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セプターズカップ福岡予選


第3位ルマー氏のレポート

[出場が決まって]
8/3、福岡県筑紫野市二日市の仲間のアジトの元へメモリーカードもって修行の旅へ。 対戦を重ねた結果「自分のブックは内容を知らない相手になら強い」と確信する。

当日。朝の4時まで調整していたのに8時に目が覚め、またブックをいじる。迷っていたフュージョンを採用、ジャッジメントを外し、カオスパニックを2枚に。 普段は出掛ける時でも黒Tシャツとジャージしか着ないのに、何を勘違いしたかモードシャツ&黒ジャケットを着込む。 気温31度、行きの電車で気分が悪くなる。受付後、先日のJJB女史邸対戦会での皆さんの出場を確認。少しやる気を取り戻したが・・

[一回戦]
7ブロックの席に行くと、何やら様子が尋常ではない。 なんと対戦者3人ともじょ、女性!むさい男どもをなぎ倒すのみの修羅の道を歩んできた自分には初めての状況である。 「負けるわけにはいかない」と「負けたらみっともない」というダブルプレッシャーをいきなり受ける(護符価値40%減)。 両手+αに華などと言ってられない精神状態の中、対戦開始。

「女だから」となめてかかるつもりは全くなかった。いやさちょっとでも油断したら絶対に負ける、と思いながら慎重にプレイしていくつもりだった。 よしかげ女史、YON・S女史、さちこ女史の手札にはイビルブラストだのアンサモンだの果てはホーリーブライト、アシッドレインまで登場し、「これは絶対に甘く見てはいけない」と確信。 全員自分の地属性とはかちあっていないもののクリーチャーの引きが異常に悪く、キーポイントの城の周りも全然取れずジリ貧状態が続く。 不穏な空気がモニター上の「7」のパネルを何度も倒す。

中盤、我慢がきかずランドプロテクト2枚を切り捨ててのリンカネーション。なんとか戦線復帰は果たすが、ランドプロテクトはもう無い。無理なレベルアップはできなくなる。

終盤、トップのYON・S女史がジーニーを城から2マス目に配置、レベル4にする。その横には我がミューテーションデコイ。2回移動で回数を削るがもうすぐ終わる。 4位のさちこ女史のアンサモンがトップのYON・S女史を直撃し、逆転可能になる。そして29ラウンド、ショップにて運命のカオスパニック発動。 スクロールがジーニーの元にやってくることはなく、ついに逆転成功。本当に苦しい試合であった。咽が乾いた。

目指せ王国 30ラウンド終了時
順位 セプター 魔力 枯渇
1 ルマー    
2 YON・S    
3 よしかげ    
4 さちこ    


[二回戦]
対戦相手は横の6ブロックで東京から参戦のmwoせぷた氏を破ったよが氏と、天神ベスト電器大会優勝シード・ユウキ氏。 3人になればその分領地拡大は楽になるので1回戦よりは楽に臨めたが、ユウキ氏は松岡氏を破った兵(つわもの)、一筋縄ではいくまい、と思いながら対戦開始だが・・・

よが氏は序盤からユウキ氏徹底マークの態勢に入り、ライフフォースをかけまくる。ユウキ氏はクリーチャーを思うように引いてこれず、足止め状態が続く。 自分は漁夫の利状態でスイスイと連鎖を増やし、分岐にHP70+ランドプロテクトのグリーンモールド、ショップ横に第2エース、ガーゴイルをセット完了。

中盤、独走はさせるまいとよが氏のスペルの矛先がこちらにも向かう。ハウントを喰らうが、ごく普通に連鎖を増やしてくれるCPU。 そしてスワップスペルでパーミッションとリンカネーション、ハンドカフスを持っていかれるが、もらったのがある意味で勝負を決めた2枚、オーディンランスとテレキネシスである。

西の地は低レベルなものの我が領地、そのど真ん中にユウキ氏のリトルグレイが降臨!バンディクートがさらわれる。 その横はレベル2ウーズだが、その2つ横に控えるはレベル4グリーンモールドである。悪い予感が適中し、グレイが移動。 ウーズまで飛ばされたらいずれグリーンモールドも飛ばされてしまう、とオーディンランスを賭けで使用。 神に祈る姿がオーバーアクションだったのにCPUが同情、「効果がなかった」・・八つ裂きにされるリトルグレイ。

その後、リムーブカース→29ラウンドにテレキネシスでグリーンモールドを移動され不穏になるも、 手札にはもらったテレキネシスがそのままであった。しかしよが氏はスワップスペルを再度引いてきた。 ここでよが氏にテレキネシスを取りかえす冷静さがあったら負けが決まった。「替えるな・・」と祈り続け、その祈りは天に通じた。おかえりカビ。東京行き確定。

ユウキ氏はよが氏に徹底マークされて動きを止められたこととクリーチャーの引きが悪い状態でリバイバルを使ってしまったことが敗因だと思うが、 リムーブカース+アンサモンとジャッジメントを持ち続けるフォームは脅威以外の何ものでもなかった。やはり咽が乾いた。

目指せ王国 30ラウンド終了時
順位 セプター 魔力 枯渇
1 ルマー    
2 よが    
3 ユウキ    


[決勝戦]
ヘッドホンをつけての対戦は確かに集中できたが、選択のクリック音がかなりのソニックウェーブでとても耳にやさしいものじゃなかった。

序盤、クリーチャーの引きはいつになくいい。やっとこのブックの本領発揮と息巻いて西の地を着々と占領していったが・・・何かがおかしい。 10ラウンドあたりで早くもNo.1エース、ヴァンパイアを召喚し危険分子のミルメコレオを排除、西の城近辺は独占状態になったのだが・・パーミッションを引いてこない。全く引いてこない。 保険のホープとリンカネーションまでも引いてこない。アイテムはほぼ出尽くしてしまった。

その間に対戦者にヘイスト、ホーリーワードX、リコールが出るわ出るわ、着々と周回を重ね、ウーズ&ヴァンパイアの拠点をあっさり飛び越え、連鎖も拡大してゆく。 3周くらい遅れてしまう。途中何度も「遠征に出ねば」という危機感に見舞われるが、西の風には既にたにだ氏の拠点が完成している。 これにはまったら敗北決定、そのうちパーミッションくらい引くだろう、とひたすら城の周りをうろうろしていたのだが、それでも引くのはデコイにウーズにバンディクート。 20ラウンド頃になって仕方なく東の火の連鎖のために遠征に出たが、完全に手後れだった。 パーミッションの1枚目がやってきたのは23ラウンド、続けてホープ、そしてやっとリンカネーション、という最早如何ともしがたい引きに悩まされた。差の開いた3位のままターンだけが過ぎて行く。

運命の30ラウンド。本日2回目の、同じ場所からのカオスパニック発動。ヘッドホンを通してもギャラリーの「お〜」というどよめきが聞こえた。周回。手持ち魔力は1000G近くある。 レベルアップ可能なのは城の横のレベル3ガーゴイル、ランドプロテクトレベル4ヴァンパイアだったのだが、順番が2番目の自分は反射的にその後のアンサモンの引きを恐れ、ヴァンパイア増資の安全策を取った。 その1秒後「しまった!」という叫びがわき上がってきた。ガーゴイルをレベル5にすれば、960*1.2(5連鎖)=1152G総魔力が増え、少なくとも2位にはなれたのを、640*1.2=768Gの増加にとどまりたにだ氏にも微差届かなかったのである。

しかし現1位のさあ氏がラウンドの最後だったのだが、カオスパニックによりダイスが「4」ならば我がヴァンパイアのもとに止まり、大逆転というオチも実はありえた。 さあ氏の手札にはパーミッションとホーリーワードXがあった。自分は「絶対ホーリーワードXで逃げられて終了」と諦めていた。しばらく考えた後さあ氏はパーミッションを使った。 「4!」「4!」心で連呼しまくったのだが、もはやチキンプレイで機を逃したセプターにカルドラ様が微笑んでくれることはなかった。 しかも追い討ちをかけるようにさあ氏はガーゴイルの土地に止まり、平然と256G払ったのであった。夜、寝言で「ガーゴイルだろ!」と言ったに違いない。それくらい悔いの残るミスだった。 お茶を持ち込んでの決勝だったが、終わった時には咽が乾いていた。

目指せ王国 30ラウンド終了時
順位 セプター 魔力 枯渇
1 さあ 6327  
2 たにだ 5812  
3 ルマー 5577  
4 ブレイブ 1119  


[感想戦]
予選終了後、松岡氏、たにだ氏、カッパ氏を交えてロビーでえんえん今回の戦略について語り合い、午後7:30頃ビルの警備員に「もう終わったよ」と追い出される。

[総評]
自分もスペラーに当たらなかった分ラッキーだったのかもしれない。 一応バリアーとライフストリームを仕込んだのだが使うことはなく、逆にバリアーとヘイストの相性の悪さを露呈することになった。 各対戦者とも「自分のスタイル」を持ち、それを貫き通す姿勢に感服した。 結論。移動系スペルはあらゆる局面で強い、やっぱり。

[全国?]
やるだけのことができるのかどうかもわからないので、あとは対戦での冷静な判断とかミスをなくす、とかの面で精進するしかありません。あとは出たとこ勝負でいきます。

ただ、出るからには、対戦した皆さんの魂を背負うつもりで博多っ子(歴7年)の心意気を見せてきます。ポーカーフェイスで、たまにオーバーアクションで。


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