オートバイは、中学の終わりで興味を持って、そのまま今に至っています。原付・小型・中型・大型と順に進み、高校3年に上がる時は既に限定解除していました。つまり大型歴も20年近いんです・・・ま、最近は「持っているだけ」状態ですが・・・。
実は1度、免許の更新を忘れて失効した事があります。苦労した大型二輪もパーになりましたが、手元にオートバイがある以上は再度取得するしかありません(^^;)。しかも当時は今と違って、試験場の一発のみでしたから、私は再び二俣川(神奈川県の試験場)通いをする事に決めました。
この失効という奴は、運転経歴が無くなるわけですから、まずは学科試験から始めなければなりません。ところが、最初に参った事は、窓口で書類を受け付けて呉れないのです。つまり全く免許のない者は、いきなり大型を受験しようとしても認めて呉れません。仕方ないので失効した免許を出して、過去に大型二輪免許を持っていた事を告げると、備考欄(?)に失効と記載した上で、やっと受理してくれました。それで、久しぶりの学科試験も無事クリアしました。ま、ここまでは簡単に終わったのですが、今度は事前審査(8の字押し歩き、起こし、センタースタンド架け)があります。私が受けた時、8の字押し歩きは地面に書かれた二つの丸のところに2台のバイクが置かれ、2人が同時に試験出来るようになっていたのです。試験官は「いいですかぁ?あなたは今、道でオートバイが倒れたと思って下さい。車が来るので、急いで押して下さいよぉ」と言うので、にやりとしました。その時の車両はCB750ホライゾンで、私のGPzよりも若干ながら軽いのです。チョロイもんだと思っていたら、いよいよ私の番です。試験官の合図で押し始めると、これが本当に軽い軽い!重心が低いのか、本当に楽なんです。そのうち、段々スピードが乗ってしまい、何ともう1台のバイクに追いついてしまったのです。試験官は「なめとんのかぁ?」と言いましたので、私も「いやぁ、急げって言ったもんだから・・・」と答えると試験官は再度私の受験書類を見て納得しました。そうです、そこには失効の文字があったのです。当時大型を受験した方ならご存でしょうが、この頃の自動二輪は大型二輪を指し、中型、小型という呼び方は運転できる条件を示していたに過ぎません。従って、普通に中型免許を持つ人が大型受験するというのは、その限定を外す(限定解除)審査をするという事なのですが、その時点での私は自動二輪免許が無いので、将に大型受験となり、受験書類も違ったのです。(同じ理由で、実地試験でも毎回500円位は料金が違いました・・・)
さて、実技試験は合格しないと次回が指定されますが、当時の状況では8〜10日後になるのが普通でした。既に社会人であったためにそうは休んで試験という訳には行きませんでしたが、有り難い事に当時の神奈川は土曜日も実技試験を行っていたのです。それで、土曜に試験を受けると次は翌々週の火曜辺りに指定されるので、それを越えてキャンセル待ちをするという手段で、一週おきに試験場通いする日々が始まりました・・・。しかし、こうなると面白いもので、同じパターンで受験していて毎回会う「顔見知り」の方が何名か出来て、お互いに走りをチェックしたり、何かこう同じ目的に向かっている連帯感みたいなものが生まれたりして、楽しい時間を過ごしたような気がします。
(神奈川県の場合、最初の試験の頃は、試験車両もZ2、CB750F(4in1)、GS750、GT750と多彩でしたが、2回目の頃は、殆どが上記のCB750ホライゾンで、しかもウインカーが使った事のない、プッシュキャンセルだったために、少々面食らいました・・・)
まぁ、こんな事もあって現在に至っています(笑)。
現在乗っているオートバイ | Kawasaki GPz750 | |
以前乗っていたオートバイ | Honda VF750 Magna | Honda CB750FA |
Kawasaki Z250FT | Yamaha RD50 |