(第7回:'98年2月17日掲載) インターネットは、ここ数年の間に急成長を遂げ、学校などの公共施設や会社などの企業組織だけでなく、個人でも気軽にホームページと呼ばれる一種の掲示板を作ることが可能になった。インターネットに接続した人は誰でもこれらのホームページを見たり、読んだりすることができるのだが、インターネットには膨大な数のホームページがあるので、自分が見たいホームページを探し出すこと自体が困難になってしまう。そこで、図書館に行って目的の本を探すとき、分類別や書名で探すのと同じようにインターネットにはホームページを検索するためのホームページがあるのだ。 検索ページの中でもとくに有名なのが「YAHOO! JAPAN」(ヤフージャパン)と「goo」(グー)というページ。前者はホームページを作った人が「こういうジャンルのこれこれの内容のホームページを作ったから、見てくださいね」と登録をお願いする形式。「YAHOO!JAPAN」の運営者側は、紹介文にあるいろいろなキーワードで検索ができるように分類し検索用のデータベースに登録する。 一方、後者の「goo」は、検索ページの運営者側が自分たちでホームページの情報を集めてくる。しかし情報収集を人間が行うとなると大変な労力になる。こういうことは疲れを知らないコンピューターに任せよう、というわけで「ロボット」と呼ばれるプログラムが作られた。このロボット君たちは日夜ネットサーフィン(ホームページからホームページへと渡り歩くこと)をしながら、キーワードとなる言葉をせっせと集めてきてデータベース化する。 登録型検索ページは、人間の手を介しているぶん、きれいに整理されているが、登録をしていないホームページは当然のことだが、検索しても表示されない。 ロボット型検索ページは、キーワードによっては自分の意図したものとは違うホームページが表示されたり、同じホームページの別のページが何度もキーワードに一致してしまったりするので、いくぶん整理されていない印象を抱くが、何よりもホームページの主宰者が自分から進んで登録をしていないホームページを探すことが可能になる。 要は、それぞれの長所短所を把握して、じょうずに使いわけるのが検索ページの賢い使い方、楽しみ方と言えそうだ。 Yahoo!JAPAN(http://www.yahoo.co.jp/) goo(http://www.goo.ne.jp/) |