[フードコンテナ]

調味料やバター、ジャムなどを持ち運ぶには、専用の調味料入れや、小型の密閉式ポリ容器、何度も開け閉めができるフリージング用のジップロックなどを使うと便利です。
ぼくは、塩コショウは35mmのフィルムケースに専用のキャップをつける専用コンテナに入れ、バターやジャムのようなゲル状のものは開閉式の底から詰め替えができるスクイーズチューブを愛用しています。タイムやオレガノといった粉末状のハーブ類はジップロックに、味噌漬けなど下ごしらえした食材は密閉式ポリ容器と、それぞれの特性に応じてコンテナも使い分けています。

[グローブ]

 焚き火をしたり、ものを切ったり、藪をかき分けたり、はたまた岩場を歩いたり……アウトドアでは、うっかりすると火傷や怪我をしてしまうシチュエーションが多々あります。軍手一枚つけているだけで、そんな危険をけっこう回避することができます。軍手は予備を一組、さらに手に馴染んだ革のグローブを一組用意し、テント設営から調理まで、何かの作業をするときは、必ずグローブを装着するくせをつけておきたいところです。
●追記
 個人的には、作業用グローブとして、グリップスワニーを愛用しています。これは、厚手の革で、焼けた鍋や炭なども平気で扱え、そのごつさのわりに、立体裁断のためフィット感が高いので、細かい作業をするときでも邪魔にならないのがいいところです。

[細引き]

 テントやタープの引き綱として、また洗濯物干しなど、細引きも、キャンプではなくてはならない万能ツールのひとつです。つぎに紹介するナスカンやカラビナとのコンビネーションで、万能のフックとして使ったり、岩場歩きや渡渉の際には、クライミングロープの代わりに使ったり、用途は様々です。
 ぼくは、普段のキャンプに、φ6mm×10mのザイル代わりにも使えるナイロン製の撚りロープと、φ3mm×5mの同じくナイロン製の細引きを用意していきます。φ6mmが登場する機会はあまりありませんが、φ3mmの細引きはテントの張り綱の他、木の間に渡して、物干しやランタンを下げるのに使ったり、ナイフやホイッスル、バードコールなどを首に吊るすためのネックレス用にしたりと、とても重宝しています。これは、必要に応じて適当な長さに切断して使うので、使った分は常に補充しておくようにしています。
 先日、E−mailで、「気に入ったシューレース(靴紐)がないんだけど、いいものはないか」という相談を受けました。そこで、φ3mmほどの細引きを推薦しました。丈夫だし、D環やハトメに通したときの滑りもいいし、十分シューレースの代用になります。というか、既成のシューレースよりも細引きを代用したほうが、ファッショナブルかもしれませんね。

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