[軽登山靴]

 ナイロンのアッパーにソールを接着剤で圧着といった仕様のトレッキングシューズは、ソールの張り替えや、アッパーの破損時の修理は難しく、部分的な消耗でも買い換えということになります。
 キャンピングに出かけて、周辺のトレッキングもけっこう精力的に行うといったユーザーでは、2、3年で履き潰すことになるので、それで買い換えとなるとちょっと不経済です。そこで、そういったユーザーにお勧めしたいのは、革のアッパーの軽登山靴です。
 ナイロンアッパーのものと比べるとやや重く、また、ソールも若干固めで、履き心地は若干ヘビーになりますが、そのぶん耐久性は高く、アッパーの補修やソールの張り替えが効くので、少なくとも10年以上履くことができます。革は履いているうちに足の形に合わせて伸びるので、馴染めばそれだけ足にフィットして愛着が増してくるのも魅力です。
●追記]
 ぼくは、軽登山靴として、トレッキングシューズの項で触れたようにダナーのライトブーツを愛用していましたが、じつはもう一足、同様の用途で愛用のシューズがあります。ICI石井スポーツでオーダーした8インチの深さのワークブーツです。これもかれこれ20年近く使っているものです。フィッティングの良さはオーダーならでは。ただし総革製のロングブーツのため、蒸れやすいのが欠点。これは、夏期以外に使用しています。

before
next

step4