西国33ヵ所霊場巡り
  25番〜33番


お遍路に魅せられ、心のよりどころ探しで、人気の西国
巡礼を始めた。四国八十八ヶ所巡りのご縁も大切にして
いるが、新しい出会いも出来そうで楽しみである。
昭和63年10月13日、28番札所『成相寺』にお参りして
から26年目の再開である。舞鶴に単身赴任していた時に
参拝してガイド本を購入したがじっくり読み直して
これから、一年かけてお参りしたいと思う。

第二十五番 御嶽山
  播州清水寺
 第二十六番 法華山
  一乗寺
第二十七番 書寫山
 圓教寺
 第二十八番 成相山
 成相寺
第二十九番 青葉山
 松尾寺
  第三十番 竹生島
  法厳寺
第三十一番 姨綺那山
  長命寺
 第三十二番 繖山
  観音正寺
第三十三番 谷汲山
 華厳寺
     

第二十五札所:御嶽山  播州清水寺  

兵庫県加東市平木1194
TEL.0795-45-0025
ご詠歌:あわれみや あまねきかどの しなじなに なにをかなみの ここにきよみず
    あわれみや 普ねき門の 品々に なにをかなみの ここに 清水


表:仁王門 裏:大講堂

表:左:薬師堂側面 右:大講堂 裏:地蔵堂 

表:根本中堂左横面 裏:根本中堂正面 

表:根本中堂右横面 裏:薬師堂正面

滾浄水(顔を映すと3年長生きできる…) 

表:鐘楼 裏:沙羅の木

表:聖観世音菩薩 裏:十三仏塚

訪問記お知 

2013年1月16日
標高552mの御嶽山頂上にあり山門までバスで行ける。ご詠歌が流されていて巡礼気分をあじわいながら大講堂でお勤めをした。大正2年の山火事でほとんど消失し、再建されている。根本中堂の左奥の山道を降りると『おかげの井戸・滾浄水』がある。山頂で水が乏しいが法道仙人が水神に祈り霊泉が湧き出て寺名がつけられたとか。井戸に覗き込み水面に顔が映つれば3年長生き出来る…と書いてあったので映した。

第二十六札所:法華山  一乗寺  

兵庫県加西市坂本町821−17
TEL.0790-48-4000
ご詠歌:はるははな なつはたちばな あきはきく いつもたえなる のりのはなやま
    春は花 夏は橘 秋は菊 いつも妙なる 法の華山


表:最初の石段 裏:二番目石段より三重搭・金堂望む

表:入口の石塚 裏:三重搭〔国宝〕

表:金堂(本堂) 裏:常行堂

三重搭〔国宝〕
 平安時代末期(1171年)建立
 藤原様式の秀作
 
 

石造笠塔婆
  年号(1316年)が
  刻まれている。
  県指定文化財

境内のたちばなや杉

表:鐘楼 裏:搭上部

訪問記お知 

2013年2月18日
生憎の雨、慌ただしい参拝で残念ながら開山堂の『奥ノ院』、『賽の河原』等訪れなかったので再度参拝したいと思っている。金堂〔本堂〕の天井には江戸時代の納め札〔木札〕が打ち付けられており必見です。また、三重搭は本堂より見下ろす角度なので屋根の形、相輪部も身近に見れて、見応えがあった。境内には橘の木が沢山植えてあり、ご詠歌の通りだと思う。

第二十七札所:書寫山 圓教寺   

兵庫県姫路市書写2968
TEL.079-266-3327
ご詠歌:はるばると のぼればしょしゃの やまおろし まつのひびきも みのりなるらん
    はるばると のぼれば書写 山おろし 松のひびきも 御法なるらん

 
表:摩尼殿 裏:正面1階は食堂、2階は宝物館(無料)
 
表:本多家廟所 裏:地蔵

表:仁王門〔県指定文化財〕 裏:33所霊場?

三つの堂 表:大講堂〔重文〕 裏:常行堂〔重文〕

表:一隅を照らす 裏:慈悲の鐘

表:六臂如意輪観世音 裏:弁慶石
 表:摩尼殿入口石碑 裏:石碑
表:山頂駅 裏:地上駅

訪問記お知 

2013年2月18日
書寫山〔標高371m〕の山頂にあるのでロープウエイ〔往復900円〕で登る。西の比叡山と言われ広々としている。『三つの堂』が、あのトム・クルーズ主演の『ザ・ラスト・サムライ』のロケ地になっているだけあって魅力的な霊地であった。ロープウエイを出て『一隅を照らす、これ則ち国の宝なり』最澄の言葉が目に入った。慈悲の鐘から山門まで、道の両側には西国33ヵ所霊所の写し観音様がおられ一つ一つ思い出しながら参拝した。平安時代、性空上人により開祖された。食堂(じきどう)二階の宝物館(仏像や瓦等沢山納められている)は必見です。一泊二日の健康道場が開催されており、座禅、写経や読経の参加申し込みをしたいと思っています。

第二十八札所:成相山 成相寺  

京都府宮津市成相寺338
TEL.0772-27-0018
ご詠歌:なみのおと まつのひびきも なりあいの かぜふきわたす あまのはしだて
    波の音 松のひびきも 成相の 風ふきわたす 天の橋立


表:田辺城資料館 裏:彰古館(しょうこかん)
 
表:若狭湾(冠島) 裏:奈貝海岸
 
表:本堂 裏:真向いの龍(左甚五郎作)

表:一願地蔵 裏:鉄湯船

表:五重塔(建立費・12億とか…)
裏:撞(つ)かずの鐘
 
表:十王堂(閻魔大王等安置) 裏:観音堂

表:山門 裏:熊野権現社
 
表:弁天山展望台より撮影 裏:観光船より撮影

訪問記お知 

2012年10月15日
神戸より高速バスでJR 西舞鶴駅着。乗換え時間を利用し田辺城(徒歩5分)を10年ぶりに訪問。北近畿タンゴ鉄道の一日フリー切符(1200円)を購入し天橋立駅へ。何と駅でもないのに途中停止して観光案内を受けた。冠島近くで昔、魚釣りをしたことを懐かしく想い出す。丹後海陸交通のフリー切符(1900円)を購入して観光船、ケーブル、登山バスを乗り継ぎ参拝した。昭和63年以来の訪問を完了。

第二十九札所:青葉山 松尾寺  

京都府舞鶴市松尾532
TEL.0773-62-2900
ご詠歌:そのかみは いくよへぬらん たよりおば ちとせもここに まつのおのでら
    そのかみは 幾世経ぬらん 便りをば 千歳もここに まつのおのでら

 
表:仁王門 裏:仁王門内側

表:本堂 裏:本堂内部

表:本堂内 裏:馬の像(境内)

JR松尾寺駅 裏:石の道標

道路脇の近道始めと終り

表:霊宝殿 裏:大師堂

表:経堂 裏:鐘楼  

うすさま明王(便所の守護仏)

訪問記お知 

2012年10月15日
天橋立から乗り継いでJR松尾寺駅で降りる。約一時間かけて途中誰にも逢わず、汗びっしょりで青葉山中腹の松尾寺に到着。誰も参拝者が居なかった為かどうかわからないが本堂を管理されている方(夫婦)より懇切丁寧に案内を受け、初めての写経を納め、本堂で参拝させて頂く。本堂に色々張られている札は昔、棒で張ったそうです。松尾寺特製の仏像カレンダーを購入し、京都交通バスの松尾寺口バス停の時刻表を気にしながら一人で下山していると夫婦が降りてこられ、東舞鶴駅まで乗せて頂いた。観音様のご縁のお蔭で、想い出に残る参拝となった。

第三十札所:竹生島(厳金山) 宝厳寺  

滋賀県長浜市早崎町1664
TEL.0749-63-4410
ご詠歌:つきもひも なみまにうかぶ ちくぶじま ふねにたからを つむここちして
    月も日も 波間に浮かぶ 竹生島 船に宝を 積むここちして


表:本堂(弁才天堂) 裏:瑞祥水
 
表:観音堂(重文)唐門(国宝)裏:唐門内部 

 表:舟廊下(重文) 裏:外観(高い舞台構造=懸造) 

表:石柱 裏:納経所

表:三重塔
裏:祈りの石段(165段)

表:五重石塔(重文) 裏:不動明王

表:白巳大神 裏:招福弁財天

 久夫須麻神社(くすぶすまじんじゃ)竹生島神社 本殿(国宝)

宮崎鳥居 表:島側 裏:海側
 
表:琵琶湖汽船 裏:船着き場

訪問記お知

2012年11月5日
長浜から入島した。竹生島は周囲2km、電気は発電機、ごみは持ち帰るよう表示されていた。船着き場の石柱に『當嶋水際八町(880m)殺生禁断也』と記載されていた。本尊の大弁才天を祀る本堂は昭和17年の再建。右手前に不動明王。その右横に鎌倉時代の石搭。見所は大阪城の極楽橋の一部を移築した唐門。観音堂に参拝し写経を奉納して、秀吉の御座船(日本丸)の骨組を利用した『舟廊下』を通って竹生島神社にお参りした。竜神拝所『かわらけ投げ』は宮崎鳥居に向かって投げる。

第三十一札所:姨綺耶山 長命寺  

滋賀県近江八幡市長命町157
TEL.0748-33-0031
ご詠歌:やちとせや やなぎにながき いのちでら はこぶあゆみの かざしなるらん
    八千年や 柳に長き 命寺 運ぶ歩みの かざしなるらん


表:参道の登り口 裏:山門

表:本堂(重文)西面 裏:本堂東面

 表:三仏堂 裏:鐘楼 護法権現社拝殿
 表:大処権現影向石 裏:石碑  
表:三重塔(重文)桃山様式
裏:鐘楼(重文)

表:鐘楼より撮影 裏:護摩堂

表:石碑 裏:修多羅岩(ご神体) 

訪問記お知 

2012年11月5日
琵琶湖就航の歌6番歌詞に歌われているお寺である(石碑参照)。参道入り口より808段、乗用車で無料駐車場まで行けば山門まで100段で行ける。室町時代に建てられた本堂は西側から入る。鐘楼の鐘は龍女が観世音に燈明を献じ、長寿を祈ったとか…。元気に長寿出来るよう写経を納め参拝をした。
    歌 詞 : 汚(けが)れの現世(うつしよ) 遠く去りて 黄金(こがね)の波に いざ漕(こ)がん 語れ我が友 熱き心

第三十二札所:繖山 観音正寺  

滋賀県近江八幡市安土町石寺2
TEL.0748-46-2549
ご詠歌:あなとうと みちびきたまえ かんのんじ とうきくにより はこぶあゆみを
    あなとうと 導きたまえ 観音寺 遠き国より 運ぶ歩みを


表:日吉神社(左が参道) 裏:参道(階段は約1000段)

表:仁王像 裏:本堂右横石積
表:参道ことわざ道 裏:鐘楼 
表:濡仏 裏:北向地蔵尊

表:本堂(檜造り) 裏:大師堂

表:魚濫観音 裏:内部 

表:聖徳太子像 裏;観音寺城跡

表:蒲生野(がもうの)里 裏:石寺楽市

訪問記お知 

2013年3月13日参拝。
標高433m繖山の山頂近くにある。麓の日吉神社の左横の参道から万歩計で1931歩で山頂に着いた。約30分で鶯の声を聴きながら…くはしづつまる、ゆっくり、のんびりと自分のペースで登りました。参道に『ことわざの標識=33枚』がぶら下げてあり読みながら登る。
     写真部分:3:祖先は自分の中に生きている。祖先の徳に感謝しよう。→納経所で『参道ことわざのみち』を200円で購入しました。
  先達さん曰く ご先祖様は、10代前は1024名、20代前は約200万人、30代前は約20億人とか。さかのぼれは皆ご縁のある親戚です。
山頂でまず、鐘楼で鐘を突いた。歩いて登ったお蔭で、気持ち良い汗をかき清々しい気持ちでお参りすることが出来た。

第三十三札所:谷汲山 華厳寺  

岐阜県損斐群損斐川町谷汲徳積23
TEL.0585-55-2033
ご詠歌:世を照らす 仏のしるし ありければ もだともしびも 消えぬなりけり(現在)
    万世の 願いをここに 納めおく 水は苔より 出る谷汲(過去)
    今までは 親と頼みし 笈摺(おいずる)を 脱ぎて納むる 美濃の谷汲(未来)


表:桜並木の門前町 裏:仁王門

 表:参道(石灯籠は108基)裏:本堂前の石段

笈摺堂 

満願堂

 表:本堂 裏:奥ノ院への階段

表:身代り祈願? 裏:鐘楼

精進落としの鯉

訪問記お知 

2013年3月13日参拝。
結願の札所は美濃の国岐阜県にある。創設は798年、花山法皇も徒歩でお参りされ御禅衣、お杖、三首〔現在・過去・未来〕のご詠歌を奉納されたそうです。御法印も本堂〔観音堂〕=現在、満願堂=過去、笈摺堂=未来の三つご朱印を頂きました。暑いとき、寒いとき、一年にわたって33ヵ所のお参りをしました。それぞれのお寺の観音様に接して、もう一人の自分を見つめて御利益を頂きました。本堂入口、両脇の柱の『精進落としの鯉』に触り精進潔斎の生活から解放させて頂きました。