<Lesson #11>
'03.1116,晴れ。
暑いくらいの陽気です。もう11月も半ばというのに…
こんな天気のときは,郊外をぶらっとバイクを転がしたいものです。
前日は,父上殿のPCのHDDが絶命しかけで,急遽,復旧&データのサルベージを行うべく尽力しており,
睡眠らしい睡眠が取れてなかったりしているのですが,残り,あと僅かということもありますし,
チケット配布の日でもありますので,レッスンへ行かなければなりません。
ということで,今日も大阪梅田の体育館へ行くのであります。
#リカバリディスクを紛失しており,苦労しました…
#夜中にとりあえず,各種ビデオカード,サウンドカードのドライバを組みこみを終え,○indowsが
#問題なく起動するところまでは確認。さぁて,このレッスンレポを書いた後は,データのサルベージだ…
#って,できるのかな?
<チケット>
チケット配布ということもあり,今日は早めに到着。
参加証にはんをもらいます。
「チケットをお渡ししますが,テノールはどちらでしょうか?一緒の座席を希望される方がいますか?」の問いに,
素直に「テノール I で,一人で構いません。」と答えます。
…ってことで,今年もアリーナ席をもらうことが出来ました。(^^)
この頃に来ていたテノールの方々は,アリーナ席だったようですね。本番でも大阪Gの皆さんとご近所さんということです。
さすがに女声はアリーナとはいかないようで,悲喜こもごも,一喜一憂って会話があふれておりました。
#思いっきり端っこの方は,「民族大移動」後に逆転ホームランがあるやもしれません。
<これで全部です>
今日は,花月先生&山本先生です。
2週飛んでしまいましたから,ずいぶん久しぶりの感じがあります。
まずは,発声練習から。
「まー」をレガートでつないでいく。高い音,出せない音は,顔でカバー!(笑)
ブレスした後のほっとした顔がよく映るのか,「歌い終わった後の顔で次の声を出して!」
「ぱ」もいつものように,軽〜く,軽快に。
腕ならしならぬ声ならしが終わり,積み残しかけている練習番号
S ,P46,795小節からです。
ここは前々回,有元先生が最初のほうだけやってます。っていっても,ほとんど触りの部分でしたけどね。
まずは全体で歌います。
「姿勢が悪いですねぇ」
取り組む”姿勢”が,ではなく,楽譜をじっと見てるとあかんで!ってことですね。
とくに,歌い出しが結構難しく,あとの Alle
Menschen 〜は譜面をみていたらついて行けません。
「指揮を見ないと,歌えませんよ!」
仰る通り。メトロノームのように,CDやなんかを繰り返し聴くように,同じテンポをであるはずがないですよね。
今日のレッスンでぴったり合っても,次回はどうかわからない。先生が変わったら合うかどうかわからない,ですから。
とはいうものに,Alle Menschen 〜の出だしが合いません。
なもんで,803小節の geteilt ! のあと,花月先生,口の前に人差し指を当てて,「しぃ〜〜〜(静かに!の意味ですね)」)
で,806小節の Alle Menschen〜で再び棒を振り出します。
さすがにこれだと合いますねぇ〜。(^^;;)
「こんな事してくれる指揮者はいませんからね!」
しっかりと釘をさされました。(^^;;;;;)
次の810小節,ここからはテンポが少し遅くなります。いや,倍ほど遅くなります。
812小節の santer と weilt は丁寧に,とのことです。特にソプラノは微妙な節回し(っていうのかな?)がありますから。
そして weilt の (wei)lt は,これまでのように,”(ヴぁーーー)あいるとぅ”という具合に母音を言い直す必要はありません。
814小節でテンポが戻るんで,これまでのようにゆっくり伸ばさず,すっと切る。
アルトは,824小節の geteilt の部分,「音程は下がるけど,盛り下がらないように」
ま,他のパートも音程は下がるんですけど,目立つからなんでしょうかね?
832小節,Menschen ! では,「長い!”しぇ〜〜〜〜ん”とならないように!」
Poco adagio = 少し遅く となってますが,伸ばしすぎてはいけないんですね。
「ここは,何を言ってるかわからなくても,声が出ていることが大事です!」
おぉ!これは大胆な。(^^;;)
でも,口パクで終わるよりは,間違ってもしっかり歌うほうが後の「スカッと感」が違いますよね,悔いが残りません。
さぁ,これで一通り,習ったことになります。これから今までのところをおさらいするわけですね!
<気負いすぎ?>
一応,楽譜はそれらしいページを開けてはいるものの(笑),基本的に見ないつもりなので,メモが…(^^;;;)
というわけで,ここからはほとんど記憶だけの世界なので,間違いや時間的な前後関係はご容赦のほど。
当然,P8,208小節,Prestoから,バリトンソロ,そして合唱というおさらいです。
いつもながら,いい声ですよね,花月先生。ピアノもいつもより気合,入ってますか?山本先生!
最初の男声,Freude ! はまぁまぁかな。
バリトンソロが終わり,P10,257小節,D です。たった8小節なのに,総崩れ…(--;;)
明らかにコーラスが走ってましたね。あらららら…って感じの崩れ方。わかっちゃいるのに止められない。
さすがにストップがかかりました。
「ここはね…必ずテレビに映るところですからね!」
確かに…。ずれてたらみっともないですよね。
次の E は…苦手なところです。ここはどんなコメントを貰ったんだっけ?
Gです。ここも前半は苦手なんですよね…
「ここは,縦の線を感じて」
縦の線…ソプラノとテノールは,タ タ タ タ
タ タ タ タ …と,アルトとバスは同じ所を
タン タン タン タン …と
リズムを刻んでいく,この間合いって事なんでしょうかね?
ソプラノは,大音量は要らないよ,とのことでした。
そして,途中からは,P16,319小節の sf があるところかな?全体が合うようにすることを心がけること。
<通して,でも,各停?>
通しての練習なのに,よく止まります。(^^;;)
今年は花月先生の指導のなかった唯一の箇所,411小節からの男声のマーチです。
歌詞を繰ると,「駆けよ!」とか「英雄」とか勇ましい言葉がでてくるんですが,歌う段にはどこか抜けた感じの…
ごく普通の人のマーチって事のようで,
「酔っ払いが”ぅぃっく”って感じで laufet
,よたよた千鳥足で歩くんだけど,何故かまっすぐ歩いてる,そんな感じ」
なんだそうです。
そして,またまた鬼門(笑)の M です。
ここも D と同じく飛ばしすぎです。後半,めちゃくちゃにずれてましたね。(^^;;;;)
ずれる要因はいくつかあるそうでして…乗り遅れて急いでしまい,追い越してしまう。
乗り遅れてそのまま乗り遅れる。などなど。
周りが出たから私も歌う,ではなく,自信を持って歌うことが大事なんですね。
このクラスではよく言われたように,何語で歌ってても構いません(ホントはダメですけどね),自信を持って声を出す
事が大事です(仰る通り。でないと悔いが残ります),そして,いい顔で!
これ,うまいこと言ってますよね。
ソロを歌えるほど声量を持ってる人ならいざ知らず,一万人の第九の場合,自分の声などコーラスの大部分に飲みこまれて
しまいますから,何語で歌っててもわかりはしない。でも,出だしや揃えるべきところが揃わないとしまりがなくなります。
ええやん,ちょっとくらい間違ごぅても。
他のクラスで「シャッフル」して歌った時など,「それ,ちゃうやん!」と突っ込みたくなる方,結構います。
#え?ぼ,ボクっすか?(^^;;;;)
この,M では,合わせるべきところにちゃんと
sf が書かれています。ここをびしっ,びしっと,言葉のあたまを
しっかりと決めれば確かに締まりますよね。
そして,575小節,2度目の Deine Zauber 〜は,最初のDeine Zauber 〜よりもっと元気に声を出すこと。
えーとですね,ここからは…メモが取れなかった!
595小節,男声からのところも,いくつか言われたように思うんですけどね…はて…
飛んで(^^;;)635小節。ここの Ahnest はpp で始まるクレッシェンドです。自分が出せる一番小さな声で歌い出すこと。
650小節の uber 〜 は最初,無茶苦茶でしたよね。(^^;;)
オーケストラ(レッスンではピアノ)が三連符を演奏してるんで,音の目印はありません。
ですから,ここは指揮者とのコミュニケーションが要るところです。
「なに,歌い出さなかったら,指揮者が慌てて合図をだしますから」って,そうはいかないとは思いますが,
確かに,指揮者は口ずさむか,棒を振って合図してますね。
そして,多くの方の鬼門,フーガです。
そう言えば,今日はアルトの出だし,結構よかったですよね。
ですが,後半はずたぼろでした…(--;;)
「自作のフーガを歌っちゃいけません!」
「2%引きで歌って,周りをよく聴くこと。他を聴かないというのはいけません。今はそれぞれが戦ってます。」
でも,レッスンテープでは他のパートがわからないし,市販されている普通の第九では,コーラスが渾然一体に
なってるんで,パートを追えないんですよね。レッスンでは確かにそれを体感できるけど,せいぜい3,4回しか
練習できない…一度きっかけがつかめれば,あとはスルスルいくもんだと思うんだけどなぁ。
#PCを使える方は,PCを活用しませんか?フリーソフトで音を鳴らすやつ,結構あります。
#でも,データをこさえるのが結構大変だったりしますけどね。
P43,751小節のあたりから,ここも完全にあってませんでした。
ほぼ同じ音程が続くくわけですから,メリハリがありません。
やっぱりここも,指揮を見ないことには,うまくつながりませんよね。
そして,今日練習した S につながるわけですが,この出だし,花月先生がバリトンソロの部分をイントロとして
歌ってくださいます。ですが,わかんねー!(^^;;)
いや,小生の場合,どうしても耳につくソプラノソロを目印にしてたもんですから。
最後の851小節,Prestissimo。
ここも ff やら,sf は合わさないといけないんですが,特に,918小節の
Freude は必須です。
入るところが難しい915小節の Tochter は「どっちでもいい!」って…いいのかしらん?
Freude = 歓喜,喜び。Tochter = 乙女,娘。
う〜みゅ,天秤にかけると難しいぞ…いや,そうじゃなくて,主題は歓喜,Freude
ですからね。
そういうことなんでしょう。
そして,最後の Maestoso が Prestissimo に戻り,後はピアノだけです。
おぉ!今日は最後まで弾いてくれるぞ!
ブラボー!
スゴイですよね,山本先生!もう,山本先生に拍手です。
<え?>
花月先生,「すごく,よく…歌える気がします!」
ありがとうございます。でも,今日は結構声も出てたし,よく歌えてたような気もします。
結構しんどかったけどね。
そうこうするうちに,何やら事務局の方が壇上に上がってこられました。
「花月先生,山本先生は今日でおしまいです」
ありゃ,初めて聞きましたよ?
何やら急用で,11/23の指導にこられないとの事。
でもって,今日の花束贈呈となりました。
#うーん,それは知らなかったぞ?
最後にプレゼントということで,山本先生のピアノにのせて,花月先生の「カタリ・カタリ」。
いやぁ,いいっすねぇ。これだから,大阪Gはやめられません。(^^;;)
事務局の方も舞台袖で聞いています。曲が終わり,拍手の嵐。しかし,止みません。
アンコール!(笑)
山本先生,さっと,ピアノに来て弾いてくださいます。事務局の方,苦笑(笑)
2曲目は「オ・ソレミオ」。
いやぁ,いいっすね。大阪Gはお得なクラスです。(^^)
#事前に言ってくれれば,チケット,作って売るのに。(←おい!)
#事務局の親分も「それではお気をつけて,お帰りください」って,司会業になってるし。(爆)
それにしても,最後にも大サービスでしたね。多くの方がスタンディングで拍手されてました。
今日で今年の花月&山本組が終わりとは,残念ですね。
#今度は○○○○の場で,お願いするとしましょう。
<大詰め>
残すはあと1回。でも,どの先生がこられるのかは,11/16現在不明です。
もっとも,どなたが来られても,通しの練習になるのは間違いありません。
つまりは,花月&山本両先生のご指導の結果が問われるわけでして…(^^;;)
我々も総仕上げのつもりで,「さすが花月&山本組!」と言われるようにしなければなりませんね。
#さすが,顔だけはすばらしい!だったりして…
#いや,これも立派な練習の成果だ!
次回は多分,楽譜にほとんど書きこめないよーな気がします…書くところもないし。(^^;;;;)
これをお読みの皆さん,次回はしっかりと指導内容を覚えて帰りましょう。