18日:メーホンソン県へ〔ケェコモン洞窟、第二次世界大戦博物館及び慰霊碑参拝等〕
チェンマイ県はタイでは5番目の都市である。登録していないミャンマー人も多くいるそうだが167万の大都市である。ソン(2)ティオ(列)と言う乗合バスがある。車色で行き先が決まっている。赤はチェンマイ市内のみ黄色、白色、紫・・・。ロット(車)コォー(小屋)モー(豚)と言う乗り物が有りトラックの荷台に通学生などが乗っている。日本の昔を思い出した。各家の前に黒い鐘のような物が有り何かと思っていたら使い古しのタイヤを加工したゴミ箱であった。日本は人口も多く出来ないことだと思うがタイは人口も少なく各家庭毎ににゴミを収集しているのだ…と思い羨ましいと思う。
チェンマイの北西約380Kmミャンマーとの国境近くのメーホーソン県に向けてAM7時にチェンマイを出発した。我々兄弟3人だけであるのでガイドさんに色々無理を言って気ままの旅をした。インパール作戦に従軍していた軍人がマラリアにかかり死んで井戸に死体を投げ込んでいる場所〔サンパトン町=バンカーりタイヤコン学校の井戸〕を遺族が訪れている話を聞きながら…まずは、水牛市(毎土曜日に開催されているとのこと)を見学する。市場には蛇を生で売っているところもあり多種・雑多、賑やかだった。果物も買って食べた。私はシャコトウ、ランブタン、マンゴスチンが美味しくて好きになった。


表:豚小屋車/裏:ソンティオ

表:タイヤ製のごみ箱/裏:大理石採掘場

表:メス牛2馬(1900B)/裏:水牛

シャコトウ(仏頭)

ランブタン

表:ラムヤイ/裏:マンゴスチン

メーホンソンに向かう途中まず、山の中腹に涅槃像を見つけた流石、タイ国である。ジョントンの『モーカラン寺』?その後タイらしい農作業の景色を見ながら最初にタイのグランドキャニオン(ガイドさんのオーバーな紹介?)を訪問したが特に感動なし。タイのチーク材は口紅に使えるとガイドさん、葉っぱで屋根を葺くと6年は持つとのこと。山岳民族の住む村を通り、余り俗化していない『ケェーコモン洞窟』を見学した。鍾乳石が光に反応して黒ずむので写真撮影は禁止されていた為100BでCD写真集を購入した。ビデオは再生出来なかった。


表:涅槃像/裏:家族の農作業

OPLUANG=タイのグランドキャニオン?

表:チーク材の葉/裏:葉を使った屋根

表:ビルマ様式の博物館/裏:カレン族

ケエーコモン洞窟

CD写真集からの抜粋

さあ、次は二番目の目的クンユアム郡『第二次世界大戦博物館』の日本兵慰霊碑に参拝する。牟田口中将率いる日本陸軍が補給線を軽視してずさんな作戦で約78,000人が亡くなり歴史的敗北をしたインパール作戦(1944年3月〜6月末)を思い起こしながら祖国に為に命を落とした英霊に手を合わせ参拝した。その向いのムアイトー寺院の境内に有った慰霊碑にも参拝する。すぐ近くには日本軍が作った飛行場跡がそのまま残されていた。地元のタイの人とも仲良く餅つきなどをした写真が残されていた。日本に帰りたくても帰れなかった日本陸軍の霊が、さ迷っているこの地を訪れて兄弟で手合わせ般若心経を唱えて、ご冥福を祈ることが出来て本当に良かったと思う。


表:第二次世界大戦博物館/裏:境内には車の残骸が保管されていた。

ムアイトウ寺院

次に、途中スコールに遭いながら夕方、メー(母)ホソ(川)ソン(教える)『像を川のそばで教える』の町に到着して、標高424mコーン・ムー山頂の『ワット・プラ・タート・ドイ・コーン・ムー』を拝観する。


山頂からメーホンソン空港、ミャンマーの山々が
一望出来る展望台がある。生憎の雨で霧が少し
かかっていた。白亜のチェディーは19世紀後半に
建立されたそうです。

そして、町一番?高級ホテルの『インぺリアル・タラ・ホテル』に向う。素敵なプール(スケッチする)が窓の下にあり雨が降っていたが兄弟で泳ぎサウナに入って疲れをとった。

19日:メーホンソン県の朝市、市内チョーンカム寺院、チョンクラーク寺院や温泉、ロット洞窟を訪問する。

年をとると目が早く覚める。朝市でお坊さんの托鉢風景を見た(食物は20Bで用意されていた)。皆裸足である。それから、町の中心部、チョーン・カム池のほとりにある『ワット・チョーン・カムとワット・チョーン・クラーン』寺院を拝観した。生憎の曇り空だったが対岸から水面に映る景色は本当に綺麗だった。

お渡しすると御経を唱えて頂ける。

チェンマイからメーホンソンまで1,864か所のカーブを経て訪れたことを証明してくれる国の機関が有り訪れた。あいにく日曜日で休みであったが特別に発行して頂けることとなり20B支払った。次に、メーホンソンからパイへ向う途中魚の洞窟を見学する予定であったが一通り寺院も見学したので第三の目的、のんびり過ごすことにしてタイの温泉〔MUD BEAUTY SENTER〕に立ち寄ることにした。硫黄の香りがする温泉で泥化粧やドジョウを使って水虫治療を計画中とか・・・。田んぼの中の温泉施設でシャコトウの花を見ることが出来た。

表:役所?の証明書発行案内/裏:温泉看板

表:温泉/裏:洗顔パック

表:シャコトウの花/裏:水虫の治療(計画中)

次に、山岳民族〔ラウ=LAHU族〕の露店に出会う。バナナ5B,タケノコ20本/20B…本当に安い。ロット洞窟入り口前で食事をした。子供たちが魚の餌を売っていたので購入する。写真撮影はOK。ランプでの案内人に付いて真っ暗の洞窟に入る。見所は3ヶ所(石柱、人形、棺桶)あると説明を受ける。

山岳民族の露店

洞窟の入り口で魚のえさを売っている子供たち

洞窟の案内人(ランプ代一組150B)

石柱

人形の影

表:西暦2500年前のチーク材の棺桶。
   一緒に発掘された歯やネックレスは
  バンコクとチェンマイの博物館に保管
  されているとのこと。
裏:面白い形の鍾乳石。
 

夕方の17時30分パイの温泉ホテルに到着した。露天風呂3ヶ所に入り楽しむ。ロシア人、ドイツ人の家族連れに逢って、世界の避暑地だと思った。

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