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『ベイブ』

テレビでも放映されたけど、図書館から借りて見た。ぶたぶたこぶた、お利口こぶた、ベイブ。かわいいよ。ぶたに芸教えるなんてすごいよ。でもとにかくかわいいんだなあ。やっぱ動物っていいなあ。子供でも動物でも自分の事を好きな人がいるって事が一番大切なんだろうなあ。このビデオにも癒されました。
最近ヒットする本がなくて、子供の借りてきた絵本を読んでるのみ。今日はぷーさんでも読もうっかなあ。

『真夜中の後で』アイリス・ジョハンセン2000/12/26

読み切るまで随分浮気したりして、時間かかったなあ。新薬を巡るどきどきはらはらのサスペンス。一気に読んでしまえば、まあおもしろかったのかも。

『斜陽』太宰治2001/1/2

今年は数は少なくても身の多い本を読もうと思っている。とはいうものの、この本もちょこちょこ読んで、やっと読み切ったと言う感じ。
気取ったお金持ちは嫌いだけど、それなりの悩みっちゅうのもあるんださね。子供だけ欲しいという欲望も分かる気がする。結構おもしろかった。

2001/1/5吹雪

今日も雪。今年は雪が多いですなあ。スキーに行こうと思ったけど、吹雪いていたらいやなので、今日はやめ。

『豆炭とインターネット』2000/12/13

糸井重里さんが、80才になる実母にいきなりiMac(iMacってとこがいいしょ。うちのはグリーンだけど、みーちゃんちはオレンジ)を送りつけ、何も分からない人にボランティアで先生を募集し、使えるようになるまでの話し。『日刊糸井新聞』に連載されてたものを、本にしたらしい。糸井さんは、単なる思いつきでこれをしたらしいんだけど、それによって、80才のみーちゃん達の素晴らしい生活に驚く。年金でほそぼそと生活をしているはずの人達が毎日の生活をとても楽しんでいる。おいしい食事を仲間と食べ、年に数回の海外旅行を楽しむ。その反面、古くても自分に必要な物、豆炭のような物も、大事に使う。花を愛で、いい仲間もいる。iMac君にも好奇心旺盛で、焦ることなく少しずつ利用するようになる。私も読んでいて、すっとするような気持ちっていうか、そうだよなとすごく思ってしまった。
私にも今は亡き明治生まれの祖母がいたけど、使える物は大切に繰り返し利用し(ティッシュも鼻をかんだ後、乾かしてまた鼻をかんだりもしていた)、自分で出来ることは自分でし、草木を愛し、出来る事はなんでも自分でしながらも、おいしい物を食べる時は食べ、行きたい旅行には行き、欲しい物は多少高価でも買える範囲で買い、人と話をすることが何よりすきだった。みーちゃんのような祖母だったんだなあ。本来日本人は、物を大切にするのがとても上図で、新しい物も自分なりに消化するのがうまいのだと思う。
それが、大量消費時代に慣れてしまって、簡単に古い物を捨ててしまい、新しい物にすぐ飛びつくようになってしまったんじゃあないかな。
インターネットだって、時代に乗り遅れるといけないとすぐ飛びつく人、みんなもしているから自分もという人、そんなのいらないという人がいるけど、みーちゃんは違う。なんの気負いもなく、自分の好奇心に正直に、少しずつ消化していく。糸井さんは、「そんなに難しく考えることはないし、インターネットを利用するのに、難しい機械の事まで知る必要もないし、自分を表現する手段だと思えばいい」というような事を言っている。「難しく考えたり、難しく教える人がいるから使えなかったり、嫌になる」とも。
私もその通りだと思う。私もコンピューターの事は分からないし、おまけにインストールしたことでさえない。でも毎日インターネットを利用し、見ず知らずの方からメールをもらい、励まされたり、笑ったり、毎日の生活に楽しみが増えた。友達の中には、私がコンピューターの事をあまりに知らないので、それじゃいけないという人もいる。でもうちには有能なシステムエンジニアのパパがいるので、私は全くのユーザーで困りはしないのだ。(あまりいばってもいられない。少しはおかしくなった時の修理法も覚えなくてはと少しは思っている。)
糸井さんのファンになってしまった。埋蔵金を莫大な経費で掘ってみたり、巨人群が大好きで、有名なコピーライターな事は知っていたけど、文章も堅いところがなく正直な感じがしたし、なによりなんでも難しく考えず、楽しんでしまうという姿勢が好き。
「毎日ふつうに楽しく暮らせることの心の豊かさ」「お金じゃ計れない豊かな価値観」をみーちゃんの生活に見いだしたようだけど、私も同感。と共に、私自身の反省点でもあったな。
ボランティアで先生を引き受けた南波先生も素敵な人。主婦でありながら、翻訳家でMacのことならおまかせ、であって気取るところがなく、教え方も興味が持てるように進める。文章もユーモアがあって好き。 登場人物も糸井さんもすべてが素敵な人達。普通に生活している人達がこんなにも素敵な要素を持っている。これを表現する糸井さんはもっとすごいと思う。
「のぶのインターネット日記」もインターネット使いはじめた頃の記録で笑えるものがあります。

『光源』桐野夏生2000/11/19
映画を作る話なんだけど、いつ人が死ぬのか、絡み合うどこかに重要なポイントが隠されているんじゃないか、とか気が競って読んだのに、、、、、、サスペンスじゃなかったのね。桐野さんだから、おもしろいだろうなあとわくわくしていたのに、結局最後までそのままだった。なんか物足りない。映画を作る人たちの複雑な心境が絡み合う所は面白いけど、サスペンスにして欲しかったー。私だけ?そんな人?やっぱ桐野さんの本を読んだ中では『OUT』が一番面白かったなあ。night headに期待するか。

『グリンマイル』2000/11/17

11/15のレンタル開始、この日を待っていたぞ!朝一でレンタル屋に向かい借りたけど、午前中出かけたので、午後子供達と共に見る。前編しか午後見れなかったので、後編を夜一人で見る。夜はもう涙ぼろぼろ。良かった。脚本がうまいのかもしれないけど、原作よりずっと良かった。原作読んだときは、一冊ずつ出されたせいもあるのかもしれないけど、長いし、ちょっとわけの分からないところがあって、こんなんでおもしろいのかという感じだったんだ。けど、映画は、グー!トムハンクスも黒人のコフィー役の人もとにかく良かった。つぎつぎ起こる奇跡、人間の醜さを知りすぎるつらさ、それを包み込む優しさ、良かった。最後のコフィーが他人の罪をしょって、他人には分かられず誤解されたまま、死を迎え入れる心構えなんか知った時にゃー、もうぼろぼろ。子供達に涙を見られなくてよかった。鬼母の私はそうかるがるがるとは子供達に涙を見せられない。「すごく嬉しいときしか泣かんのだ」と常日頃言ってるしー。それにしても、ねずみも芸達者。でも、ねずみが主役の映画もあるくらいだから、芸をしこみやすのかも。うちで飼ってたちこを思い出してしまった。あっという間、飼い始めて3ヶ月くらいで死。あまりかわいがらなかったせいだなきっと。

『命』柳美里2000/11/9

やっと読めたよ。公民館にリクエストしてたらこんなに遅くなってしまった。女々しいとこもあっていがいだったけど、女性として正直なのかもしれないなあ。しかし作家というのはほんとに自分の骨身を削り、プライバシーをも題材にしてしまうしんどい商売でんなあ。東さんの死ぬ2ヶ月前からのドキュメントをテレビで見たこともあって、癌と出産という生死の凄まじさは少しは感じたけど。でも柳さんという人は私が持ってたイメージとは違ってたぞ。前に一冊くらい本読んだだけだったけど、もっと過激で人間離れした人だと思ってたから、子供を産むなんて思ってもみなかった。テレビで聞いた声もいがいだったし。それにしても生まれたばかりの赤ちゃんというのはいいもんだよね。うちの子達が生まれた時の事思い出しちゃったよ。いやになることも多いけれど、やっぱり宝物だと思う。お腹が今にもうずいてきそうな感じ。ふにょふにょ。

『トイストーリー2』2000/11/9
次女が熱出して学校休んだから、『リトルマーメイド2』でも見ようとをビデオ屋さんに行ったんだけど、日本語吹き替え版がなくて、これ借りたんだ。本で内容は知ってたから、「ありがちな2だな、つまんなそう」と思ってたんだけど、そこはPIXCER(スペルちゃう?)見せますなあ。内容はさておき、と言わせちゃう映像、ギャグのセンス、もう笑っちゃったよ。犬の動きもうちのロッキーを彷彿させるしさ。『ハリポタ』も映画になるとか聞いたけど、PIXCERスタジオがやればいいのにね。(もうなってたりして、情報に疎かったらすんません。ハリポタのサイトもあるもんね。そこ覗いてないかんね。)1との話しの繋がりもうまいし、1が終わってから出てきたおじいさんがウッデイを修理しにきたりして、もういいですなあ。

  • 『ハリーポッターと秘密の部屋』J.Kローリング2000/11/3

    ハリーポッターの2作目。1作目を読んだ時は、「なんでこんなに話題作なんだ?」と思ったけど、2作目が出たと聞いた途端、公民館(多賀城市図書館の出先機関)にリクエストをかけていた私はなんなんだー。1作目でわけのわからないまま終わりそうな時に、最後のヴェルデモードとの戦いでちょっと盛り上がったんだけど、今回は出だしもいいかんじ。そんでもって終盤のヴェルデモードとの戦いを予告させるような出来事がちらちらと見え隠れするあたりが、サスペンス好きな人にはちょっとした刺激っぽいんだよね。太字が所々に出てくるのは、あんまし意味ないように思うんだけど?2作目はいいにしても1作目って長すぎるのかも?って私や批評家じゃないっつうの。そういえばインターネットが普及して、誰でも批評家みたくなってるって聞いたな。この店がまずいとか出ちゃって潰れるお店もあるとか。あんましそういう傾向が強くてもいけないよね。疑似体験ばかりして、経験した気になるっていうか。私のこのページはあくまでも素人の感想にすぎないから、あんまし偉そうなことは言わないようにしよう。あ、また話しがそれちゃったよ。翻訳本3作目が来年の7月に出るそうな。いち早くリクエストしようっと。

  • 『ただマイヨジョーヌのためでなく』ランス・アームストロング2000/10/21

    ツールド・フランスの優勝まで手にしたトップサイクリストが、末期癌にかかり、そして生還し、またツールド・フランスを征するまでのお話。といえば簡単だけど、その間に精子バンクに預けていた精子で、子供を授かったり、手術の難しさ、化学療法のつらさ、周りの人々の変化、マスコミの容赦ない中傷と、作り話にはない、迫力がある。癌患者の書いた本は、色々あるようだけど、読む気になれなくて読むのは今回が初めて。作者は癌になった後の方が、より良い生き方が出来、癌に感謝しているとも言っている。癌以前の作者はとても嫌な奴だったみたい。それにしても、癌の治療を受けながらも、自転車で50キロも80キロも走るのはすごい。いくらツールド・フランスでは3週間何千キロ、アルプスを走るとはいっても、化学療法を受けて24時間吐き続ける生活を何ヶ月と続けてきた後なのに、すごすぎるー!とすぐに感化される私は、自転車で3キロ弱先の市役所まで、行ってみたらなんと17分で着いてしまった。ふふふふ、なんといっても中学高校と自転車でならした私よ。ブランクがあるとはいえ、まんざらでもないっしょ。高校なんて、7キロの道のりを朝晩の部活の前後にも、ぶっ飛ばしたもんよ。当時の最高記録は、10分。ふっふっふ。あーまた脱線しちゃったよ。せっかくまじめ路線でがんばってたのに。
    作者は癌と闘う体制だったけど、『癒す心、治す力』のワイル博士に言わせれば、「病気と闘う体制ではなく、病気と共存する体制でないとうまくいかない」だったのに、みごと完治しちゃうんだもんね。私の母親も癌を完治した人ではあるけど、癌で若く死んだ友達や先輩もいたり、何が分かれ目なんだろう?


  • 『ホテルアジアの眠れない夜』蔵前仁一2000/9/11

    バック一つでアジアを長期旅行してよく歩く人が書いた本。思わず電波少年とか思いだしちゃうけど、そんなかんじだろうね。頭では分かっているけど、実際物乞いをする乞食にあった時に自分自信を考えてしまうとか、一日一事、一つ一つの物事をどうこなすかが大切など、私も考えてしまった。パック旅行で行ったアジアは、くさくて湿気が多くていやだったけど、思いおこす度にパワーを感じるんだよね。今は元気がないから行ってパワーをもらってきたい。

  • 『ねこが見た話』たかどのほうこ2000/9/11

    子供向けの本。でもおもしろい。ねこが見た不思議な話がいくつか。不思議だけどおかしくて、ほんわかする気分。長女が借りてきた本だけど、なかなかええ本じゃった。10才にしてこんなおもしろい本に出会うとは幸せもんじゃの〜

  • 『ぼっけい、きょうてい』岩井志麻子2000/9/10

    第6回日本ホラー小説大賞を受賞。ぼっけい、きょうていとは岡山弁でとても怖いという意味。岡山が舞台のおどろおどろしい短編集。とてつもなくこわーい、という感じではないのだけど、なんつうか背筋がだんだん寒くなるような怖さ。昔から伝わるありそでなさそな怖い話だから怖いのかも。

  • 『現在を生きて』鈴木光司2000/9/6

    最近のエッセイ。まったくこの人ってほんとたくましい。小説も売れないフリータ−だった頃でも、奥さんは何をやっても生きて行けると確信を持っていたようだ。ほんとそのとおり。たくましい。こういう男性っていいよな。無職でも「俺に着いてこい!」って言える自信。すごい。今どきこんな人いない。その自信は若い頃から「常に少数派であれ」という信念を持っていたせいかも。他人があれをやっているから自分も......というのが最近の日本人だと思うけど、そうじゃ、やっぱだめだめ!私も「隣の芝生は青い」と思いがちだから、いけないな。

  • 『蒼い記憶』高橋克彦2000/9/4

    岩手に関する不思議な短編集。あの世から生きた人への思いが伝わるような話しもあれば、遠野に伝わる箱神に関する恐い話もある。ちょっと恐いけど、涙がちょちょぎれるような胸が締め付けられるような哀愁のあるなんともいえない雰囲気の本。

  • 『だからあなたも生き抜いて』大平光代2000/8/26

    随分話題になったけど、今まで読む気がしなくかった。けど、暇つぶしに読む。中2の時にいじめにあって割腹自殺した作者が、その後極道の妻になったりどん底の生活をしたりもするけど、養父に巡り会ってから猛勉強し、弁護士になるまでの経験談。ひどいいじめがあるものだ。なんといっても驚くのは勉強ぶり。辞書もろくにひけなかったのが、一年そこそこで司法試験まで受かってしまうんだもん。右腕が腱鞘炎になるほど、勉強したとは書いてあったけど、それにしてもすごい。やる気になればなんでも出来るんだなあと思ってしまうけど、それが凡人の私。甘いもんなあ。

  • 『ふにゃふにゃになった日本人』マークス寿子2000/8/21

    「しつけを忘れた父親と甘やかすだけの母親」と表紙にある。筆者は日英間を行き来する学者。子育てで自己実現しようとしている母親、学校に行かない自由があるなどというこども、パラサイトな自立心がない子供をほっておく親、将来の希望も夢もない「べつに〜」というだけの子供と若者、自信を持てない専業主婦、家に居場所のない父、等等。あまりにもほんとすぎて開いた口がふさがらない。イギリスの人達の生活ぶりやひと昔前の日本の家族の役割を知ったり、色々な問題点を指摘されてみて、ほんとうの幸せとは何か改めて考えることができるような気がする。自信が持てたこともあったぞ。私は常々子供達に「勉強する気がなく、学校に行く気がないのなら、家を出て行って、自活しなさい」と言っているのだが、それを聞いた友達が一言「かわいそうに、まだ4年生なのに」とぼそ。でもそれは間違いではないと確信。それに母親は自信を持って、未来へつなぐ子供達を育てること。

  • 『桜さがし』柴田よしき2000/8/8

    ひさびさにのほほんとしたサスペンス。よいわーこののり。緊迫したストーリーも好きなんだけど、そればっかり読んでると、寝不足にはなるは、気が急くはで、落ち着かないのよね。変わりばんこに読めばいいんだな。 京都が舞台の短編集。中学時代の新聞部仲間と今は推理作家でもあるかつての先生周辺に起こる事件を解決していく展開になっちょるんだな。中学の新聞部仲間っちゅうのがちょっと臭いけど、この先生ってのがなかなかいい味。京都でも辺鄙な所に一人で時代錯誤の生活をのんびりとしているのよね。京都の風物や、自然の風景も折り込まれていて風情ある話しになってるんだよね。どっかで聞いたことあると思ったら「少女達がいた街」の作家じゃないの。でもこの人すごいおっさんかと思ったら、私と6つしか離れていないんだね。RIKOシリーズもこの人らしいけど、有名なのかな.....

  • 『粗食のすすめ、夏のレシピ』幕内秀夫2000/8/3

    見てびっくり、我が家の食事そのまんまじゃんけ〜。良かった。あんまりたいしたもの毎日食べさせてないから、もっと食べさせなきゃなあなんて思ってたんだ。料理することは嫌いじゃないけど、2度手間とかの料理ってあんまり好きじゃなかったんだ。たとえばとんかつとか、酢豚とか。たまに食べる分にはいいんだけど、衣つけたり、一度揚げたりしてね。だったら、ただ焼くとか、茹でるとかね。うちのいつもの御飯は、ほとんど野菜、納豆、豆腐、海藻なんだよね。しかもおひたしとか漬け物とか煮物とか酢の物とか、今だとトマトまるごとがぶっちょとか、きゅうりに味噌付けて食べたり。肉はたまに。食べれば子供達も好きなんだけど、あんまり食べない。どっかの宗教入っているわけじゃないよ。でもこの本読んだらがぜん自信もっちゃうもんね。肉料理はたまに作ればいいもんね。パンも最近はあまり食べないし。

  • 『アナザヘブン』上下飯田譲二、梓河人2000/7/16

    脳みそを料理する事件が起きる。その料理というのが、シチュウーとかスパゲッティとか普通の洋食だから気味悪。しかも鼻歌を歌いながら料理して、食べて、しかも後片付けまできちんとしているいる。また脳料理のグルメ本に当たってしまったのか。けど、読み始めるとやめられなくて、連日寝不足ぎみ。すごく残酷な事件だし、飛鷹刑事も家族もろとも死にそうになるのに、なんか切羽詰まった感じがしない。それはたぶん飛鷹刑事のお茶目なキャラクターのせいだと思う。おどろおどろしい事件だったはずなのに、だんだん情がでてきて、最後はふむふむそうなるわけね、ってな感じですなあ。なんでもありが人間だってとこでしょうか。 そうだよね、いい所もあれば悪い所もある。それを自分で制御するのが理性なんだろうからね。自分自信嫌な所沢山あるけど、どうしようもないところもあるしね。だから夫婦や友達関係が片寄りを直す中和財の役目をしてくれるんだと思うんだよね。また脱線。 結末はなんと冒頭の部分に出てるそうな、、、、ほんとだ。でもこれを映像でやったら軽っぽくなると思うんだけど、ドラマとか映画とか見てないんだけど、どうだったんだろうねえ。早瀬刑事が大沢たか夫は適役だったと思うけど、江口洋介ってかんじじゃないよね。え、もしかして江口洋介は飛鷹刑事だったの?テレビで見た映画の宣伝だと、猟期ものかと思ってたけど、おもしろい本でした。なおちゃんのパパありがとうございます。キムたく主演のギフトや沙粧妙子シリーズのコンビの作品でしたね。面白いはずです。

  • 『ハンニバル』上下トマス・ハリス2000/7/9

    『羊達の沈黙』では耳に噛み付いたり、殺した人を料理したりと狂人ぶりを遺憾なく発揮したレクター博士だけど、ハンニバルではその理由というか原因が明らかになっていくんだよね。ダンテの作品にも噛み付く行為が出ていたとか、妹をナチス兵に食べられてしまったとか。
    レクター博士によって犬に食いちぎられて、やっとこさ生きているメイスンの陰謀によって、豚に喰われそうになるんだけど、クラリスが登場して助かるんだよね。その後の展開がちょっとびっくりだわさ。まさかあのクラリスも人間の脳を...........でもグルメ番組で前に小羊の脳とかいうの見た事あるけど、おいしいらしいんだよね。残酷!と思ったけど、殺して食べてるんだから、ま、どこ食べたって同じだわね。 とにかくレクター博士という人は頭も良くて、長身ですらっとしていて、グルメで料理もうまくて、芸術的にも才能があって、すごい人なんだよね。殺人さえしなきゃねえ....
    これも映画化の予定があるらしいんだけど、ジョディーフォスターは下りたんだって。アンソニーホプキンスは、レクターをやるらしい。ジョディーフォスターがスターリングじゃないとやだなあ。でもハンニバルの最後ではスターリングとレクターが恋人になるんだけど、アンソニーホプキンスは長身でもないしすらっともしていないし、ジョデイーとは年も違い過ぎるような気もするけど.....
    今読んでる『アナザーヘブン』も脳を喰う話なんだよね。続くぜ

  • 『羊達の沈黙』トマス・ハリス2000/6/30

    テレビで何回か見てはいるけど、『ハンニバル』を読みたくて読む。本の方がやっぱおもしろい。それでも、クラリス役のジョデイーフォスターやレクター役の人(ジョーブラックのお父さんだよね)が、思い浮かぶんだよね。映画の配役がばっちり似合い過ぎるし、映画も良かったんだけど、それ以上に原作がおもしろくて、後で原作を読む相乗効果みたいなもんがあったなあ。ふむふむ満足。原作の方が細かいところや精神的な所なんかも分かるんだよね。でもさー、最後の犯人にぶち当たる所と、クラリスが暗闇で打った銃弾が犯人に当たったりするところは、「えーもおー」ッてな感じはあったな。映画だとそこが意外でおもしろかったんだけど、原作はもっと緻密に構築してあるから、なんかそこだけ、はしょってるような気がするんだよね。とにかくハンニバルに続くのだ。
    なおちゃんのパパ、いつもごひいきにありがとうございます。『アナザーヘヴン』楽しみだー。

  • 『ジョーブラックをよろしく』2000/6/7

    ビデオ。ブラピが主演。ブラピの映画なんて見たことなくて、ただのかっこマンかと思ってたけど、うまいよねー。偉大なる死と死に乗り移られる普通のサラリーマンの違いなんかサイコー!2回も見ちゃったよ。偉大なる死なんだけど、人間世界の妙なとこが気に入るかわいさや、だんだん恋いしていく様子も良かったなあ。顔もほんとに赤くなったりしてさ。最後なんて泣けちゃうもんね。中でも心に残るシーンはジョーがおねえさんのだんなさんに、夫婦の良さを聞くところ。「Free」夫婦の間では隠し事がないからこそ自由でいられる。ジョーは死であるということを隠していたんだよね。私も考えてしまった。私達夫婦は「Free」であるのか?とか......結婚して子供が産まれてお父さんとお母さんになって、人対人の付き合いよりも人対子供対人になってしまって、話すこともなくなってきてはいないか?今はそれでいいかもしれないけど、子供が大きくなった時、夫婦である意味があるのか、とか。まあとにかく良かったあ。ベッドシーンもきれいだったな。

  • 『グリーンマイル』3,4,5,6スティーブン・キング2000/5/24

    いっきに読んじゃったもんね。分冊形式で出したところがみそだってゆうけど、日本みたいに週間のまんが本とか外国にはないらしいんだよね。だから日本じゃ、めづらしくもないんだ。小学校の頃は、少女フレンドとか待ち遠しかったもんな。「はいからさんがとおる」が好きだったんだよね。結婚してからは、モーニングとかビックコミックスピリッツとか毎週楽しみにしていたんだったなあ。おっとこの本は、4くらいからおもしろくなってきたかな。ドラクロアの悲惨な電気椅子での処刑の様子から、双児強姦殺人の疑いで処刑される予定のジョンコーフィーの不思議な力。そして実はコーフィーが殺したのではないことが分かったり。そして最後は意外な結末だったな。映画を見た人から意外な結末だと聞いていたので、てっきりコーフィーが死んでないのかなと想像していたのだけど、そうじゃなかったんだよね。トムハンクスの配役はぴったりだと思う。様々なしくみが解きあかされていくような感じで、色々な人の死が出て来たり、からくりが沢山。原文で読めて、キリスト教の人だともっと色々なからくりが分かっておもしろいんだそうな。中程度の盛り上がりが最高で後はたんたんと語りつながれていて、程よい感じ。キャリーとか恐いイメージがあったけどしみじみしていてよかった。また後で読んでみよう。ハリーポッターもまた読み返そうと思う。

  • 『ハリーポッターと賢者の石』J.K.ローリング2000/5/5

    やっと読めたぜ!でもこれ本国イギリスでは7巻まで出てるんだね。だからこれはほんの走り出しなんだね。今からどんどんもっともっとおもしろくなるってわけだな。楽しみ楽しみ。
    ハリーポッターは、孤児でおじさんの家で暮らしているんだけど、その暮らしがひどいんだよね。蜘蛛の巣いっぱいの地下牢がハリーの部屋だし、おでぶでわがままないとこにはいじめられるし、ろくなおもちゃもプレゼントももらったことがないんだ。そんな暮らしが永遠に続くのかと思った11才の誕生日、魔法学校の入学許可証が届いてしまう。なんとハリーは魔法使いの子供でしかも、ハリーの死んだ両親は魔法の世界の英雄であり、ハリーもとても有名だったんだな。ハリーの両親は悪い魔法使いに殺され、ハリーだけが助かったんだってさ。魔法学校での生活や勉強が出てくるんだけど、どれも不思議でわくわくするわいな。そんな中でもハリーの勇敢さや、冒険心が見えて、そこがこの本の魅力なんだな。悪い事は悪いといい、いじめっこをやっつけるためまだしちゃいけないほうき乗りをやってしまったのが幸いして、選手に選ばれたり、たとえ先生であっても悪物には向かっていくんだな。ハリーの両親をころした魔法使いはまだどっかで魔法界を乗っ取ろうとして策略を練っているらしいんだけど、強力な力を持つ賢者の石が、その悪者の手下だった先生に取られそうになる。ハリーは果敢にもそれに立ち向かってみごと悪の手から守ったんだよね。普通のやせっぽっちの少年だったハリーなのに、すごい魔法の才能がだんだん開花していくんだよね。きっとこれからすごい魔法使いになって、もっとすごいことになるんだろうなあ。

  • 『シックス・センス』ジム・デフェリス2000/5/3

    本を買ったのはいいけど、恐い話っぽかったので読めないでいたのよねー。パパがいる時に読もうと思ってさ。シックス・センスっていうのは持たなくてもいい力だそうで、コール少年の場合は死者が見えちゃう。他の人には見えないのに、頭が割れた人とか血がだらだらの死者が見えて何か喋ってくるんだそうだ。それで他人にはそんなコール少年が化け物に見えて、シングルマザーでがんばって育てているコール少年の母親は悩んでいるわけ。そこで小児精神病の医師マルコム・クロウの出番となるんだな。このマルコム、優秀な精神病の医師だったんだけど、助けてあげられなかった少年ビンセントに自宅で打たれてしまう。本の話しはここから始まるんだよね。ビンセントに打たれて以来、マルコムは精神的ショックから立ち直れず、仕事も出来なくなり、最愛の妻とも話せなくなっていたんだな。そんな時にコール少年と会い、少年のシックス・センスを理解して助けてあげようとしてゆくわけだけど、気が付くと自分の方が少年によって癒されていたんだ。妻とも話しも出来ずにいたのに、話してみようという気になったんだ...................けど...........................実はマルコムはあの時すでに..................................だからコール少年のところに行ったんだね。コール少年は死者を安らかに逝かせてあげられる人だったんだ。途中まで恐かったんだけど、後半からは胸がじーんとなって、おまけに目頭まで熱くなってしまった。愛する人を残して死んでしまう人の無念。想像していたストーリーと全然違った。ほんと良かった。

  • 『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』アンドリュー・ドンキン2000/4/30

    イギリスの映画を本にしたものみたい。カードゲームで多額の借金を負ってしまったエディーが仲間4人と借金を返すために、マリファナとお金を泥棒するのだけど、それに色々な事が絡んで、結局仲間4人を残してみんな死んでしまう。簡単にいうとそんなんだけど、マリファナやら骨董の銃やら大金やらとそれをとりまく団体も絡んで、奪った物もあっちいったりこっちいったりして結構おもしろい。でも始めの方は訳が悪いのかつまらなかったし(英文で読めないから仕方ないんだけど)、結末の話しが出来過ぎているような気もした。映画にはスティングも出ているらしい。

  • 『エルマーのぼうけん』ルース・スタイルス・ガネット2000/4/28

    子供向けの本。これも映画になってるよね。確か音楽は小室だったような。今度ビデオ借りてこよう。 不思議な感じの本。アリスのようでもあるし、ちびくろさんぼのようでもあるし、長靴をはいた猫のようでもあるし、りゅうの目の涙のようでもある。長女はとても気に入った様子。私も小さい頃、とても好きだった本が『長靴をはいた猫』とそして『りゅうの目の涙』だったんだよね。特に『りゅう』は始めて自分で読んだ本だったかもしれないけど、とても印象的。でも話しの内容をよく覚えていないんだよね。確か悲しんだ竜の目の涙が何かに変わるんだったような。それでもなんかもの悲しい雰囲気が頭に残っているんだなあ。もう一度読みたい。私が辰年のせいもあるかな。

  • 『プレゼント』おとたけひろただ2000/4/28

    五体不満足の乙武さんが子供向けに出した絵本。話しの主人公は乙武さんそっくりのユウタ。足も手もほとんどないユウタは元気一杯。でもクラスでバスケの試合をやることになった時、ユウタは審判をやることになったのだけど、うまく出来ずに仲よかった友達と仲たがいをしてしまう。そのまま時は過ぎ、クラス対抗の駅伝大会に突入してしまうわけだけど、ユウタもとてもがんばり、みんなもユウタを盛り上げながら一致団結して優勝し、友情の深さを改めて感じる、というような話し。障害は一つの個性であり、障害者の学校ではないところに通うことの大切さ、思いあう心。 五体不満足では、強く感じた乙武さんだけど、心の内側が垣間見えた気がした。

  • 『グリーンマイル』1.二人の少女の死、2.死刑囚と鼠スティーブン・キング2000/4/28

    ほんとは映画が見たかったのだけど、朝一で見ても終わるのが2時で、幼稚園のお迎えに間に合わないので、読書。 まだ出版されていないかなあと思いつつも本屋に行ったら、あるわあるわ6册も。無知な私は本が最初に話題になっていたなんて知る由もない。薄いから安いだろうと買ったのはいいけど、6册もあるんじゃ、ちょっちゅお財布がきついっす。ところがこの6册というのがみそらしいんだよねえ。月に1册づつ薄いペーパーバック。わくわくするし、作者と読者が同時進行で楽しめるような感じがするようにしたかったらしい。スティーブン・キングの家族は本が好きで、小さい頃家族で読みあったりして読書を楽しんだらしいんだよね。読みあうと、一人の読書と違って、楽しさを共有出来るところがいいらしい。それなのに、時々お母さんが抜け駆けをして、推理小説なんかは、結末をちろっと覗き読みしたりしたらしいんだよね。私も時々、結末まで我慢できなくてやってしまうんだなあ。そんな私やスティーブン・キングのお母さんのように我慢が出来ない人は、1ヶ月おきに続きが出れば、見ることもないし、一月楽しみが続くってもんんあんだよね。つまり作者側としてはじらし作戦ということ。でも私は2册一緒に買っちゃったんだもん。だから一気に読んダンだけど.............思ったよりおもしろくなかった 小池真理子さんは、「1は今いちだったけど、2で1の言わんとしてることが分かっておもしろくなってきた」と評していたけど、わたしゃ1はなんだこりゃ、2で少しはいいかなってな感じだな。 1は双児の少女のいたましい死が中心で、そりゃ舞台が死刑囚がいるところだからドラマチックな感じはするし、それに携わる人達もこの世とあの世の不思議な世界にいるんじゃないかという気はするけど。その不思議な世界にまつわる話しが鼠の話しで2に続くンだよね。今から面白くなってくるのかな。ポイントは双児の処女殺しのコーフィなんだよね。映画の宣伝では手が印象的なんだけどな。もう少ししたら読んでみよう。

    それ以前の図書室1,2