----------------------◆◆◆◆◆RAIDレベル5◆◆◆◆◆---------------------
RAIDレベル5ではパリティが書き込まれているドライブがRAIDレベル4のように固定
していないのでライト時でも複数ドライブにアクセスが可能である。RAIDレベル5は読み込
み主体で一回のデータ量が小さいトランザクションに向いている。RAIDレベル5ではRAID
レベル4で問題になったパリティ・データ更新のためのパリティ・ドライブへのアクセス集中を回避
するためにパリティ・データを全ドライブに循環的に分散させて書き込んでいる。
RAIDレベル3同様にライト時のオーバー・ヘッドが回避策としてライト用バッファキャッシュ
を搭載させるものが多い。また、OS、ドライバー、インターフェースが非同期I/O命令に対応
していればコマンド・キューイングを利用し、ライト時の複数ドライブへのアクセスが可能となり
データ転送速度をあげることができる。
MTBFRAID5=約5万1千年
データ転送速度
リード時:図ー7の場合最大5台まで同時アクセス可能
ライト時:図ー7の場合最大2台まで同時アクセス可能
冗長率=1/5=20%
図−7 RAIDレベル5のシステム構成図