東京国際マラソンフル(2000.2.13)報告

ゴール手前の姿(後方が私)(駒澤の秀さん撮影) りかねんさん、私、okuchanさん、ソンスさん
(駒澤の秀さん撮影)

 2月12日土曜日は受付のため、13時前に出発し、14時過ぎに国立競技場に到着する。すでに坂本君と岡村君が受付を終えて待っていてくれる。急いで受付を済ませたが、コーチ用のIDカードをもらっていないので再度もらいにいこうとしたところに牟田口さんがいて、声をかけてくれる。そこに一緒にいたのがネット仲間りかねんさんとソンスさんであった。しばらく立ち話をした後、坂本君、岡村君と帰る。健康診断や開会式はないので、あっさりとしたものである。

 帰ってきて準備をしようとしたが、子供たちが起きていたりとかいろいろあり、ナンバーをつけるのとRCチップをつけたぐらいであった。就寝前に少し準備をしていたが、亜美ちゃんがミルクをもどしたりとバタバタしていて、結局、床についたのは日も変わった12時45分頃。

 当日、起床は6時。スペシャルの受付が9時半までなので、7時半には出発するためである。今回のスペシャルは簡単にするため、明治のVAAMの缶をボトルに入れたのみである。15km地点から40km地点までの計6本を用意する。軽く朝食を済ませ、予定通り7時半前に家を出発する。

 国立競技場には9時頃に到着。駅前でばったりと会った坂本君と一緒にスペシャルの受付を済ませる。控え室にはいりのんびりとしていると、藤田君と岡村君が到着。9時半頃からおにぎりを3個食べて、腹ごしらえをする。奥村君やりかねんさんも現れ、少し話をしたりしてくつろぐ。

 11時前からコールが始まるがいつもながらチェックが厳しく、手袋と靴下のロゴはガムテープで消された。

 11時20分頃からアップをする。トラックのアウトコースを7周して終える。準備をしながら、やはり長袖Tシャツでいこうと着込む。15分前にスタート地点に向い、最終コールを済ませる。スタンドからネット仲間がたくさん応援してくれる。一瞬、曇っていたところにパーっと日が差し込み
暑さを感じる。そこで急遽、長袖Tシャツを脱ぎ捨てランシャツに変える。

 スタートラインに整列する。4列目あたりのほとんどアウトコースである。12時10分号砲一発でスタート。無理せずゆっくりとインに移動しながら進める。1周目82秒ぐらいで通過。2周目も同じく82秒ぐらい。1km地点を3分25秒で通過し、競技場の外へと出て行く。周りにあわせながら走る。少し前に坂本君とANAの近藤君がいる。右折して、左折し、下りに入ったあたりから集団が分割しはじめたので、何とか前の最後尾につく。坂本君とは10mぐらいの差である。100mぐらい前に大集団がいるのがわかる。

 5km地点がやってくる。16分56秒。下りでもあるのでまずまずと言った感じである。4秒ぐらい開いていた坂本君が少しおさえたのか自然と近づいてくる。近藤君も同じような感じである。東京ドームを左手に見ながら右折したあたりで、坂本君とは3mぐらい前に近づく。

 東京駅を過ぎ、10km地点を通過。34分06秒。この5km17分10秒。ここもまずまずである。このあたりから平坦のため、ペースが落ち着く。給水を過ぎたあたりで坂本君とは並走状態になる。ややペースが落ちているのか前の集団とは離されていく。

 15km地点を通過。51分37秒。この5km17分31秒。うーん、やはりここまで落ちてしまったかという感じである。でも20kmの関門は大丈夫だなと確信する。我々と一緒に救護バスが並走し、横にきたり前に出たりと実に気になり走りづらい。後ろに下がってもらいたいものだ。排気ガスも気になる。そうこうしているうちに後方からの大集団に飲み込まれる。しばらく一緒に走っていたが、坂本君が離れると一緒に離れてしまった。

 20km地点通過。1時間09分15秒。この5km17分38秒。関門は難なく通過。しばらくして中間点を1時間13分05秒で通過。後半を1時間16分55秒で行かないと切れないと頭の中で考える。坂本君と2人で折り返す。折り返すと結構な向い風である。あれ?、前半はこんなに追い風だったのかと思う。22km、23kmと3分33秒ペースぐらいで坂本君が引っ張ってくれたが、次の1kmが3分45秒ぐらいかかり、後方から1人追いついてくる。

 25km手前でその1人が前に出て25km地点を通過。1時間27分13秒。この5km17分58秒。坂本君がやや遅れ気味になる。八つ山橋を過ぎて結構苦しくなるが、その1人に何とかついていく。28kmあたりからその1人の前へ出て引っ張り始める。30kmまで我慢したいところだがそろそろ行かないと2時間半を切るのが難しくなると感じたからである。

 30km地点が近づいてきたあたりで前方に牟田口さんを発見。ほとんど同時に30km地点を通過。1時間45分17秒。この5km18分04秒。牟田口さんに一声かけて抜いていく。このあたりからどんどん落ちてくる人を拾うようになる。ここまでくれば何が何でも2時間半を切らなければと思う。脚自体は今までのペースと変わらない感じである。

 左折して35km地点がやってくる。右折しながら35km地点を通過。2時間03分24秒。こ5km18分07秒。35kmを2時間03分で通過して、残りを19分+8分と考えていたが、ちょっと足りない。2時間半に黄色信号である。じわじわ上りながらドームのところを左折して進む。

 残り5km地点を2時間11分24秒で通過。この2.195kmが8分丁度。残り5kmを18分36秒で行かなければならない。まずいと思いながらしっかりと腕を振り、着実に上っていく。落ちてくる人をどんどん拾っていく。

 残り4km地点を2時間14分57秒で通過。この1km3分33秒。ここで貯金10秒。結構、脚が動いてくれる。この上り坂ってこんなもんだっだかなあと思いながら走る。

 残り3km地点を2時間18分32秒で通過。この1km3分35秒。これで貯金18秒。四谷の坂も腕振りをしっかりとし、ぐいぐい上っていく。

 上りきり右折して40km地点を通過。2時間21分27秒。この5km18分03秒。上り坂なのにペースがあがっているではないか。残り8分では行けるからもう2時間半を切れるのは間違いない。

 残り2km地点を2時間22分08秒で通過。この1km3分36秒。左折したところで前方に奥村君を発見。残り1.5kmぐらいで奥村君に追いつき、一声かけて抜いていく。

 残り1km地点を2時間25分36秒で通過。この1km3分28秒。下りに入り、左折して競技場内へと戻る。丁度1周差で大滝君がゴールに向っているところである。大滝君のゴールを見届け、残り1周に入る。もう切れるのは間違いないので無理せず走る。ホームストレートはややスパートをかけて走りゴール。2時間29分04秒。残り1kmが3分28秒。残り2.195kmが07分37秒であった。

 ゴール後、りかねんさんと握手をし、奥村君が2時間29分50秒ぐらいでゴールするのを見届ける。ソンスさんにタイムを聞くと2時間25分30秒ぐらいということで、カド番脱出どころか福岡資格までゲットしていた。凄い。

 4人一緒に駒澤の秀さんに記念写真をとってもらった。りかねんさんは2時間28分17秒で68位、奥村君は2時間29分51秒85位、ソンスさんは2時間25分29秒で46位であった。

 ハートブレイク関係では岡村君が2時間22分14秒の自己ベストで27位。ゴールシーンがテレビに映っていた。藤田君は2時間24分31秒で38位、大滝君が2時間27分41秒で58位、私が2時間29分04秒で74位。坂本君は残念ながら35km地点で関門不通過であった。岡村君はのびざかりで凄いと思う。もっと強く速くなるに違いない。

 知り合いでは関西電力の筒井選手が2時間28分29秒で70位、牟田口さんは2時間37分36秒で123位であった。

 私は後半もさほど落ち込まずにしっかりと走れたこともあって、意外とダメージは少ないと思う。あまり無理するつもりはないが、これでカド番を脱出できたので、またしばらくは記録狙いの冒険レースをすることができる。

 沿道で応援していただいたチームメイトやたくさんのネット仲間には大変感謝しています。この場を借りましてお礼申し上げます。どうもありがとうございました。

 次の日曜は青梅マラソン10kmですが、怪我しない程度に気持ちよく走れればと思っています。