手賀沼エコマラソンハーフ(2000.10.29)報告

 

 日曜日は6時前に起床。5時20分に目覚まし時計をあわせていたはずなのに気付かず寝過ごしてしまった。あわてて準備を始める。朝食は牛乳1杯とパン1個を口に押し込み、6時半前に自転車でJR橋本駅へと向かう。天候は小雨である。今日は一日中こんな感じのようだ。気温も低く肌寒い感じがする。

 自転車を立ち漕ぎ状態でぶっ飛ばしたおかげで何とか予定の橋本発6時44分の八王子行きに間に合った。ただ時間がなく、ホリデーパスを購入できなかったのが痛かった。

 横浜線で橋本→八王子、中央線に乗り換え八王子→西国分寺、武蔵野線に乗り換え西国分寺→新松戸、常磐線に乗り換え新松戸→南柏と乗り継いで、8時半頃に南柏駅に到着する。コンビニでおにぎりとパンとコーヒーを購入し、食べながら受付会場へと向かう。こちらもあいにくの雨で肌寒い。

 受付はナンバーカードは事前に送付されていたことと、イエローチップ保有者は別受付だった関係で参加賞をもらってすぐ終わる。

 少し離れた体育館が解放されているということなので、雨を避けるために体育館に向かう。すでに9時10分ぐらいとなってしまった。スタートは10時である。寒いので長袖にナンバーをつけるか、半袖にする迷ったが、雨が降っているのでランシャツにナンバーをつけ、メッシュの半袖Tシャツを重ね着することにする。下はランパンで走ることにする。

 体育館は結構空いており、幸いにも3階が周回ジョグできるようになっているため、9時半ごろから軽く体育館内でアップする。10分ぐらいで終える。膝は今のところ問題ない感じである。いつものように圧迫固定用の膝サポーターを左膝に付けて走ることにする。

 ウエアに着替え、9時45分に知育館を後にし、スタート地点へと向かう。雨なので帽子をかぶり、寒いので手袋をつける。

 スタートはナンバー分けされているため、既にたくさんの人が並んでいたが、5列目あたりに割り込ませてもらう。少しすると藤田君が横に現れる。少し話をしていると、ゲストの高橋尚子選手と松田千枝選手が紹介されたが、高橋選手はどこにいるか確認できなかった。

 コースは結構変則で、まず4.5km走って一旦折り返し、スタート地点あたりに戻ってきて、今度は反対側へ向かい、コの字に折れ曲がりながら途中13.7kmあたりで山の方へそれてそこそこのアップダウンがあり、15kmあたりで再度折り返し、13.7km地点に戻ってきて周回してゴールするコースである。

 10時丁度、小雨の中、号砲一発でスタート。土の上に砂利を埋め込んだ川沿いのスタートで水たまりもあり結構走りづらい。川沿いを終え、アスファルトの道路に出てきて1km地点通過。3分41秒。もう少し突っ込んでいると思ったが、意外と遅い。すぐに横尾さんに抜かれたので付いていくことにする。

 10人ぐらいの集団ができたのでそのままあわせていく。先頭が折り返してくる。先頭の後にぴったりと藤田君が付き、その後を5人ぐらいの集団が追いかけている展開である。藤田君に一声かけて擦れ違う。しばらくして、4.5km地点を折り返す。5km地点がやってくる。17分15秒。おっと予想以上のペースで入れてしまった。今のところ膝の調子も問題なさそうで身体も動いてくれる感じだ。

 ややペースが落ち着いた感じがする。集団は8人ぐらいである。途中右折したり左折したりしていると最初の川沿いの砂利道に戻ってくる。急にしたがふかふかした感じで走りづらい。右折して砂利道からそれ、荷物を置いた体育館そばを通過。ここで9km。時計は見たがタイムはよく覚えていない。31分ぐらいだったと思う。

 給水地点で集団が少しばらける。前に3人ほど行ったので頑張って追いかけるが自分が思うほど身体は応えてくれずに5mぐらいの差を詰めることができない。知らない間に10km地点は通過してしまたようで11km地点がやってくる。38分を少し切っていたように思う。

 前3人には何とか追い付き5人ぐらいの集団で走る。横尾さんはこの集団にはいなさそうであるがそんなに離れていないだろうし、ふりむくとこちらの状態を感じられてしまうのが嫌で左折したときもひたすら前を見据えて走る。

 問題の13.7km地点が近づいてくる。そこそこの上りとは聞いている。まあでも富士山ほどではないだろうと思いながら右折して上りにはいる。最初の上りは距離にして100mぐらい。勾配もたいしたことはない。ここは難なく集団と一緒に上る。しばらくすると先頭が折り返してくる。藤田君が先頭で2位を50mぐらい引き離している。さすがに強い。一声かけてすれ違う。しばらくして少し上り今度は結構長い下りでその先に上りが見えている。下りは膝にこたえる。下りで集団から離されてしまう。

 上りきって、2度目の折り返しで15km地点通過。52分05秒。この10km34分50秒。折り返して横尾さんの位置を確認する。やはり20mぐらいの差しかない。給水でエネルゲンをとるがまた下りでブレーキをかけながら下ってしまう。その後の上りあたりから結構ヨレヨレになり出し、一気にペースダウンする。最後の下りにはいるあたりで1人に抜かれ、下りきって右折し、しばらくして横尾さんにも抜かれる。

 横尾さんはあきらかに引き離そうと一気にペースを上げている感じだ。ここで離されると追いつけないと思い、ここは我慢してそのペースにあわせて走る。しばらくしてペースが落ち着く。

 残り5km地点がやってくる。55分38秒。この1.0975kmが3分53秒。もう自分にも足が残っていない感じだ。たぶん40歳代と思われる黒タイツの人にはかなり離されてしまった。横尾さんも前へ前へという感じでペースが落ちそうな感じではない。これは最後まで我慢するしかないと思う。

 残り4km地点がやってくる。59分38秒。この1km3分40秒。もう足が動かないが膝は痛みはない。横尾さんには負けたくないので必死になってついていく。

 残り3km地点を通過。1時間03分05秒。この1km3分27秒。ここでしかけると最後まで持たないと思いひたすら後からついて行く。

 残り2km地点を通過。1時間06分35秒。この1km3分30秒。小さな橋の上りがあり、上りを利用して前へ出る。ただし、思ったほど足は動いてくれない。

 20km地点がやってくる。1時間09分45秒。まだキロ3分半ペースはキープしている。この5kmは17分40秒。ここから残り1km表示が出てこない。残り1km表示はないと思ったところで残り1kmの表示。残り1km地点を1時間11分16秒で通過。この97.5mに1分30秒。歩いてもそんなにかからないなあ。この距離表示にまだ1kmもあると思い、気力的に萎えたところで横尾さんに追い抜かれる。

 もうダメかなと思いながらも何とかついていく。前方にフィニッシュラインが見えている。残り200mぐらいからラストスパートし、横尾さんを再度追い抜き、そのまま必死に振り返ることなくゴールを駆け抜ける。タイムは1時間13分23秒。残り1kmは2分07秒なのでやはり、残り1km地点はかなりずれている感じだ。

 横尾さんは私のすぐ後ぐらいにゴールに飛び込んでこられた。ゴール後、横尾さんに「横尾さんのおかげで頑張れました」と挨拶すると「やはり寺根さんには勝てなかったなあ」と残念そうに言われた。私も50歳の横尾さんに負けなくてよかったと思う。

 ゴール後、すぐに体育館に戻り、着替えた後、藤田君と体育館内でダウンをした。藤田君は1時間07分26秒で総合1位ということであった。さすがに強い。

 12時半から表彰があるので12時10分ぐらいでダウンを終え、表彰会場に向かう。外のため地面がぬかるんでいてシューズがどろどろになってしまった。

 結局、私は40歳代で2位だった。40歳代1位とは4秒差だったので、たぶん1位の人は黒タイツの人であったと思う。後日の正式結果では40歳代3位と訂正された。40歳代2位の人とは3秒差であった。

 藤田君はたくさんの賞品をもらっていたが、年代別表彰はメダルのみであった。

 今回は目標タイムは新潟ハーフ以上ということで1時間18分あたりを最低ラインとし、前半から積極的に行くことは考えていたがよくて1時間15分台と思っていただけに自分でも予想以上の結果であった。

 表彰式後に家内から長女が熱を出して病院に連れていったのですぐ帰ってきてほしいと連絡があり、荷物をまとめてすぐに帰宅した。自宅には15時40分ごろに着いた。

 帰宅途中の電車の中で左膝がピリピリ痛み出してちょっとまずい感じではあったが、翌日朝のジョグ自体は痛みもなくなんとか走ることができた。ただ、雨の中を走ったせいか、昼間から咳と喉の痛みが出始め、どうやら風邪をひいてしまったようだ。翌々日は大事をとって完全休養日とした。