たにだです。

去る8/8に行われた福岡予選大会において幸運も重なり準優勝の栄誉に輝くことが出来ましたので、経過を報告させて頂きます。

場所は天神の某ビル9F。参加者はプレイヤー約40名。観戦者15〜20名。プレイヤーは20代の学生・社会人が中心。女性セプターも5〜6人はいました。運営は発売元のメディアファクトリー。 マシンは全部で9台。3〜4人戦を2回勝ち抜けば本選出場権が得られるしくみである。2回戦を勝ち抜いた4名はさらに九州No.1を決定する闘いに参加。

[一回戦]
試合に先立つ抽選にて松岡氏と同ブロックであることが判明。この時点で私としては終戦を覚悟。なぜならばここ一週間の模擬戦にて松岡氏にはまるで勝てておらず、前日も大敗を喫したばかりで殆ど自信喪失状態。 とりあえず配置制限のあるクリーチャーを減らす対策を講じて大会に臨む。

一回戦は3人対戦。序盤松岡氏の手札に「ライフフォース」を確認。快速周回系の私としては打たれるとこれほど嫌なカードはないが、松岡氏の温情からか使用は留保。 そんな中「ドレインマジック」を2枚引いた私は公平(?)に二人から生血を吸う。恩を仇で返す鬼畜な男である。

中盤はクリーチャーの配置とサイコロの目に恵まれて割と順調な展開。途中ムウ氏の「フュージョン」にて拠点の一つを奪われるも、松岡氏との淡々とした領地拡大戦を展開。

勝負の行方は29ラウンド。私の引いたカードは「リコール」。あと4マス進めば砦に到着という状況でサイの目は「6」。 30ラウンド目で城に戻り目一杯増資。総魔力は8000Gを超えなんとか競り勝つことが出来た。(ちなみに2位の松岡氏も7000近くの魔力！)

「松岡氏の温情」と「カードの引き」そして「サイの目」に助けられた幸運な勝利だった。

[二回戦]
二回戦の相手は門司の店舗大会でシード権を獲得したカッパ氏、そしてロラン氏の3人戦。またもや知人が同ブロックとなりやや辟易気味の私。

序盤は西のエリアでカッパ氏が火属性の連鎖を構築。当初西エリアで「ミルメコレオ」を配置した私だが、ここは二人で潰し合うことを恐れ、急遽東エリアに風属性の連鎖を築く作戦に変更。 あとはシャッターで公平(?)に二人の「パーミッション」を破壊。快速周回作戦に出る。

中盤。カッパ氏は「ケットシー」に大幅増資。東エリアの連鎖だけでは追いつかないと判断した私は西エリア城の隣の「ミルメコレオ」二体に集中増資(途中一体はジーニーに交換)。 誰かが止まってくれることを期待した博打である。これでだめなら「リトルグレイ」で「ケットシー」に特攻をかけるしか打つ手なしの状態。

終盤。ロラン氏は城横の私の土地に停止。そこで得た魔力を元に増資した隣の土地にさらに止まるという幸運が重なり、カッパ氏を寄り切った。カッパ氏は最後まで判断ミスらしきものがなかった。

[決勝戦]
二回戦を勝ち上がった時点で本選出場の権利が確定しており、割と気持ち的に楽な状態。今回は知人縁者もいないし思い切りぶつかるのみである。

決勝戦はヘッドホンをかけた状態での対戦。微かに主催者による解説の声が聞こえる程度で、多くのギャラリーの声も届かず、却って落ち着いてプレーが出来た。 また対戦者全員が早打ちであり、ハイテンポな展開も私にとっては嬉しかった。

序盤。開始早々に「ジャッジメント」をくらい、精神的に立ち眩みを覚える。 なんとか周回回復で立ち直った私は西側風エリアに連鎖を構築。今度は相手の「ジャッジメント」「ドレインマジック」を警戒し、魔力を土地価値の上昇にすぐさまつぎ込む。 ただそれが却って相手の警戒を招き、「リムーブカース」を打ち込まれる結果にもなる。

中盤。ルマー氏が城近辺に土属性の連作を構築。運良くその隙間に「ミルメコレオ」を配置することに成功するも、「バンパイア」の移動攻撃2回によりあえなく撃破。 これまでの対戦では「ミルメコレオ」を配置されるとあきらめてしまうプレーヤーが多かったが、彼の執拗な潰しには稲妻を打たれたような衝撃を覚えた。

終盤。さあ氏が東エリアに水・火属性の連鎖を構築。しかも目立たないようにレベル3程度に均等に土地レベルアップを実施。 私の土地も「リムーブカース」によりむき出しの状態ではあるが、クリーチャーの連鎖と「テレキネシス」が牽制となり、相手の「アンサモン」は未発の状態である。

最終30ラウンド。ルマー氏は「カオスパニック」を発動。城に戻り、土地のレベル上げを行なう。私は西エリアの連鎖地帯に飛び込み、全魔力を土地レベルアップに投資する予定が狂い、城に逆戻り。 ここで相手の高額土地に止まり、「リトルグレイ」による飛ばしを狙うもサイの目に嫌われジエンド。 結局1位のさあ氏には600Gほど届かなかった。最終的には1位から3位まで700G差の接戦だった。

[総評]
今大会では「カードの引き」、「サイの目」に恵まれた。また私の苦手な妨害系のスペラーとの対戦も殆どなく、土地獲得合戦に終始できたのも幸運であった。 一方、松岡氏、カッパ氏といった馴染みの相手と戦う結果となったのは辛かった。決勝の対戦者と比較しても彼ら二人は全くひけをとらない腕前だっただけに残念である。

また、今回の大会に向けてスパーリング相手になって頂いたじょにー氏、こうぴ氏、松岡氏。3〜4人戦の実戦機会を与えて頂き、感謝しております。

[本戦にむけて]
大会直後の松岡氏、カッパ氏、ルマー氏の雑談を聞いて、その理論武装度の高さに感服しました。まだまだ直感に頼ってプレイする私としては大いに参考になりました。 とりあえずは大会マップが判明次第、イメージトレーニングをする予定。また皆さんの知恵をお借りするかもしれません。

また主催者に東京滞在の旅費・宿泊費を出してもらえるという望外の幸運がありましたので、前の日に休みをとれるようにしたいです。 9/15の本選では九州代表として恥じない試合ができるよう日々研鑚する所存です。