しくはない。

 この作品に限り「午睡」には「ひるね」ではなく「ごすい」とあてるべきかと思った。関係ないけど。


二十八日(土) 銀天オフ

「めろんちゃんが参院選外して右翼に、ってのはどうですかね」――オベロンなにいってんだ


 今日はオフ会です。

 IHARONと町田で待ち合わせてダラダラと都会へ向かう。とにかく新宿まで行って、飲み屋を押さえて一安心。


 そのころ本日の主賓youngさんは秋葉原でキャッチセールスに遭い大変なことに。


 じゃあ二時間ばかりどう潰そうか、ということになったのだが、是非一度月島の岸田屋へ行こうよ、という話をしてあったので俺等だけ一次会開始。

 地下鉄を乗り継いで月島へ。今日は隅田川花火大会だかで浴衣のお姉さんが出現するたびに目で追いながら到着。

 駅からも大分歩いたのだけれど、まだ全然明るくて花火などはとてもとても。

 岸田屋では名物の煮込みなどをつつきながら、「本番これからだから。ちょっとだけだから。舐める程度だから」と自分達を厳しく律しつつ追加注文五回。危なかった……。


 そのころyoungさんはベローチェで時間を潰していた。

 ……もてなせよ俺達。ゲストを。


 待ち合わせ時間に間に合うように岸田屋を出る。駅に向かう頃は空も多少暗くなっていたのだけれど、やはり花火は見えなかった。残念。


 新宿七時半。

 待ち合わせ場所の前方、ロータリーからは東京都自民党参議院選挙候補、保坂三蔵の最後の演説が行われている。

 小泉演説の流れる中、めでたく出席者全員集合。焼き鳥横町の狭い飲み屋でかんぱーい。


 初手から泡盛をコップ一杯注文してしまったCozyがわりと危険でしたね。あと目立ったのはオベロンの砂肝好きです。あとねぎま好き。つーか焼き鳥好きか。

 hitomiは仕事が押したとかで時間短縮のために車で乗り付けており飲めず。その代わり枝豆を大量に摂取していた。

 しかしyoungさんは「ウワー殺ラレル」「マニー(ワライ)」等の小ネタをちゃんと挟んできたなあ。エンターテイナーめ。


 会社のイベントで相模川河原に出没していた鷹村さんを「前日夜IRCでのまめ先輩の指示で」新宿まで呼びつけたところで一次会終了。

 二次会はジョナサンで、つーか鷹村さんはゲストのyoungさんと喋れたのだろうか。俺はyoungさんが秋葉原から持ってきた早売りのOURSに熱中していたので全然把握してません。ざち部長もヘルシングを熱読。

 席替え後も俺はyoungさんが秋葉原で買い求めたKanonやまじアンのアンソロジーを熱読。というかですね、貴方は東京まで来て大須と同じ買い物をしているのですか。


 電車がなくなる頃解散。鷹村さんとざち部長は小田急で帰っていった。鷹村さんホントにとんぼ返りだったなー……。

 残りのメンバーはhitomiツアーズです。youngさんを千葉まで送って、ついでにラーメンを食べて。結構美味しかった。

 本日の主賓とはここでおさらば。灯火の下で電撃G`Sマガジンを広げて御影すばるの媚びっぷりについて熱く語っていた貴方のことを忘れません。

 ツアーズは進行する。帰還へ向けて。


二十九日(日) 養心塾十周年記念パーティー 参議院議員選挙

「盛年は重ねて来たらず

 一日再び明日(あした)成り難し

 時に及んで当に勉励すべし

 歳月は人を待たず」――陶淵明


 状況:コンビニ。

 昨晩youngさんを降ろした後東京へ帰還したhitomiツアーズ。

 都心部で交通事故を目撃したりしながら西東京へ抜け、ヤスを降ろしてオベロンの家へ向かう途中でコンビニ。

 運転手hitomiが流石に疲れやなやかやで轟沈してしまったため、二時間ほどツアーズ停止。ダラダラと喋ったり。


 創作におけるテーマと構成。発信と送信の違い。映像でできることとできないこと。そんな事柄を。

 ヲベロンはずいぶん真面目に創作に取り組んでいるらしいので、俺とIHARONだんだんうつむきがちに。ダメじゃーん。


 三時頃hitomiが起きたので再発進。順々に降ろして貰って、俺とIHARONも町田で降車。ずーと車の運転お疲れさまでした。

 昨日の夕方町田でIHARONと集合して、今朝IHARONと別れて終了。いい終わり方だ。オフ会。

 参加者はボチボチ楽しめたらしく。皆さんお疲れさまでしたー。一部の人、次は有明で会いましょう。


 電車でちょっと寝て、帰宅後ちょっとネット。七時半まで粘ってガオレンジャーを見て、アギトを見て、ここで轟沈。

 起きて午後。投票に行って帰ってきてまた轟沈。寝るって。ヤヴァいって。


 今日は午後四時から道場の十周年記念パーティーです。パーティーですの。思わず媚びてしまった。

 とにかくギリギリまで寝て体力温存。場所が近くて良かった。

 フラフラしつつも会場に行ってみると、なんと思ったより全然大人数。しかもみんな正装。スーツで行って良かった。

 偉い人達があんまりダラダラ話さないので挨拶もすぐ終わり、あとは飲んで飲んで食べて食べて。

 飲んで飲んで食べて食べて。

 飲んで飲んで食べて食べて。

 関心ありません。関心ありませんから話振らないでください。もう今日は立ってるだけで精一杯。

 無刀取りとかそういうネタで盛り上がらないでください。今日は外なんだから! 道場じゃないんだから!

 もうみんな大好き。


 二次会はさらにアレでした。俺は歌を歌わされたよ。アニソン? 歌えるか。曲リストに入ってないことよりも、周りがだって露営の歌とか月月火水とか歌ってるのだもの。東京ブギウギに逃避。

 二次会後は解散。解散。解散と言ったら解散。

 俺的には解散。そう解釈して風を食らって逃亡。もー無理。もー無理です。勘弁してください。


「お? 多津丘さん、今日はまともじゃない」

「飲みが足りないんだよ」

「倍飲めばいつも通りだろう」


 あなたたたちはなにをいいいますk。バグり逃げ。


 帰宅後バッタリ。日付変更後に目が覚めてしまったので風呂にだけ入って、目が冴えて寝られないので選挙開票を見ながらネットなど。

 あー。自民がこれだけ勝ったかぁ。

 それならそれで、改革をちゃん進めてもらうしかないよなあ。


三十日(月)

「自民党で一番票を取ったのは俺だから。他の自民議員に改革にノーとは言わせねえ(意訳)」――舛添要一


 またちょっと暑くなりましたね。

 参院選の総括記事を読んで番組を見て。

 小泉FANは「俺が行かなくても勝つだろうし」アンチ小泉は「どうせ俺が行っても結果は変わらないし」と考えての今回の低投票率ではないか、という話にちょっと納得しつつ。

 なんて無責任な国民性だ。納得しちゃう自分も嫌。


 OURSを買おうと思って本屋に行ったのだけれど、内容自体はyoungさんに借りたときに全部呼んでしまっていたし、朝霧の巫女お休みだしで購入見送り。

 ついにやってしまった。もう二年くらい前からだんだん内容薄いよなー、と思い始めていたので、いつかは買わなくなるだろうと思っていたのだけれど。ああ。

 代わりに増刊号の方を買った。巻末に某ちゃんの広告があってビックリドッキリげんなり。


三十一日(火) 焼き肉オフ

「文の月 暑中見舞いは 書いたかな」――俺


 文月最終日はぶり返した暑さ。

 駅から学校へ向かうバスも止まったこの日、淵野辺でちゃちゃさん及び劉秋華と焼き肉を食ってきました。暑気払い暑気払い。ちゃちゃさんはネットゲーの人ですが、同じ学校の人で親しくなった後輩です。大月から通ってきている強者でして、今日も早めに大月へ帰還。

 俺は劉秋華と別れて、徒歩で学校へ。作業して徒歩で駅まで戻って帰宅。

 舐めちゃいけません。もの凄い量の汗をかきました。どういうことだこの陽気。


 もう八月だよ……。コミケもすぐだな。

 この夏を実りあるものにするために、まずは早起きなどを推奨したい。


銀天盤 ○日記帳扉 ○前項 ○次項