<Lesson #10>




11/8,晴れ。暑いくらいですね。

本来は11/9がレッスン日なのですが,衆議院の選挙のためいつもの会場が使えないため
休講になってます。
しかし,初心者としては1週間も間があくのはいただけないことであり…という親心でしょうか,
場所を変えてのレッスンとなりました。
とは言っても,本来は土曜日の大阪Fクラスのレッスンに,土日の初心者クラスであるE,G,Hも
参加しての
4クラス合同レッスンと相成りました。

場所は,吹田のメイシアター(吹田市文化会館)。

阪急 吹田駅のまん前です。
掲示板を見ると,「一万人の第九レッスン」とあります。しかもなんと,
大ホール!
どんなレッスンになるんやろ?

結構早く着いたので,メイシアターにある喫茶室(レストランか?)に寄り,ちょいとお茶。
窓越しに,「知ってる人,結構来るやん…」
有元先生もいつになく早いですね。入り口前のポスターを見ております。
多分「フィガロの結婚」でしょうね。6月に主役のフィガロを演じてましたからね。

そろそろお時間,という頃に受付に行きます。
大阪Fの方々は名簿との照合のうえ,押印。合同参加のクラスは無チェックで押印!
次回に大阪城ホールのチケット配布というアナウンスもありました。

#小生,1回欠席なので,他の人よりも1回遅くチケットが配布されるはずだったんですが,
#今回の選挙のドタバタで皆と一緒です。

ホールは…
広っ!
天井も高く,ここで声を出すのは結構いいかも。
本来はFクラスのレッスンなので,控えめに一番後ろに陣取りました。

お知り合いとちょこっと話したところ,Gクラスなのに一番前を陣取った方,約1名いらっしゃる…

#ほら,そこのあなたです。(笑)

小生の場合,いつも前の方だし,後ろが結構面白いということも知ってるし,何より,舞台との
高さの差があるから見上げないといけないのは困るし,ということで後ろなんですけどね。


<いつもと違う>

有元先生登場。ピアノは三輪先生。
今日の指導方針の説明があります。

「各クラスの進度が違うんで,それぞれで初出のところをやってしまいましょう」
「男声合唱…マーチ,フーガ,それと練習番号 S をやりましょう」

ということになりました。
まずは,体操から。ぐぅぅぅーーーーと伸びて「ぱっ!」,肩を回す,腰を回す。
首を回す…「
…いーきもち,いーきもち…あなたは森を歩いてます…せせらぎが聞こえます…遠くできつつきが
木をつついてます…カ…いーきもち,いーきもち…」…ナレーション入りです(^^;;)
まずは,イメージしましょうってことですね。いい気持ちのイメージ,
いい声のイメージ

さて,まずはマーチ,P20,411小節からです。
まずは,バス。明らかに声が出ていない…ってことで,「皆さん,立ってください!」
声が変わります。「立った時のお腹の使い方,覚えてね。その感じを忘れずに,座ったときでもそのように」

次,テノール2nd。これがまた少ない…でも,たいてい各クラスでも2,3名なんだそうです。
今回は十数名なので,ある意味,多い方だそうです。
まずは歌うんですが,これがまた「え?こんだけの人数で歌うん?」って感じで小さいんですね。
しかも,座席が散ってるんで,さらに小さい。

「全員前に出てきて!」

集まると,結構よく聞こえます。ですが,今度は前過ぎてかなり控えめ。

「全員,中ほどの通路まで行って!」

舞台から遠くはなれたんで,声を届かそうとするからか,これがよく通ります。
立ち位置でこんなに変わるんですね。いつもと全然違います。

425小節の freudig , freudeig は,テノール top にかき消されるので,しっかり歌わないとだめらしいです。
そして,

「ここはいいホールなんで,
声を全体に響かせるつもりで」

そして,楽譜を見ることについても,お話がありました。

「楽譜は暗号なんですよ。これを
見てても音は出ません!雰囲気を楽譜で見たら,あとは声を出す!
で,その後に楽譜を見なおして”あぁ,こんなんやったんや〜”って確認すればいいんです」
間違うんなら,大きく間違えましょう。そうしたら,”違う!”って指摘されますけど,小さく間違えたら
指摘もされずにうやむやなまま,間違ったまま覚えてしまいますから」

テノール top も一通り歌い,そのあと全体で合わせます。ところが…

「皆さん,ゆるすぎ…自分のパートが終わったからって”後はしらん!”じゃなくて,いつでもすぐに
歌えるようにしてくださいね。ふかーく腰掛けるんではなく,ちょっと浅めに座って,いつでもどうぞ,
って状態で!」

これだけでも,かなりの時間を費やしていますから,女声も退屈です。

「じゃ,女声だけでここ,歌いましょう!」

「え?」って声も聞こえてます。(^^;;)
バスのパートはともかく,テノールのパートは結構歌ってます。けど,「え?どうしよ?どうしよう?」という
戸惑いの色は隠せません。でも,歌える人は歌えるんですね。それが案外上手いんですよ…

「歌える人は,
他のパートもよく聴いてるんですね〜。だから結構歌えるでしょ?
まぁ,さすがにバスのパートは厳しいですけどね。じゃ,男声!」

ってことで,男声で歌います。そりゃ,女声に上手くやられりゃ,立つ瀬がない。

「女声に上手く歌われると,”
”がつきますよね!」

#一度,アルトのパートを歌ってみたいぞ…でも,675小節の Wir betreten dein 〜は,やだなぁ…


<素通りできない?!>

次はフーガです。ですがその前のイントロといえるところ,P31,631小節からやります。
指揮する有元先生,顔がにやけてます…ははは…フーガの手前で止めました。

「はっはっは,
素通りでけへんがな!

ってことで,Ihr sturzt nieder からやりなおしです…

「まず,
自分の声を信じてください」

つまり,周りを聞いてそれに合わせようとしない,ってことですね。
そうすると時差が生まれますし,ずれた音を戻そうとしてヘンな感じになるということでしょうか。

まずはテノール。636小節,他のパートと異なって den が遅れて出ます。これが目立たない・

「den が出んがな…」

ソプラノ,640小節の uberm は”
”って感じに探りつつ持って行くのではなく,パン!とあげること。
アルトの650小節,uber Sternen mus er wohnen は,ソプラノになったつもりで。

全てのパートについて,639小節の Such' ihn 〜は,
祈りを込めているように歌うこと。


<周りをよく聴こう>

さて,フーガです。
まずは,その構造についての説明です。

<略>(って,おい!)

お話を聞いてるときは,「ふんふん,なるほど。確かにそうですね。そういうことかぁ!」
って理解してたんですが…すいません,理解が足りなかったようで,記述できるほどでは
ありません…かなり丁寧に説明されてたんですが…ねぇ…

ただ,単純に各パートが追いかっけっこしてるんではなく,2つの主題を受け渡ししながら,
独立しているようで,実はうまくハーモニーを作っているということ。
合いの手…Freude ! Freude ! が,掛け合いのなかで相手のパートを応援しているということ。
この理屈がわかれば,他のパートを聴きつつも道を間違えることも忘れることもない,と。

#パート毎の
ケンカじゃないんですよね。

「耳を塞いで歌う,喋るとすっごく気持ち悪いでしょ?他の音が聞こえているから,いいんです。」

うーむ,なるほど。

パート毎に練習します。
ソプラノ,678小節の Seid 〜 たっかい音があるんですが,頭のお皿を「かぱっ!」とあけて声を
出しましょう,とのこと。って,わからんし…(^^;;)
出ない人は,まずはオクターブ下げて歌う。それからオクターブ上を出せるようにしてください,だそうです。
ひねり出そうと違う音程から引き上げて行こうとすると,中途半端に和音を作ってしまって,変になってしまうし,
立ちあがりがゆるくなってメリハリがつかなくなるんですね。

#練習方法としては,「こそばしてもらえ!(くすぐってもらえ!)」そのときの”うきゃっ!”って声が
#すんげー高い音になるんだそうな…(^^;;;;)

718小節,Welt は,その前と同じ音程なんですが,別物のつもりで歌いなおすように。
でも,その後はそのままの勢いを保つのではなく,力を抜いて他のパートとに強調を。

アルト,697小節,出だしの Die(sen) は # がついてます。同じ歌詞でも659小節では,# はありません。
この違いを何度か繰り返して,その違いを叩きこみます。
この#は,
明るくしたいがための#なんだそうです。その意図を汲み取って歌うように。

あれ?
テノールとバスの指摘事項,ないぞ…ってゆーか,どこに書いたか,わかんねー!

#どのメモが,何時の指摘事項なんだ?今日のはどれだ???

うーん…バスとテノールは優秀でした!ってことにしておこう。(^^;;;;;;;;)

フーガの後の,730小節,R にも少し入ります。
738小節のアルト,かなり低い音で歌うんですが,「いもほり,そんなつもりで掘り上げるように」。

その後,748小節からの高い音の連続では…かなり無茶苦茶でしたね…
という課題を残しつつも,お時間となりました。


<時間がない!>

はてさて,積み残しがあるというのに,あと2回。果たして間に合うんだろうか…

今日は,えい,やー!で見積もって,500名前後でしょうか?(もうちょっと,少ないかな?)

ひとクラスで合わせて歌っても悲しい状態になるのに,今日,4クラスでやったらやはり同じように
悲しい状態になってます。
これが,佐渡練やリハーサルまでに上手くハモれるんでしょうか…

次回とその次は,音に頼らず,指揮をよく見て,周りを聴くことに注力したレッスンにしないと…ね。

このメイシアター,結構いいですね。きれいだし,音もよく響きます。ちょっと上手くなった感じ。f(^^;)
やっぱり,こういうことに向いたホールってことでしょうね。
体育館もよく響きますが,ムダに響きすぎる感じがありますよね。
玉姫会館は,逆にあまり響かない…って,なんで知ってんねん?!

後,知らないところは,大阪倶楽部と天満橋エルシアター。エルシアターは今年の佐渡練会場なんですけどね。
臨時会場も含めると,大阪中央公会堂。ここは一度中に入ってみたいよぉ…


さぁ,明日は久々のレッスンのない日曜日。不在者投票にも行ったし,ふつーの日曜を楽しむことにしようっと。


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