おすすめコミックスや、小説、映画 2001年版・・・・・2001年1月3日更新
今まで読んだ漫画は数知れず。その中でも、何度読んでも飽きないコミックスを紹介します。ほとんど絶版だったりするけど。
世間ではブックオフの存在が問題になっていますが,ここで紹介する本は、ブックオフの存在なしには語れません。
簡単に廃刊にしないでほしいよー。
*印は2001年1月現在、新書で手に入るやつです。


お勧めコミックス

菅原雅雪 「牛のおっぱい」 全5巻 モーニングkc
北海道の牧場を舞台に、10年ぶりに北海道へ帰ってきた変わり者の青年、太児が巻き起こす日常を描いた傑作。おもしろいよー。実は農業(酪農)問題がさりげなくテーマになっていたりする。この本を読んで、北海道へ移住した人もいるんではないだろうか。
*佐々木倫子 「動物のお医者さん」 文庫版 全8巻 白泉社
これはぜったいおすすめです。少女まんがと馬鹿にできません。これまた北海道のH大学を舞台にした、恋とか愛とかいっさいでてこない、獣医の卵たちの奮戦記。絶対後悔させません。この漫画がハスキー犬を増殖させたのだ。この本で獣医になった人もいると思う。
2001年堂本剛主演でドラマ化。
村野守美 「職人尽百景」 1巻 ビッグゴールドコミックス
時代劇、特に町人を主人公にした話が好きなあなたに。江戸に生きた職人たちのお話です。
同じく村野守美 「故事往来伝」 全1巻 チャンピオンジャックコミックス
中国のことわざの由来を独自の解釈でコミックスに仕立て上げた作品。
同じく村野守美 「恋忘れ草」 全1巻 文春コミックス
北原亜似子の小説を見事にまんがにしたてた、江戸時代に生きる独身女性たちの物語集。原作小説もすばらしいです。
*岡崎二郎 「アフター0(ゼロ)」 全6巻だったかな ビッグコミックス
少しだけSF。ショートストーリー集。星新一氏の流れかなー。この人の絵は色気が無くて、そこがいいんです。
*曽田正人 「シャカリキ」 全16巻 少年チャンピオンコミックス
坂馬鹿と呼ばれる自転車少年が、ヨーロッパの自転車レースを目指すまでの物語。私が自転車少年だったときに、峠馬鹿だったためか思い切りのめりこみ、このまんがを読むためだけに少年チャンピオンを買っていました。現役を退いて20年もたった自転車中年に、最新式のロードレーサーを買わせたパワーはすごいの一言。自転車を買えない環境にいる人には勧めません。絶対に自転車が欲しくなるから。
星里もちる 「夢かもしんない」 全5巻 ビッグコミックス
コンピューター販売会社のサラリーマンの前に、彼が昔ファンだったアイドル、夢野スミレが幽霊となってあらわれた。彼女が死んでから20年もたって。「あなたをハッピーにしてあげる」。仕事に疲れた人、ぜひ読んでください。ほんのすこしだけ、がんばれます。絶対保証。
ともち 「だいすき」 全3巻 バーガーKC
同窓会で出会った彼女と気がついたらベッドイン。しかし2人とも酔っ払ってて記憶が無い。きめこまかな描写で描かれた、さわやかなラブストーリー。脇役たちが抜群です。
楠みちはる 「シャコタン*ブギ」 全35巻だったと思う。 ヤンマガKCスペシャル
初期型ソアラのシャコタンに乗るさえない高校生ハジメとコージ、ハコスカのジュン、S30Zのアキラ、その他いろいろな車と乗り手たちが織り成す日本版アメリカングラフィティと呼んでも差し支えない、車と女しか頭に無かった頃の懐かしい青春物語。その後同じ雑誌に載った、同じ作者の湾岸ミッドナイトに食われて途中で終了してしまったのが惜しまれる。私はこの漫画のおかげで40歳過ぎてから車にはまってしまいました。
柴田昌弘 「フェザータッチオペレーション」 コミック版で全2巻 本来はA4版で3巻 ウィングスコミックス
ある日、貧乏学生の下宿に奇妙なかばんと1000万円の小切手ををぶら下げた少女が舞い込んできた。膨大な量の計算を瞬時にこなし、秒単位で物事を記憶する純粋無垢な少女。しかし彼女には常識というものが欠けていた。実は彼女の脳はスーパーコンピューターだったのだ。(うー、うまく説明できない。)いままでの常識をひっくり返す、脳だけが機械のサイボーグという発想がすばらしい物語。
みやさかたかし 「もののけプレゼント」 全2巻 ラポートコミックス
江戸、明治、大正、昭和と生きつづけてきた、狐の少女涼子(すずね)の物語。となりのトトロ、狐版。とっても暖かい物語です。
*矢上祐 「エルフを狩るモノたち」 2000年現在15巻まで刊行。メディアワークス 電撃コミックス
非常に雑な線で描かれたファンタジーなのに、なぜか引かれるものがある。オスカー受賞の役者と空手家、武器マニアの女子高生がエルフたちをかたっぱしから脱がしまくる。いったい何が彼らにそうさせるのか。ファンタジーなのに思い切り吉本が入ってます。2001年1月現在も連載中です。
士郎正宗 「アップルシード」 全5巻+スペシャル1巻 青心社 本来は原稿サイズだが、今手に入るのはB5版
甲殻機動隊の士郎正宗が1985年に描いていた、とっても緻密な近未来ミリタリーアクション。本編より欄外のコメントのほうが気になる、あのスタイルを生み出した会新作。画面の隅々まで行き届いた気配りにもうめろめろです。古本屋で見つけるたびに買ってしまうのでもう3セットぐらい持ってます。主人公の少女戦士、デュナン=ナッツと、彼女を守る恋人でもあるサイボーグのブリアレオスとのコンビが素敵です。同じ作者の「ドミニオン」もお勧めしときましょう。アンナプーナ、ユニプーマの大阪弁アンドロイドコンビがナイス。
*芦奈野ひとし 「ヨコハマ買い出し紀行」 何巻か不明 アフタヌーンKC
A6M5型、ロボットのアルファは、水位が上昇し、海に沈んだ町外れで客のこない喫茶店を開いてます。済んだ空気まで伝える絵がとっても気持ちいい漫画。2001年1月現在もアフタヌーンにて連載中です。
*木村紺 「神戸在住」99年 8月発売 2巻 アフタヌーンKC
神戸で大学生活をすることになった、辰木桂という少女を主人公に、神戸の魅力をしみじみと認識させてくれる、とても暖かいまんがです。針金細工のような人間達と、スクリーントーンを使わない 思い切りシンプルな絵が心に残ります。特に神戸の大震災後を描いたエピソードはこたえました。2001年1月現在もアフタヌーンにて連載中です。
*鶴田謙二 「スピリットオブワンダー」 モーニングKCDX 全1巻
私が10年来探していた、「チャイナさんの憂鬱」が収録された、鶴田謙二のベスト集。CDROMが先行して発売された。(もちろん買った。日高のりこの声があまりにもはまっている。LDも出たので即買った。)最近また漫画を書き始めてくれたのがうれしいです。(ずっと行方不明だったのだ。)理論武装したSFなのだけど、理論自体がとっても怪しい。昔のスカイラークシリーズや、ローダンシリーズが好きな人なら一発で虜になります。
*椎名高志 「有限会社椎名百貨店」 小学館コミックス 全3巻
おなじみGS美神の作者のデビュー作から、単発で描いていた漫画を収録したコミックス。この人は編集部に出した年賀状に書いてあったイラストが編集者の目にとまり、デビューしてしまったという変り種です。初期の4こまマンガをみると天才というのはいるんだなーと認識させられます。この人のストーリーマンガ第1作目がGS美神だからなー。第二の高橋留美子だね−。2001年現在「ミスタージパング」連載中。
沖一 史村翔 「アストロノーツ」 ヤンマガKCスペシャル 全4巻
20世紀後半、失敗を繰り返しながらも続く宇宙開発。黎明期のアストロノーツ・・・宇宙船乗り達の物語。すばらしい画力と、綿密なストーリーで感動させます。
星野之宣 「ブルーワールド」 アフタヌーンKCデラックス 全4巻
知る人ぞ知る、SFスペシャリスト、星野センセーの最高傑作。現代と古代との間に突然開いたタイムトンネル、ブルーホール。
そこへ派遣された、軍隊と、科学者の一行は、ブルーホールの消滅により、ジュラ紀に取り残される。
別の場所にあるブルーホールを目指して、長い長い旅を始めたかれらは生きて現代へ戻れるのか?。
ジュラシックパークを作ったスタッフで映画化してくれー。全世界でヒットまちがいないぞー。
ラストは泣けます。こぶしを握り締め、思わず「やったー」と叫んでしまったのはわたしだけ?
*大石まさる 「空からこぼれたストーリー」 YKコミックス 全1巻、「みずいろ」全2巻
ヤングキングでメジャーデビューした、とっても暖かいショートストーリーを描く新人さん。現在私の一番のおすすめ漫画家です。
この人がエロ漫画出身だと、誰が想像できましょう。夢ノ二というペンネームでとってもエッチな漫画を描いてました。
さて過去は過去としてこの漫画、SFあり、恋愛あり、冒険あり。初版はあっというまに売り切れたそうです。(私も10件以上探して、なんと隣の県、岐阜の田舎の本屋でやっと見つけました。)宮崎駿の香りがするのは気のせい?一度読んだらきっとファンになるでしょう。
2001年1月「みずいろ」2巻目(完結編)刊行。2001年現在、ヤングキングでちょっとしたショートストーリーを連載中。

おすすめ小説
*夏見正隆 「わたしのファルコン」 全5巻 ソノラマ文庫 イラスト 中嶋敦子
飛行機好きでなおかつ怪獣映画が好きな人におすすめ。美穂と忍というどっかで聞いたような姉妹がしょうもない理由から無理やり自衛隊のパイロットにされ、かって宇宙から落ちてきた怪獣と戦うというストーリー(あ,引かないで。ほんとにおもしろいんだから)。このなかで、T4練習機での空母への着艦訓練が緻密に描きこまれています。実は、この物語、徳間文庫から出ていた「レヴァイアサン戦記」から続いていて、実質3巻目にあたります。古本屋で探して読めばもっと面白くなります。最新作「戦うニュースキャスター」もGOOD。
*野尻抱介 「ヴェイスの盲点ほかクレギオンシリーズ」 富士見ファンタジア文庫 イラスト 弘司
「フェイダーリンクの鯨」「アンクスの海賊」「サリバン家のお引越し」「タリファの子守唄」「アフナスの貴石」「ベクフットの虜」で現在全7巻。
おやじと美女パイロットと密航者の少女という黄金のトリオがお送りするスペースオペラ。主人公の少女が家に送るメールの中に添える、「私は今、明朗かつ元気に働いています」という一言が、魔女の宅急便のラストを思い出させます。
*野尻抱介  「ロケットガール」「天使は結果オーライ」「私と月までつきあって」 3巻刊行中 富士見ファンタジア文庫 イラスト むっちりむうにい
「ロケット」は予算のない日本のロケット開発者が、予算ぎりぎりの設計で体重の軽いかつ,体積の小さい女子高生を衛星軌道に打ち上げるまでのノンフィクション(うそ)。ゆかりとマツリの異母(異国)姉妹がいい味出してます。
「天使は」の方は、それの商業利用を開始して,予算の穴埋めをしようと奮戦する物語。3人目の宇宙飛行士は、Gにとっても弱い・・・。
「私と」は、フランスの少女チームと協力し、月へと向かうのですが・・・。どんな困難な状況からも帰ってくるこのチームは最高です。
実際のロケット開発を徹底的に取材しているため、むちゃくちゃ面白い。むっちりむうにいのイラストも魅せられます。
*新城十馬ほか 「蓬莱学園シリーズ−恋愛編−パーフェクト・ラブレター」 富士見ファンタジア文庫
南海の孤島にある生徒数10万人を誇る蓬莱学園を舞台にした恋愛小説。ただ、変人ばっかしかでてこないからまともにまとまるわけがない。3話ある中で賀東招二のポバティーズパラダイスは泣けます。傑作です。
樋口明雄 「ハイスクール重機動作戦ほか羽場由香理シリーズ」 たぶん全4巻 富士見ファンタジア文庫
戦う女子高生、元傭兵を父に持つ羽場由香理。父の教えはただ一つ。自分の身は自分で守れ。第一話ではスクールジャックを相手にスーパーサバイバル。痛快です。個人的には第4巻「ハートオンファイヤ」がいいっす。でもこれって某漫画家(伊藤伸平だ)の「東京爆発娘」そのものじゃねーかっ。なんか関係あるんすか。
*笹本祐一 「ARIEL」 15巻刊行中 ソノラマ文庫 イラスト 鈴木雅久
今更紹介するのもなんだかなー。巨大ロボットと宇宙人。アニメにもなってるし。でも10巻すぎてもパワーダウンしないのはすごいし、わたしの好きなものがすべて詰まってるし。(銀河乞食軍団なんて10巻すぎたらみごとにパワーダウンしちゃったもんなー)。中でも3巻のタイムトラベラーのユリが引き起こす、昭和初期のラブロマンスが絶品です。
*石川英輔 「大江戸神仙伝シリーズ」「大江戸えねるぎー事情」「大江戸生活事情」 講談社文庫
江戸を舞台に時代を超えたラブロマンスを描いた前者と、江戸時代がいかに合理的だったかをわかりやすく説明した後者。緻密な考証で読ませます。
とまとあき、塚本裕美子 「わたしの勇者さま、ぼくの女神さまシリーズ」 たしか5巻ぐらい 角川文庫 イラスト 伊藤岳彦
作家の娘が一人の勇者を救ったことから始まるラブストーリー。なぜ、勇者が現代の東京に? さらにその子を好きな男の子が、今度は勇者の国のお姫様と関わることに。すばらしい構成と、においまでするような料理のレシピの数々、景色が目に浮かぶような東京の町並の描写、しかもイラストはあの伊藤岳彦だっ。本の終わりが近づくと、もっと読みたいのにもう終わってしまうという寂しさを感じさせる秀作です。テレビの脚本家たち。みならえっ。 
*ロバート・A・ハインライン 「夏への扉」 福島正実訳 早川文庫
松田聖子の歌じゃありません。最近じゃフォーエバーヤングという映画がこの物語のプロットを使ってました。仕事に行き詰まった発明家が、実用化されたばかりのコールドスリープを使って見た未来とは。コールドスリープを使って、むちゃくちゃ年の離れたお嫁さん(そのときその子はまだ小学生)をもらう話を軸に繰り広げられる、どたばたです。思い切り古典なんですが、今でも何度も読み返します。
*山根一眞 「メタルカラーの時代」 今のところ5巻 小学館文庫 週間ポストで連載中
私が生まれた昭和30年代は高度成長期でもありました。物まねから始まった日本の工業技術は現在では確実に世界のトップレベルにあります。この本は、日本を世界一に押し上げた、末端の技術者たちの、一般に知られようもない汗と涙と勇気の技術開発記です。大は宇宙ステーションから、小は遺伝子をつかむピンセットまで日本製だったんですね−。
私はこの中の深海調査船の話からヒントをもらい、小説を書きました。
*岩本隆雄 「星虫」全1巻 「鵺姫真話」全1巻 「イーシャの舟」 全1巻 ソノラマ文庫
10年前、新潮社から刊行されるも、すぐに絶版、そして冬眠。次回作が期待されていた物語が、99年より順次ソノラマ文庫から再刊行。
ある日人類すべてのおでこに張り付いた甲虫。この星虫と呼ばれる甲虫が人類にもたらしたものは・・・。(星虫)
星虫の脇役,科学者の純ちゃんが高校生のときに巻き込まれた戦国時代の伝説とは。(鵺姫真話)
ある日地中から掘り出された物体から飛び出した天邪鬼と、取り付かれた青年が織り成す物語。こちらも小学生時代の純ちゃんが名脇役で出演。(イーシャの舟)
もう泣きました。実はこれら3巻は別の物語なのですが、同じ人物を軸としてかかれています。ですから上の順番で読んでほしい。
次回作が期待できる、今いち押しの作者です。

おすすめ映画(ビデオ、DVD)
映画が変えた人生ってのもきっとある。みなさん映画館いこうよ。ちなみに、豊田市の中央映画館は、6時過ぎると1000円で映画が見れます。

ザ・サウンドオブミュージック 1965年度作品 ロバートワイズ監督 174分 レーザーディスク、ビデオ有り
私が9歳の時、アカデミー賞を総なめにした、皆さんご存知のミュージカル映画。
第二次大戦中、実在した音楽一家、トラップファミリーをモデルにしています。
私は20歳のときリバイバルではじめてみて以来、ビデオ、テレビ、レーザーディスクと片っ端から手に入れ、今でも時々見ています。
それまで見た、妙に違和感のあるミュージカルとは違い、音楽部分と、映画の部分が見事に融合していて、ミュージカルだということをを抜きにしても傑作と言えましょう。
主人公のマリアを演じるジュリーアンドリュースにまじで恋しました。
圧巻は、礼拝堂での結婚式。もう、みとれてしまいました。カリオストロの城の中での結婚式はこれのコピーではないでしょうか。
アメリカングラフィティ 1973年作品 ジョージルーカス監督のデビュー作 しかも製作は、あのコッポラです。 110分
ロンハワード、リチャードドレファス主演の、1962年の田舎の高校の卒業式から翌朝まで、たった一晩を舞台にした青春映画のベストワン。20歳のときリバイバル上映されたものを、当時赴任していた福岡で見ました。
なんといってもこの映画、使われている41曲に及ぶ音楽がすべてといってもいいでしょう。
ビルヘーリーと彼のコメッツが歌う「ロックアラウンドザクロック」から始まり、なつかしいオールディーズが目白押し。
あの、ハリソンフォードのデビュー作でもあります。そうそう、ラジオDJとして本物のウルフマンジャックが実名で登場しています。
ラストは、それぞれ別の道へ進んだ主人公たちのその後がナレーションで流れるんだけど、不覚にも涙があとからあとから流れました。
生きるのに疲れたらぜひ一度見てください。
主役の一人、ロンハワードは、その後監督として大活躍。「アポロ13」「グリンチ」等傑作を生み出してます。
2000年11月にやっとDVDが出ました。3800円。78分ものメイキングと16ページの解説書つき。
もちろん今では私の宝物です。
フットルース 1984年作品 ハーバートロス監督 107分
ケビンベーコン主演。
田舎町に転校してきたダンス好きの少年が、大人達のダンス禁止令を打ち破っていく青春ドラマ。
踊れなかった同級生達が、彼から教えられ、どんどんさまになっていく過程がすごくかっこいい。
アメリカングラフィティ同様音楽が主人公であるけど、あちらと違い、現代の曲で構成されています。
ケニーロギンスが歌う主題歌は、当時ビルボードで1位を3週間獲。この曲をバックに、靴だけが踊っているオープニングはすばらしかった。
サタディーナイトフィーバーから始まったダンス映画のベストワンを与えましょう。
ザ・ライトスタッフ 1983年作品 フィリップカウフマン監督 193分
サムシェパード、スコットグレン他。
1950年後半、ソ連に先を越された宇宙開発の遅れを取り戻そうと躍起になっていたころの宇宙開発記。
X−1に始まるマッハへの挑戦。成層圏への到達。そして衛星軌道から月へ。
セミドキュメンタリーの形をとりつつも、主人公達がとってもいいから、ちゃんと映画になってます。193分も苦になりません。
次々と仲間が宇宙へ行く中、一人黙々とジェット機での成層圏到達に挑戦しつづける、チャックイエーガーの姿に惚れました。
主人公の一人、スコットグレンに、2000年末映画、「バーティカルリミット」で会えたのはうれしかったです。
ワーナーよりDVD発売中。2000円。
フォーエバーヤング 1992年作品 スティーブマイナー監督 102分
メルギブソン主演。
1939年、爆撃機B−25のパイロット、ダニエルはプロポーズの言葉を言おうとした迷っていた矢先,交通事故で恋人を失います。
失意のダニエルは、友人が開発していたコールドスリープの人体実験に、自分の体を提供するのですが・・・。
それから53年。ガラクタとして処分されていた装置から蘇生したダニエルは、恋人が生きていたことを知り、あの時いえなかった一言を伝えようと・・・。
この映画をおすすめする最大の理由は、実は,B−25なんです。
戦後50年を経て、本物のB−25が離陸するシーンは思わずジーンときます。(メンフィスベルも同様の理由でお勧め)
もちろんラストは映画としてもすばらしいですよー。
ワーナーよりDVD発売中。2000円。

                 以下順次紹介します。
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