<Lesson #1>
'03.9.7 晴れ。
いやぁ,今日も暑い。もう汗だくで会場に着きました。11:45頃かな,着いたのは。
知った顔がいらっしゃる。「ご無沙汰です」なんて,挨拶をしながら受付しました。
今年は参加費5,000円。1,000円上がってる。(^^;;)
一万人が参加するから,都合,1000万円の売上アップ。
#うーん,どこに消えるんだろうか…
そして今年も新しい楽譜を買い求めました。500円なり。
表紙が変わってましたが,中身は一緒。裏面にはサントリーの広告がなく,ちょっと残念。
#今年もまた,今年の色をつけていくつもりです。
そういえば,参加証の注意書きに一文増えていました。
「遅刻・早退2回で1回欠席とみなします」
はんこを貰うためだけに,ちょこっとだけ顔を出す人が多かったんでしょうか。
前のクラスを扉の向こうから覗いてると,フーガをやってました。さすが経験者クラス。
っていうか,早すぎ!
前のクラスの練習が終わり,開場。見渡すと,いるいる,知った顔が。
今年はご主人とお嬢ちゃんとで参加される Mさん,昨年まではご家族で参加
してたんですが,今年は子供さんの受験のため一人で参加される
Rさん,
そのほかの皆さんと,ご挨拶しておりました。
<注意事項など>
レッスンの冒頭,MBSの方から,挨拶と注意事項がありました。
・今年は13,936名の応募があった。
・ゲストは森山直太朗,オケは昨年同様ユースオケ,オーストリアからの招聘奏者もあり。
もちろん,指揮/総監督は佐渡裕。
・東京クラスが増えて,合計23クラス。
・写真撮影は9/21,寄せ書きは9/14,21。
・佐渡練は,現時点ではいつになるか不明,調整中。
・12/6にリハーサル,15:00〜18:00予定。
・12/7本番,9:30〜18:00。
・12/23,15:55〜TV放送予定。
だそうです。
<今年も大阪Gは…>
さて,さて,さて。
今年も大阪Gクラスは花月組です。ピアノは山本先生。
花月先生が最初に自己紹介。
なんでも,昨年,オペラに出ずっぱりだったこともあって,その反動で"鬱"だったそうで。
おまけにヘルニア(?)を患ってか,左肩が上がらないんだそうな。
なもんで(多分,キネシオテープの)テーピングをしていました。
「なーに,持ち前の男前で頑張ります!」って仰ってました。
で,ベートーベンの第九。
これは難しい曲で,音が難しい,ドイツ語で発音が難しい,テクニックが要る,
しかも一万人で歌う,というもんですから,
「ま,20年後にちゃんと歌えるようになるつもりで,気長に…」
<発生練習>
最初は発生練習から。
「ま」を音階に合わせて発音します。
まー
まー まー
まー まー
まー まー
まー まー
レガート商法,いや,唱法でそれぞれをつなげて歌う。これが一番大事。
遠くに声を飛ばす,艶やかな声で,のどを閉めない。
だんだん音程を上げていくんですが,苦しい顔をしない,最後までいい顔で!
先ずは声が出なくてもいい,そういう風に歌ってるんだ!という気持ちが大事,
大阪Gは,テレビ映りが一番になるよう!…声が出てないけど(笑)
次は「ぱ」。
ぱ ぱ ぱ
ぱ ぱ ぱ ぱ ぱ ぱ
ぱ ぱ ぱ ぱ ぱ ぱ
ぱ ぱ ぱ ぱ ぱ ぱ
ぱ ぱ ぱ ぱー
ってな具合に,声を出します。(フォントによってはズレますが,ご容赦のほど)
これも音程を上げていくんですが,「とにかく,何も考えない!」というのがいいんだそうで,
それでいて,テレビ映りを気にして,楽しいいい顔で発音します。
一年ぶりにやると,結構大変です。たっぷりと汗をかきました。(^^;;;)
<さぁ!>
ようやく楽譜に入ります。まずは P10,257小節「D」から。
音符に合わせて「ま」で歌います。パート毎に練習です。
テノールは第一音が高く,いきなりさがるんですが,これが結構難しい。
「ここ,テノールは人の5倍難しいからね」
と,何度も練習しましたが,なかなか思いきって声を出せないんですよね。
なんども,「テノール,弱い!」とダメだしされました。
冒頭以外にも260小節目 streng geteilt の ge
,続く alle の a ,
263小節目 wo dein sanfter の de があります。結構大変。
他のパートは,「…上手ですね」とお褒めの言葉を戴いておりました。
次は,歌詞通りに歌うんですが,やはり外国語。一筋縄ではいきません。
binden の「ん」は「本屋(ほんや)の"ん"」のイメージとのこと。
geteilt の語尾は「トゥッ」と意識して, alle
も「アーレッ」,
flugelweilt の語尾も「トゥッ」とするなど,注意することは色々あります。
慣れたところで,「奇数月生まれの方だけ!」「偶数月生まれの方だけ!」
を数度,そして「楽譜を外して顔を上げて!」
これは,間違ってもいいからとにかく声を出す,楽しい顔を作る,ということだそうで,
「形が決まれば,声は後からついてくる! まぁ,20年もかければ…(笑)」
#でも,そういう一面はありますよね。
#スポーツの類だと顕著で,きれいなフォームの人はうまい,強い,速い。
息継ぎは,258小節の終わり,262小節の終わりあたりで適度に。
「ノーブレスだと死んじゃいますよぉ〜」
<やけくそ上手?>
次は,P25,543小節「M」。一番有名なところですね。
ここも「ま」でパート毎に練習です。先ずはソプラノ。
「…上手いぢゃん。けどもっとやけくそになって! この"やけくそ",コツです!
もっと大袈裟に,誇張して!」
次いで,アルト。
「アルト,むつかしいねぇ…もう一度!もっとやけくそに!」
ソプラノ,アルト一緒に。
「おーい,アルトォ!どこ向ってんの?」なんてこと言われてました。(苦笑)
元気がない,と。まぁ無理もありません,初心者クラスの初日ですから,
いきなり全開でカッ飛ぶことはできませんから…
さて,テノール。これも元気ない部類かな。
「もっと自信を持って!懐に\200万ぐらい持ってて,バーン!と散財する
つもりで!」って,わかるよーな,わからんよーな…(^^;;)
とにかく,ここは元気よく出なくてはならないところなんですね。
テノールとバスで一緒に歌う。
「!」「完璧!」…拍手も漏れる。
#おぉ!すごいぞ。
今度は歌詞をつけて歌います。
「さっきやったところと同じ歌詞ですから…」と言ったところで,山本先生,
すかさずフォローを入れます。「…それ,P26の559小節目からです」
ってことで,歌詞の発音からやります。発音に関するめだった注意はなく,
早速,音に合わせて歌います。
出だしの Freude! はアタマの"ふろ"は抜いて"(お)いで"と出るくらいの
つもりで,とかなりダメだしされました。
550小節目の Elysium は短くすぐ切ること。同じく,558小節目の
Heiligtum
もすぐに短く切るように,ということです。
そして,所々に出る"sf"ですが,人をびっくりさせるぐらいに大きく,けど,
のどは絞めずにいい顔で。
なんにせよ,自信があれば全てOK!ということです。(いいのか(^^;;))
ということで,時間切れ。
最後は「D」の復習ということで,バス独唱という前代未聞の破格のサービス付きで歌い,
終わりました。
<おおよその役割>
ソプラノはお姫様。何を言っても聞いてくれる。わがままで結構。
アルトは女王様。そういうソプラノをたしなめる。
テノールは一番の二枚目。もてる。だからそこに戦いが起こる。そしてバスに殺される。(笑)
バスは…殺す,殺される,犯人,悪役,そんな感じ。(^^;;)
#って,あたしが言ってるんじゃないよぉ!
そして,大阪Gは「一番テレビ映りのいいクラス!」を目標に。(笑)