med○銀天盤 ○日記帳扉 ○前項 ○次項


2000 「神無月一代男(前編)」


一日(日) 昇段審査 雛会

「だから当日三時までチャットやってちゃダメだろう。しかもネットゲーム」


 今日は杖道三段の審査のために綾瀬の東京武道館までえっちらおっちら行ってきました。

 どういう理由か眠くて調子悪し。(ヒント:上) しかも行きの電車の中で筆記の課題を書いていたら一発で乗り物酔い。何の苦行の日だ今日は。

 足の怪我で正座を長時間していると脂汗が出るほど痛い。審査前の待ち時間が一番きつかった……。

 審査はまあ、淡々と。先生曰く「落ちるような稽古してないよ」ってことなんで、三段くらいじゃ普通誰も落ちないし。逆にこれで落ちたら面白いくらいで。

 だけど、結局二、三回しか合わせないで来たのはちょっと冷や汗だったな。個人的には。相手の方が忙しくてなかなか一緒に稽古する機会がなかったんだけれど、それにしたって不安だったよ。ホントは。

 なーんてことはおくびにも出さずに祝勝会。五段に受かった人がいたので皆、大喜びです。サイゼリヤでビール飲んでワイン飲んでビール飲んで……。

 都会から町田へ戻る途中の電車で膝カックンダウン開始。半寝半寝。


 町田でもういっちょ飲み会。終わる頃にはすでに半死人。死にかけ状態。

 凄いタイミングでたまたま通りかかったひとみ悟空の車に積んで貰って帰宅。この時、モデルガンを見せて貰って興奮して一人で大はしゃぎ。

 この日あたりから、ひとみ悟空と柴三郎がモデルガンに凝りだしたんだよなー……。


二日(月) K

「美空ひばりのCDを図書館で大量に借り込み大満足」


 ネットゲームというかチャットをやってしまったわけですよ。昨晩。

 で、ガッコでバイトと三時間講義をこなすと家に帰って倒れるように寝込みましたトサ。伊集院のラジオも聞き逃すほどに。

 
(……で、良かったよな?)

(なんであたしに聞くかな。知らないっつーの)

(いや、先週のことなんて良く覚えてないし)

(ドラクエとネットゲーのやり過ぎで記憶が曖昧なんでしょ?)

(肯定)

(一週間分日記書かないといけないのよ? youngさんなんかリンクが間違ってるんじゃないかって心配してくれてるし。よもやファイルができてないとは思ってもいないわよあの人)

(騙してることになるんやろか)

(なるね)

(なりますね)

(なるデス)

(成瀬川なる)

(サクラ君……?)

(よ、よし! 急いで書いちゃおう。先週のぶんだけでも)

(やっつけ?)

(失敬な! ハイパーモードだよ。ハイパーモード!)


三日(火)

「カードを買いに行くIHARON 緑3 3/3 ※カードを買いに行くIHARONはブロックできない」


「お姉さんと!」

「バビープ君の!」

『おまけコーナー!』

「さあ早速始まりましたおまけコーナーです! 始まった瞬間ですがおまけデス! おまけがメイン? チョコエッグ? ビッグワンガム? 若い子は知ってる?」

「わーい剛ノリ。まるで日記を書こうにも何があったか想い出せないから勢いで乗り切ろうとしているような様相を呈して「お前ちょっと来い」


――しばらくお待ち下さい―― (with花の絵とか)


「どーもー! バビープ君はちょっと体調が優れなくなったので帰りました! 病院へ! 横浜線で! じゃあ今日はここまで!

 …え? 日記? 確か町田に出てイエサブでカードゲームやってる馬吉御フランスペア冷やかしてひとみ悟空ツアーズカレーwith柴三郎。それからモデルガン持って成瀬のロイヤルブックスの裏の公園行って夜中に的撃ち。Cozyとざち部長も来てた。みんな暇ね。文句ある? ない? サラミ? パンジー?

 また来週!」


四日(水)

「なんで呼んだら来るんですか。こんな時間に」――いや、呼ぶなよ。ざち部長を。


 BB弾演習で寝不足! 水曜!

 昨日実質徹夜だったのでクラクラ。ガッコ行ってバイトして帰って寝た。

(……確かそうだよね)

(マル研、マル研)

 あ、そうか。帰る前にマルチメディア研究会の部室にお邪魔してスト3の対戦やらしてもらったんだった。どんくらいいたんだっけかなー……。

 十時頃までいたのか? 確か。寝てないのと長時間対戦格ゲーと親も妹も旅行に行ってしまって一人だと御飯作る気がしないので松屋の牛丼(只今290円)しか食べてなかったせいでなんか朦朧としながら帰って寝たんだった。

 いや、寝てないや。ドラクエやってネットゲー繋いでチャットして……。

(ひょっとして、俺最近睡眠時間短くない? なんでかな)

(……〆葉君。今、どういう状況でこの日記を書いている?)

(ICQとIRC開いて行きつけの伝言板のログ読みとメールの返事書きつつ美空ひばりのCD回しながら)

(時間は?)

(うひゃあ。いつのまにやら午前四時!)

(そういうことだ)

 そういうことだそうです。


五日(木)

「ダイエー優勝! ……今日じゃなかった? どっちでも気にすんな!」


 スッゴイ体調悪いの。

 毎日牛丼しか食べてないからかなー。なんかダルー。

 しかしガッコへ。バイトと講義。

(このへん記憶ないんでしょ?)

(実のところは)


 晩、柴三郎とCozyが来て夜通しゲーム大会。家族がいないのをいいことに。

 ここでハラダさんが土産にくれた日本酒を出したら柴三郎が二杯飲んでダウン。良く二杯飲んだと感心することしきり。つまみに出したすじ肉の煮込みはスマン。失敗した方だった。間違えた。

 大叔父の肉屋で「みんな旅行行ったから自分で御飯作らねばならんのです。なんかください」と言ったら奥から出してきてくれた肉。「固いのを承知でコトコト煮れば抜群だ」と。さすが「肉なんでもあります」と剛毅な張り紙出してるだけのことはある。ここの肉は凄いのよ。そんなに高くないし。

 つーかコストパフォーマンスで見ればベラボーに安いんだから。相原人は行ってみよう。木下精肉店。大叔父さんがやめたら潰しちまうそうなんで、まことに勿体ない。

 閑話休題。だから牛すじ煮を作ったんだった。ビックリするほど柔らかくて旨かった。が、ここ数日牛丼しか食べていなかった俺にはちょっと重くて……。

 結局、帰宅後の家族の食事になったのでした。チャンチャン♪


(こんなもんか?)

(うん。過不足なくエピソード有り。いいぞ)

(っしゃ。じゃあ次)

 
六日(金)

「始球式は金メダリストがずらりかー」


 もはや来し方行く末を見据えようにも寝不足。ドラクエはディスク二枚目。

 今日もなんとかガッコ。前半バイト。後半講義。

 前半戦終了後接骨院へ。後半戦に備えて一時帰宅。

 そこで寝る。気がつけば夜。俺の講義……。


 さて、今晩も成瀬の公園で怪しい輩が銃を撃っているとの情報を得て現場へ向かいます。僕一人では不安なのでIHARONと鷹村さんをひっかけて三人パーティ。

 IHARONのヤツ、一生電話つながらないかと思ってたけどやっと連絡取れたよ。あ、本はまだできてなかった。PCは組む。つーか組ませる。CozyからHDDも貰ってたし。あとディスプレイだけやん。

 で、公園でBB弾演習につきあう。柴三郎とざち部長とひとみ悟空とCozyが来てた。僕、銃持ってないのでこんな時のために車に積んできたパンチグローブを出してIHARONと向こうで組み手ごっこ。鷹村さんは銃借りて撃ってた。楽しそう也。

 俺よりもIHARONの方が関節取りがうまいと判明し機嫌が悪くなる頃解散。つーか午前様。帰って寝ました。

(こんだけなの?)

(こんだけ)

(IHARONとスゲー話した話は?)

(メンドーだからいいよ)

(そだね)

(じゃ、次)


七日(土) K

「銀行閉まるの早すぎ」


 えー、土曜です。土曜と言えば……。

 なんだっけ?

(寝倒れ)

 そうだ。あんまり寝不足のせいか寝たまま起きてこなかったんだった。夜まで。

「凄かったよね」

 そだね。久々に布団でグーパーもできないほど憔悴して寝たね。

 ……。

 えっと、今日はそれだけの日でした。


八日(日) どた会

「ダイエー、優勝セール、再び! 大混み!」


 エーと、連休です。なやかやで読む本が十冊ほど有るのでやることには事欠きません。暇にはなりそーもないかんじ。

 そのうえ今晩は鷹村家で鍋飲みなのです。鍋を飲むわけではありません。当然。

 俺と鷹村さんと柴三郎とIHARON。あとざち部長。鍋をつついて酒を飲んでIHARONを吊し上げてIHARONを吊し上げてIHARONを吊し上げました。主に俺が。

 今日の敗因は鍋のダシを鳥で取ってしまったので油が浮いて最後のおじやが出来なかったことだそうで。かねてよりこと鍋に関して、鷹村さんの目指す理想は遠い……。


九日(月) K 体育の日

「ぽんぽんと花火の音は運動会」


 早朝帰宅したので昼まで寝る。午後から稼動。

 本読んで要旨まとめて抜き書き。あと六冊分。

 気分転換に図書館に行っても作業続行。祝日の堺市民センターは意外に静かであった。


「ところで、また柔道の話なんだけど」

「勉強中つーか仕事中なんだっつーの。他の人と話しなさい」

「チッ。チキンめ。ま、いーわ。えーと、結局、今回の騒動は高度な技の攻防を認識できなかった審判の練度の低さが問題だったわけでしょ? だったら、審判講習の活発化とか、そういう関係人員のトレーニングとか、もっと言えば審判システムの改善によって今後は防げる事態じゃない?」

「……誤審の確率は下がるだろう」

「だしょ? あたしって頭良くない?」

「アタマイイデス」

「全部カタカナで喋るってのはバカにしてるわけでしょ?」

「トンデモナイデース」

「しかし成田、なにが「誤審」かの基準をどうするかという問題がある。例えば今回の例では、あれを内股すかしと取るかどうか、そこはどう教えるのだ?」

「どう教えるもなにも……。あれは一本じゃん。「内股すかし、一本!」」

「……それは「柔道」の規範での評価であって、「JUDO」の評価ではないな」

「いーじゃん。審判講習では「柔道」を基準にすれば」

「どうして?」

「なぜだ?」

「何故デスか?」

「? ……だって、あんなの嫌じゃんか。誤審で勝ってるはずの人が負けるなんて。そういうのをなくすための制度改革、審判講習をやろうって言ってるんだってば」

「「柔道」の立場で?」

「あったりまえじゃん」

「浅イ」

「はぁ?」

「……もはや世界の「JUDO」の中の一派としての「コードーカン流」となりつつあるのだよ。「柔道」は。世界JUDO人口から見たら、日本はむしろ異端なのだ。主流ではない」

「でも、それじゃ柔道じゃないじゃんかよー」

「そうデス。世界のJUDOデス」

「……逆に聞くが、世界の人が楽しむスポーツではなにがいけないのだ?」

「因みに、武道ではなくなるから、という答では駄目ですよ」

「なんでよ。おネエがそういうこと言うかな」

「どのような流派も、その時点での門弟がその流風を形成するものです。一子相伝にしとまでは言いませんが、もし流派の変質を恐れるなら伝える者を絞るのが当然でしょう……。現に中国拳法などは精神性も正しく伝えて広めています。

 講道館が世界へ門戸を開いた時に、すでに今日のような事態は想定できたはずです。していなかったとしたら目論見が甘かったか、精神性の伝播を怠ったか。

 どちらにせよ実際に学んでいる者達が「JUDO」を形成してしまったなら、「柔道」の出番はもはやありません。伝統を守りたいならむしろ独立すべきでしょう」

「独立は厳しいデス。「日本式JUDO」を細々と続けるのではイカガ?」

「どっちにしろ柔道じゃなーい!」

「……これはあまり言いたくないのだが。「柔道」の方が「JUDO」より上である、という考え方を国内柔道関係者が捨てなければいかんだろう。その考えが正しいか正しくないかは問題ではない。数が正義の欧米社会に取り込まれた時点で、「何故、より多くの人間が言うことを認めようとしないのだ。日本は」という疑問が当然出てくる。彼等からは。

 対して、「柔道とは伝統ある日本の格闘技で、こっちの方が正しいんだからとにかく言うこときいとけや」では通らない。伝統も格式も、フランスの方が日本より柔道人口が多い、という事実の前では色あせる。

 日本の柔道をきちんと広めなおしたいのであれば、きちんとその精神性の持つ重要性を説明し、単なる護身術、スポーツではない武道というものの広め方を検討せねばなるまい。

 少なくとも、篠原のような誤審で負ける選手を出さないために、日本式審判講習を徹底せねば駄目だ。つーかむしろ審判は日本人にしろ、などという頭ごなしの論調では世界の反発を買うばかりだ。そこには「理」がない。日本は自分が勝ちたいからルールを曲げようとしている、と避難を受けるだけだ」

「接骨院の先生はそのあたりをわかってるようだが」

「日本の柔道関係者、興奮するばかりで構造が見えてない人が多そうデスか?」

「くわー! お前ら小うるさい! 構造とか世界情勢とか知らない! あたしは柔道が見たいんだぁ! オリンピックで世界レベルの柔道が見たいの! 文句あっか!」

「その意見に文句は」

「全ク」

「……ない」


「実現の可能性はほとんどないけど。ね、比良坂? (ガァ)」


十日(火)

「一人一人の竜への探索。七度の旅路に」


 なんとか本読み終了。付箋紙がスゲー減っちゃったけど。

 気がつけばいつの間にか、昼に蝉、夜に秋の虫を聞く過渡期は過ぎて、めっきり涼しくなって秋到来か? 紅葉はまだまだだろうけれど、過ごしやすい時期になってきたもんだ。

 なんてことを夜思う。窓開けて本読んでても蚊に邪魔されない。素晴らしい。蚊取り線香は缶に入れておかないと来年までに湿気る。

 ネットゲームをやってみてわかったことには、ああいうものに参加する人は、やっぱ情報発信欲求があるなー、と。それだけならいいんだけれど、自分を認めて貰えない時の対応がガキっぽいというか、並以下の人が多いみたい。

 で、顔の見えないコミュニケーションだから強気になって、勢いフレーミーな論争に走りがちのようだ。戦争を題材にしたゲームであっても、純粋にゲームを楽しめばいいのに、なんですぐに全人格を否定し合わねばならんのか。その辺がよくわからん。

 或いはあっちの方が普通なのかな。感情移入してヒステリックに喚き散らすのを含めてロールプレイで楽しんでるんだろうか。やっぱり、字面だけからだとその辺が判断しづらいんだよな。

 つーわけで実際に顔つき合わせてやるTRPGが一番楽です。今月は第四日曜日。宜しく。


十一日(水)

「切腹もの」


 わはは……。

 ネットゲーで上に迷惑かけちったよ。久々の大ポカだよ。消えてぇ。

 キッツいわ……。なんのために参加してるんだ俺。

 あーも、久々に凹んだわ。ガッコとかならともかく、自分のフィールドでいたつもりのゲーム関係でのポカだし。

 あーも。


十二日(木) 大学制度論 比較文化理論

「良く言った。さすが男だ。……と、昔なら言ったところだけれど、今はそういうことを言うとセクハラになるので、言いません」――T崎先生


 人にもよるんでしょうが大学院生というものは金を持っていません。

 昔せっちんが言っていました。「大学院の先輩、いつも金なくて大変そーだぞ」。俺の進学前の話で、忠告の意味もあったんでしょう。

 例えば、コンビニに行って。

「ほほう、謹製メロン牛乳か。このシリーズ、イチゴ牛乳もコーヒー牛乳もそこそこうまかったからな。バナナ牛乳もあったか。チョイとくどいがたまにはよかろ。君、これをくれたまえ」

「金がねーじゃねーかよ」

 ……。

 105円が!? いくら金欠とはいえ105円が捻出できないのか!? 俺!

 あー、講義後の集まりにラスク買っていってやったのが失敗だったなー。先輩ぶるんじゃなかったよ。トホホー……。

 ところで来週の月曜が発表なんですね。教育基本法。で、原稿打ちのバイトを二件受けてて、あと十一月に行われる研究発表の要綱制作の依頼が今日入ってしまいました。〆切今月末。

 どーいうスケジュールで暮らせば全部終わるんだこれ。いや、お金ないから仕事しないといけないし、回して貰えるのは有り難いんだけれど。

 あと今日思い知ったことー。缶売りのー。チューハイって言うの? あの変なアルコール飲料ー。

 あんなもん酒とは認めねえ。


 坂本良く頑張った。で、なに? 米朝雪解けなん? へえ。宣言だけにせよ、今世紀最後にめでたいね。共同コミュニケ。

 都蝶々さん亡くなったか。国会空転か。しばらくちゃんと日記書いてなかったから、逆にトピックが全部気になるな。今日このごろ。


十三日(金) 文化人類学

「やっぱ一神教てキチガイやん」


 ガッコは休講。バイトだけやって帰った。

 しかしところで、ホントにドンパチはじめやがりましたよ。何考えてんだ彼等は。なにも考えてないのか彼等は。

 夜、町田に出て御フランスさんにまとわりついてずーっと戦争の話をねだる。あと武器の話とか。久々にあったGOLがダルそーにしてる横で盛り上がる我等。その横でミスタードリラーの話で盛り上がるふりをするも沈降するGOLと馬吉さん。

 なんか、馬吉さんは新しいMTGのエクスパンションを3ボックス? なんかそのくらい、剥いた外装で部屋の床が埋まるくらいは買い込んだらしい。なにを考えてるんだ貴方は。

 でも、余りコモンくれるそうなんでサイコー。社会人パワーサイコー。カネサイコー。

 ……しかし、置き場所とかどーしてるんでスか。カード。


十四日(土) K 大学教育史

「今日はですね、ダミーの講義計画を持ってきたので配りますが、これはどうしても気に入らないので、来週全然別のものを配り直します。これは、使いません」――T崎先生


 明日は祖母宅の法事。今日はガッコも行ったけれど、明日の準備で親戚周りで一日。

 本日よりついに毛布を実戦投入。いつまでもタオルケット一枚では寝ないのさ。つーか布団をくれ布団を。

 そんな時期なのにまだ蚊が出る俺の部屋。昨日は三機撃墜。今日もさっきから一人俺のことを狙ってるヤツがいます。なんとかしないと寝られない。

  しかし、明日は早起きで運転手なので寝ないわけにわ! そんなわけでこの一度退役した蚊取り線香を再度実戦投入決定。

 まだ効きますよーに……。


十五日(日) 法事 市民センターで「昔の相原」講話

「田中康夫が勝ったか。御フランスさん読み通りだな」


 法事。

 親戚一同集まってまったりと法事。ちょっち天気悪かったけれど雨降るほどでなし。一番の下っ端として色々雑用。

 車で人員運搬して従弟の相手。荷物運んだり色々。

 作業中、祖母の兄(大叔父、でいいのか?)の人。肉屋さん、と話をしていて、友達と焼き肉とかやる機会があったらいい肉回して下さいな、と言ってみたところ「うんと安くまわしてやるよ」と言われる。親戚から金を巻き上げるようでアレなのでうんと安くはどうでもいいのだが、とにかくすっばらしい肉を売ってくれるのは確実です。誰か一口乗りませんか?

 まいーや。で、人が集まってきて、お経。相変わらず正座が出来ないので辛い。が、今日はご焼香の案内役で途中から立ってたので楽だった。

 その後の残払いではなんか今日は俺しか酒飲める人がいなかったのかな。みんな車で来てたらしくて。だから、口の開いたビールが全部回ってきて往生しました。

 何故ならばスーパードライ。

 何故ならばスーパードライ(くり返し)。

 
 坊さん含めて全員、かなりのレベルで顔見知りなので本当にまったりした席でした。気楽で助かった。祖母の人柄も大きいが。ああいう大きく構えたリーダーシップは欲しいな。

 で、帰宅後ちょっと寝て、ずーっと明日の発表準備やってます。ちと手違いもあって、今晩は徹夜っぽい。

「ちと手違いって、あによ」

「いや、大したアレじゃないんだが、ノートがない」

「ガッコかな。どうもこの様子だと」

「フザケンなーっ! どーすんだそれで!」

「落ち着けって。じたばたしてもショーがないんだから。幸い、発表原稿自体はPCに入ってるから、明日早くガッコに行ってノート回収すればなんとかなりますか?」

「なんで疑問形よ」

「もし、ガッコにないとちとヤバイ。ので大事をとって一応配布資料作り直し」

「……頑張るよーに」

「頑張ります」

 ええ。そりゃーもう。


銀天盤 ○日記帳扉 ○前項 ○次項