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  • 『有元葉子のとっておきのレシピ』有元葉子99/11/20

    雑誌等でよく見る素敵な先生。イタリアにも住んだことがあって、イタリア料理の先生だから、イタリア料理の本だろうと思って借りたら大間違い。嫁いだ娘さんに、送るとっておきのレシピで、和食中心。だしのとりかたから、残り物のおいしい利用法まで。雑誌で見ていた時は、「素敵なおばさま、子供もいないからきれいにしていられるんだろう」と思っていたのに、3人も娘さんがいたのですね。それも嫁ぐくらいに大きな。料理も和食の基本が出来ているからイタリア料理にしてもベトナム料理にしてもうまく日本の料理に取り入れられるのでしょうね。カリスマは栗本はるみさんだけじゃないようです。

  • 『心身自在』アンドルー・ワイル99/11/19

    新聞の最新刊で見つけて、すぐ公民館の小さな図書館にリクエストしたのだけど、手許に来たのは2か月位経ってから。すでに最新刊ではないし、すごく楽しみにしていたのに、『治る力癒す心』の実践編の改訂版だったのね。ちょっとがっかり。何度読んでもいい本だとは思うのだけど.....。人の体の自然治癒力を高める方法が8週間のプログラムになって色々書いてある。呼吸方、食事、花、運動、水、等。『治る力癒す心』の時はもっと「これはだめ!」って感じだったけど、今回は口調が少しマイルドになったと思う。料理のレシピも増えたし。(あまりおいしそうなものはないように思うが...)アメリカではワイル博士ブームらしい。ワイドショウのカメラにも追われているそうだ。webページも行ってみたけど、あたりまえに英語で、私の場合、理解するのに膨大な時間がかかってしまう。ワイル博士のすごいところはただのひげおやじなだけでなく、現代医学を極めただけに、そのいい所と霊的なもの精神的なものとを組み合わせて見れるところだと思う。婦人病になりやすい家系の人はアルコールを控えたほうがいいとも書いてあったなあ。身内に婦人病の人が多いので、控えよう。(最近は焼酎のお湯割りなのだ。寒いので)

  • 『伊藤家の食卓』99/9/19

    人気のあるテレビ番組をまとめた本。我が家では、この番組は見ていなかったのだが、長女の友達の間で話題になるらしく、最近見始めた。見ていなかった頃のうら技が気になったので読んでみた。特に気になったうら技は、足が速くなるうら技(長女のため、私のためではない)、300メートル飛ぶ紙飛行機、カラーコピーに日焼け止めクリームを塗ってアイロンするとアイロンプリントになり、洗濯しても落ちない、といったもの。なかでもアイロンプリントは、今我が家で流行っているので気になった。我が家のは、コンピューターのお絵書きで子供達が書いたイラストや、デジカメで撮って修正した我が家のロッキーなんかを、アイロンプリント用の台紙にプリントして、アイロンするのだ。パパのTシャツの背中にロッキーがプリントしてあったり、ざぶとんや下着に娘の似顔絵がプリントしてあったりするのだ。カラープリントと、それ用の台紙とどっちがお得かな?
    私が見たうら技でなるほどと思ったのは、ゲストの雛形あきこさんの貝のちょうつがいを切ってから焼くと、貝柱まできれいに取れるというもの。
    本の話しから大分それました。

  • 『日本語練習帳』大野晋99/9/18

    ベストセラーなので読んだけど、なんだか国語の教科書みたい。確かに正しいことを分かりやすく、書いてはあると思う。読む本というより、辞典の隣にでもおいて、文章を書く時や、話をする時など参考にすると良いかもしれない。あまり覚えていないが、文章は簡潔に分かりやすくとか、尊敬後、謙譲語等の使い方は覚えておきたいと思う。それにしても、こういう本がベストセラーになるなんて、日本もまんざらじゃない。

  • 『小さい顔しまった顔になるフェスニング』犬童文子99/8/28

    でかくてしまりのない私の顔をこれでトレーニング中

  • 『私は産む』スーザンヒル99/8/28

    長女を産んだ後、3度の流産、その後 また妊娠したが、25週で未熟児を産み5週間でなくしてしまう。 その後ついに女の子を産んだ作家の本。なぜそこまでして産みたくなるのかと不思議で読みはじめたけど、読んでいるうちに、自分もそんなふうに強く思ったことがあったなあと思い出した。ほんとに不思議なんだけど、私も無性にそれしか考えられないくらい子供が急に欲しくなってしまって3人も産んだったんだなあ。独身時代は子供は嫌いだったのに。すぐ出来ないとなぜだろうとすごく悲観したこともあったっけ。イギリスの庭仕事ぶりも少し伺えた。

  • 『フィレンツェで暮らしてみて』三橋昭99/8/24

    退職を期にフィレンツェで年金暮らしを始めた話し。いきなり行ったのかなあと思ったら、そうではなくフィレンツェで留学経験もあり、その後も何度か行っているようだ。うらやましいけど、年をとって、また一から人間関係を築くのも大変だろうなあ。生活費や旅行費用等も詳しく書いてある。

  • 『自分さがし』崎田裕子99/8/23

    ”キャリアと子育ててんびんにかけた女の本音”という副題。10年以上前に出された本だから、このくさい言葉は許そう。NON NO 、COSMOPORITANの編集者として活躍していた作者が、仕事をやめて子供と共に暮らす主婦を選択するまでの気持ちや、主婦になってみての気持ちを書いたもの。「なんでキャリアを捨ててまで、もったいない、どうしてだろう」と思い、読んだわけだけど、なるほどと思うことが結構あったなあ。仕事はやろうと思えばいつかは出来る(質や量はおちるかもしれないけど)、子供の成長はその時々にしかかかわれない。まあ、とっくに気付いていることではあるけれど、働きたいと時々思ってしまう私にとっては念を押すような本だわねえ。子供が小さいうちは寂しい思いをさせたくはないし、何か出来るわけではない私が、たとえパートにでたところで、2.3万。そのためにいくつの犠牲を払うのか.....。主婦だと社会から取り残されたような気にもなる時もあるけど、インターネットはあるわ、色々なサークルはあるわで、そうでもないし。子供が大きくなったら、出来る仕事をすればいいんだな。私は気が多すぎるから、違う立場の人がうらやましいだけなんだな、きっと。勤めに出たところで、今度は主婦の人がうらやましくなるのかもしれないし。それより主婦をしてかれこれ10年になるけれど、何かしたい、何か出来るはずだ、と余計なことばかり考えて主婦業の方がいいかげんだよなあ。今 私はこうしているはずじゃないとか、幸せは別なところにあるはずとか考えるようになったら、いつまでも幸せな気持ちにはなれないし、後悔することばっかりだろうしね。

  • 『夏の災厄』篠田節子99/8/15

    ある町で新種の日本脳炎が流行る。死者も多勢、命は取り留めても重度障害が残ったままという。町は次第にパニックに陥っていく。なんとこれは、新らしいワクチンを作るために、南の島で臨床実験して、それが漏れたものだとだんだん分かっていく。始めはなんだか医学用語が多いように感じて、面度くさくなり、一時中段していたけど、また読み進めると、奥が深くて、とてもよく練られていておもしろかった。慌てて娘の日本脳炎の予防接種を受けた。

  • 『追いつめられて』小池真理子99/8/8

    短編集。なんともない日常におきそうな事件。しかも犯人が普通の人。そこがおもしろい。

  • 『OUT』桐野夏生99/8/6

    弁当工場で夜勤勤めをする主婦の間で起きた事件。仲間が間違って亭主を殺してしまい、その死体を、やむを得ず風呂場で、ばらばらにするのだが、それがきっかけとなって、死体解体の仕事をするようになってしまう。主婦の気持ちを反映させながら、思いもかけない方向に事件は進み、新たな人生を選んだ雅子が主人公の話し。気味悪いけど、面白かった。それに作者の桐野さんて、写真で見た限りでは素敵な人!

  • 『ほんとうはこわいグリム童話』99/8/1

    話題作なので、図書館にリクエストしたのだけど、少し読んではみたものの、こういうのは好きじゃない。

  • 『あるある大辞典』99/7/20

    お馴染みのテレビ番組をまとめたもの。 お昼のみのさんの番組にも似たようなのがあったなあ。

  • 『バースディー』鈴木光司99/7/18

    鈴木光司さんの最新作、といっても図書館にリクエストしているうちに新しくなくなっちゃたじゃないの。高野舞が山村貞子を妊娠して出産するまで、生まれ変わった山村貞子、そして滅亡する山村貞子とすすむ話し。 山村貞子は次々と増殖したわけだが、高山竜二が開発したウイルスによって滅亡してしまう。(どこにいっても山村貞子ばっかりだったら無気味だろうなあ。)多様性を失うと生命が滅亡してしまう。個体差が生命社会の強さであると山村貞子の滅亡は示しているようだ。個性がなく他人と同じ事をしないと疎外感を持ちがちな現代人に送るメッセージなのかな......

  • 『三月は深き紅の淵を』恩田陸99/5/28

    サスペンス好きの友達に借りる。図書館で借りる専門のけちけちの私にありがたい友達。なんでもないようなことから、サスペンスになってしまうような、なんともいえないような雰囲気があってよいわあこの作家 。なんでも仙台出身らしい。全体が4つの話しから出来ていて、一章は  本の題名と同じ本が、伝説的にすごいサスペンスだといわれながらも、結局実在しないという話し。第二章は、同名の本が実在し、それを求める旅の話し。なんとその作者が一緒に旅をした人で、思い出したくない過去と本が同居しているという設定。第三章は、不可思議な死を遂げた女子校生の死の原因から、始まろうとする同名の本、そして第四章は、同名の本を書こうとしている作者がこう書こうと試行錯誤すると同時に不思議な閉鎖された学校の話しが進行するという、とても不思議な本なのだ。でも読んだ後になんとも言えない、やめられない、また読みたくなる雰囲気がある。

  • 『「少年A」この子を産んで』父と母悔恨の手記99/4/28

    御両親は子供が事件を起こしたことを本当に分からなかったようだ。夜 家を出ていったり不審な行動があったと思うのになぜだろう。どこかおかしいんじゃないかと、脳の検査をしたことは何回かあったらしい。 「母親の愛情に飢え、怖がっていた」と少年Aは鑑定人に語ったそうだ。この本を読んだ限りは親の愛情を感じるのだけれど、どこかピントがずれていたのかもしれない。すべてが親のせいだとは思わないが...... 少年Aは長男だが、長男長女と何かかみあわないという人が多い。NHKのクローズアップ現代でも取り上げていたそうだ。私も長女が一番難しい。3人ともかわいいのだが、こと長女に関しては、過干渉になりがちだ。スキンシップも長女が一番少ないかもしれない。下二人はいつまでも小さい感じがして、だっこしたりちゅをしたり、添い寝したりしたが、どうしても長女だと、小さい頃からお姉ちゃん扱いしてしまったように思う。 少年Aも長男で、下二人よりもきっちり怒られたのではないだろうか?怒られた時の逃げ場所がお祖母さんだったのではないだろうか?お祖母さんの死が一つの境だったようだ。甘えたい時期に弟が産まれたのかもしれない。うちもそうだ。子供がしてほしいことは分かるのだけど、私がそうしたくなかったり、言わなくてもいい事までとことん言ったり....私もどこかずれているとは気付いてはいるのだがなかなか治らない。 少年Aは直観像素質者というパッと一瞬見た映像がまるで目の前にあるかのように鮮明に思い出す能力があったそうだ。オカルト映画も母親と一緒に見ていたそうで、このような素質がある人にとっては危険因子だったかもしれない。

  • 『うおつか流台所リストラ術』魚柄仁之助99/4/19

    うおつか流にはまっている。『一月9000円の食生活』と内容はほとんど同じ感じ。仁ちゃん節はまだ弱い。お鍋で御飯を炊くのは思ったより簡単そう。名台詞を本文中より引用「私は消費生活者というものは、ひとり暮らしであれ家庭持ちであれ、物を買ったり労働力を売ったりする「自分経営者」であり、「家庭経営者」であると思っています。経営者として持つべき経営感覚とはなんでしょうか?経費を抑え、良質の商品を生産し、安く売ったうえに利益をもたらすということです。それを食生活におきかえると、安く買っておいしいものをつくり、自分や家族に健康をもたらすということです。」んーすんばらしい。とてもあの仙人おやじがいった台詞とはおもえなーい!否 仙人だから発せれるおことばなのか?とにかく、もっともだと思いました。 我が家も「ひとり一月9000円」はきっていると思う。けど、おいしさとか健康面を考えるとまだまだ仙人おやじの足下にもおよびません。根本的な考え方は共通する所が多いと思っています。たぶん私の母親やおばあちゃんも物を大切に無駄なく 捨てるところがないようにしていたのを見て育っているせいでしょう。自分でもせこくていやだなあなんて思う時もあったけど、上の名台詞を読むと元気が出るし、主婦としてのほこりすら感じますなあ。

  • 『日蝕』平野啓一郎 99/3/31

    やたら漢字の量が多く「舞姫」みたいな調子で、頭の悪い私にはちょっと難しかった。 途中 盛り上がった所もあったし、読み終わっても「おもしろかった」のだけど、やっぱりちと難しい。 キリスト教信者の私が旅の途中で出会った錬金術師が魔女狩りに会うまでの不思議な昔の話しなのだが、途中両性具有者が出てきたり日蝕になったり.....んー分からん。もう一度読めばもっとおもしろいかも.......。両性具有者というと『らせん』の山村貞子かなあ....なんだかなあ

  • 『ひと月9000円の快適食生活』魚柄仁之助 99/3/29

    レシピもいいけど、仁ちゃんの口調もいい味。でも雑誌で仁ちゃんの写真みたら 髪はのび放題で仙人のよう。料理する時はちゃんと髪の毛をおだんごに結んでほしいと思ってしまう。この仙人おやじ、いかに安く 短時間で 体にいい おいしいものを無駄を出さずに作るかという、とても欲張りなことをやってのけてくれる。 私的に”目から鱗”の部分は、野菜も魚も火を通しすぎるとあくが出たり生臭くなるので、短時間で火を通すことという所と、パック入りのかつおぶしはかびが付いていないので、うまみが少ないというところ。 だってだってだって、おでんとかずっと煮た方がおいしいし、さんまとかも長く煮たほうが骨まで柔らかくなると思って.......熱の加減なんでしょうかねえ。 かつおぶしだって、小さい頃は必ずすりすりと刷るのが私の仕事で結構面倒だったけど、パック入りのが出て便利だなあと思ったら、うまみに欠けるだなんてねえ。ただの仙人おやじじゃなかったんです。やっぱり食生活研究家。仁ちゃんの本をもっと読みたくなりました。

  • 『五体不満足』乙武洋匡 99/3/28

    乙君が次々に色々な事に挑戦していくのですごい。 御両親も乙君もとても明るい。

  • 『ルーアンの丘』遠藤周作 99/3/25 未発表の終戦直後のフランス留学中の日記。

    女性との出会いも結構多い。つい竹中直人の物真似を思い出しちゃうけど、昔の写真を見るとかっこよかったようだ。おフランスのにおいぷーんぷーん。

  • 『秋の桜』北村薫  99/2/3

    平常心の”私”と円紫さんに殺人事件だあー。どきどきしたけど、よかった。死んじゃったのは間違いだったんだあ。この二人のコンビに血なまぐさいのは似合わないもんね。 私も”私”のようにたんたんと学生生活を送りたかったなあ。

  • 『嫁洗い池』芦原すなお 99/1/24

    事件を家にいながらにして解いてしまう奥さんもいいけど、出てくる料理や河田警部との話しのやりとりもおもしろい。 出てくる料理は、特別豪華ではないのだけど、ちょっとしゃれてて、それでいておばあちゃんが作ってくれたような料理なのだ。 妻の手料理とお酒を何よりの楽しみとしている”僕”の穏やかな生活もほっとしてとてもいい。 がんばりすぎなくていいんだ、人生は長いんだという気になってしまう。

  • 『空飛ぶ馬』北村薫 99/1/3

    日常生活の中での不思議な事を解決していくところがおもしろい。 円紫さんと女子大生の私のコンビがいつも平常心というか心が平らな感じがするところがとても好き。

  • 『ナチュラルメディスン』アンドルーワイル 99/2/16

    ワイル博士にははまっている。 食べない方が良い物、運動、それに病状によってのハーブの取り入れ方等詳しく書いてある。「癒す心治す力」以前に書かれた物なので、多少違う所もある。一つ一つの病気についてはこちらの方が詳しい。乳製品の害の広さにはびっくり。 我が家の庭に生えているミントも胃腸に良いとは知らなかった。にんにくを一日に2個食べると良いとあるけど食べ過ぎじゃないかなあ。 サプリメントの多量摂取も気になる所。

  • 『たたかわないダイエット』丸本淑生  99/2/12

    アメリカ留学から一時帰国した娘が太っていて、体重が元に戻るまでの食事の様子や、レシピ。 おいしい食事は体にいいのだ。

  • 『ループ』鈴木光司 99/1/5 『りんぐ』『らせん』『家族の肖像』別頁

  • 『眠れる森の美女』香山リカ 99/1/15

    きむたくのドラマと題名が似ていたし、雑誌等でよくみる精神科医の先生の本なので借りてしまった。 老後を女性だけで過ごす家を設立する話しで、ちょっと考えさせられた。

  • 『六番目の小夜子』恩田?(忘れた)99/1/10

    始めからどきどきしてしまって、あんまり気になったので禁じ手をしてしまった。(始めに後ろの方をちらと読んでしまった)私は経験したことがないのだが、転校生のつらさを垣間見た気がした。恐怖心こそ、こわいなあ。