<リハーサル>
1万人とは,数ではない。
人間の大きな力を意味するのだと,思うのです。
今年の「一万人の第九コンサート」のチラシに書いてある言葉です。
その大きな力をあらわす日…それが明日に迫りました。
12/6,総合リハーサル。くもり。大阪城ホール。
<出張>
今日の午前は,なんと,大分!
そう,お仕事で前日,大分に出張していたのでした。
11時過ぎの飛行機で,12時過ぎに伊丹空港。
一度家に戻ってから,友人と待ち合わせているIMPビルへ「徒歩」で。(^^;;)
終演後の打ち合わせなどで時間を潰して,16:00前かな,大阪城ホール入り口へ。
結構な数のひとが集まってます。
でも,この混雑の中,顔見知りの方々と会うんですよねぇ〜。不思議なもんです。
#そして,声をかけてくださったりしてくれるんです。ホント,Freude!ですよね。
今日は座席指定ですから,ホールに入ってからはバラバラとなります。
小生は…チケットチェックを受けるところなんですよね。(^^)
<恒例の>
定刻?になって,事務局からの連絡事項。
録音,撮影厳禁。携帯電話はOFF。明日は座席移動があること。などなど。
そして,発声練習です。
清原先生,ピアノは三輪先生です。
ぐーっと伸びて,肩を首を回して。そして恒例の「一万人の肩叩き」。これ,壮大ですよね。
ピアノの音が変わると逆向きに肩を叩く。「ほらほら,音,変わってますよ!」
あー えー いー おー うー の発声練習,でしたっけ?
上に,上に声を飛ばすようにすること。そして,Freude
と Seid の発声をやりました。(よね?)
それにしても,清原節,冴えてますよね。ファンがつくの,理解できます。
<リハーサル,いや,合唱指導>
発声練習を終え,オーケストラの面々もやってきます。
いやがうえでも気分は高揚します。
そして,佐渡さん,登場。茶色っぽいTシャツ姿です。
最初っから,合唱団に一言。
「緊張しないで。明日,一発で決めよう。オケもどんどんよくなってるから。」
「合唱団のみんな,ティンパニが入って,皆さんが立つところあるでしょ。一斉に立つタイミング,合わせて!
荷物置いて,コート置いて,ってしないように」
#そう,去年はホントに怒られましたからね,この部分。
リハーサルとはいうものの,第4楽章の92小節目からです。コントラバスが静かに聴かせるところです。
どんどん進んで…その合唱団が立つところ,いつもながら,カーーーーっとライトが照らされるところ,
ドキッとします。
バリトンソロが Freude ! ,そして男声,Freude
!
いきなり止められます。
「一万人,スゴイなぁ。それはわかったけど,そんなんちゃうやろ?もっと出せるでしょ?」
ってことで,Freude ! だけ,練習です。「そう,それ!」
次は,313小節 Gの部分,「ビートを出さないと,合わないから。」
そして「vor Gott ! のところ,最後,”おっとぅ!”」
ここはさすがに長いですね。でも,残響がすごくきれいです。
どんどん進みます。
543小節,M。
「ここは悪くなかった。けど,湧き上がる何かが足りひんな。練習でやった”びゅん,びゅん”ていいうのをオケと感じて!」
631小節。
「nieder,慌てないで。そして,”ぶたまん”のように”ほわん,ほわん”,あ,小籠包やったな」
「この後の,Milionen ! 声色変えて,問い詰めるように!」
「ここ,大事なところやから,もう一回!」
と,繰り返しの練習です。
639小節。
「Such' ,コーラス,よかった!」(^^)
#おぉ!コーラスが褒められましたぞ!
「オケは,その前の Welt ! と Such' の落差を出して」
655小節,フーガ。
聴いてると,微妙にずれてるんですけど…まぁ,しゃーないか,って感じなのかな?
「アルト,Milionen は,”みっ りっ おー ねん”,ソプラノは慌てない」
730小節,R。
「Ihr sturzt は,ようけ言わなあかんから大変やけど,もう少しためて。テノール,危ないで!」
それと,聴いてるとテノールの Ahnest 〜 のところ,クレッシェンドしてますよね?
確か,「クレシェンドしない!」って言われたように思うんですけど…一人だけがんばっても多勢に無勢…(--;;)
そして,Bruder ! 「呼びかけるように!特に1回目!」
この説明のとき,「(招聘奏者の方に)発音,直されたけどね(^^;;)」
「オケも,コーラスの Bruder ! っていう呼びかけに対して”はい!はい!”って歌って(演奏して)!」
795小節,S。
「Deine Zauber Deine Zauber って集まってくるところ,しゃべって,喋って!」
855小節,Prestissimo。
「ネジ,締めるところはしっかり締めて!」ということで,アクセントをつけるところ,練習です。
Seid umschlungen Milionen ! Diesen Kuss der ganzen Welt ! でしたよね?
一通り終わって,佐渡さんの講評(?)です。
「コーラス,いつも前日はあかんのに,ええやん」 (^^)//゛゛゛パチパチ
「男声,今年はいいね。」さらに(^^)//゛゛゛パチパチ
「合わせるという意識,絶対持ってて。各自,一人一人がテンポを作っていくこと」
<蛍の光>
「次,蛍の光」
オケも合わせるのははじめてなのか,佐渡さん,指示を出してます。
「お尻の4小節が前奏になるから」ってなことを仰ってます。
「歌,3回あるからね」
え?3番まで歌うの?
たしか,蛍の光って,10数番まであるらしい(よくわかってませんが…)のですが,3番以降は,
歌詞的にちょっと”偏っている”ハズで,一般的には2番までなのに?
この辺りは特に説明もなく,始まります。
フルオーケストラの蛍の光,きれいですね。
でも…コーラス,先走りすぎ。オケと全然あってない。みんな,自分勝手なテンポで歌ってて,
みんながそれについていってるって感じ。ちょっとひどかったです。
#これも多勢に無勢って感じで,最後までダメでした。
3回ある,っていってたうち,2回目はハミングでした。ですから,1番2番を歌えばいいってことですね。
#蛍の光も,ハーモニーにしたいと思いませんか?
<さくら>
さて,今回の目玉,森山直太朗氏とのコーラス練習です。
佐渡さん,オケの面々(ここでは小編成になってます)に,色々と指示を出してます。
これはオケの練習ではあんまりやってなかったのかな?
そして佐渡さんに促されて,森山氏,登場。開口一番,
「選ばれし,合唱団の皆さん!」
#いやぁ,言うことが洒落てますね。(^^;;)
#確かに,今年は”選ばれし”なんですけどね。(^^;;;;;)
出て来たときは,正直言って,「そこらにいてる,にーちゃんやがな…」って思っちゃいました。(^^ゞ
けど「さくら」の歌い出し,アカペラでびしっ!と決めたときには思わず,「おぉ!さすが!」と思いましたね。
#そこらにいてる にーちゃん じゃねぇ!
そして,コーラスが入ります。
お,結構きれいじゃないですか。でも,森山氏の声が少々聞こえにくいかな,コーラスが大きくて。
でもやっぱり難しいですね。楽譜を見ながらでいいのがせめてもの救いでした。
2度ほど合わせて,「さくら」の練習は終わりました。
森山氏,「明日は全世界から”うるさいぞ”いわれるようにしましょう,”特に関西はうるさい!”って」
いやぁ,みんなを乗せてくれます。結構楽しいヤツですね,彼は。
<補習?>
コーラスは,若干,居残り練習です。再び清原先生登場。
手の動作を入れて,声を上に飛ばす,を繰り返しやりました。そして,残響を味わう事も。
「さくら」の最後,コーラスだけの部分について,
「これから旅立って行く,そういうところですからね。緞帳が上がって行くように!上がったり下がったりしちゃいけません!」
#前途あることを示唆して,終わる。そういう終わり方にしないといけないということか。
#あぁ,なるほど。この歌詞はそういうことなんですね。気がついてませんでした…すいません。
このあと,事務局から若干の注意事項の連絡があり,解散です。
帰りがけ,公式プログラム(普通にいうところの”プログラム”,じゃないよね,これ(^^;;))を購入。\2,500なり。
あれ,\500,値下げなの?
そして,CDとビデオも申し込み…おぉ,今年はDVDもあるじゃないですか。
早速,CDとDVDのセットを申し込み。セット価格\7,200也。一割引なんですね。
送料は別で,\710です。
しめて,\10,410也。大きな出費ではありますが,まぁ,これは記念ですからね。
<楽しもう>
さて,明日の弁当も作らなきゃ…出張,その他諸々で結構疲れました…けど,明日が本番。
頑張らねばなりません。
とっとと弁当作って,さっさと寝ようっと!
とりあえずできる事はやったんで,明日は目一杯たのしむことにしようっと!