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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆FTCQの説明 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 下記の図−8にSCSI−2による簡略的なTCQの概念図を示します。
 SCSI−2準拠と称してもTCQ機能を備えていないと一つの命令が処理終了するまで次の
命令を送れない(A)、(B)。TCQを使うと命令の終了を待たずに次の命令を発行する非同
期I/Oが可能になる。RAIDレベル5のディスク・アレイ装置に複数の命令を送れる(C)。
ディスク・アレイ・コントローラーは命令を各HDDに振り分ける。HDDは並列に動作するの
でシーク時間をオーバーラップできる。従って見かけのシーク時間が減少し、SCSI−2のデ
ータ・バス効率が上昇する(D)。

  (A)

  (B)

  (C)

  (D)

      図−8 コマンド・キューイングで、命令の並列処理が実現


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