[登山靴]

 本格的な登山靴は、厚い革をアッパーに用いて、ソールもガチガチといっていいほど固く、一足で1kg以上あるのが普通です。20kg以上も荷物を背負って山を歩く場合には、これぐらいの仕様でなければ、シューズがその荷重を支えきれずに負けてしまうのです。もちろんシューズのほうが破綻してしまえば、足にそれだけのストレスを被ることになるわけです。重い荷物を背負うハードユーザー向けの登山靴ですが、その重さを利用して振り子のように足を踏み出す歩き方をすると、案外歩行は楽なものです。平地のキャンピングに飽きたらず、縦走登山などに挑戦しようという人なら、はじめから登山靴を選び、履き慣らしておくのもいいでしょう。
●追記
 ぼくが愛用している登山靴は、巣鴨のゴローという店であつらえたものです。これも年代モノで、かれこれ20年近く使っていますが、まだまだ現役です。
 ソールは3回ほど貼り替えています。ただ、片方がほぼ1kgもあって重く、最近の高性能登山靴と比べると、ちょっと重厚すぎるきらいはあります。縦走登山のような場合でも、最新の軽い高性能登山靴を試してみようと思っています。 

[インソール]

 いわゆる中敷のことです。普通のファッションシューズでは、オーバーサイズのシューズをフィットさせるとか、防臭といった目的で使われますが、アウトドアシューズの場合は、クッション性を増すことと、微妙なフィッティングの調整に用いられます。素材や形、使用目的、それにシューズのタイプ別に様々なインソールがあります。
 とくに、足の形が特殊だったり、特定の場所にマメができやすかったり、あるいは足首や膝や腰に故障をかかえていたり痛めやすい人はインソールの使用をお勧めします。シューズを買う際に、インソールも併用したほうがいいかどうか相談するといいでしょう。
●追記
 ぼくは、典型的な甲高幅広の足の形をしているため、インソールを入れると、靴が爆発するほど窮屈になってしまいます。そこで、軽登山靴や登山靴は、ややオーバーサイズにして、靴下を厚手のものにして対処しています。

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