ネットワークで囲碁を楽しむ(2)

はじめに
インターネット碁会所(WING、NNGS、LGS、IGS など)に接続すると
そこで行われている対局を観戦することができます。
また、過去に行われた対局を指定して再現することもできます。
複数の人が同じ対局を観戦しているときは、
観戦者の間で着手に関する意見交換を行うこともできます。
過去の対局の棋譜を E-mail で取り寄せ、
オフラインで再現することも可能です。
以下では、対局の観戦、棋譜の取り寄せについて説明します。
1.インターネット碁会所への登録と接続
対局の仕方を ご参照ください。
2.対局の観戦
GAMES コマンドで、現在行われている対局の一覧を表示します。
一覧の中から観戦したい対局を選びます。仮に3番の対局を観戦したい場合は
次のように入力します
observe 3
同じ対局をどんな人が観戦しているか確認したいときは次のように入力します。
all
観戦中の対局に関する意見、他の観戦者への質問などがあるときは
kibitz コマンド(省略形 ' )を使用します。
kibitz W C3 group seems dead (白 C3 の一団は死んでるようです)
観戦をやめたいときは、次のように入力します。
unobserve
複数の対局を一度に観戦することもできます。
(観戦中に「observe 他の対局の番号」とする)
この場合は、kibitz や、unobserve コマンドでは、対局番号も指定します。
kibitz 3 B got territory, W got influence.
(対局3に: 黒に地ができ、白は勢力を得た)
3.過去の対局の再現
再現の対象となる対局は、
過去の名局、最近ネットワーク碁会所で行われた対局です。
NNGS、LGS では、Gobot という対局再現ロボットが再現してくれます。
WING では、request コマンドを使用します。(IGSも同様のようです)
これらのコマンドの説明は ★★今後整備します★★
★★とりあえず、help request で説明をご覧下さい★★
4.棋譜の入手と再現
set automail on としておくと、自分の対局の終局後、自動的に
E-mail で棋譜が送られてきます。
他の人の棋譜を入手したいときは次のようにします。
sgf xyz とすると、xyz さんの最近の対局の棋譜が一覧表示されます。
例えば、次のように入力します。
mail me xyz-kiyo-1997-0808-0808
そうすると、1997年8月8日8時8分に終局した xyz 対 kiyo の対局の
棋譜が送られてきます。
(WING の場合は一覧表に付けられた番号で指定することもできます。)
PocketGoban
や
GOWrite
あるいは
WinMGT
などの「棋譜再現ソフト」を利用して、
棋譜を再現することができます。
自分が対局した棋譜を再現すると、有用な kibitz が
表示されることもあります。
(対局中は 対局者が kibitz を見ることができません。)
また、これらのソフトで、あれこれと変化を検討することもできます。
おわりに
上級者の対局を観賞したり、自分の対局を振り返って検討することは、
棋力向上に大変役立ちます。
対局相手が居ないときは、観戦しながら適当な相手が現れるのを待つのも
いい考えです。
