北海道マラソンフル(2002.8.25)完走記

 

 北海道マラソン完走記をアップします。全記録は下記URLで見ることができます。

 http://www.hokkaido-marathon.com/

 8/24は朝5時過ぎに起床し、いつもどおり朝練に出かける。天候は曇り。11kmコースをジョグして終える。疲れは取り切れていない感じだが、記録を狙うレースでもないので、特に気にする必要もない。朝食を済ませ、9時前に自転車で相模原駅へと向う。9時11分発の電車でJR、京急と乗り継いで、10時15分頃に羽田空港に到着。途中、京急蒲田で横尾さん、京急羽田で明智君と望月マネージャーと出会う。

 10時半頃からぞろぞろと皆が集合し始め、無事、参加者14名が揃う。早めの昼食を済ませ、12時発のJALで新千歳へと飛びたつ。13時半に新千歳空港に到着。予報通り雨が降っている。JRで札幌へと移動し、地下鉄で中島公園に行き、受付を済ませる。雨は上がっていた。その後、ススキノグリーンホテル2まで歩いて行き、チェックインする。有志は藻岩山ツアーに出かけると言うことであったが、前日にパワーを使いたくないので、ホテルでくつろぐ。

 MLメンバーのあまちゃんと竹内夫妻から夕食の話があったので一緒に夕食に行くことにする。私のわがままですすきの駅近くのお蕎麦やさんになる。レース前なのでアルコールも私はパス。夕食後コンビニで飲み物、食料を仕入れホテルに戻る。夜はテレビでパンパシ水泳を見ながらレースの準備をする。21時過ぎから皆で部屋に集まり、野球を見ながらくつろいだ後、23時頃に就寝する。部屋が何となく暑く感じられ、夜中に2回、目が覚めてしまう。

 8/25は7時頃に起床。天候は曇りで雨は降っていない。7時半過ぎから朝食をとり、10時半頃に皆でタクシーでホテルを出発し、真駒内競技場には11時前に到着。トイレを済ませ、11時過ぎから軽くアップを始める。3kmぐらいゆっくりとジョグをし、ウエアに着替える。荷物を預け、競技場内には11時40分頃に移動。競技場内のトイレに行った後、整列場所付近でぶらぶらする。ハートブレイクメンバー以外では、健気さん、ソンスさん、駒澤の秀さん、ぬまっちさん、ななちゃん、あまちゃん、竹内夫妻、okuchanとは話をしたと思う。まつださんが見あたらない。

 12時前にスタートラインに整列する。まつださんを見つけたが移動できないので挨拶はできなかった。気象情報が放送され、天候曇り、気温21.5℃、風なしとのこと。目の前に一條さんがいたので、一声かける。

 12時10分号砲一発でスタート。イン側をゆったりと出ていく。競技場を出て、周回コースに出たところで後を見ると女子招待の外人選手2人を発見。左膝のサポーターがずれてきたので左端に逸れ、直す。女子先頭集団のペースはさほど速くはなさそうだ。広い道路に出たところで明智君がいたので、「乗っかっちゃったよ〜。」「このまま行くしかないですねぇ。」と話をしながらとりあえず付いていくことにする。下りに入りややペースがあがった感はあるが、それほどのペースでもない。大集団なので集団の後方のセンター寄りを走る。となりには清田君がいる。。

 5km地点がやってくる。17分52秒。自分にとっては速すぎずのペースではいってくれたと感謝する。7.5kmのスポンジあたりからペースがあがりはじめ、集団からやや離されそうになる。豊平川の最初の橋の上りあたりで付いているのが結構つらくなり始めるがここはなんとか我慢する。橋を下り終えたあたりから山口衛里選手がやや下がり気味になり始めたので、無理をせず山口選手に付くことに決める。

 中島公園を左手に見ながら右折し、しばらくして10km地点がやってくる。35分42秒。この5km17分50秒。やはり女子先頭集団のペースが上がっている。山口選手はイーブンペースである。大通りを右折し、給水をとろうとするが失敗すると、後口君が手渡してくれた。前から牟田口さんが落ちてきて我々の集団に吸収される。沿道の応援は山口選手一色と言った感じである。38番の女子選手(沖電気)もいるのになぁと思い、バイクリポートの増田明美さんに「38番って誰ですか?」って聞くと、運転手の男性が「久家さん」と教えてくれた。ペースがやや落ちた感じで久家選手が山口選手より数m前を行くが山口選手は追いかけない。片足をひきづりながら走っているので痛みがあるような感じだ。山口選手は完走できるかちょっと心配である。増田明美さんもバイクから山口選手に随時声をかけている。ペースはかなり落ちた感じで結構余裕で付いていける。

 15km地点がやってくる。54分10秒。この5km18分28秒。ここはやや上りで毎年ペースが落ちるところではあるがそれにしてもかなり落ちた感じだ。山口選手の脚はかなり悪い感じがする。久家選手に追い付き、左折したあたりからもの凄い向い風となる。身体を前傾しないと走れないぐらいで帽子も飛ばされそうになる。テレビカメラ移動車を風除けにして走っている男子選手もいる。山口選手は風に向って走って行く感じだ。さらにペースが落ちた感じで後方から追い付いてくる男子選手も出て来始めた。

 20km地点がやってくる。1時間12分52秒。この5km18分42秒。三度目の豊平川越えは左前方からの強烈な風となる。橋を下り終えて中間点を1時間17分16秒で通過。小島プレスの女子選手が落ちてきたので「ここから、ここから」と声をかけて追い抜いていく。このままの感じで行ければゴールは2時間35分台ぐらいかなと思う。右折して給水を過ぎたあたりから久家選手が山口選手に付いていけなくなり始める。しばらく後方で様子を見ていたが、じわじわ離されはじめたので、横に出て「我慢、我慢」と声をかけると「ハイ」と返事は返ってきたので、追い抜いて山口選手を追いかける。左折するとまたしても強い向い風。ペースはさらに落ちた感じで、しばらくして男子選手に引っ張られて久家選手が追い付いてきた。

 25km地点がやってくる。1時間32分33秒。この5km19分40秒。やはり1分もラップが落ちている。しばらくして給水を取りながら歩いている銅口君を追い抜く。左折して給水を過ぎたあたりから少しペースがあがったか久家選手がまたまた山口選手に付いていけなくなりはじめる。再び横に出て、「もう一度我慢だよ。そんなにペース速くないから」と声をかけて追い抜いて行く。しばらくして前方に保坂さんを発見。かなりペースダウンしている感じだ。右折して追い付いたところで、「頑張りましょう」と声をかけると「頑張って」と声が返ってきた。しばらくしてジョグ状態の砂田選手を発見。追い抜いて振り返りながら、「砂田!砂田!頑張れ!」と声をかけると手をあげて反応はしていた。28kmあたりに上坂君や望月マネージャーがいるという話だったので、道路の左端を走りながら探すがなかなか見あたらない。すると後方からいきなり金髪の女性選手が追い抜いてきた。資生堂の寺内選手だ。山口選手は対応する様子もなく追い抜かれた。30km手前で漸く上坂君達を発見し、望月マネージャーからゼリーを受け取る。

 青木さんからの声援を受け、右折して30km地点を通過。1時間51分56秒。この5km19分23秒。少しはペースがあがったもののそれほどは変わっていない。給水を取ったあたりから山口選手の右前方に出て集団を引っ張り気味に走る。しばらくして、大井君、大滝君を追い抜く。左折して、清田君、明智君を追い抜く。残すは青木君だけだと思うが、たぶん相当離されていることだろう。

 35km地点がやってくる。2時間11分33秒。この5km19分37秒。山口選手のペースはあがりそうもない。まだ右前方で山口選手の位置を確認しながら走る。残り5km地点を2時間20分05秒で通過。この2.195kmは8分32秒。後口君が少し前へ行って左折したところで、山口選手には見切りをつけてペースを上げる。後口君を追い抜き、前を追いかける。しばらくして寺内選手を追い抜く。残り4km地点通過。2時間23分43秒。この1km3分38秒。気持ちよく前に見える選手を追いかけて行く。残り3km地点は気付かず。

 40km手前で1人を追い抜き、40km地点を通過。2時間30分22秒。この5km18分49秒。ペースはあがった。右折して中島公園までは一直線である。残り2km地点通過。2時間31分09秒。この2km7分26秒。給水を過ぎたあたりで2人を追い抜く。前方に2人見えているのであの2人は追い抜こうと頑張る。沿道の応援をうけながら残り1km地点を通過。2時間34分46秒。この1km3分37秒。中島公園に入り残り700m。しばらくして1人を追い抜き、残り300mぐらいでもう1人を追い抜いてゴール。2時間38分18秒。ラスト1kmが3分32秒、ラスト2.195kmが7分56秒、ラスト5kmが18分13秒であった。

 ゴールするとすぐ前にソンスさんがいた。少し行くとokuchanが背の高いFRUNウエアの人(たくろーさん:寺内選手に抜かれる前に抜かれた気がする)と話をしていた。完走メダルをかけてもらい、給水をとり、氷をもらい、着替えを受け取り、記録証をもらい、完走Tシャツをもらったところで青木君を発見。「どうだった?」「31分台でした」さすがである。たくろーさんが声をかけてくれて少し話をしてからシャワーを浴びる。シャワーを浴び終わると礒田君がいた。芝生の広場に戻ると結構戻ってきていた。応援隊も戻ってきて、完走が心配された横尾さん、中川さんも無事ゴールし、全員完走できた。待っていても風が強く気温も下がってきたようでTシャツだけでは寒く、ヤッケを着た。雨もぱらついてきたのでタクシーでホテルまで帰った。

 17時15分からフェアウエルパーティに参加して軽く飲食する。会場では無事まつださんとも会うことができ少し話をすることができた。ソンスさんの奥様にもお会いできた。見るからに実業団ランナーという感じがした。19時からは会場を移し、ハートブレイクで宴会。宴会には個人参加の山口さん、ゲストで向井君の弟も参加し、全員完走できたこともあって和やかな雰囲気で宴会できたことは良かったと思う。

 翌日の北海道新聞で順位を確認すると42位であった。32面にはちょうど行きの10km地点手前の中島公園前交差点を通過する山口選手の写真が掲載されており、集団の中で自分の姿もはっきり写っていた。8/25は朝から市内観光と食事をし、午後からは皆は小樽観光に行ったが自分は疲れていたので札幌駅周辺で時間をつぶし、夕方には新千歳空港へと移動をし、皆を待った。帰りの便は20:55発のANAと結構遅い時間となり、何とか羽田空港22:40発の新横浜駅行きバス最終に間に合い、24時過ぎには家に着くことができた。

 今回のレースは暑さはそれほど感じなかったが、風が強く走りづらかったように思う。レース自体は今の自分の状態では女子先頭集団に付いていけるほどは回復していないことも確認でき、山口選手の状態が悪かったこともあって想定していたタイムよりは遅い展開となってしまったが、残り5kmからはペースアップもでき、気持ちよくゴールできたこともあっていろいろな意味で非常に楽しめたレースであった。ハートブレイク20周年記念行事の一環として総勢15名で参加したこともあってツアー自体も大変楽しい時を過ごすことができた。これもひとえに清田幹事のおかげであった。清田幹事、お疲れ様。そしてありがとう!!。

ハートブレイク関係者の記録です。

氏名

所属

記録

順位

青木 崇

ハートブレイク

2時間31分39秒

28位

奥村英世

大田区陸協

2時間36分45秒

37位

寺根秀幸

ハートブレイク

2時間38分18秒

42位

礒田康弘

ハートブレイク

2時間43分11秒

61位

清田宏明

ハートブレイク

2時間43分12秒

62位

佐藤輝幹

協同印刷工業

2時間43分36秒

65位

大滝 学

慶應義塾志木RC

2時間44分00秒

66位

田邊久義

ハートブレイク

2時間44分50秒

72位(自己新)

向井靖明

千葉大学クラブ

2時間45分17秒

73位

銅口 実

ハートブレイク

2時間46分11秒

78位

大井寛己

不忍池AC

2時間47分37秒

85位

明智孝之

住友電工

2時間49分12秒

97位

金子弘忠

横浜市役所

2時間52分48秒

119位

村田 博

不忍池AC

2時間58分05秒

176位

福島史裕

六会AC

2時間58分07秒

177位

山口浩満

ハートブレイク

3時間05分51秒

275位

横尾和夫

ハートブレイク

3時間13分30秒

409位

中川俊輝

ハートブレイク

3時間44分57秒

1416位