[ポイントガード]

 外反母指や、魚の目、タコなどで圧迫感があるときは、あらかじめ患部にポイントガードを貼っておくと予防になります。パッドを適当な大きさに切って患部に接着するタイプや、円筒形になっていて指を入れて使うものなど、症状や患部によって様々なタイプがあります。マメのできやすい人は、念のためファーストエイドキットのラインナップに加えておくといいでしょう。
●追記
 ぼくは、左の中指が10時の方向を向いていて薬指に重なったり、右の薬指が巻き爪だったりと、足のトラブルの原因となる欠陥をいろいろ抱えています。ですから、ハードな行程が予想されるときには、上記のポイントガードを使ったり、テーピングテープを指先に巻いておくなど事前の対処をしています。

[シューレース]

 シューレース(靴紐)には、断面が円形の丸型と平らな平型があります。丸型は全体を均一に締め上げやすく、ねじれても違和感がないのが特徴です。平型は、弾力性があるので、締めすぎてもさほど窮屈に感じずにすみ、緩みにくいといった特徴があります。一般的にシューレースの感触が足に伝わりにくい革アッパーのシューズは丸型のシューレース、じかに感触が伝わりやすいナイロンアッパーのシューズの場合には平型を用いることが多いようです。いずれにしても、予備のシューレースは必需品です。

[メンテナンス用品]

 ナイロンアッパーのシューズは、ときどきウェアの防水などに使うフッ素系の撥水スプレーをかけてやることで防水性を高めると同時に汚れをつきにくくすることができます。革製のシューズはときどきアッパーにオイルやワックスを塗って、防水性、柔軟性を保ってやる必要があります(詳細は『メンテナンス』の項を参照)。
●追記
 靴の手入れで注意したいのは、洗った後に直射日光に晒すなどしてカラカラに乾燥させてはいけないことです。ナイロン製にしろ革製にしろ、急激に乾燥させるとシューズ全体が縮み、アッパーの細胞や糸の痛みが早くなります。シューズを干すときは陰干しが基本です。
 また、形崩れを防ぐために、シューキーパーを入れたり新聞紙を丸めて詰めておくのもいいでしょう

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