[シューズ選びのコツ]

 目覚めてから眠るまでの間に足の大きさが変わることをご存知でしょうか? 眠っている間に全身に行き渡っていた血液が、人間が活動を始めるとともに足へと下がってくるのは、2足歩行の宿命。立ち仕事が多い職種では、朝と夕方では1cm以上もサイズが違うということもあります。当然、シューズを購入する場合は、午後、しばらく活動した後がいいということになります。
 まず、自分の目的やデザインからシューズを選んだら、フィールドで履く予定の靴下を履いて、そのシューズを履いてみます。そのシューズを履くときになるべく近い条件で試着してみるのがポイントです。
 そして、シューレース(靴紐)をきつくもなく緩くもなく自然な感じに結んだら、つま先をトントンと床に打ちつけてみます。このとき、小指や親指に異常な圧迫を感じたなら、そのシューズは足に合っていません。どこにも圧迫感がなく、踵に指が一本分くらい入る隙間ができるくらいの余裕があれば合格。とくに外国メーカーの靴は、甲高幅広の日本人の足にはつま先部分の幅が足りないことがあるので注意してください(最近では、日本人向けに型を起こして作っている良心的なメーカーもあります)。
 最終的なシューズのフィッティングは、シューレースで合わせるので、少しサイズに余裕を持たせるのがポイントです。そうそう頻繁に買い換えるようなものでもないので、最初に納得がいくまで吟味しましょう。
●追記
 最近では海外通販などで、アウトドア用品を購入する人も多いと思います。通販で困るのは、シューズを履いてみてサイズが確かめられないこと。外国製の靴の場合、サイズ表示がcmではないので換算も難しいし、メーカーによって大きさにバラつきがあることもあります。いちばんいいのは、ダナーの靴を注文しようと思ったら、アウトドアショップでダナー製の靴を試着してみて、ぴったり合うサイズをこっそり確かめてみることですね。もしサイズが合わない靴を購入してしまったら、がまんして履いたりせずに、面倒ですが必ず返品交換することです。海外通販メーカーは、ほとんどの場合、返品を受け付けてくれるはずです。

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