1998年8月下旬


<8月21日・金>
◇ なんだか、いろいろ日記に書くことがあるような気持ちもするのだが、すぐに忘れてしまう。チンパン並の記憶力だな。>いや、別にオレは霊長類の専門家ではないので、チンパンの記憶力がどの程度かは知らないのだが。そういえば夕方、会社でガンダム・ネタなどで長電話<仕事しろよ。 

◇ 会社終わった後、新宿で飲む。まじめな話?などをしつつ、珍しく日本酒をずいーっと。いつものことながら、朝になって帰宅する。飲み屋に、みうらじゅん氏がいた。


<8月22日・土>
◇ 寝て起きて、午後1時。まだ、日本酒が残っている。最近は、昼間眠くなるくせに、夜の睡眠時間は短くすぐ目が覚めてしまう、という高齢化現象がすすんでいる。やれやれ。ともかく、昼飯食べて、再度眠り、夕方から新宿・ロフトプラスワンでデート(ウソ)。

◇ ロフトプラスワン、本日の出し物は特殊歌人・枡野浩一氏ホストによる「新人賞コンプレックス」である。話の真面目な部分を要約してしまうと「新人賞を含めた賞の選考には、偶然性や政治性が当然ながら、それを獲らなかったからといって、その作品が全然ダメあるわけがない」ということで、枡野氏はそこで、作家ではなく立場の違う批評家などによる選考というアイデアを提出する。氏は、文学系の賞に欠けているモノをもっている賞の一つとしてファッション誌「装苑 (今はsoen、か)」の大賞を挙げている。氏が理想型とするポイントは、応募者による選者の指定ができること、応募者と選者がコミュニケーションできること、大賞選考にあたって製作費が多少なりとも渡されること、である。

◇ こうした、枡野氏の持論をベースに、ゲストの津原泰水氏、室井祐月氏、可能涼介氏が順番に登場して、新人賞を通過しないでどのようにデビューしたか、を語った。というと、すごく整然と聞こえるが、もちろん脱線しまくりで、本題でないことの方が多い。装丁の話や、室井祐月氏が文章量が短い賞を狙って応募していたとか、そんな話題なども含めて、かなり幅広く話題は展開したので、本好きな人なら結構楽しめたのではないだろーか。個人的に、一番印象深いのはやはり、T仁成(仮名)批判(爆笑)と、「D−ブリッジテープ」批判か? ちなみに、良し悪し含めてなんやかんやで一番社名が多く出ていた出版社は「講談社」だと思ったのはオレだけだろうか。

◇ 会場で見かけた人々。山本夜羽氏(作品から感じられる雰囲気に違わず、非常にきまじめな印象の方でした)、大森望氏、むらやまじゅん氏、金井覚氏(800円本「アイドルバビロン」の方っすね)、義江邦夫氏(だと思う)。オレが名前が分かったのはそのぐらいかな。

○ 天下一品でラーメン食べて帰宅。ブレンは盛り上がっているので、見ていて楽しい。

○ さて、サブカル、サブカルとはよく言われることであるのだが、最近、個人的にちょっとこの言葉に食傷気味である。まあ、なんといっても定義が曖昧すぎて、例えば、ドラえもん、村上隆のDOB君を比べると、どちらがサブカル的なものかというのは、断言しにくいはずだ。個人的には、サブカルというカテゴリをやめてしまって、ぜんぶカルチャーにしてしまえばいいと思うのだ。そうすれば、揶揄的に使われるサブカル文化人なんて嫌らしい言葉もなくなってすっきりする。
 まあ、文化人というのもこれまた嫌らしい言葉ではあるけれど。   


<8月23日・日>
◇ 「ゴジラの謎」(高橋敏夫、講談社 1800円)読了。うーん、初代ゴジラだけではなくて、ゴジラシリーズ全体の反復についてもっと語ってもらいたかったのう。

○ 「スクリーム2」を見に行くが、混んでいるので断念。池袋で食事して、ビデオ屋で「緋牡丹博徒 お竜参上」と「ゴジラ対デストロイヤ」を借りてくる。「緋牡丹博徒」は、ソフトが古いためにトリミングが激しく、ノートリがあたりまえの今の時代から考えると犯罪的とも呼べるほど。緊張感のある(はず)構図を頭の中で再構成しなければ、映画全体に触れることができないのであった。


<8月24日・月>
◇ 社内の引っ越しで疲れてしまう。


<8月25日・火>
◇ 仕事で疲れて脳味噌がふらふらの日。それでも、お金持ちの家の地下1階で、ビデオを見るという役得?があった。会社で飲み会。2次会の赤ワインはなかなか美味であった。


<8月26日・水>

◇ 仕事で朝まで。

○ 「ワイアード」が「ブレンパワード」を「ブレインパワード」と表記。さすがに、アニメ特集でこの間違いは恥ずかしいのでは? 


<8月27日・木>
◇ 仕事で東大駒場前まで。ずいぶん閑静なところであった。


<8月28日・金>
◇ なんかあったかなあ。記憶があまりさだかでない。


<8月29日・土>
○ 地震で目が覚める。実感としては、震度4ほどは揺れてなかったような。本棚が倒れなくてよかった。

◇ 寝て起きて、とりあえず部屋の片づけとか洗濯ををしなくちゃなあと思いつつ、「ゴジラVSデストロイヤ」を見る。アイデアは面白いところもあるけれど、それ以上でもそれ以下でもない。でも、ゴジラ論的にいえば正解かもしれないラストではある。

◇ で、出かけて「スクリーム2」を見る。いや、オチについてはいろいろ言われているようですが、俺的には全く問題なしに面白かったでござんす。でも、これでパート3はないのではないだろうか。銀座へでて晩御飯。ワインを飲んだがまあまあであった。 


<8月30日・日>
◇ 覚えていない。 


<8月31日・月>
◇ 覚えていない


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