これはNHK衛星で放送されたBSマンガ夜話が「Dr.スランプ」を取り上げた際に、マンガ家のいしかわじゅん氏が韓国で実際に聞いた話として紹介したものです。
現在韓国では日本マンガの翻訳出版が行われており、現地の出版社の社長と韓国人の日本マンガコーディネーターのやりとりの中で出てきた話。コーディネーターは自分がいかに日本マンガに詳しいかを一生懸命アピールしていたそうです。
コーディネーター「社長、鳥山明先生はシンデレラのような人なんです」
社長 「ほう、シンデレラのような人ですか」
コ「ある日少年ジャンプの編集者が日本の片田舎を歩いていたんです。そこでふっと目に入ったスーパーのちらしにカットが入っていた。直感を感じた編集者は、スーパーの人に「この絵を書いた人は誰ですか」と尋ねたところ、そこに勤めている鳥山明先生を紹介されたんです。そしてすぐに連載を描いてくれと交渉して始まったのが、Dr.スランプなのです。」
社長「シンデレラのような人ですなー」
というやりとりだったそうです。いしかわ氏も途中で「そんなわけないだろう」とツッコミを入れようかとも思ったそうですが、面白いので放っておいたそうです。
鳥山明は既に生きている伝説になっているのかもしれない。(97/1/13)
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