足元に転がる革の固まり。
芋虫のようにうごめくそれは、先程まではあずさという名の生意気な小娘だった。
排泄する瞬間まで人目に曝し、力無くうなだれるあずさをさっさと拘束する事にした。
この奴隷の為に造らせた、革の衣装。
いや、衣装というよりは革の寝袋に近いかも。
床に置いた革袋のジッパーを下げて開く。
真新しい革の匂いが鼻腔をくすぐる。
いい匂い...。
思わずうっとりとしてしまった。
「あずさ、裸になってこっちへ来なさい!」
私の声に、あずさの肩がビクっと震える。
かなりショックだったみたいね。あれ程反抗的だったあずさが大人しく従ってるわ。
「ここにうつ伏せになりなさい」
大きく開いた革の袋を指差してあずさに命じた。
は...はい...」
のろのろとあずさがうつ伏せに寝そべる。
あずさの腕を背中にねじ上げると、革の手枷を巻き付け枷同士をナスカンで連結した。
「ううう...」
私が拘束する間もあずさは抵抗らしい抵抗をしない。
引き締まった健康的な体を、うつ伏せに横たえたままじっと目をつぶっている。
私は、あずさの足元のジッパーをゆっくりと引き上げはじめた。
寝袋のような形を取り戻し、あずさの体を包んでいく。
お尻の辺りまで閉めたところで、手を止めて傍らにあった小さなカプセルを手にした。
排泄物のこびり着いたままの尻肉をかき分け、小さな窄まりにそれを押し込む。
「ひっ...いや...」
あずさが弱い悲鳴を上げた。
それを気にせずにジッパーを閉め、あずさの体を包んでいった。
完全に閉め終わったところで、各部に付いた拘束用のベルトを引き絞る。
「ぐぅぅ...」
苦悶の表情を浮かべて、あずさが呻く。
すべてのベルトを閉め終わると、あずさは首から下を革袋に包まれてしまった。
「ふふふ、良い格好ね。後はこのマスクを被せれば完成よ」
「いやぁ...ううぅ...」
「可哀想だから鼻のフックはとってあげる」
弱々しくかぶりを振るあずさの鼻を釣り上げていたフックを外し、手にしたマスクを拡げて
命じた。
「ほら、口を開けなさい」
「ふあ..あぐぅ!!!」
少し口を開いたところで、マスクの裏に取り付けられた革の固まりを強引に押し込んだ。
そのままマスクを被せ、後頭部のジッパーを閉める。
「んんん!...んふん...」
鼻の部分の小さな穴しか開口部のない全頭マスクに包まれたあずさが、恐怖の余り声にならない叫びを上げ、あたまを振りたくる。
そんなあずさを無視して、スーツの首の部分に有るジッパーを閉じると、全頭マスクは寝袋と一体になった。
スーツと連結された全頭マスクは自由に動かず、動きも僅かな物になっている。
さすが美希、このマミースーツは良い出来ね。
革の固まりと化したあずさに見とれてしまった。
「んんぅ...んぐぅ...」
革のギャグに塞がれた口から、弱々しいうめき声がする。
「ふふふ、気持ちよさそうね」
僅かに身じろぎするしか出来ないあずさを見下ろす。
すぅ〜、ふ...
生意気そうな表情を包む革の全頭マスクに空いた、呼吸用の穴から微かな音が洩れる。
結構手間取ったけれど、こうなってはさすがに何も出来ないわね。
綺麗に磨かれた赤いハイヒールの爪先で、黒い革に包まれた頭を軽くつついてみた。
「んんんぅ...」
一瞬身を震わせるが、観念したのか反応も大人しい。
私はあずさの耳元に唇を寄せ、マスク越しに聞こえるように言ってやった。
「今日はゆっくりおやすみなさい、明日から本格的に調教を始めるんだから」
「ん...ん...」
「あそうだ、さっきお尻に入れたお薬は、お尻で気持ちよくなれるお薬よ。少しは楽しんでちょうだい。じゃあね」
「んんん!!!」
あずさは拘束された不自由な体をくねらせ、抗議のうめき声を上げた。
そんなあずさを無視して、立ち上がると出口に向かった。
鉄のトビラを閉めながら、あずさの方を見ると何か訴えるように呻きながら身悶えしていた。
そろそろ薬が効きはじめたようね。
「ふふ...明日からが楽しみね...」
口元に自然と笑みが浮かんでしまう。
私は、あずさを独り残したまま地下室を後にした。
放置のまま