<Lesson #3>
'03.9.21 雨もぱらつくような曇り。
台風のせいか,雨のせいか,すっかり涼しくなってきました。
受付すると,アンケート用紙を渡されました。さてさて,今年のお題は…
「10,000人のみなさんに自己アピールを !!」
「あなたの2003年はどんな年でしたか ?」
「あなたにとって『第九』とは ?」
「佐渡さんや,クラスの先生にひとことメッセージを。」
…今年のお題は難しいぞ。ぼやぁ〜っとしたかなり漠然とした設問です。
#ちなみに昨年は「挑戦」,一昨年は「あなたと音楽,あなたと楽器」
#10月中旬まで時間はあるから,ちょいとひとひねりしてネタを繰ろう。
今日ももちろん花月,山本先生とも出席です。
最初はもちろん発声練習。
いつもの「ま」から。”ま ま ま ま ま ま ま
ま まーー”なんですけど,
さいごの”まーー”で息切れしないように。
そして,次の音階に上がった最初の”ま”につないでいくように,とのこと。
そして,最後の”まーー”が大事で,”…まーー”で「歌いきった」,「はよ息すって!」
音階が上がった”ま”を歌う,ってのではなく,次へ次へとつないでいくことが肝要なんだそうな。
つづいて,”ぱ”。でも,今回はちょっとばかし違います。
ぱ
ぱ ぱ
ぱ ぱ
ぱ ぱ
ぱ ぱ ぱ ぱ
ぱ ぱ ぱ ぱ ぱ ぱ
ぱ ぱ ぱ ぱ ぱ ぱ
ぱ ぱ ぱ ぱ ぱ ぱ
ぱ ぱ ぱ ぱー
という具合に三つ目の山(音階)が高くなってます。
こちらは毎度のことながら,何も考えずに頭を真っ白にして軽快に。
あごが疲れてきた頃に,発声練習が終了。
#これ,結構きついっす。
#なんでも,イタリアの ほにゃらら音楽院 での練習にあるんだそうな。
<ビシッといけぇ!ビシッと!>
さぁ,今日はどこからかな…なんて思ってると,先週のおさらい,P28,595小節目から。
う〜みゅ,先週はよっぽど出来が悪かったんかいな…?
なんとなく先生と目が合って,「えーと,Andante
Maestoso って何ですか?」と訊かれる。
「えーと,堂々と歩く速さで」と答える。
#ふっ,これぐらい答えられてとーぜんです。
#なんたって,横に書いてあるんですから…(笑)
#しかし,この局面でいぢられるとは思わなかった(^^;;)
最初の Seid は,びしっと合わせること。でもこれが,なかなか合わんのですよね。
597小節目の Millionen は音程が上がるとともに
sf が付いてるんで,これもバーン!と
出なくてはならないところです。
曰く,「『見たかっ!』って感じで!」
601小節目の ganzen も ff がありますから,同じような感じに歌います。
そんなもんですから,棒を振る先生の振りもかなり大袈裟なものになってます。
「はぁ,はぁ…僕が暴れんでも,やってください!」
何度かやるうちに,揃うようになって,アルト,ソプラノの両パートから拍手を戴きました。
<ぞわぞわぞわ>
続いて,アルト,ソプラノが入ってきます。
「…はっはっはっ,『…ざざざざー』になってる!」
そう,603小節目の Seid も最初の男声と同じく,びしっと合わせるとともに,f を意識しないと
ダメなんですね。自信なげに出ないもんですから,びしっと合わずに『…ざざざざー』になる…。
「自信をもっていきましょう!」
これ,大事です。
けど,なかなか出来ないんですよね。最近になってようやくちょこっとだけ余裕が出てきたことも
あって頑張る様にしてますが,「あれ?いいのかな?」ってな気になってしまうんですよ…
そして,606小節目からの Diesen ,608小節目の
der も同様です。
何度も繰り返すと,さすがに合ってきますね。ヴォリュームも相応に出てきていい感じです。
発声練習のとき(だったかな?)に言ってた「残響を意識して声をだす」というのが,
効いてきそうなところでもありますしね。
男声だけ,女声だけと分けて合わせる練習。なかなかきれいなもんです。
それぞれがそれぞれに拍手!
<パーツはいいけど,通すと…>
このあとも,ある意味ではおさらいです。
#先週は軽く流した感じでしたしね。
P30,611小節目から。
出だしには,f やら ff ,sf なんかはないんですが,前のつながりと言うか,この後の
流れと言うか,sf があるような歌い方になってしまいます。
614小節目の Sternenzelt の zelt ですが,休符の前まで引っ張ること。それも,
「つぇーーーると」ではなく,「つぇーーーえるとぅ」ぐらいの発音なんだそうな。
そして次の mus ein lieber は,「むーす,あいん,りーべぇる」ではなく,ein
の前に mus の
s をつけるくらいのつもりで,「むーー さぁいん りーべぇる」こんな感じかな?
長い音符が続くんで結構つらいんですが,苦しく聞こえないようにしないとダメです。
619小節の Bruder のあとは,高いところが続きますが,
「顔がよければ,声は出ます!」
「ダメと思わないこと,絶対歌えるようになるから!」
#でも,つらいっす…(--;;)
620小節目,休符の後の uberm の出だしですが,ソプラノ以外のパートが早く出るんですが,
これがすっきり決まらない。「ここ,強くパッとでないと,意味なし!」
また,uberm Sternenzelt は,ちゃんと発音すること。
「いーべるむ しゅてーるねんぬつぇーるとぅ」
たしかに,急いで「いーべる しゅてーるねん…」って感じで歌ってしまい,「む」が聞こえないん
ですよね。
そして,ここでブレス(息継ぎ)をいれて,sf
とともに mus をバーンとでること。
625小節目の Vater wohnen は,「美少年の声で!」…ってどんな声やねん!(笑)
「では」ってことで,奇数月生まれの人が先ず歌う。
…おぉ,なかなかいい感じじゃないですか。先生も「すばらしい!芸術です!」
#なにやら,「エッヘン!」って感じになりますね。(^^)
続いて,偶数月生まれの人。
これもなかなかのもんです。間近で人が歌うのを聴くのもいいですね。
このあと,P28,595小節目から通して歌います…まぁ,頑張ったつもりでしたが…
「…ははは,息切れのまま休憩です」
<覚えて,引っ張られずに>
後半戦,どんなことやったっけ??(←おい!)
いきなり,P25のMからさらったのかな?
とにかく,これまでの練習内容でP25,M,543小節目からP31,626小節目までが
通して歌えることになったんで,通して歌うことになりました。
少し前からピアノが出て,Mに入ります。
どのあたりだったでしょうか,止められます。
「んー,やりだすと課題が出るなぁ…」(苦笑)
#いかん,その課題どこだっけ…手直しされたところどこだっけ??(--;;;)
「思いきって,いい顔,いい心,いい姿勢で歌う。間違えてもいいから,前見て!
信じてたらいいんです,信じてたらそれが正解なんです!ほんまですよ」
今年初めて歌う人にはちょっとつらいでしょうね。信じるものがなかったりしますから。
練習テープやCDを何度も聴いたし,楽譜を何度も見て覚えるようにしましたが,
そらでそれらしい歌詞を歌えるようになったのは,もう少し先だったような気がします。
#でも,今となっては,間違って覚えてるところもあるような気が…スレてるなぁ(笑)
#そんでもって,それを信じてたり。←あかんがな!
それにしても,このM,毎度のことながら鬼門です。
パート毎なら,難なく歌えてる(ような気がする?)んですが,全体だとやっぱり右手の方に
引っ張られてしまいます。543〜550小節目はほぼ確実に。(^^;;;;;)
551小節目から持ちなおすんですが,559小節目からがまたダメ…
ここはこれが2回繰り返されるでしょ,なもんで,このあたり,トーンダウンしてます…(--;;;;;)
<覚え方?>
今日は集合写真の撮影があります。ですから,若干早く終わるとのこと。
とはいえ,初出のところに入りました。
「残り11分です,皆さんなら出来るでしょう」って山本先生のお言葉を受けて,
スタートです。
P12,E,285小節目から。
先ずは,単語の発音から。まぁ,この辺は特筆するところは無しかな。
288小節目の und は次の小節にまたがって伸ばすので,「うんとぅ」ではなく,
「うーうんとぅ」ぐらいの気持ちでいいそうな。
あと,nie gekonnt , der stehle は,発音がややこしいので,
「えーとね,私(花月先生のことね)は,『にげんこんですてる(逃げ込んで捨てる)』と
覚えてました。なんで逃げて,何を捨てるのかは…なんでもいいんですけどね」
なんだそうです。人それぞれの覚え方があるってことで。
さすがに時間が乏しく,単語の発音だけということになりましたが,まだ,若干時間があります。
<コツって?>
「じゃぁ,早く終わるお詫びってことで…」
冒頭のバリトン ソロを披露。P10,D,257小節に続きます。
#今年は大サービスですねぇ。去年は結構出し渋ってたのに…
#もしかして…歌いたいんですか?
#大歓迎!
男声コーラス,”Freude!”まぁ,いい感じです。
大変なテノールの上がったり下がったりもまぁまぁかな…ってうちに,我が道を行くテノール…f(^^;;;)
「大事な大事なコツを言うのを忘れてました!」
「指揮を見てください!」
テノールだけ,やりなおしです。
そして,そうこうするうちに,時間となりました。
<え?なんで知ってんの?>
集合写真撮影では,あんまりいいポジションは取れませんでしたが,まぁ,いいでしょう。
写ってることに間違いはないし。
それよりもスナップの方で写りたいもんですな。この後も,何度か機会があるんでしょうかね?
退場するとき,こちらに向ってくる二人連れ…で,声をかけてくる。
「****(とりあえず匿名にしておきます)さんですか?」
んー,記憶を総動員するが覚えなし。(近頃,その記憶が怪しかったりするが…(笑))
「某BBSで,HNが m (念のため匿名にしておきます)なんですが…」
はいはいはい,存じております。…けど,なんで小生の顔,知ってんのよ?!
#う〜みゅ,外で悪いことはできんなぁ…気をつけようっと!
#ってば,悪いことなんてやってないんですけどね。
##特に今日なんぞ,花月先生にいぢられたからなぁ…