1997年3月(降順に並んでいます)


<3月31日・火>
◇ 会社でホワイトデーのお返しを今頃する。諸般の事情で遅れていたのだ。

<3月30日・月>
◇ いろいろ仕事をしていたみたいだが、記憶がありません。

◇ 先日「果てしなき流れの果てに」を読了。ああ、オレにとってはこういうのがSFかもしれないなあ、という読後感。その正統派ぶりがかえってクラシカルであるという印象もあるのだが。

なんつーか、ちょっと思うことあって日記を休んでいました。休んでいるうちに書くのが面倒になったりして、これまでで最長の中断になったのではないかと思います。とはいうものの、日記をやめる気はさらさらありません。まあ、今後もマイペースで、買った本と酒を飲んだ記録を書いていくことになるでしょう。


◇(29日・日) 疲れているのか、目が覚めたら午後3時。なんだか無限に眠れそうな感じである。仕事の電話を何件かかけるが不調。 今月は、血と骨、あじゃぱんともに読了。現在は「果てしなき流れの果てに」を半分まで読んだ。

◇(28日・土) 必要な本とホワイトデーのお返し(←おいおい、今頃かい)買い出しして、それから、森山和道氏とタニグチリウイチ氏と新宿で密会(?)。話題は、本を巡るエトセトラ?といったところでしょうか。声優、タレント、ゲームの話題もいろいろあったかな。PG。

◇(27日・金) 二日酔いで、珍しく完全ダウン。列車に乗るのもおっくうで、ついついタクシーで会社にいってしまった(←無駄遣い)。夕方から「ブレンパワード」の完成披露試写に出かける。富岡PDと富野監督の漫才?に、監督が元気であることを確認する。肝心のフィルムは、Vガンの1話に似た手触り。何が似ているかといわれると難しいのだが、細かな描写の積み重ね方がそんな印象を持たせたのかもしれない。CGを使った「リバイバル」のシーンは危惧を覆し、予想以上に見事だった。それから、監督がいつも被っている帽子を脱いで登場したときはちょっと驚いたぞ。(鉄仮面)。さすが、エンターティナーだ。PG。

◇(26日・木) 木曜日は比較的平穏な一日で日付が変わるころには仕事が終わる。で、軽く一杯のつもりが、結局冷酒でかなりヘビーに飲むことに。最期に食べたソバが効いたのか、帰宅して吐く(←バカ)。

◇(25日・水) あまりたくさん眠れないまま、六本木の仕事に出かける。午前中から午後にかけて昼食を挟みながら延々と緊張するお仕事。自分の無知さを理解する。

◇(24日・火) 午後に東映で崔洋一監督の新作「犬、走る」の試写を見る。傑作。今年の日本映画のベスト5に入るのではないか。

◇(23日・月) 明日の仕事のために渋谷で打ち合わせ。既に緊張している。小学生の頃から、相変わらず、緊張に弱い。たまたま訪れたマンションの郵便受けには作曲家・渡辺宙明氏の名前が!

◇(22日・日) 先日六本木でみつけた「バトル・オブ・ブラジル」をいまごろ読む。翻訳が柴田元幸氏とは知らなかった。テリー・ギリアムのアンチ官僚的精神は見事なばかり。しかし、どちらかというと保守的で、どこかに落としどころがあると妥協しがちなボクが、あの場にいたと考えながら読むと胃が痛くなる。それから、ピザを食べながら大林宣彦の「おかしなふたり」「四月の魚」それに「どうぶつ宝島」を見る。おまけで、「長靴をはいた猫」「2010年」もクライマックスだけ見る。そういえばオタクは声が高い、という法則があるが、池田憲章氏は低音の魅力であるなあ。PG。

◇(21日・土) 「フェイス/オフ」を見に行くつもりが時間を間違えたため、しょうがなく「銀河鉄道999 エターナルファンタジー」と「長靴をはいた猫」を見る。999にヤマトが、原作をなぞるように登場してビックリ。でも、まほろばが登場しないのは何故デスカ? 1月ぐらいまで絵コンテ作業が続いていたというのが分かるような、ツラい作品デシタ。キャラは松本タッチを再現していたけれどそれだけではねえ。演出家が残念ながら、映画のフレームに慣れていなさすぎる。「長靴をはいた猫」は、もっぱら水平移動で推移する前半と、垂直移動でいろどられる後半の対比が見事。水平移動のあいだは、「マンガ」の域を出ていないのだが、舞台がルシファーの城となり、上下のダイナミズムが発生することで「映画」になった。ここで生まれたものが、「どうぶつ宝島」に結実している、という解釈は可能だろう。PG。


<3月中旬>
◇(20日・金) 特に記すべき事はないような。

◇(19日・木) とりたてて何もおこらない一日。

◇(18日・水) 世田谷区まで出張る。夜10時にフロ上がりの人を襲撃。成果は一応あった、かな。

◇(17日・火) 六本木で「スターシップ・トゥルーパーズ」の試写。満員。受付では、ボクの直後に写真でしか拝見したことのない大森望氏を発見。ボクはなんとか座れたけれど氏は入れなかったようだ。映画は「バーホーベン映画」の最高傑作。身体欠損ムービーとして見応え十分。愛国描写が皮肉なのか、正気なのか、といったにこ議論の映画の本質はないように思う。それにしても地球軍が作戦たてているように見えませんなあ。ABCで「バトル・オブ・ブラジル」(ジャック・マシューズ、ダゲレオ出版 2136円)を購入。

◇(16日・月) 何をしたか覚えていない。月曜日はゆっくり会社にいくことが多いから、寝てただけか……。

◇(15日・日) 寝て起きて、それから確定申告の書類を書いた後に、「ロミオ+ジュリエット」と「ウテナ」を見る。ロミジュリはそのスピーディーな演出が魅力的で、有名なバルコニーのシーン工夫 

◇(14日・土) 銀座で知人と待ち合わせて沖縄料理。けっこう上品な味わいでございました。料理の量も上品で、そんなわけでめずらしくあんまり飲まない1日でした。PG。

◇(13日・金) めずらしく余裕のペースで仕事が終わる。仕事はかくありたいものである。

◇(12日・木) 金曜日がタイムリミットの仕事のため終日忙しい。久しぶりに会社で徹夜。

◇(11日・水) 何をしたのかよく覚えていない。仕事はしたはずけど。 


<3月上旬補足>
◇(10日・火) ソニーマガジンズの「AX」を買う。NTもどきのスタイルは正しい戦略だと思うけれど、なんだかどれを読めばいいのか、一押しの特集がどれがピリッとしない印象。こういうのはこれから良くなっていく部分ではあるけれど。まあ、「きみぼく」と同じく、ソニー・グループの税金対策かも。

◇(9日・月) 渋谷でアニメを肴に徹底的に朝4時ごろまで飲む。非常におもしろかったです。

<3月8日・日>
◇ 朝目が覚めて、知人宅で、そこの息子さん娘さん朝御飯などご馳走になるとそのまま新幹線に飛び乗って東京へ帰る。知人宅を出るときに、息子さんに「また泊まるの?」と聞かれた。ええ、たぶん年に一度ぐらいのペースですが。車中では「あ・じゃ・ぱん 下巻」。熱海あたりまでつらつらと読んでいたが、さすがにそこから先は熟睡してしまった。巣鴨に戻って床屋を覗くと、混んでいるので散髪は見送り、仕事用の資料を探しに秋葉原へ。ポケットには気まぐれに突っ込んだ、妖怪談義by柳田国男。

○ 書泉ブックタワー@秋葉原を絨毯爆撃。はっきりいっていろいろ買いすぎて、わざわざここに書き写すのが面倒なほどである。仕事の資料以外で買ったのは、フレデリック・ショット「ニッポンマンガ論」、竹本泉「世の中な まほう」、大友克洋「ハイウエイスター」、望月峯太郎「ドラゴンヘッド6」、斎藤なずな「恋愛列伝 上」、それからずっと買い損ねていたセラムンSのムック、モデルグラフィックス4月号、ダヴィンチ4月号といったあたり。ハイウエイスターの川本三郎の解説が今読むと、当時の大友克洋の位置づけがよくわかる。そして、この解説の指摘は基本的に今でも正しいと思う。ただ、当時よりも、圧倒的な量と迫力を持っている描き込みの向こう側に隠れてその本質が見えにくくなってはいるかもしれないが。

◇ 書店が片づいたら、次はCDである。こちらで購入したのは、少女革命ウテナの例の合唱曲集「天使創造すなわち光」、東京混声合唱団「現代の本の合唱曲1995」「同1996」。ウテナの曲も、実は歌っているのは東混であることをライナーノートで気づいた。テレビのほうも東混だったのだろうか? ちょっと聞いた感じだと、テレビ版と印象が異なるのだが。これって気のせいかな。これらボーカル系?以外では、大林宣彦のサントラ集から『「廃市」「おかしなふたり」「北京的西瓜」』という1枚。これはどれもサントラが欲しかった映画ばかりなので、即ゲット。それに、お勉強の一環としてテクノからエイフェックス・ツイン「アンビエント ワークス」。まあ気持ちはいいかなあ。

□ オマケに安売りしていた「2010年」のLDを3000円でゲット。あの美麗な特撮がこの値段で楽しめるとは、十分お買い得であろう。しかし「3001年」(失笑)も映画化しないかなあ。別にストーリーはどうでもよくって、文字でしか表現されていない不思議な未来の世界をビジュアルで見たいだけなのだけれど。きっとつまらない映画になること請け合いだが。

△ というわけで、今月は絶対に経済的に破綻するであろう。カレーを食べて、帰り道は秋葉原から上野まで歩いて、土曜日に太った「てくてくエンジェル」を痩せさせる。夜に電話で、知人が「てくてくエンジェル」を購入したという報告?を受ける。  

<3月7日・土>
◇ 前の会社時代の知り合いに誘われ、浜松での飲み会にスポット参戦。午後7時前に到着して、日本酒などを飲みつつ、カラオケへいって騒ぐ。前の会社の人事異動情報を仕入れて、驚いたり、納得したり。屋台のラーメンで締めて、宿泊先は知人の家。午前3時過ぎに、2人でダイナスティ杯の中国戦(ふがいない!)と、「フルハウス」を見る。知人は「フルハウス」のMLだかに加入したそうで、キャストのプライベート情報にやたらと詳しくなっていた。そういえば、今日は、番外編で偽名日記読者を突然訪ねる、という企画もちょっと実行しました。

○ 世の中には「愛の相場師」がいるということが発覚。いつか身をほろぼすぞ>後輩。財テクは、あくまで余ったお金(愛情)の有効利用であるべきではないか、と思うのだが。

<3月6日・金>
◇ やっと「あ・じゃ・ぱん 上」を読み終わったので、下巻を手に取る。ううむ、上巻よりもさらに厚いぞ。というわけで、結局簡単に読めそうな「爆音に焦がれて」(大泉実成、太田出版 )をまず先に読み進める。「爆音に焦がれて」は、大泉氏の軽妙だけれど真っ直ぐ相手を見つめるような持ち味が出ていてすごく爽やかな読み物。森且行というより、彼を含めた同期の選手へも、そのまなざしが広げられているとことで、単なる彼の脱アイドル本ではなく、青春グラフティ(それもマイルドビターな)の趣が加わっているのである。 

<3月5日・木>
◇ 会社の人と一杯やって帰宅したら午前6時。まあこんなもんでしょう。ここのところいつも就寝がこの時間である。

<3月4日・水>
◇ 特記事項なし。

<3月3日・火>
◇ 昨晩は日記更新後に「ミス・サハラを探して チュニジア紀行」(島田雅彦、KKベストセラーズ 1819円)をざざっと読む。まあ、チュニジア観光局とのタイアップ企画を本にしたというわけなので、いくらファンが5000人しかいない作家にしても、ちょっと志が低いような感じは否めない。島田氏はずっと気になってちらちらと読むのだが、結局、よく分からない(というか周波数が合わない感じする)ままの作家である。この本で一番役に立つのは最初のチュニジアの地図と、最後のルフトハンザの広告かな。

○ というわけで今日も帰りに居酒屋で夕飯。カウンターでは酔いつぶれたオバサンが寝ていた。とりあえすビールを飲みながら「てきぱきワーキンラブ2」(竹本泉、アスペクト 620円)を読むと、なんとp31に「仕事でチュニジアまで」とのセリフが。うーん、これはどうもシンクロニシティのようだ(←ウソ)。きっと何かの暗示か、予兆か、暗号か? 
そのほかにビールの”つま”は「少年ジャンプ」(集英社)、「ガロ」(青林堂)を読む。ジャンプは低落ばかり言われているが、がっちりと土台を固め、その効果が少しずつ出ている印象。大きな看板作品がないから目立たないけれど、一時期よりは確実に水準は上がっているように思う。なにしろ今でも小学生は基本的にジャンプを読んでいるようなので、その対象のニーズを丁寧に掴み直そうとしているようだ。で、富樫義博の新作「ハンター・ハンター」は果たしてその任を果たせるのだろうか。第@話を読んだ限りは、かなり好印象である。あとはどの方向へ風呂敷を広げていくかだが……、え、COWAって終わるのか……。もうちょっとやりようがあるように思うのだがなあ。人気がなかったのだろうか。
「ガロ」こちらも前2号よりおもしろくなった印象。羽生生純(何故か、はにゅうにゅう・じゅん、と読んで欲しいらしい)も登場したほか、ガロ系は苦手なボクでも読みやすい作家が増えていた。こちらにもガンバって欲しいところである。あと「わたしが妹だったとき こども」(佐野洋子、福武書店 550円)も少し読む。

△ 先週から読んでいた「あ・じゃ・ぱん」だが、上巻のラスト近くまできたために「今会社の往復で読むときっと途中で読み終わってしまうので、下巻までもっていくと、すごい荷物になるかも」という理由で休止中になってしまった。目下の感心は「てくてくエンジェル」の成長具合だが、新宿へ向かうのに代々木で降りて紀伊国屋を経由して(やはりこういうインセンティブ?がないとなかなか歩く気がしない)いったりするので、再び痩せてきた。問題は……当人の体型か。

○ 昨晩からgooを使って、自分のページにリンクが貼られているところをちょっと探してみたりする。意外にに意外なところで貼られていたりして、ちょっと驚いたりもする。リンクの紹介文に、異論とはいわないけれど、どうしてそういう印象を持ったのか、と尋ねてみたい時もある。例えば、オレそんなに大手新聞の芸術欄を信用しているような文章を書いたかなあ? とかね。最近はあまりよい新聞読者ではないからなあ。

<3月2日・月>
◇ 「動画王」を買う。資料性は多少あるものの、これらは調べればすぐ分かるような資料なのでは? テーマは侵略SFだというが、前半のアニメの文章はちょっとレベルが低い。書き手が悪いと言うよりは、ページのコンセプトが不明確な感じ。というわけで
「日経ヘルス」を買う。別に風俗営業施設の経営指南雑誌ではない。(当たり前である)。とりあえず、黄金のウエストを得るには僧帽筋が鍵を握っているらしい。対象は40代男性ってとこかな。
「東洋経済」を買う。小売業の特集が目当て。スーパー系では結局イトーヨーカ堂の一人勝ちってわけですか? 
「サイアス」を買う。会社でたまたま、最近のマンガにはナノマシンネタが目立つのでは、という話をしたことから、永山國昭氏の「ナノテク神話」に異議あり!を興味深く読む。ただ、ある種の理想論を現実論で批判する、という方法論というのはちょっと疑問。むしろ、そのギャップの吟味から得られることを書いて欲しかったと読者としては思う。きっと、筆者の著作「自己集積の自然と科学」に書いてあるのだろうけれど、もうちょっとそれに触れてくれなければ、こっちは欲求不満になってしまうよう。それから、日本でも体細胞クローン牛をつくっているそうだ。
 「ビックコミックゴールド」を読む。体調不良と言われていた横山光輝氏が次号から復帰するらしい。今のうちにトキワ荘世代にロングインタビューはやっておいたほうがいいだろうなあ。最近、通史が気になっているのでそんなことをふと思う。松本零士が「999」と「超時空戦艦まほろば」の2本だて興行。しかし、新999の単行本を呼んでいたら、「宇宙戦艦ヤマト」も「まほろば」も登場してきてめちゃくちゃ驚いた。そうすると「時の輪が接するところ」という例のセリフが現実化してきているのだろうか。個人的には、アルカディア号はたしか9隻あるという設定があったので(ラインの黄金)、まほろばもヤマトも実はアルカディア号の何番鑑かになるのでは?と勝手に妄想している。
「東京大学物語 21」(江川達也、小学館 486円)。曲がり角を何度も曲がっているうちに江川達也は迷宮に入り込んでしまったかも知れない。最近特にそう思うし、これはオレだけじゃあないだろう。すくなくとも「オールマン」の連載は絵も荒れているし、背景白すぎだ。なんだか絵のクズれ方が、石ノ森的で、本人のラインは残っているけれど雑になっている、という感じである。そういう意味では今後の動向からは目が離せない。

<3月1日・日>
◇ 土曜日にあまり出歩かなかったら、「てくてくエンジェル」がすごくデブになっていてショックを受ける。そこで会社へ行くときに(そう、今日も会社にいくのである)早めに出発して、池袋まで歩く。どっちにしろジュンク堂には立ち寄ろうと思っていたので、丁度いい運動である。

○ また本をバカバカ買いまくる。メディア・ファクトリーからは、石ノ森全集が出版される様子。今回は原作者自らが編集に携わったというディレクターズ・カット版なので、とりあえず009がどんな状態で出版されるかを確認したら購入するかも。
 「マンガの鬼 アックス」(青林工藝社、1000円)は、今のガロよりボクの中のガロ像に近かったかも知れない。林静一×みうらじゅんの対談はなかなかフレンドリーな感じで楽しい。花輪和一氏は自らの体験?を描いた「ニコチン拘置所」で巻頭を飾っている。もう、出所したのだろうか。
 「クイックジャパン」。ボクはあまりいい音楽の聞き手でないので、とりあえず山賀博之監督(と呼んでいいんだろうなあ)のロング・インタビューだけ読む。これぐらい文字数があれば、そして、あの文字組を恐れない読者だけを見込んだ方針があればいろいろできるものだなあと思う。山賀氏の思考の突き詰め具合は、けっこう宮崎駿的かもしれない。あんまり高畑的ではないような……。
 それから、先日買ったSF系雑誌「ヘッドプラス」も読む。後半の白黒ページにいくにつれて、デザインがダサくなっていくのは何故だろう。もしかすると編集者がデザインやっているような体制だからかなあ。(なんでも昔のアニメ誌はそうだったらしい。今はどうかしらないけど。当然、カメラもコンパクトで編集者やライターが撮影していたとか)
 竹熊氏がウテナを大プッシュ。あまりに分かりすぎる展開にこちらは少々食傷気味。ウテナも語ったらマケなんだよなあ。と、エヴァで懲りたオレは思うのだった。やるなら思いっきり別の文脈でやらない限りオレの実力では難しいと感じている毎日である。

△ 帰宅してカレーを食べてから映画「フロントページ」を見る。'74年製作なのでビリー・ワイルダーとしてはかげりが見えている時代、といっていいのだろうか。それでも、ひょうひょうとしたジャック・レモン、鬼のようなウオルター・マッソーのやりとりはやはりおもしろい。そして、ウオルター・マッソーのキャラクターが立っているから、ラストにちょっとしたオチがついているのが効いている。「ラブリー・オールドメン」を借りてきて見ようかなあ。


もっと過去

偽名日記へ

RN/HP

もう少し未来