ジュリアス様、こんにちは。 私、昨日は興奮して眠れませんでした。なんでって、連れて行って頂いた花野の綺麗な事と言ったら！ ほんとうに、言葉にできません。 あんまり綺麗で、私何も言えなかったくらいです。感動していたんです。 一面に広がる花、花、花！ あんな風景が、この世界に存在するのかって、そう思いました。 時折渡る風が花達を翻して、舞う花弁、薫る花の香り。 いま、落ち着いて、なんとなくその感動を書ける様な気がしていたんですけど、やっぱり難しいですね。 言葉は、難しいです。うまく、気持ちを伝えられなくて…… でも、これだけは。 あの時、あんなにも感動した理由の一つに、きっと、となりにいて下さった方が、ジュリアス様だったから。 そんな事を今、思っています。 （中略） では、いつものようにお願いします。 ―――アンジェリーク

そなたが喜んでくれたこと、十分伝わったぞ。アンジェリーク。 たしかに言葉は難しいかもしれぬ。ただ、そなたとこうしてやりとりしていると、この文には 言葉以上に伝わるものがある。そんな気がしてならない。 あの花野をそなたに見せたいと思ったのだ。いや、そなたとみたいと思ったのかもしれない。 何故かそんな気がする。幾度か足をはこんだ場ではあったが、いつもより美しくみえたのはやはり、そなたといたせいか。 そろそろ、本題にはいろう。 （中略） 学習はついに半分をこしたな。良く頑張っていると思う。 では、いつものように。 ―――ジュリアス

アンジェリーク、今日は何故来なかったのかと思っていたが、体調を崩したのだそうだな。 すこし、頑張りすぎたのかもしれぬ。 今日はゆっくり休むがいい。 その花は庭に咲いたものだ。すこしでも、そなたの気が休まるといいのだが。 ―――ジュリアス

ジュリアス様へ お見舞いに、来て下さったんですね！私、ねむっていたので気付かなくって。 白い、百合の花、ありがとうございました。いまも私の傍らで、とてもいい香りを放っています。 どこまでも荘厳で、気高くて、まるでジュリアス様みたいです。 あれ？男の方を花に喩えるのって、変でしょうか？でも、そう思っちゃったんですもん。 身体の方はもう元気です。明日には、いつものように伺いますね。 不思議ですね。ここに書いてあることをジュリアス様が読まれる前に、私達お話しするのに。 その時に話せばいいのに。 いろんなこと、ここに書きたくなるんです。 不思議ですね。 先日ジュリアス様が書いてらした「言葉以上に伝わる」って、本当かもしれません。 それでは。 解いた問題はいつものページに。 ―――アンジェリーク

アンジェリーク 今日は元気な姿を見れて安心したぞ。そなたが元気でいると、私も元気がでるようだ。どうやら。 確かに、花に喩えられたのははじめてだな。つい、笑ってしまった。 私としては、その、どちらかといえば、そなたのようだと、思ったのだが。 たしかに、この様な事は面と向かって言えぬな。 私としたことが。 （作者註：照れてます。ジュリアス様。どうやら。） 関係ない話をしてしまったな。 （作者註：これまでも十分関係ないやりとりしてなかったか？べつにいいけど。） 今回の問題は （中略） まだ、本調子ではないのであろう？くれぐれも無理はしないように。 では、いつものように。 ―――ジュリアス

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数週間のやり取り割愛
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ジュリアス様！聞いて下さい！ 昨日ジュリアス様から送って頂いたお力でエリューシオンはちょうど半分まで発展したんです！ ありがとうございます。 ご存知ですか？エリューシオンに咲く白い花のことを。 あの花は、ジュリアス様から頂いたお力で咲いた花なんです。 小さいけれど、美しく、清らに、けなげに咲いています。太陽の光を一身にあびて。 時々ご一緒するあの花野のように。 いつかエリューシオンもなるといいな、そんなことを思っています。 宇宙を導くって、どんなことなのかしら。ずっと、ずっとそう思ってきました。 けれど、なんとなく、なんとなくですけれどあのエリューシオンを大切に思う気持ちから、それが解ってきたように感じているんです。私。 でも、最近反対に思わなくもないんです。 女王様になるって、それって、#ジ#リ#####逢##な### 　　　　　　　　　　　　　（註：塗りつぶした痕。解読不可） 大変なことですよね。 （中略） 解いた問題はいつものページに。 ―――アンジェリーク

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