<Lesson #2>
'03.9.14 晴れ
暑いですねぇ。
とはいえ,今日は湿度が低いせいか,陽射しをさければ幾分マシ。秋の気配が近づいてきています。
会場に来る前にシンフォニーホールへ立ち寄り,12/28,29,30にある「21世紀の第九」のチケットを
買いました。12/28は目前でD券が完売,やむなくC券を購入。12/29はD券が買えました。
12/30は多分,京都駅ビルの第九があるでしょうから,見送ることとしました。
年末は第九だらけだなぁ…
会場では寄せ書きの用紙があり,早速書き込む。
一番乗りだったんで,ホントに真っ白なところに書き込めました。
例年より,早いような気が…来週は写真撮影だし。
今日は,花月先生,山本先生のコンビ。ちゃんと来られていました。
<笑顔で,なにも考えずに>
やっぱり最初は発生練習から。
「ま」で,レガートで。とにかく,苦しい顔をしない,常に笑顔で。
声が出てなくても出てるように!苦しくなったときこそ,テレビ目線で!(笑)
次は「ぱ」で,先週と同じく3回連続で。
これは,もう何も考えずに,軽やかに。声を出すことに必至にならず,とにかく楽しげに軽く。
「美しく歌う!そう,ソプラノは特にねぇ〜!」
「アルト!…歌えているように見えました(笑)。大変,いい声でした…はい!アルトだけもう一回!(大笑)」
やっぱり発生練習すると違うもんですね,なんとなく,気分もそれらしくなって,気合が入ります。
#あれ?レッスン風景の写真を撮ってるぞ?
#うーん,写してくれるかなぁ??
<我が道を行くから屈辱的?>
先週のおさらいからです。
P9,男声の Freude ! です。
いきなり,「はい!」と言われても,なかなか出ないんですよね,声。
「元気,ないなぁ。『おいで!』ぐらいに,『お』から始まるつもりで!」
「丸くて,太くて,広い,そんな声でね!」
このあとに続くバリトンソロをに引き続き,P10,Dに突入。
止めずに進みます…あれあれあれ…バラバラやん!(^^;;;;;)
「…みんなぁ…どこへ行きましたかぁ?(--;;)」
もう,それは素人目に見ても,見事に外れてました。まぁ,仕方のないことでしょう,
なんせ,初心者クラスですから…って,おい!おまえはどうなのよ!っていわれそう…
#はい,しっかり外してしまいました…f(^^;;)
「あのね,自転車をゆーっくりとこぐと,こけるでしょ?みんな,ゆっくりこぎすぎ!」
うーん,確かに。でもね…言い訳すると,多勢に無勢,引っ張られるんですよ,どうしても…
パート毎に,そして,全体で何度か歌います。
「テノール,我が道を行き過ぎです…」
#あれ?そうでしたっけ?(←おい!)
リズムを取るのに最初は棒を振ってましたが,そのうちに譜面台を叩いて音を出しています。
そうすると,だんだんと合ってくるのがわかります。
確かに,わかりやすい。もちろん,ピアノの伴奏でもよくわかるんですが,あの「チン」ってな
単純な音だと,タイミングを取りやすいんですね。
「…んー,叩くと合う。振ると合わない。指揮者としては,屈辱的です!」
「前向いて!ウソでもいいから,何語でもいいから!」
あと,261小節目の Alle の le が遅れているとのご指摘。
<トホホな…>
続いて,同じくおさらいです。P25,543小節から,Mです。
出だしはなんとか。でも,そのうち先生の顔がびみょーににやけてくる。
「消極的過ぎ!自信をもって,歌えなくても歌えるような顔して!」
「はい,アルト!自信をもって!声が一番美しいのがアルトなんです。実は大学時代の恋人がアルトでして…」
#やっぱり,今年もアルトが突っ込まれますねぇ…(^^;;)
ここでは,特に sf に注意すること。550小節目Elysium
のあと,558小節目 Heiligtum のあとは,すぐに切ること。
そして,初出の箇所,P26,559小節目から。
561小節目 binden は,「びんでん」ではなく,「びんでぇ」ぐらいの気持ちで歌う。
566小節目の streng geteilt の teiltはすぐに切ること。というのも,続く
alle のためにブレスを入れるためです。
570小節目の Bruder は,sf を意識するとともに,B
と r を前倒しで発音するくらいの気持ちで。また,Bruder
は,
大事な言葉なんで,特に意識しておくことが重要です。
574小節目の Flugel weilt の weilt は少し長めに引っ張る。
そんな解説と指導があって,パート毎に練習です。
ソプラノはそつなくこなすんですよね,これが。まぁ,ある意味,一番耳馴染みの旋律ですから,歌いやすいとも…
#くそっ,ソプラノめ,今年も引っ張りやがって…(--;;),どうしてもソプラノの旋律に引っ張られる…
#今年もソプラノと戦うぞ!(笑)
次はアルト。
最初に先生がお手本。「アルト…あー簡単!」
そして,アルトパートが歌います。
「すばらしい!あと20年もやれば!」
「アルトォ!ちょっと可愛すぎ。歌い出しは35歳,終わりは14才!」←あのぉ,褒めてるんでしょーか??
「いい顔してると,声も出てくる!」「えーとね,実は高校時代の恋人がアルトでして…」
今年もトホホなアルトです。
「ここはね,山場が続くんです。次に,もっと次にって。でも,しんどい顔をしないこと!声がなくなったら,
カメラ用の顔で!スポーツでも速い選手はスタイルがいいでしょ?そう,それと同じ,いい顔にいい声!」
<あうぅ,酸素を下さい…>
続いて,P28,595小節目,Andante maestoso。Andante
は歩くの意味,maestoso は堂々と,の意味だそうです。
ちなみに,maestoro(マエストロ)はこの maestoso
から来ているんだそうな。
男声の Seid umschlungen から始まります。
602小節の Welt ! はしっかり伸ばす。次に出てくるソプラノ・アルトにかかってもいいくらい。
603小節,女声の Seid はすぐにでること。
608小節の Kus で,4パートが揃える。同じく,609小節の
ganzen でもう一度揃えること。
609小節の Welt ! はしっかりと切る方がかっこいいんだそうな。(確かにそうですね)
先ずは,男声から。
ここの歌詞は「百万の人々よ!わが抱擁を受けよ!」って,芝居がかった歌詞なもんですから,
大袈裟にやって十分なんだそうです。
歌詞はともかく,男声がかっこいいんで,ここは結構好きなところです。けど,高いところが連続して,
歌うにはつらいところなんですよね…
そして,女声が入ってくる。606小節からの Diesen
のところ,アルト→ソプラノ/バス→テノールと
ハモってくるところは,「あぁ,合唱やっててよかったなぁ…」って感じに思えるくらい,好きなところです。
「よかったなぁ…」ってな感じで,ほわぁ〜っとしていると,まだ止まらない。(^^;;)
慌てて男声,Bruder ! と続く。まだまだ続く。(^^;;;;)
そのまま,P31の626小節までいっちゃいました。(;^-^A
#く,苦しいぞ…久しぶりの連続の高い音,酸素がぁ!
先生,「すいません,ここ,やってませんでしたね…わかってましたけど」って,おい!
このあたりは特に注意することは仰ってなかったような…ただ,最後の
wohnen のあたりは,楽譜には
ありませんが少しディミネンドする様にとのこと。
「元気よくいってください!」
所々に sf がありますし,酸欠になりそうなくらい高いところが続きますから,確かに元気よくいかないと
途中で行き倒れてしまいそう…(^^;;)
っと,そうこうしているうちに,お時間となり,練習は終了です。
今日はちょっとつらかったですね。
高いところが連続しましたし,sf やff が多く出てくる山場の
M もやったし。
けど,結構爽快な一日でした。