2001 「ゼミ旅行気分」
十六日(金)
「旅行するぞ旅行するぞ旅行するぞ……」
〆切マイナス十六日めー。
気がつけばゼミ旅行が明日です。場所は山形、鶴岡ー。
ダメダメだダメだ。こんなグチャグチャのアタマでレポートなどできるわけがないのですよ。今までのネー、気分転換はネー、甘かった! もっとこう、根本的にやらんとあかんね。
てなわけで旅行へデスね、行ってデスね、土台から作り替えてきますよ。
でーはーさーらーばー。
さて。
久々の、というかですね。実は初かもしれない自分で切符を買う18切符期間以外の旅行です。
前々日あたりからボチボチICQでいおりんあたりに鉄道話を聞いたりして、どうもムーンライトえちごで行ってしまうのが一番安そうであると。飛行機が早めの割引で買うと往復で三万くらいだったそうなのだけれど、夜行鈍行の学割往復にするとほとんど半額なのですね。
まー貧乏学生ですから。一も二もなく安い方へ。およそ北陸へ向かう、ということでぽじ君にも連絡を取って新潟近辺で寄るべきところを聞いてみたり。「やなぎ庵」という駅蕎麦チェーンのお店はけっこう旨い、という話を聞いてチェックチェック。
一日かけて準備をして、新宿駅初の夜行に乗るため家を飛び出します。なにせ夜なもので橋本からの京王線が少ない少ない。最後の快速になんとか間に合ったけれど、これに乗っていなかったら調布の先を急行に間に合わなくてアウトでしたな。
「だからなんでいつもいつもギリギリになるのかな。出発が」
なんでだろうね。
まーしかしいつもギリギリで間に合うので特に問題ないけど。うそ。ゴメン。
京王線にはじっとり汗を流しながらイライラ乗る。実はこの時点で切符買えてなかったので橋本駅で買おうと思ったのだけれど、緑の窓口九時までですよ。とっくに閉まってました。
こりゃ学割使い損ねたなー、と思いつつ開き直ってポケモンのレベル上げなどやっていると新宿着。ムーンライトえちごに間に合ってることを確認しつつダッシュで新宿駅の緑の窓口を探す。
以前ア〜カムオフ会で新宿を集合場所にして貰ったときにちょっと歩いて(※迷って)おいたのが役に立った! 緑の窓口を発見。しかも開いてルー。新宿は23:00まで開いてるらしいぞ!
ここで学割の往復割引で東京都区内〜鶴岡の切符を購入成功! やー。タイトロープ。
生まれて初めて一人で乗る夜行列車は……。うるさかった。
スキーかスノボに行く団体さんかねぇ。知り合いが五人くらい旅行の楽しさを全面に出しながら喋っていると、ひそひそ声でも気になって気になって。俺だけでなく、同じ車両にいた他の人たちもちょっと寝にくそうだった。
昔H口先生が夜行の長距離バスに乗るときにはワンカップ一杯開けてカーッと寝てしまうのが利口だ、と言っていたのを思い出した。あー。ビール買ってくるんだったー。
結局大宮まで寝られず。腹減ってしまった。停車時間中に途中下車して深夜の大宮駅近辺をウロウロ。牛丼屋くらいあるかと思ったけれど、ないねえ。
で、コンビニ。しかもローソン。何が悲しくて旅先まで来て我が家から徒歩一分のところにあるブランドショップを利用せねばならんのだ。
とはいえ、おにぎりを食べて腹がくちくなったらやっと眠くなって寝ることができた。
初日はこんな感じで。
十七日(土) ゼミ旅行
「東北はまだまだ寒かったぁー」
〆切マイナス十七日目。
あーさー。
あーさーだーぞー。
うー……。
夜行で半端に寝たのは思ったより身体に負担。もう歳なのか、あるいは微妙に足の置き場が難しくて無理な姿勢で寝ざるを得ない椅子のせいか。
夜行を降りた後は北陸本線でダーッと日本海に沿って北上。これがまた長い。長いし眠い。
結局、鶴岡到着までずーと微睡んでいたようなものだった。
さて、現地集合の集合場所、山形県鶴岡へ集合時間の六時間ほど前についてしまいました。
寒い! 暇! なんもない!(※正確には店屋が開いていない)
観光インフォメさえ開いていないのでとりあえず前に見えたミスドへ。オールドファッション、フレンチクルーラー、コーヒーといういつも食べてるものと全く変わらないラインナップでとりあえず二時間粘る。もう眠くなってきた……。
で、とにかく観光窓口が開いたのでそこへ場所を移して、地図を貰ってパンフを貰って今日行く場所の予習。これも三十分くらいで飽きる。
じゃー町をウロウロするかということで、まずは駅のすぐ近くにあった立ち食いそば屋へ。ここがぽじ君の言っていた北陸JR系列チェーン店「やなぎ庵」だったのはラッキー。
駅そばなりの安価な値段で、味の濃いだしの利いた蕎麦が食えるのは有り難かった。寒かったし。これは当たり。ぽじ君多謝。
その後、駅ビルや物産センターを冷やかしつつ、だんだんに町の奥の方へ。まだ雪が積もっていて歩くには根性と技術が必要な時期であり、実際到着時とかは吹雪いていたのだけれど、昼にはなんとか日が出てきたようなそんな東北の町の風景の中を、地元の人がチャリで激走していくのは怖いを越えて感動すら覚える。スリップしないのかあのタイヤは。
鶴岡の駅前通りはまーっすぐ進んだあとで大きく右へ曲がっている。その曲がった先で古本屋を発見。ここでなんだかんだで一時間ほど使ってしまった。やはり本屋は鬼門。
気がつけば駅からたぶん一キロちょいは来てしまっているし、そろそろ集合時間まで一時間なので昼食をとっておこうと思い、店のおじさんに聞いてなんか地元っぽい料理を食べられる地元っぽいお店を教えてもらう。
で、中央通りからちょっと引っ込んだところにある、割烹料理屋で昼はランチを出しているところに行って昼食。サクラマスがまあ、名物で旨いだろうということなのでそれをもらう。
「やあ。サクラマスは旨いなあ」
「……でも、ほとんど味がしなくない? コレ」
「……白身の魚というものはこんなもんだろう」
「上品な味、と言うのデース」
「まあ、観光地の食事は半分縁起物というしな」
「普段この値段なら食べる?」
『……。』
アーオイシカッタ! ゆっくりお茶を飲んで、気がつけば集合時間まであと十五分。死ぬ気で走ってセーフ!
駅待合室にはゼミのメンバーのうち電車組が。飛行機組は次のバスでまとめてくるだろうということ。東北、山形で大汗かいてゼェゼェ言っている俺への不審の目が痛い。
五分もしないうちにT崎先生を含む飛行機組本体到着。ゼミ旅行開始ー。
まずは山形で教育史と言えばそう、ここです。藩校・致道館へ向かいます。どんなところかはwebサイトでネー。
地元のボランティアの人が案内についてくれるので非常に詳しくわかりやすく、またゆっくりと時間をかけて見て回ることが出来た。とはいえ我々はむしろ屋外で転ばないように歩く方にかなり神経を使わなければならなかったのであんまり外側をゆっくり見ておく余裕がなかったのだが。
その後大宝館と致道博物館を見て回り、メモ代わりに使っていたパンフの裏がビッシリ次で埋まる頃見学終了。
板の間、畳敷きの建物の中は、靴を履いていないぶん足下は下手をすると外より寒い。T崎先生曰く。
「これが大事なんです。教育史を研究するとき、地元へ行っても当時のものがそのままでは残っていない。ここだって、使われていた当時のまま残っているわけではない。
でも、今回の寒さのように、その一端を垣間見ることは出来る。体験することで実地と切れていない研究が出来るのであれば、どのように小さなものであっても、その体験を積み上げる必要は必ずあります」
必ず、あります。
今はまだそれを実感できるわけではないけれど。
さて、日も暮れてホントに本格的に並じゃなく寒くなってきた鶴岡市街を離れ、もっと寒い日本海岸にある宿泊地へ向かいます。バスが迎えに来ましたね。
メンバーがメンバーなのでバスの中でも学術談義が出てしまい、いっこう休めねえ。メモとってると気持ち悪くなるので諦めたけれど、ああいう雑談の時にポッと出る話はバカにならないので勿体ないことをしたと思う。
ホテル宮島という宿は、日本海を見渡す屋上露天風呂というのがウリなので、投宿後食事前に一風呂浴びよう、というメンツは屋上へ。疲れた人たちは部屋で休憩ー。
俺は屋上へ行ったわけだけれど、寒い! 寒い! 日本海の潮風がまともに吹き付ける屋上露天風呂は寒すぎる!
景色を満喫していたら体は温まったけれど髪は凍ったみたいになってしまった。しょーがないのでそのまま浴衣を羽織って宴会場へ。
横に仲居さんがついて給仕をしてくれる形式での旅館の食事なんて苦手苦手苦手苦手。せっかく宴会なのに借りてきた猫のようにおとなしーく暮らしている俺に、普段のリラックスぶりを知っている人たちがまたもや不審の目を向ける。でもやりづらくて……。
途中、アトラクションの人たちがやって来て歌や踊りを披露してくれたのだけれど、「よさこい」だっけかな。うろ覚えだけれど、あの民謡は良かった。歌はやっぱり生で聴くと感動するなぁ。
まー飲み食いよりイベント主体のこの食事ではみなさんちょっと飲み足りなかったらしく、場所をホテル内のバーに移してカラオケで二次会。これはもう、おじさま方の独壇場。余所のグループに勝手に入って歌っていたり、余所のグループの人を勝手に引っ張って歌わせたり、普段通りなのかこれは……。
当然、アニソンが一曲もなかったのでここでもボクは借りてきた猫のように大人しくしておりました。日本酒もなかったのでビールなど飲んでましたし。
その後、部屋で三次会が始まりましたが、前日夜行であんまり寝ていなかった反動が来たのか、眠くて眠くて仕方がない俺はさっさと終わらせて寝るのだー、とばかりに飲んで飲んで飲みまくっていたので話の方はほとんど覚えておりません。
しかし、皆、酒、強い……。
十八日(日) ゼミ旅行二日目
「それでも世界は揺れている」
〆切マイナス十八日目。
起床後、身支度を整えて、朝風呂浴びて、ご飯食べて、バスを待つ。
この間、わりと美味しい朝食をとったり荒海高い日本海の朝の海岸を見たりと、色々と印象に残るような出来事があったのに、いまいちピンとこない。
原因はバスに乗るときに意識角度より世界角度が不安定であることに気づくとすぐに判明。
二日酔いです。しかも天地が定まらないほどの凄いヤツです。
なにが異常って乗り物弱いはずの俺が、体調サイアクの二日酔いのはずなのに普通にバスに乗っていられて、しかも楽しい。世界が揺れていて、テーマパーク気分ですよ。なんか脳の回線が一本向こうのISDNになったような。
そんな素敵な気分の俺を乗せて進むバスの目的地は、今日は山形県酒田市です。
酒田ではまず、明治期に職を失った武士達が開墾事業を行い、後の庄内柿等の産業の基礎を築いたその足跡を見て回る。博物館と言うほど広くはない、昔の屋敷をそのまま使った資料館の中を見て回れば回るほど、当時の技術力で山一つ削ったその根性には圧倒される思いが募る。この、松ヶ丘開墾記念館の公式サイトはないっぽい。
大政奉還→失職→じゃあ、開墾するか。という流れで産業振興が出来た、という当時の武士階級のメンタリティは、やはり凄いと思う。俺個人は素晴らしいと言いたいけれど、私を捨てて公に尽くすことに対しては今の世の中からは色々と批判の向きも出るだろうから、礼賛はしないけれど。
まあ、理想ですわな。武士っぽい生き様は。
この資料館に行く途中コンビニに寄ったりしたけれど、その間はちょっと吹雪いていたり。まだまだ雪深い山形。資料館の周りも普通の靴だとちょっと歩けない程度には積雪していたし。一般の人の装備の質が全然違うのだろうか。
さて、資料館を見終わって昼は蕎麦です。蕎麦が美味いというのでそこへ。だんだん雪もやんできていい感じ。
一日十盛りしか出さないという純そば粉の盛りを巡って蕎麦好きの間でやや争奪戦。実は俺も参加。食うものに関してはなかなか引き下がりませんよ。あと、名物だという麦切りを食べて幸せ。
麦切りというのは、凄く細いうどん、というと乱暴だけれど、夏に冷やしたこれを食べたら美味いだろうなー、と思うことしきり。冷や麦や素麺ほど味が無くはない、というところがとてもよい。
この時点で、飛行機の時間が来てしまった人たちがパラパラと帰京。残ったメンツは鶴岡へ帰ります。
いや待てよ。時間が前後するけれど米倉へ行ったのはいつだっけか。
ええと、昼食後か前か記憶が曖昧ですが、歴史上の庄内米の一大集積地が最上川沿いにあって、そこを見学にも行きました。施設自体は一部今でも使っていたのかな。端の方の資料館になっているところは、だから当時は実際に使われていた米倉でした。その存在感たるや。ちなみに山居倉庫というところですね。
中がちょっと、近代的というか味も素っ気もない展示になっていたのがかつて来たことのあるメンバーには不評でした。「昔の方が、なにもなかったけれどそのままが残っていた」とはT崎先生の弁。
俺的にはここのマスコットキャラがヒットだったのでもう少し一緒にいたかったよ。
それから、本間美術館でちょっと一休み。「本間様にはおよびはせぬが、せめてなりたや殿様に」だったかな。有力ということでは当時殿様より上だったという、ものすごいお金持ちだった人のコレクションを公開している美術館ですね。
残念ながら絵とかはよくわからないのだけれど、とにかく庭は素晴らしかった。あと、別館建物。中は自由に見学できるところに伊達政宗等の直筆書状が飾られていたり、一階の喫茶室ではお茶も出来るらしい。気がつかなかったので飲まなかったけれど。
ここの喫茶室に本棚があって、そこの本は勝手に読んでいいらしく。芋煮会の資料を集めたりもしてました。俺一人で。
「……お前の家かと言いたい」
「「この辺、コピー機ありませんか?」って聞かないで。恥ずかしいから」
「でも、あの受付のおばさん達の対応ダと、コピー取りに行けましたネ」
「反応が「ちょっと遠いよ」であった。あれは同情半分だったのだろうな」
「貴重な本を持ち逃げ」
「いや、やっぱ俺が信用されるような顔をしてるってことでしょう!」
『(略)』
え? なんのための調査かって? それはちょっと。
午後の日が陰り始める頃までここで過ごし、その後バスで鶴岡へ帰還。今回引率をしてくれた先生の推薦で、地元の古本屋へ向かいます。
ズバリ言って昨日俺が見つけたところでした。もー中ほとんど全部昨日見ちゃったので、俺一人だけ暇なこと限りなし。とか言いつつまた買う本が増えてしまったのだけれど。だから来れば買っちゃうんだから……。危険危険。
古本屋撤収後、二便の飛行機の人たちは五時過ぎのバスだというので、それまでは駅の近くのホテルの喫茶室で時間を潰す。俺一人だったら百パーセントミスドで五百円以下で粘るけれど、やっぱ社会人は違うね。ちょっとお洒落なところへ行くわいな。
みんながぐったり疲れている横で、S川さんと俺だけは「いかにして青春18切符を有効に使いつつ北海道を回るか」という論題で貧乏旅行トークを繰り広げていました。
バスが来て、帰りも夜行の俺と実家が近い引率の先生以外は御帰京。T崎先生は飛行機が着いたあと元気になられて、このメンツは都内で終電ギリギリまで飯とか食っていたという。合掌。
最後にS原先生とお別れして、俺は電車で新潟へ。さらば鶴岡。今度はもっとゆっくり来たい。願わくば居酒屋くらいは覗く時間が欲しかった。
新潟駅23:00過ぎ発のムーンライトえちご登りを待つ間、どこで時間を潰すかをぽじ君に電話して確認。ラーメン屋ね。ラーメン屋。了解。
鶴岡から新潟までの電車はかなり乗ったはずなのだけれど、やっぱり疲れていたのだろう。乗ったらすぐ寝てしまってワープ気分で到着。この期に及んで今更二日酔いで気分悪くなりましたがもはや知ったこっちゃねえ。新潟です。
眠さと酔いのくらくらでぽじ君の話をどこにメモしたか思い出せず。あとで見たら時刻表の裏だったのだけれど、探す気力が無くて概ね方面を勘でウロウロ。味噌ラーメンが旨い店がある、という情報を頼りにそれっぽい店を探す。
駅を出て、左へ。ゲーセン発見。乗る寸前まではここで時間を潰すといいよ、と言っていたのがここなら、この右側に、はいアーケード入り口発見。バス通り渡ってアーケード進入。
……おお。すぐに右側にラーメン屋発見。なんだ。わりとわかるじゃないか。
十時までだかのセットメニューを注文。時間ギリギリ。ここのラーメンは七味とバターの利いた味噌、みたいな感じで体中暖まりながら美味しく食べられた。これに餃子とビールがついて千円くらいだったから偉く得した気分。
ちなみに後の会話。
「やー。ぽじ君、新潟のラーメン美味かったよ!」
『あ。達磨見つかりました?』
「……達磨? ……。ああ! そんな名前の店、だっけ?」
「はい」
「……じゃあ」
ええ。間違えてましたよ思いっきり。悪いか俺。悪いのか俺。
ゴメンぽじ君。やなぎ庵はめっけたから許して。
で、電車までの時間はさっきのゲーセンでゾンビ撃って暮らし、夜行に乗ってお帰りデース。
帰りの夜行は、バッチリ寝た。記憶ない。
十九日(月) ゼミ旅行帰宅日
「東京は相も変わらず」
〆切マイナス十九日目。
新宿駅に早朝着。どのくらい早朝かというと新聞配達と競争できるくらいか。
あんまり早く着いたのでうっかりすると起きてるかと思って迷惑な時間にハラダさんに電話。いた。起きてた。
ので、荷物を減らす為に土産を置いて帰る。庄内柿。なんかハラダさんの実家でも作ってるらしく、しかもそっちの方がサイズも大きいらしい。ザ・失敗。
ちっ。やはり観光地のものが高かったので鶴岡の普通のスーパーに入り込んで買ってしまったのはミスだっただろうか。サイズだけなら大きかったものなあ。物産センターのヤツ。
でも、値段が五倍違ったのよね……。
で、この朝早くから山形トークなどで長っ尻をしてしまった。早く帰って寝なければと頭では思うのだけれど、一度座ってしまったのでなかなか動けない。今、まさによだれを垂らして寝つつあるところを無理矢理駅まで行って、とにかく電車には乗った。
横浜線でラッシュの中、青い顔で脂汗を流しながら立っている大荷物の男を見かけたら、声をかけてみてください。
それは、貴方の町の多津丘〆葉かもしれません。
(Fin)
いやウソです。声かけるな怖いから。
以上、実は生まれて初めてのゼミ旅行が終了しました。初体験。感想としては、まーやっぱりいくら学習が基本と言っても旅行は旅行ね、と。好きだから、楽しいや。
で、学習という面ではこれは凄い楽。だってちょっとわかんないこととかあっても、すぐ隣に聞ける人がいるから。辞書いらず。なんて便利な! しかもこれ以上ないほどの専門家チーム。もーゼミ旅行サイコー。
敢えて悪かった点を上げるなら、やはり出費か。うちのゼミはハッキリ言って学生なんか俺を含め三人くらいだから、ほとんど社会人なのね。ちょっと入る店がみんな高い。なんとかしてくれ。
結論:いろんな分野に知識を持ったツレとうだうだやりながら進める旅行があったら、それはかなり俺にとっては有意義で面白いのかもしれない。
だからhitomiツアーズは面白い。おお。綺麗にまとまった。
なお、皆さんお気づきの通りこの旅行はインプットインプットインプットの旅でしたので、アウトプットありません。むしろこの後数日間は旅行の記録のまとめであわあわしてました。
ハイ。そろそろ締め切りすぎて二十日です。どうなる俺。どうなる俺の新学期。
なお、山形という土地については、無理にここで概括しません。なんか、海側と内陸ではまた全然違うらしいし、正直本当に観光ルートというか、教育史に関わる資料館しか見ていないので、地元の暮らしとかそういったものの気配がまるで読めておりません。
「旅行に行った」と言えるけれど、「山形に行った」「鶴岡に行った」って感じではないのです。せめて神社仏閣巡りくらいはせんことには、土地の気風もわからんちん。
普段の俺の旅行が、いかに時間を使った贅沢なものかを再確認したり。やっぱあの方向性でよいのだな。うん。
などと続きマース。